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猫を飼っている方はしばしば愛猫が自宅をパトロールする様子を見たことがあるかもしれません。猫の行動範囲はどのくらい広いのでしょうか。今回のMOFFME記事では、オスメスで違う猫の行動範囲や猫が脱走してしまった際の探し方を紹介していきます。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

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猫の行動範囲はどれくらい?猫が脱走した時の探し方も解説!

猫はフラッとどこかに行ってしまうイメージを持ちがちですが、猫は一体どこに行っているのかご存じでしょうか?猫は好奇心旺盛であるので何か興味があると気になって仕方なくなってしまいます。

そのために家を脱走して見に行ってしまうなんてこともあります。そこで猫の行動範囲と脱走した時の探し方を知っていることで見つけることが可能となります。

それでは猫の行動範囲と猫が脱走した時の探し方について解説していきます。是非ご参考にしてみてはいかがでしょうか。


今回のMOFFMEでは以下を紹介していきます。

  • 猫の行動範囲を決める要素とオスメスの違いについて
  • 猫の縄張りについて
  • 猫が脱走した時の探し方について
ぜひ最後までご覧ください!

またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひ参考にしてください。

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猫の行動範囲を決める要素やオスメスの違いを紹介


猫の中でもオスとメスで行動範囲が違うのはご存じですか?例えば猫の行動範囲を知ることで猫がもしも突然家から脱走していなくなってしまったとしても見つけ出せるかもしれません。

全く見当が付かないところからでも行動範囲がある程度わかれば見つかる可能性があります。飼い猫が子猫の場合、家から基本出たことがない子ですと迷子となっていて家に帰られなくなっていることもありますので行動範囲を知ることは重要です。

またオスとメスでも行動範囲内を動く理由がそれぞれ違います。

それでは猫の行動範囲を決める要素やオスメスの違いを紹介していきますので是非ご参考にしてみて下さい。


猫の行動範囲を決める要素やオスメスの違い

  • 猫の行動範囲を決める要素
  • 猫のオスメスの行動範囲

猫の行動範囲を決める要素

猫はごはんを食べるところと寝る場所を生活の行動範囲の中心と定めています。ですがオス猫とメス猫によって範囲は変ってきます


オス猫の場合は去勢してあるかどうかにもよりますが、去勢していない場合は半径約500m、去勢してある場合は200m~500mと言われています。


メスの場合は約50mと言われています。これは猫は好奇心も強いですが警戒心も強い動物です。そのため危険が及ばない安全な場所で生活したがる習性があります。

猫のオスメスの行動範囲

猫の本能として食を求めて動きます。それなのでメス猫の場合は行動範囲が約50mと言われていますが、食べ物がない場合はもう少し行動範囲を広げるようです。ですが基本は警戒心が強くて慎重というのは一緒です。範囲を伸ばしても100m程度です。


一方オス猫はメス猫とは違い食料を求めて行動するのではなく本能からメス猫を求めて行動します。したがってオス猫は遠くまでさすらう習性があります。


去勢してあるオス猫は発情しないので行動範囲が200m~400mと少しだけ狭くなります。

猫の縄張りについて紹介


猫の縄張りとは猫の行動範囲のことを言います。猫が喧嘩の際にお互いに鳴き合っているのを目撃したことはありませんか?一緒に鳴いているからといって仲が良いわけではありません。これはどちらかが縄張りに侵入してきたことで威嚇している光景となります。

猫は縄張り意識が特に強い動物となります。ですが縄張りにも種類があり、喧嘩になってしまう縄張り争いもあれば、他の猫と縄張りを共有することだってあります。

また縄張りも飼い猫と野良猫でも縄張りの範囲は変ってきます。同じ猫の縄張りですが一体何が違うのかを解説していきます。

それでは猫の縄張りについてご紹介していきます。是非ご参考にしてみて下さい。


猫の縄張りについて

  • ホームテリトリー
  • ハンティングテリトリー
  • 野良猫と飼いネコの縄張りの違い

ホームテリトリー

ホームテリトリーとは猫のパーソナルスペースのようなものです。ペットとして飼われてる猫のホームテリトリーはごはんを食べたり、寝る場所ということで飼育されている家となります。

基本的には同居している他の猫以外はそのホームテリトリーに入ることはありません。猫は縄張りに入られることを極端に嫌う動物です。特にメスよりオスのほうが縄張り意識は高いとされています。

ホームテリトリーに侵入することは猫にストレスを与えてしまう場合がありますの注意が必要でしょう。

ハンティングテリトリー

ハンティングテリトリーとほ猫か野生の時に狩りなど食料を入手していた行動範囲のことをいいます。ハンティングテリトリーは他の猫とも共有をします。ホームテリトリーほど他の猫と喧嘩などで争うことはないようです。


