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愛犬との生活に欠かせないのがお風呂ですよね。定期的に適切な方法で愛犬を洗ってあげることで健康を保つことが可能です。今回のMOFFME記事では、おすすめの犬用バスタブや愛犬をお風呂に入れる手順、注意点を詳しく紹介していきます。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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犬用バスタブのおすすめを紹介!犬をお風呂に入れる手順や注意点

ペットで犬を飼っている方は多いかと思いますが、お風呂はどのくらいの頻度で入れていますか?実は1~1.5か月に一回はお風呂に入れてあげたほうがいいと言われています。


しかし、手順もわからず自分で入れるのは難しいと考えてしまう人もいらっしゃると思います。ですが、今は犬用のバスタブもあり、手順と注意点さえ覚えてしまえば、自宅でお風呂に入れることは可能です。


シャワーでもいいのでは?と思う方もいらっしゃることかと思います。

シャワーよりお風呂がいい理由は人間と同じで、犬もお風呂に入ればリラックス効果や血行促進効果、代謝がアップ効果があるためです。


また、バスタブを利用しお風呂に入れてあげることで、より汚れも落ちやすくなります。


今回MOFFMEでは

  • おすすめ犬用のバスタブ5種類紹介
  • 犬をお風呂に入れる際の手順を紹介
  • 犬をお風呂に入れる際の注意点を紹介

を紹介していきます。


バスタブの種類からお風呂の入れ方、注意点までマスターして愛犬とのバスタイムに活用していただけると幸いです。

おすすめ犬用バスタブを紹介


犬用のバスタブにも種類が色々あります。

バスタブがなく、洗い桶などで代用している飼い主もいらっしゃるようですが、バスタブを使用し始めると、「買ってよかった」と思う方が多いようです。


愛犬を洗いやすくなるのはもちろんのこと、バスタブを使い始めてからは「愛犬が暴れなくなった」、「気持ちよさそう」という声も聞かれるほどです。


犬用のバスタブと言われても、どれがいいか分からず悩む方も多いと思いますので、人気の犬用バスタブを以下に紹介していこうと思います。

  • アメリカBOOSTERBATH
  • アイリスオーヤマ ペット用バスタブ
  • ノマタ化学 洗い桶 マミーウォッシュタブ 12L 底栓付き
  • リッチェル ペットバス
  • ドリーム産業ドッグバス ハーベスト800

それぞれ価格はもちろんのこと、構造なども違いますので、自分の愛犬に合ったものを探してみて下さい。

アメリカBOOSTERBATH

天気が悪い時はもちろん、外で遊んで汚れた時にこれさえあれば外でお風呂に入れることができます。専用のシャワーヘッドも付いており、どの場所からでも洗ってあげることが出来ます。


また、愛犬が飛び出したり、滑ったりしないように専用のリードフック滑り止めも付いているので安心です。


見た目のサイズは大きいですが、足の部分は取り外しができるので持ち運びも簡単ですし、コンパクトになるため収納にも困りません。また、排水口も付いているので汚れた水も簡単に捨てることが出来ます。

アイリスオーヤマ ペット用バスタブ

小型犬がすっぽり入ってしまうほどの深さがあり、しっかり浸かって愛犬を洗うことができます。専用のフックはシャワーやドライヤーを引っかけることが出来るので、固定すれば両手を使うことが出来ます。


バスタブ内は特殊な加工がしてあり、愛犬が滑らない仕様になっています。また、バスタブの足部分にも滑り止めの加工があるため、お風呂場で使用しても滑らないのが良いですね。


透明のカバーは付け外しが可能で、取り付けることで水が飛び散らないようになります。

排水口は抜け毛をキャッチできるように便利なメッシュ構造になっているので、簡単に抜け毛を捨てることが出来ます。

ノマタ化学 洗い桶 マミーウォッシュタブ 12L 底栓付き

楕円形で深さがあり、愛犬のお風呂にはピッタリサイズの洗い桶は、底に栓も付いているので排水もしやすい構造になっています。取っ手も付いており、壁にかけて収納することも出来、場所をとりません。


愛犬を洗う以外にも、普段は別の物を入れて収納の一部として使うことも出来るほど、デザインが可愛く、ペットのお風呂以外にも様々な用途で使われており、一つあると便利です。


安価ではありますが、素材もしっかりしているので壊れにくく重宝している方も多く、人気の一品です。

リッチェル ペットバス

小型犬がしっかり浸かれる深さがあるので、お湯をためて湯船にゆっくり浸かれます。底に栓が付いており、排水もスピーディーにできるので時間もかからず後片付けも簡単です。また、素材も軽いため、持ち運びも簡単に出来ます。


