猫の嫌いな音についてどのような考えを持っていますか。猫には特有の嫌いな音というものが存在しています。それは猫の耳に不快な音を感じさせるのです。今回は猫の嫌いな音というものがどんな音なのか、また猫の嫌いな音を使ってしつけや猫除けを行うことについて考えていきます。
猫の嫌いな音10種類!iphoneから流れる使い方も
猫が嫌がる音は一体どんな音だと思いますか?猫はよく大きい音にはびっくりして逃げ出すといったイメージを持っていますが、大きい音だけが苦手なわけではありません。
そこから猫が嫌がる音を用いてしつけをしたり、猫の侵入を防ぐことができるようになります。猫の嫌いな音を把握することで有効的に使うこともできますが、同時に危険性も理解しておく必要があります。
それでは猫の嫌いな音の種類と音の使い方、しつけのする時の注意点を解説していきます。是非ご参考にしてみて下さい。
今回のMOFFMEでは以下を紹介していきます。
- 猫の嫌いな音について
- 猫が嫌がる音10選
- 猫の嫌がる音を使ってできること
- 猫の嫌いな音を使ったしつけの注意点
是非最後までご覧ください!
猫ってどんな音が嫌いなの?
猫は聴覚が五感の中で特に優れており、聞き取れる範囲は人間の耳よりかなり広範囲とです。そのため
人間には聞き取れない音も猫には十分過ぎるほど聞き取れてしまいます。
その聴覚を使って獲物を捕らえたりするため、なくてはならない感覚ですが敏感すぎることで嫌な音までも聞き取ってしまいます。ここでは猫の耳についてご紹介します。
猫の嫌いな音について
- 猫の聴力は人間の10倍
- 動物の声色と関係する苦手な音
- 猫の耳の仕組みについて
猫の聴力は人間の10倍!
猫の五感なら中でもっとも優れていると言わせている感覚が聴覚です。
猫の聴力は人間の10倍ほどあると言われています。
これは暗闇で獲物の位置がわからなくてもおとで判断できるようにと発達した結果です。聴力が発達することによって小動物が発する小さな音でも反応できるようになりました。
猫の聴覚は高音域はよく聞き取れるのですが、低音域は苦手なようで逃げ出してしまいます。また猫は人間より聴覚が優れているため、人間が日常生活でうるさいと思うようなことは猫にとってはとてつもなくうるさく感じることでしょう。
もし普段の生活で大きな笑い声や日常に溢れている音楽でも不快に思われています。笑い声や音楽も極端に大きいのは気を付けてあげるといいでしょう。
動物の声色と関係する苦手な音
猫は低音域は苦手だとご紹介しました。動物が低音のものを出す時は不安、警戒または怒りを表している時です。その逆に高音の音を出している時は喜びなどを表している感情の時です。
このように相手が低音を響かせている状態は威嚇や怒りを向けられていることになります。このことから猫は本能で低音のものを怖がり、嫌がる傾向が強いです。よって掃除機など大きくて低い音を出しながら動き回るものに対して嫌がるようです。
また低い声で話す男性も苦手なことと関係してきます。反対に高音の声の女性は猫にとって心地が良いのかもしれません。また高音という意味では猫はクラシック音楽を好むと言われていますので、是非猫と一緒にクラシック音楽を楽しんでみて下さい。
猫の耳の仕組み
猫の耳の構造は基本的には人間と同じ構造をしています。ですが人間の耳より猫の耳は発達しているところがあります。「耳介」は集音器の役割を果たします。耳介はたくさんの筋肉が集まっているため、左右違う方向に耳を動かすことが可能です。
耳介から拾った音は鼓膜を振動させ中耳内の中小骨に振動を伝え、内耳へ行きます。その後に内耳の蝸牛の中の音を感じ取る細胞へ伝わり、聴覚情報を超神経を通じてそれを脳へと伝えます。
次に猫の耳は猫の感情が耳に現れますのでご紹介します。
猫の感情を表す耳の動き方3選
警戒しており、臨戦態勢
不安や恐怖を感じている
情報収集している
猫の嫌な音10選!
猫は臆病な面を持って大きな音にはびっくりしやすいと思われてきました。ですが大きい音だからということ以外にも苦手な理由がありました。中には
猫にとって危険な音もありますので飼い主さんは把握しておくと良いでしょう。
それでは猫が嫌がる音をご紹介していきますので、是非ご参考にしてみて下さい。
猫が嫌がる音10選
- ①掃除機
- ②ドライヤー
- ③金属音
- ④玄関の呼び鈴
- ⑤雷
- ⑥破裂音
- ⑦くしゃみ
- ⑧低い音や声
- ⑨手を叩く
- ⑩甲高い音や声
- テレビの音も苦手?