ハンティングテリトリーを街中としている猫は行動範囲を、200m〜500mとされていますが、食料を入手さえできればそこまで広くテリトリーを伸ばすことは必要ありません。


反対に食料を入手できない場合は行動範囲がさらに伸ばす必要があり次第に広くなっていくでしょう。

野良猫と飼い猫の縄張りの違い

野良猫と飼い猫の縄張りの違いですが、まず野良猫は飼い猫に比べてハンティングテリトリーが広いです。これは当たり前ですが、飼い猫は家に帰ればごはんがあるため広くする必要はありません。

野良猫の場合は生きるために食料を求めて動き周ります。また飼い猫のホームテリトリーは飼い主さんと住んでいる家となりますが野良猫のホームテリトリーは自分に身の危険が降りかからない場所です。

ホームテリトリーを探す必要があり、さらに他の猫と共有する場所ではないところを探すことが必要があります。

猫が脱走した時の探し方を紹介


家猫が室内から広い外に出るようになると、狭い室内だとストレスを感じるようになって脱走するようになる猫がたまにいます。そんな猫がもし家から脱走してしまったり、外に出たっきり帰ってこなくなったりした場合は飼い主さんも不安でいっぱいになってしまうでしょう。

もしかすると高い所から降りられなくなったり、狭いとこから抜け出せなくなったり、もしかするとどこかでケガをして動けなくなっているかもしれません。だからこそ早めに見つけてあげたいですよね。

そこでもし愛猫が脱走して帰って来なくなってしまった場合の探し方をご紹介します。是非ご参考にしてみて下さい。


猫が脱走した時の探し方

  • 警察・保健所・動物病院へ連絡
  • 近所の狭い場所を探す
  • インターネットやSNSを活用する
  • 近隣に周知する

警察・保健所・動物病院へ連絡

飼い猫がもし脱走してしまって帰ってこなくなった時は警察・保健所・動物病院へ連絡をしてみて下さい。もしかると誰かに保護してもらっている場合があり、警察・保険所・動物病院に連絡が入っている可能があります。


この場合は猫の写真を持って問い合わせするようにして下さい。注意が必要なのが保健所でもし猫が保護されている状態ですと各自治体にもよりますが早くて3日ほど連絡が入らなかった場合、処分されてしまう場合があります


なのでもし脱走してしまった場合は各自治体の保健所には必ず聞いてみるようにして下さい

近所の狭い場所を探す

飼い猫がもし脱走してしまったとしても、家猫である場合は警戒心が強いため自宅からそう離れた場所までは行きません


まずは猫の視界と同じ目線となり、身体を屈めて狭いところを探してみましょう。理由として猫は狭い場所で身体を休める習性があります


それでもいない場合は「上」の方を意識して探しましょう。猫は高い場所が大好きのため木の上などにいる可能性もあります。子猫の場合、迷子かと思っていても高い場所から降りられなくなっていただけなんていうこともあったりします。

インターネットやSNSを活用する

飼い猫がもし脱走してしまって見つからない場合はインターネットやSNSを活用してみましょう。掲示板で迷い猫を探すサイトがありますので、そちらを利用することで個人で探す時より、より多くの情報を短時間で入手できる可能性があります


注意が必要なのがSNS上なので個人で探すより時間は大幅に短縮できるかもしれませんが、個人情報など個人の環境が書き込みによって知られてしまうかもしれません


その点を十分理解した上でご利用することをおすすめします。

近隣に周知する

飼い猫がもし脱走してしまって見つからない場合はチラシやポスターなどを作成し、近隣のお店などに掲示させてもらう方法があります。


SNSではSNSを見る環境の人しか見ることはありませんが、お店に掲示させてもらう方法は猫がいる可能性のある近隣のお店のため、確かな目撃情報が得られやすいです


必ず事前に許可をとる必要はあります。もし見つかった場合はチラシやポスターをそのままにするのではなく、速やかに回収するようにしましょう。

まとめ:猫の行動範囲はどれくらい?

いかがだったでしょうか?これまでの内容をまとめますと

猫の行動範囲と脱走した時の探し方について
  • 行動範囲はオス猫メス猫それぞれ違う
  • 縄張りの違いについて
  • 猫が脱走した時の探し方について
猫は基本自由きままに生きる動物です。それと同時に縄張り意識が高いです。自宅でもパトロールとしてウロウロすることもあるぐらいなので、外でも縄張り内では同様です。

また猫は高い運動能力と頭さえ抜けてしまえば身体も通ってしまうしなやかな身体を持っているため、ふと目を離した隙にいなくなってしまう可能性もあります。

ですが今回ご紹介した行動範囲を理解することで、「あそこにいるかもしれない」という可能性を持つことができます。一度愛猫の行動範囲について考えてみてはいかがでしょうか?


またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!