形状が丸みを帯びているため、飼い主も愛犬を洗う時に手が入れやすいという利点があります。


石鹸など、ちょっとしたものを置くスペースもありますが、その場所に顎を乗せて入る犬もいるほど、ゆっくりしたバスタイムになります。

ドリーム産業ドッグバス ハーベスト800

スタイリッシュな構造は店舗でも使用されるほどのドックバスです。光沢のある浴槽は素材にもこだわりがあり、船やサーフボードに使われている物を使用しているため、腐食しない構造になっています。


付いている脚も猫足で可愛らしく、見た目よりも軽いので持ち運びも簡単にできます。


排水口も付いており、さらにオールステンレスのヘヤーキャッチが付いているため、毛が抜けやすいタイプの愛犬でも、簡単に抜け毛の処理が出来るのが良いです。

犬をお風呂に入れる際の手順を紹介


それでは、犬用のバスタブが準備できたら早速愛犬をお風呂に入れてあげましょう。


私たちにとってお風呂は手順など必要のないものかもしれませんが、犬にとってはお風呂に入るときの手順を守ることで負担が少なく、スムーズなものになります。


無理して入ると愛犬に負担をかけるどころか、お風呂が嫌いになってしまう可能性も考えられますので、まずは飼い主も愛犬も慣れるところから始めていきましょう。


普段から愛犬に触れて、触られて嫌な場所を知っておくことや、ブラッシングに慣れること、お風呂場やシャワーの音にも慣れておくとよりスムーズにお風呂に入れることができます。


では、ここからはどのようにして愛犬をお風呂に入れたらよいのかを紹介していきます

  1. シャンプーに必要なグッズをそろえる
  2. 全身をブラッシングする
  3. 地肌までしっかりと濡らす
  4. シャンプーで洗う
  5. シャンプーをすすぐ
  6. リンスを全体になじませる
  7. お風呂につかる
  8. 水気を切る

このような手順になりますので、ぜひ参考にして下さい。

シャンプーに必要なグッズをそろえる

手元にグッズをそろえていないと、必要になった時に慌ててしまい時間がかかってしまったり、愛犬が暴れてしまって危険な状態にならないとも限りません。


しっかりグッズをそろえてから、始めましょう。

  • バスタブ
  • シャワー(36~38度に設定)
  • 犬用のシャンプー・リンス
  • 泡立てネット
  • 洗面器
  • ブラシ類
  • タオル類(バスタオル・マイクロファイバータオルなど)
このほか、お風呂に慣れていない子は耳に水が入らないように耳栓をする場合もあるようですので、検討してみて下さい。

シャワーの温度を設定したり、洗面器の中で先にシャンプーを泡立てネットで泡立てておくと、スムーズにお風呂に入れることが出来ます。

全身をブラッシングする

普段からブラッシングをしているとは思いますが、お風呂に入る前は必ずブラッシングをしてあげましょう。事前にもつれ毛をとっておくことで、シャンプーした時に地肌までしっかり洗うことが出来るためです。


ブラッシングはお風呂に入るときだけではなく、一日一回することをお勧めします。スキンシップが図れるだけではなく、皮膚トラブルも早期に発見できる利点があります。


ブラシにも種類があるため、愛犬に合ったブラシを選んでブラッシングしてあげましょう。

地肌までしっかりと濡らす

ブラッシングをしっかりしたら、いよいよシャワーで濡らしていきます。夏場は36~37度、冬場は37~38度が理想のシャワー温度です。


足からゆっくりと始め、背中の方まで濡らしていきます。バスタブの中に少しだけ水を張って、足を浸ける


頭は耳に水が入らないように気を付けて濡らします。耳栓を付けていない場合はガーゼなどで保護してあげると、耳に水が入りにくくなります。

シャンプーで洗う

準備していたシャンプー液で少しずつ洗っていきます。

余裕があれば、薄めのシャンプー液を準備しておき、予洗いすると表面の汚れが落ちるのでお勧めです。


最初は背中から洗い、胸やお腹・お尻、足、首から上の順番で洗っていきます。

指の腹でなでるようにやさしく洗うのが重要なポイントです。


足は汚れやすいので、丁寧にしっかり洗いましょう。


首から上は不安になる犬も多いので、ガーゼなどで優しくふき取ってあげることをお勧めします。

シャンプーをすすぐ

シャンプーをしたら早めにシャワーで洗い流して下さい。

地肌にシャンプーが残存すると、雑菌が繁殖してしまったりなど、皮膚トラブルの元となりますので、すすぎはしっかりする必要があります。


どのくらい必要かと言うと、ぬるっとした感じがなくなるまではもちろんのこと、大丈夫と思ってももう一回一通り流すくらいの気持ちでいると、しっかり洗い流せます。


洗い流すときのポイントは、私たちも美容院で洗ってもらう時に、シャワーのお湯を手にためるような感じで洗い流してもらった覚えはありませんか?それをイメージしながら洗い流すとよいと思います。

