ライコイの性格や特徴とは?飼育のコツや歴史、注意すべき病気を解説のサムネイル画像

みなさんは『ライコイ』という猫ちゃんをご存知でしょうか。ライコイは比較的新しい猫種で、独特なルックスが魅力的な猫ちゃんです。珍しい猫なので見るのはレアかもしれません。今回MOFFMEでは、ライコイの性格や特徴、サイズ・大きさ、飼育時のポイントを紹介します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ライコイってどんな猫なの?ライコイについて詳しく紹介します

『かわいい存在』に癒されたい!そんな思いから、猫を飼いたいと思っている方、いらっしゃるのではないでしょうか?そんな方にご紹介したい猫種がいます。

『ライコイ』と言う猫種なのですが、ご存知でしょうか?2012年に認定されたばかりの比較的新しいアメリカ原産の猫種です。


と言うことで今回「MOFFME」では、

  1. ライコイの特徴
  2. ライコイの性格
  3. ライコイを飼育する際のポイント
これらを詳しく紹介したいと思います。

既に飼っていらっしゃる方にも参考になる内容ですので、ぜひ、続きをご覧ください。

ライコイの特徴を紹介


それでは、ライコイとはどんな猫なのでしょうか?ライコイの特徴を具体的に紹介したいと思います。

パッティ・トーマスさんの飼育する黒猫とブリトニー・ガブルさんの飼育するとの交配で生まれました。この2人、面識は無かったそうですが、共通の友人であるシェリル・カーさんの紹介で知り合ったそうです。

歴史はまだまだ新しく、2012年にTICA(The International Cat Association)によってマイナー猫と認定されました。2017年、チャンピオンシップステータスを獲得し、キャットショーへの出場が認められました。

次の見出しでは、

  1. ライコイの被毛
  2. ライコイの被毛量
  3. ライコイという名前の意味
上記3項目について説明します。

また、MOFFMEではライコイのペット保険についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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ライコイの被毛

ライコイの最大の特徴は何と言ってもその被毛です。


1本の毛に複数の色が混じっている毛色を『ticked(テックド)』と言います。これに対して、ライコイの毛色は『roan(ローン)』と呼ばれています。


この毛色は猫では珍しく、白と黒の独立した被毛が密接に入り混じった毛色です。この白と黒のバランスによって、独特なグレーの配色が再現されていると言えます。


人間で言うと黒髪と白髪が混じった髪色に似ていると言えます。

ライコイの被毛量

比較的被毛の薄いライコイですが、意外にも生まれて間もない時は、他の猫種と同様に毛がふさふさです。


そして、猫齢3週間程度で毛が抜け始めます。10週になると、大人のライコイと同じ被毛量まで減ります。


被毛が抜ける量は、個体差があり、顔以外の毛がほとんど抜けてしまう子もいれば、ほとんど抜けずにふさふさの子も存在します。


両親とも生まれつき『被毛が薄い』と言う共通点がありました。ライコイは両親の特徴を受け継いだと言えます。

ライコイという名前の意味

ライコイは『Lykoi』と表記します。ギリシャ語で『狼』と言う意味です。

被毛の薄い見た目がワイルドで非常に特徴的ですから、その独特の見た目から『ライコイ』と名付けられました。『オオカミ猫』と言う異名を持ちます。

同じ『Lykoi』のスペリングでも、他に「リコイ」や「リュコイ」と言った呼び名が存在しています。ただ、ブリーダー本人が「ライコイ」と呼んでいる事から、ライコイが正しい発音として認識されています。

ライコイの性格を紹介


ここまではライコイの特徴を紹介しました。特に被毛や被毛の量が印象的だった事がお分かり頂けたと思います。次はライコイの性格を紹介したいと思います。


ライコイの歴史は約10年とそれほど長くありません。希少な存在の為、現状では日本でライコイを入手する事は困難と言えます。しかし、国内にもブリーダーは存在する為、不可能ではありません。