掃除機
猫の嫌いな音の中に掃除機の音があげられます。猫の毛は年中生えては抜けを繰り返しています。だからこそ掃除機などで掃除することが綺麗に保つためには必要なのですが猫は掃除機の音を嫌がる傾向があります。
掃除機はかなり大きな音がします。ドライヤーと一緒で人間には聞こえることのない高音域の音まで聞こえるから嫌がると言われています。
ですが掃除機の音は猫にとって感じ方はそれぞれで「ちょっとうるさいな」から「怖い」まで幅広いです。なかには興味があって寄ってくる猫もいます。飼い主さんは愛猫がどのタイプなのかを確認してもらうと良いでしょう。
もしもすごく嫌がり逃げ回るようでしたら、床部分とかで使えそうであれば、市販されている布タイプの拭き取るものを使用するのもいいかもしれません。
ドライヤー
猫の嫌いな音の中にドライヤーの音があがります。これは単純に大きな音がする上に掃除機と同じで人間には聞き取れない高音域がでています。人間でもドライヤーの音はうるさく感じ、またドライヤーをしているだけで他の音が聞こえなくなるほど大きな音です。
猫は人間よりも聴覚に優れているためドライヤーの音はかなり大きく聞こえているはずです。飼い主さんの中ではもし猫ちゃんが悪戯をした時のお仕置きとしてドライヤーを使う人がいるかもしれません。
ですがお仕置きでドライヤーを使う方法はやめて下さい。理由としてシャンプーなど身体を綺麗にしたあとには必ず乾かすためにドライヤーを使います。ただでさえ大きい音で嫌なのに余計怖がらせてしまいます。
金属音
猫の嫌いな音に金属音があげられます。金属音とはスプーンなど食器が「カンカン」当たる音や、食器と食器が擦れた時に出る「キーン」という音、または鍵束を「チャリチャリ」する音も嫌がります。
人間であってもこれらの音は聞くのも不快に思いますがさらに聴力に優れている猫であれば尚更でしょう。
そこで猫が悪戯した時のお仕置きアプリみたいなもので猫が嫌がる音を発するものがあります。その中にも金属音が出るものがありますが、これには十分気を付けて下さい。特に注意したいのが金属音でも甲高い音です。
金属音は特に高音域の音が出やすいため猫にとってはストレスの原因になります。食事をする時には不用意に音が出ないように配慮してあげるといいでしょう。
玄関の呼び鈴
猫の嫌いな音で玄関の呼び鈴の音があげられます。玄関の呼び鈴が鳴っただけで怖がって逃げ出してしまう猫も少なくありません。中にはたまたま開いていた窓から外に飛び出してしまう猫もいます。
理由としては突然大きな音がしたからびっくりしてというのが一般的ですが、呼び鈴のあとに知らない人が自分の縄張りに侵入してくることがわかっているからとも言われています。
逃げて隠れる程度でしたらまだそれほど問題ではありませんが、このような状態が頻繁に続くとストレス性の症状がでてくるようになってしまいます。
対策としては安心して逃げ隠れる場所を作ってあげることやそもそも音を鳴らさないようにしてもらうと良いでしょう。または呼び鈴を鳴らしたあとに良いことが起こることを日頃からそのようにしつけるのも良いでしょう。
雷
猫の嫌いの音で雷の音があります。雷は爆発的に大きな音が長期間鳴ります。猫は低音で響く音が嫌がると言われています。また雷は猫にとって予測できないことで
雷の音にはびっくりしてしまう猫が多いようです。
飼い主さんは雷の予報が出た時は早めに戸締りの確認をしましょう。猫がびっくりして外に逃げ出してしまうかもしれないので対策しましょう。
雷が鳴っている時にもし猫がオロオロして動き回っている時は無理に干渉すると余計刺激を与えてしまいかねないので、猫ちゃんから近づいてきた時だけにしましょう。
また猫が落ち着いていられる場所を常に用意してあげとくと良いでしょう。他にもyoutubeなどで雷の音を聞かせて慣れさせておくのも有効でしょう。
破裂音
猫の嫌いな音で破裂音があげられます。猫は基本的に臆病な動物で、びっくりしやすいと言えるでしょう。猫は
風船が割れる音やクラッカーを鳴らした時の音に過剰に反応してしまいます。
テレビの中で風船が割れる音を聞いただけでもびっくりして飛び跳ねるほどです。その猫が飛び跳ねるほどびっくりする姿はこちらから見るとただただ可愛いものですが猫にとっては大きなストレスに繋がってしまうでしょう。