リンスを全身になじませる

シャンプーだけでお風呂を終わらせてしまう人もたくさんいますが、リンスをすることにメリットがあることをご存じでしょうか。


愛犬にリンスをするメリットとしては

  • 毛並みや毛質が良くなる
  • 毛玉ができにくくなる
  • 静電気が発生しにくくなる
などが挙げられます。

シャンプーをすると汚れは落ちますが、被毛の膜ははがれてしまいます。リンスはその被毛を保護してくれる役割を持っています。

リンスをするポイントとしては、皮膚までリンスを付けないこと。
皮膚までつけてしまうと余分な油分がついてしまうので、気を付けてください。

お湯に数分つからせても

すべて洗い終えたら、ここでバスタブにお湯をしっかり入れて、お風呂に浸かります。

お湯の温度は35~37度、お湯の量は愛犬のお腹がつかるほどが良いです。


また、長時間のお風呂は愛犬にとって負担になります。

目安の時間としては5分ほどが良いです。


お風呂に浸かっているときは、同時にマッサージをしてあげると、シャンプーで取り切れなかった老廃物を取ることができるのでお勧めです。


犬用のバスエッセンスなどがあれば、入れてあげるのも良いですよ。

水分を切る

ドライヤーをかける前に、タオルでしっかりと水分を取ってあげる必要があります。ドライヤーの時間を短縮するだけでなく、体温調節が苦手な愛犬を冷やさないためにもタオルドライは必要です。


頭から背中、お尻、足という順番に優しく拭いてあげるのが理想ですが、タオルに包まれるのが苦手な愛犬には順番は逆になりますが、足からゆっくりと拭いてあげる方法もあります。


最後にマイクロファイバータオルがあれば、仕上げに優しく押し当てるように拭いてあげるとしっかり水分が取れるので良いです。

犬をお風呂に入れる際の注意点を紹介


ここまではお風呂に入れる流れをお話しましたが、お風呂に入れる際に気をつけておかなければならない注意点もあります。

  • ぬるめの温度で洗う
  • 優しく洗う
  • 食事の前後のお風呂は避ける
  • シャワーヘッドに体を近づける
  • 顔の周りはガーゼを使って洗う
  • ドライヤーは「弱」を使用し、目は避ける
  • 耳の中の水気も拭く
  • 濡れた床で滑らないように注意する

たくさん注意点がありますが、ひとつづつ説明すると納得していただけると思います。


愛犬のためにも、スムーズにお風呂に入れてあげるのはもちろんですが、注意点にも気を付けて楽しいお風呂にしましょう。


ちなみに、きれいになるなら毎日お風呂にと思うかもしれませんが、毎日お風呂に入れることは愛犬の負担になるだけでなく病気になる可能性もあるので、汚れが目立たない場合は1~1.5か月ごとが目安になります。

ぬるめの温度で洗う

お風呂の入れ方で少しお話したように、お湯の温度は36~38度、季節により低めにしたり暖かめにする必要はありますが、基本はぬるめの温度です。


ついつい私たちが使うくらいの温度にしがちですが、その温度は愛犬にとっては熱い温度です。なぜなら犬の皮膚は人間より薄いからです。


愛犬がお風呂を嫌になるのももちろんですが、犬は人間より体温調節が苦手です。シャワーやお風呂の温度が高いと熱中症の危険性が高くなるため、注意しましょう。

優しく洗う

お風呂の入れ方で、洗う時は指の腹を使って優しくとお話したかと思います。

どうして指の腹を使うのが良いのでしょうか、それは犬の皮膚が薄いからだと言えます。


皮膚が薄いと傷つきやすいため、強くこすったり、爪を立てて洗ってしまうと皮膚の病気になりやすくなります。せっかくお風呂に入れたのに、病気になってしまっては大変です。


ちなみに、優しく洗う必要時にもむように洗ってしまうと、毛がもつれやすくなってしまうため、なでるように洗うのが良いとされています。

食事の前後のお風呂は避ける

人間でも食事前後のお風呂は避けるほうが良いとされています。それは温かいお風呂に入ることによって交感神経が刺激され、胃腸に負担がかかるためです。犬にも同様のことが起こるため、食事の前後はお風呂に入らないようにしましょう。


