夏に弱い犬種とおすすめの暑さ対策を紹介!のサムネイル画像

犬の中には、夏に弱い犬種が存在します。日本の高温多湿な夏を愛犬と健康に過ごすために、夏に弱い犬種と飼い方の注意点を解説!犬にとっての適正温度や熱中症を予防する方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。愛犬と健康に夏を乗り切りましょう!

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

目次を閉じる

夏に弱い犬種とおすすめの暑さ対策を紹介!


日本の夏は高温多湿です。人間にとっても辛い時期ですが、全身を毛で覆われている犬にとって、夏は過酷な季節。


また、犬は全身から発汗して体温を下げることができないため、熱中症には注意しなければいけません。


基本的にはどの犬種であっても、夏の暑さ対策は必要不可欠です。


今回MOFFMEでは、

  • 暑さに弱い犬種
  • 飼い方の注意点
についてお伝えします。愛犬を熱中症にさせないためにもぜひ参考にしてください。

夏に弱い犬種と特徴!

犬は犬種によって原産国や毛の特徴などが異なります。


暑さや寒さに強いとされる犬種もいれば、暑さに弱い犬種、寒さに弱い犬種もいるため注意が必要です。 


ミックス犬であったとしても、犬の毛の特徴や親の犬種が分かっていれば、夏に弱い犬種かどうか判断できるでしょう。


基本的に室内飼いをしている人が多いと思いますが、室内でも環境次第で熱中症になってしまう可能性はあるので気をつけましょう。 


特に、夏に注意が必要な犬の特徴は、

  • ①長毛種・ダブルコートの犬種
  • ②鼻が短い犬種
  • ③足が短い犬種
  • ④寒い地方が原産の犬種
  • ⑤幼犬や老犬など
です。愛犬がこれらの特徴に当てはまる場合、暑さ対策には十分気をつけましょう。

①長毛種・ダブルコートの犬種

毛が二重になっていることを、ダブルコートといいます。


ダブルコートの犬は、寒さには強いですが暑さにかなり弱くなっています。 


また、毛の長い犬や厚い毛で覆われている犬種は、熱が篭りやすく熱中症になりやすいので注意が必要です。 犬種で言うと、

  1. ゴールデンレトリバー
  2. アメリカンコッカースパニエル
  3. 柴犬
  4. ポメラニアン
  5. シェットランドシープドッグ
 などが長毛・ダブルコートの特徴を持った犬種です。

②鼻が短い犬種

鼻が短い犬は、短頭種とも呼ばれ、呼吸で体温を調節するのが苦手だという特徴があります。


鼻が短い分、口が小さく、普段から呼吸時に鼻息のような音を出す子も多いでしょう。


呼吸が苦手な犬種が多く、体内に熱が篭りやすいため熱中症になりやすいとされています。 犬種で言うと

  • ダックスフンド
  • コーギー
  • バセットハウンド
などが鼻の短い犬種になります。

③足が短い犬種

足の短い犬種は、単純に地面からの照り返しをまともに受けてしまうため注意が必要です。


夏はコンクリートなど、地面がかなり暑くなりやすく、普通の犬でも足をやけどしてしまう可能性も。 


足の短い犬種は、胴体も地面に近くなるため、照り返しによって体温が上昇しやすくなります。 犬種で言うと、

  • ダックスフンド
  • コーギー
  • バセットハウンド
などです。これらの犬種の場合、夏の散歩は日が落ちてしばらく経ってからがおすすめです。  

④寒い地方が原産の犬種

寒い地方で生まれた犬種は、寒さに耐えるために進化しており、暑さには極端に弱いのが特徴です。 


特に日本の高温多湿な夏は、かなり厳しいでしょう。


犬種で言うと、

  • セントバーナード
  • シベリアンハスキー
  • ボルゾイ
  • グレートピレニーズ
  • サモエド
などが当てはまります。寒い地方の犬はもふもふした体毛を持つ犬が多いのが特徴です。 

⑤幼犬や老犬など

どんな犬種でも暑さ対策は欠かせませんが、子犬やシニア犬の場合は犬種によらず、温度調節が必須です。


子犬やシニア犬は体温調節が苦手なので、室温のコントロールが必要。


また、肥満犬や持病がある犬なども、暑さ・寒さには注意してあげましょう。  

夏の飼い方の注意点!

犬は犬種によって寒さ、暑さに弱い、強い犬がいます。 


しかし、いくら暑さに強い犬種だからといって、対策をしなければ日本の夏を健康に過ごすのは難しいでしょう。


ペットが熱中症になると、最悪の場合、後遺症が残ったり、別の病気を併発したりする可能性もあります。


そうならないためにもしっかりと暑さ対策をしましょう!

  1. 犬の適性温度は24〜26度
  2. 散歩の時間に注意
  3. 水は多めに用意
  4. 犬用クールグッズを使用する
愛犬を守るために注意すべきことを解説します。

犬の適正温度は24〜26度

犬が快適に過ごせるよう、室温に気を配りましょう。


特に夏場はエアコンを使用して室温を下げるのが重要です。


犬の適正温度24〜26度と言われています。冷房の温度は外の気温に合わせて変えてあげると良いでしょう。


冷えすぎても良くないので、適度に換気などを行い、空気の入れ替えも忘れずに。

散歩の時間に注意

夏場の散歩は、気温の高い時間は避けて行ってください。


朝方や日が沈んでしばらく経ってからがおすすめです。 夏に弱い犬種には、毎日の散歩が欠かせない犬種もいます。


時間帯に注意し、散歩に行く際は愛犬の飲水も持って行くと良いでしょう。  

犬用クールグッズを使用する

犬用のクールマットやクールウェア、クールバンダナなどを使用して、できるだけ体温が上がらないように工夫するのもおすすめです。


夏になるとペット用のひんやりグッズがたくさん販売されるので、毎年チェックしてみてください。

まとめ

犬は全身が毛で覆われており、人間のように体温調節ができません。


そのため、夏は熱中症対策が必須です。

  • 暑さに弱い犬種を知る
  • エアコンで室温を調節
  • 犬用クールグッズを使用
などで対策を行って、愛犬が健康に夏を乗り切れるようにしましょう! 

MOFFMEでは、他にも様々なペットやペット保険に関する記事を多数公開しておりますので、ぜひ参考にしてみてください!