破裂音も金属が擦れる甲高い音と同様に痙攣や不整脈を発症してしまう恐れがありますので十分に注意して下さい。テレビの音も不意に猫が嫌がる音がすることもありますので音量は大きくしすぎないように注意するようにしましょう。
またパーティーなどの時に使うクラッカーも配慮してあげると良いでしょう。
くしゃみ
猫の嫌いな音でくしゃみの音もあげられます。くしゃみは人によって大きな音、小さな音と様々ですが、猫にとってびっくりするには十分な大きさの音になります。
ですが猫がくしゃみの音を嫌がる原因は音の大きさだけではないようです。実はくしゃみをした時に人間には聞き取れないような周波数が出ているようです。
その周波数が猫が威嚇している時に出る「シャーッ」という時に出る周波数と似ているからと言われています。
猫の威嚇の時の「シャーッ」はなにも声で威嚇しているわけではなく周波数で威嚇しており、あとから空気の漏れで「シャーッ」と言っているだけのようです。
猫にとって不意にくしゃみををすることは突然威嚇されたと同じことなので、びっくりするのは当然かもしれません。
低い音や声
猫の嫌いな音で低い音や声があります。猫は大きな音を嫌がると紹介してきましたが、猫は低い音や声も嫌がります。この理由として低い声は威嚇している時の音と思うからです。なので猫は女性より男性のほうが苦手だと言われています。
低い声の男性は猫ちゃんに話し掛ける時は気持ち高めで話してあげると猫は安心するかもしれません。猫が低い声で呼び掛けてくる時は何か不満を持っていて飼い主さんに訴えてきていることが多いです。
しかしお客さんとして訪問した時に訪問先の猫に「ウーッ」と唸っられた時は無理に触ろうとしないようにしましょう。
これは縄張りに入って来られたと威嚇していることです。触ろうとすると攻撃されたと勘違いして攻撃的にさせてしまったりストレスの原因に繋がってしまいます。
手を叩く
猫の嫌いな音で手を叩く音も嫌がる音とされています。この手を叩く音は破裂音に似ていると感じませんか?聴覚が優れている猫もそう思うでしょう。
テレビを見ていたり、人と会話をしている時に無意識に手を叩いてしまう場合があると思います。無意識のためやめたほうが良いというのも無理かもしれませんが、猫ちゃんの名前を呼び掛けながら手を叩く行為はやめたほうが良いと言えるでしょう。
猫ちゃんに気付いて欲しくて手を叩きがちですが、猫にはびっくりさせて無駄にストレスを与えてしまうだけです。
人間にとっては「こんなことで?」と思うような音かもしれませんが、臆病な猫にとってはびっくりしてしまうほどの大きな音であると思っていてあげると良いでしょう。
甲高い音や声
猫の嫌いな音で甲高い音や声があります。猫は男性の低い声のような音を嫌がりますが、甲高い音や声も嫌がります。嫌がるというより甲高い声や音を聞き取ってしまうと、聴力に優れているがゆえに頭に響くように感じてしまうようです。
ですのでもし猫が悪戯をして叱る場合は声を荒げながら甲高い声で怒鳴ってもただ単にストレスになるだけです。必ず落ち着いた声を意識して下さい。金属音のところでもご紹介しましたが、甲高い音は猫にとって危険な音だということを認識して下さい。
複数を対象にした調査によるとこれらの音が原因で、痙攣や不整脈を起こしてしまった猫もいるようです。携帯電話の着信音は甲高いものが多いので着信音には気を付けるようにしましょう。
猫はテレビが嫌い?
猫は音に敏感なためテレビが嫌いだと思うかもしれませんが、そうゆうわけでもなくテレビ好きな子が多いです。
これは単に猫はテレビに興味津々だからです。車や新幹線、天気予報を見ている時などに邪魔された方がいるのではないでしょうか?猫は動くものを追ってしまうため車や新幹線、猫じゃらしのような指し棒が動くとついつい反応してしまうのでしょう。
また人間の目ではスムーズに動いていても動体視力が良い猫にとってはカクカク動いているように見えます。これらのことも猫にとって不思議で見入ってしまう要因です。他にも猫はテレビの後ろにいたり、もしかると上に乗っていたりしていませんか?