どのくらい時間を空けたらよいかというと、食時の前後60分です。


胃腸に負担がかかるとどうなるのかというと、消化不良を起こします。嘔吐したり下痢になったりします。お風呂で体力を使う上、さらに消化不良で嘔吐や下痢になってしまうと愛犬の負担にしかなりませんので気を付けて下さい。

シャワーヘッドを体に近づける

どうしてシャワーヘッドを体に近づける必要があるのでしょうか。

もともと犬の犬種によっては水が苦手な場合も多く、さらにシャワーの音や水圧に驚き、お風呂が苦手になるケースがあるためです。


シャワーの音は、私たちが聞いている音よりも犬にとっては大きな音に聞こえてしまうため、驚いてしまっても仕方がありません。


シャワーを使う時には、体に近づけるか、難しければシャワーヘッドを取ってしまうのも一つの方法です。シャワーの勢いは弱めにすることも忘れないで下さい。

顔の周りはガーゼを使って洗う

顔の周りに直接シャワーをあてると、驚く以外にも犬がお風呂を嫌いになってしまうポイントがあります。それは目の周りです。


私たちも目に石鹸や水が入ると痛いと思いますが、それは犬にとっても同じことです。

そのため、特に目の周りは洗う時に注意が必要な部位になります。


シャンプーを付けたガーゼを使って顔を優しく洗った後に、ガーゼにしっかり水を含ませて目の周りを拭き洗いしてあげましょう。シャワーを使う時には後頭部にかけたシャワーのお湯で流す程度が良いです。

ドライヤーは「弱」で使用し、目は避ける

ドライヤーで早く乾かしたほうが良いと思うかもしれませんが、風の強さはにしましょう。シャワーでもそうですが、ドライヤーの音は犬にとってとても大きな音です。


また、皮膚も薄いため、強い風で乾かしてしまうとやけどの原因にもなります。

ドライヤーの風を目に当ててしまうと、人間でも目が乾いてしまいますので、風の向きにも注意しましょう。


自分の髪を乾かす時に、ドライヤーを振りながら乾かしている方もいらっしゃると思います。しかし、愛犬にドライヤーを使用するときには振ると渇きにムラができるので、ブラッシングをしながら振らずに乾かすようにするとよいです。


ちなみに、自然乾燥は犬にとって皮膚病の原因となるため、必ずドライヤーで乾燥させてください。

耳の中の水気も拭く

外で過ごしている犬でも、ほとんど耳の中に水が入ることがないほど、犬にとって耳に水が入るということは普段はありません。


そのため、犬は耳に水が入ると驚きますし、嫌います。私たちでも耳に水が入ると気持ち悪いですよね。


さらに、犬の耳に水が入ると外耳炎などの炎症を起こすほか、蒸れることによってカビが繁殖する原因にもなります。


お風呂に入れる時に耳に水が入らないようにすることはもちろんのこと、もし耳に水が入ってしまった、入ったかもと思ったら、綿棒やガーゼなどで優しく拭いてあげましょう。

濡れた床で滑らないように注意する

犬は普段でもフローリングなどで生活していると滑ってしまう危険性がありますが、濡れたお風呂場はさらに滑りやすくなっているため、思わぬ事故につながります。


もともと足腰が悪い犬はもちろんのこと、健康な犬でも足や腰に負担がかかります。

最悪の場合骨折になってしまう可能性もあり、滑る床はとても危険です。


水分をふき取るのはもちろんですが、滑らなように滑り止めのマットを使用するなどの工夫をして、愛犬が滑らない環境を作ることが大切です。

まとめ:犬用バスタブのおすすめはどれ?

以上、今回は

  1. おすすめの犬用バスタブを様々な角度から種類の違う5種類を紹介
  2. 愛犬を負担なくスムーズにお風呂に入れる手順
  3. お風呂に入れる時に気を付けておきたい注意点

についてお話ししました。


手順や守らなければいけない注意点などたくさんありますが、犬専用の美容院を使用しなくても自分で洗うことができることが分かっていただけたかと思います。


水が苦手な犬もいるため、難しいかもと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、犬をお風呂に入れるのも立派なコミュニケーションの一つとなります。


長い間一緒に過ごす家族をお風呂に入れることができるようになると、飼い主と愛犬の絆ももっと強くなるのではないでしょうか。


お風呂時間をバスタブを使用することで、より飼い主にとっても、愛犬にとっても負担のない良い時間になることと思います。


MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事がございますので、ぜひ参考にしてみてください!