珍しい見た目から注目は高まっており、今後、ブリーダーが増える可能性はあります。そんなライコイの性格

  1. 人懐っこい
  2. 警戒心が強い
  3. 匂いに敏感
について説明したいと思います。

人懐っこい

オオカミ猫と言う異名から、ワイルドで怖そうなイメージがあります。しかし、その見た目とは真逆で実はとても穏やかな性格の持ち主です。


そんなライコイの性格を一言で言うと「人懐っこい」です。


人に限らず、他の動物にもすぐに慣れる性格で、非常に社交的と言えます。先輩犬や先輩猫、様々な先住ペットとも早く打ち解けあう事が期待できます。


また、後から加わるペットとも仲良くできる為、多頭飼いにも適している他に、飼い主に対しても非常に忠実です。

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警戒心が強い

上記では、人懐っこい一面を紹介しましたが、最初から仲良くできる訳ではありません。

初めての人や動物には「不安」を抱くことから、警戒心が猫一倍強い為、迎え方には工夫が必要です。


家族になりたての頃は、少々ギクシャクするかもしれません。ですが、飼い主さんが愛情を持ってコミュニケーションを取り続ける事で、段々と警戒心が薄れていきます。


多頭飼いも同様に、最初はどちらか一方をケージなどに入れて、いきなり接触しない様にしましょう。お互いを認識し合ううちに、警戒心が薄れて自然と仲良くなれるでしょう。

匂いに敏感

ライコイの嗅覚は非常に優れており、匂いに敏感と言う側面を持っています。


部屋の消臭を行う場合は「部屋に芳香を付与する芳香剤」よりも「臭気を化学的・生物的な作用による除去や緩和を行う消臭剤」の方が向いています。


また、お寿司など、特徴的な匂いを放つ食べ物にも敏感です。目に見えない所に保管する、早目に食するなど工夫が必要です。


ライコイに限った話ではありませんが、こまめに掃除をすることも、愛猫との充実した時間を過ごす上で大切な事です。

ライコイを飼育する際のポイントを紹介


ライコイの特徴や性格について詳しく紹介しました。最後にライコイを飼育する際のポイントを4点、紹介したいと思います。

前途で被毛が薄いことについて記載しましたが、飼育のポイントはその被毛の薄さにあると言えます。また、性格が人懐っこい事から、飼育自体はそれほど難しい事ではありません。ごく普通の猫として可愛がってあげてください。


飼育のポイントは下記をご覧ください。

  1. ケアのし過ぎは注意
  2. ブラッシングの力は注意
  3. 拭くだけでもOK
  4. 定期的な健康診断を!
これらの項目に従って説明します。

以下の見出しで説明する内容は、ライコイに限ったお話ではありません。猫全般に言える内容ですので、愛猫の飼い主さんはぜひ、続きをご覧ください。

ケアのし過ぎは注意

ライコイの被毛が薄い事は重ねて説明いたしました。その為、ケアのし過ぎは禁物です。ブラッシングはこまめに行う必要はなく、1日1回で十分です。


ブラッシングを複数回行うと、皮膚を傷付ける恐れがあります。


被毛の状態を確認してください。見極めるのは非常に困難ですが、明らかに異常な抜け毛や、皮膚に異常がある場合は、速やかにケアを中止し、獣医師さんの診断を受ける様にしましょう。


また、通院に即しては、ペット保険の適用を受ける事ができる場合もあります。

「MOFFME」では、無料でペット保険の相談を行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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ブラッシングの力は注意

前途でも記載した通り、被毛が薄い為、ブラッシングの際は力の入れすぎ注意しましょう。抜ける必要の無い毛まで抜いてしまいかねません。


また、被毛が薄い=皮膚の露出が多いとも言えます。ブラッシングのし過ぎの際に説明したのと同じ様に皮膚を傷付ける恐れがあります。この時に皮膚の異常が確認できた場合も、ブラッシングを中止して、獣医師さんの診断を受ける様にしましょう。


また、どうしてもブラッシングのケアを行いたい飼い主さんは、次に見出しで、「ブラシを使用しないケア」について説明しております。ぜひ、読み進めてください。

拭くだけでもOK

どうしても皮膚表面の汚れや、人の肉眼では確認できない異物のお手入れを行いたい場合は、ブラシではなく、濡れたタオルを使用することもできます。


汚れや異物を除去した上で、皮膚のケアもでき、皮膚を傷付けない為、一石三鳥と言えます。ただし、こちらも「ゴシゴシ」と力を入れての拭き取りはNGです。


人の赤ちゃん同様に、やさしく丁寧に行ってください。愛猫が嫌がる場合は無理に行わない様にしましょう。「ダメだったらまた今後。」くらいの余裕を持つ事が大切です。

定期的な健康診断を!

定期的健康診断も大切です。こちらもライコイに限ったお話ではありません。人も年に1度、健康診断を行いますが、ペットも同様です。

家族同様で大切な存在である、ペット達の健康維持も、飼い主さんの責任です。動物病院によっては、定期的に健康診断のキャンペーンを行っている場合があり、いくつかの検査をまとめて行ってくれる事もあります。

費用がお得なだけでなく、短い時間で様々な検査を行う事ができる為、ペットの負担を減らすことも可能です。こちらもペット保険の適用を受けられる場合があります。
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まとめ:ライコイはどんな猫?近年認定された新種の猫!

今回の「MOFFME」では『ライコイ』について紹介しました。2012年と比較的、最近認定された猫種です。

ここで紹介したライコイの特徴をまとめてみました。

  • 被毛が薄く、独特の見た目から『オオカミ猫』の異名を持つ
  • 日本では、まだまだブリーダーが少ないのですが、入手は可能
  • 被毛が薄い分、ケアは独特になる
  • 人懐っこい性格で多頭飼いにも適している
いかがでしたでしょうか?興味のある方、飼いたくなった方は、ぜひ、ご検討ください。


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