これは猫は温かいところが大好きなことが理由です。ストーブにあたるようにポカポカを求めてテレビに寄っていってしまいます。
猫の嫌いな音を使って○○○
猫には音を使ったしつけをする方法があります。
音によるしつけの方法はお手軽ではありますが猫にとっては確実にストレスが溜まります。
必要以上にしつこく音によるしつけをやろうとすると猫の身体に不調が出てしまう可能性がありますので十分気を付けたいところです。
それではここでは猫の嫌いな音を使ってできることについて2つご紹介していきます。是非ご参考にしてみて下さい。
猫の嫌いな音を使ってできること2選
猫の嫌いな音を使ってしつけ
猫の嫌いな音を使って悪戯をした時に聞かせるといったしつけ方法をよく耳にします。確かに悪戯をした時に口で「ダメだよ」と言っても完璧には伝わりません。
したがってその方法もしつけと言った意味では効果的かもしれませんが、猫の健康のことを気にするとあまりおすすめできません。やめさせたい気持ちは分かりますが必要以上にストレスを与えてしまいますのでやりすぎはNGです。
特に気を付けたいのが甲高い音が鳴るものは猫の健康状態に直結してしまう可能性がありますので十分注意して下さい。
またお仕置きにはお手軽なドライヤーもシャンプーなどした後に乾かすために使いますので、その時に逃げ回るようになってしまいます。ドライヤーも先のことを考えればおすすめできません。
猫の嫌いな音を使って猫除け
猫の侵入を防ぎたいということ
で猫の嫌いな音を使って猫除けをする方もいると思います。猫は一旦住み着いてしまうと、そこは居心地良いということなんで離れなくなります。
猫のことが大好きな方ならまだ気にしないかもしれませんが、そうではない方もたくさんいます。糞尿をして悪臭の原因にもなります。そんな方は猫除けグッズがあるので試してみても良いでしょう。超音波などの高周波で猫除けができます。
猫の賢い生き物なんで嫌いな音が出るとわかっていたら近付かなくなるでしょう。超音波となるのでセンサーに当たった範囲のみに影響があるものが良いでしょう。
音を使ったものではないですが、猫除け用のスプリンクラーというのもあるようです。センサーに反応して水を噴射して猫の侵入を防ぐものです。
猫の嫌いな音を使ったしつけの注意点
猫は音に敏感であり、嫌な音はたくさんあります。音を使ってしつけをするのは飼い主さんが猫に対して嫌いな音を発するということです。
よってもし猫にそのことを気付かれてしまうと信頼関係に影響がでてしまう場合があります。ここでは猫に対して音によるしつけをする時に注意点を2つご紹介します。是非ご参考にしてみて下さい。
猫の嫌いな音を使った時のしつけの注意点について2選
- 飼い主さんが音を出しているのを悟られないようにする
- しつけは現行犯限定で罰しよう
飼い主さんが音を出していることを悟られないように
猫の嫌な音や怖がる音を出したり、悪戯すると音楽が流れたりするしつけ方法があります。この時に注意しないといけないことが絶対に
音が出る物のスイッチの入り切りが飼い主さんだということを気付かれてはいけません。
猫の怖がる音を出しているのが飼い主さんだと猫が気付いてしまうと猫は飼い主さんから嫌がらせを受けたと判断してしまいます。そこから飼い主さんと猫の信頼関係が崩れてしまうでしょう。
もし悪戯に対して音を出してしつけをする時は、音を出しているのが飼い主さんだと気付かれないように見ていないところでやるようにして下さい。
できればどこから音が出ているかを悟られないようにする方がいいでしょう。もし気付かれるとその「音を出す物」に対して攻撃をしかねません。
しつけは現行犯だけを罰しよう
しつけをするタイミングですが必ず悪戯をしている現行犯の時だけにして下さい。あとから行為に対して叱ってしつけようとしても何にも意味がありません。
猫の中に残るのは「なぜか飼い主に怒られた」という感情と不満だけです。悪さをしている瞬間に「NO」や「ダメ」といった短い言葉で言うのがポイントです。
長い言葉でガミガミ言ってもこれもまた伝わりません。その他に悪さをしたことにあとから気付いたとしても、その場所に連れて行って叱っても意味がないのでやめましょう。
また猫の場合は犬と違って褒められるのが大好きというわけでもありません。したがって犬のように褒められたい欲求がないため、褒めるしつけ方法は意味がありません。
まとめ:猫の嫌いな音10種類!iphoneから流れる使い方も
いかがだったでしょうか?これまでの内容をまとめますと
猫の嫌いな音の種類と音の使い方、しつけのする時の注意点
- 猫の聴力は人間の10倍のため、必要以上に聞こえてしまう
- 猫が嫌がる音10選。低音は苦手だが、危険な音は甲高い音
- 猫が嫌がる音を使って、しつけや猫除けができます
- 猫が嫌がる音の注意点2選
猫が嫌がる音を把握し、猫が嫌がる音を使えばしつけはできるようになります。ですがしつけと言っても犬のようなのを求めてはいけません。
猫に対するしつけは入ってはいけないところに入らせない、触ってはいけないものを触らせないといった特定の行動に絞りましょう。
またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!