犬が突然死してしまう前兆ってどんなものなのでしょうか。死期が近いと匂いが異なったり、胃捻転・心不全・痙攣などの症状もあるそうです。元気だったのに突然死んでしまうと、飼い主さんもショックですよね。今回は犬の突然死の前兆について解説していきます。
この記事の目次
目次を閉じる犬が突然死してしまう前兆っていったいどんな?
- 犬の急死に前兆はある?8歳で突然死してしまうことも
- 犬の突然死の原因になってしまうこととは?
- 高齢犬や病気の犬を介護する方法
- 普段からできる健康チェック法
- 突然死特有の匂いがある?前兆を見分ける匂いとは
- 補足:犬以外の動物でも突然死の可能性はある
8歳で突然死?犬が突然死してしまう前兆
犬の突然死は、必ずしも高齢で起こるというわけでもありません。健康年齢が伸びている今、10歳以上まで生きる犬も多くなっていますが中には7歳8歳で急死してしまう可能性もあるのです。
予見できないのが突然死の怖いところですが、飼い主さんは少しでも前兆があれば知っておきたいですよね。また、体の中の不調を見分けることが突然死の防止にもつながります。
ここからは突然死や衰弱の前兆とされる症状
- 痙攣を起こす
- 食欲がない
- 音への反応が悪くなる
- 排泄での失敗が増える
- 運動を嫌がる
についてご紹介していきます。
死ぬ間際に様子がおかしいと気づいても、何も対処できずに後悔することになってしまいます。突然死のサインに早めに気づくことで、必要なケアや心の準備をできるようにしましょう。
痙攣
突然死の少し前から、痙攣を起こすようになる犬がいます。痙攣には見逃しがちな小さいものもありますが、末期の痙攣であれば突然死の直接的な原因になってしまうこともあるので小さな痙攣でに見逃さないことが大事です。
痙攣とは、自らの意思とは全く関係ない状態で体が震えたり動いたりしてしまう症状を言います。ポイントは、犬は自分の体をまったく制御できなくなってしまうということ。
そのため、重症の場合は意識がなくなり危険な状態になることもあります。痙攣を起こしているとき、体の中にはどんな問題が起こっているのでしょうか。
犬の体はは普段脳からの指示で動いていますが、痙攣時には脳の機能に障害が出ています。脳に障害をもたらしてしまう原因は様々あり、水頭症や腫瘍など脳の病気や、てんかんや代謝異常などほかの病気もそれにあたります。
痙攣を起こす突然死には何か病気が絡んでいる可能性も高いので、一度動物病院を受診すると今後の対策がわかりやすくなりますよ。
ご飯を食べなくなってしまう
犬は普段食欲旺盛な子が多いイメージですよね。そのため、食欲不振は体に何かしらの不調が起きている大きなサインです。
突然死が起こる前も同様で、体の内部で食べることを拒否するようになります。その結果、体力の低下や体重の減少を引き起こしある日突然最期を迎えてしまうのです。
ただし、食欲の低下は夏バテによる消化不良や他の病気でも起こり得るので判断が難しいところです。少し味を変えてみたり、形状を変えてみたりして様子をうかがいましょう。
迷ったら動物病院に相談するのも一つの手です。死期が近い時は最終的には全く食べなくなることが多いので、治療しても効果が出ないパターンも多くあります。
飼い主さんは、最期の時を感じたら犬の好きなものを出してあげてくださいね。
音への反応が鈍くなっていく
飼い主さんの呼びかけに精一杯答えてくれるのも、犬の可愛い特徴ですよね。しかし、体の弱っている犬にありがちなのが音への反応が悪くなってくるということ。
今までは反応していた音や、飼い主さんが呼びかける声への反応が鈍くなっていきます。老犬であれば単純に耳が悪くなっているということもありますが、突然反応が悪くなったと感じたら異変が起きている証拠です。
もしくは、呼びかけには気づいているのに体を起こせなかったりするのも体力の低下を意味しています。だからといって音が聞こえていないわけではありません。
衰弱を見受けたら、犬がダメージを受けるような大きい音は出さないように配慮しましょう。また、犬は飼い主さんの話声が大好きですので飼い主さんは優しく話しかけてあげるようにするとよいですよ。
トイレに失敗してしまう
気付くと、トイレとは違うところで排泄物を見かけるということが増えたらそれも前兆の可能性があります。トイレトレーニングのできている犬であれば、普段家の中で粗相してしまうことはほとんどありませんよね。
しかし、体力が落ち死期が近い犬にとって排泄は大仕事。元気な時なら難なくこなせるはずのトイレで踏ん張る、尿意に合わせてトイレまで行くといった行為が難しいのです。
また、体力低下の他にも病気が原因で排泄がままならなくなっていることもあります。どちらにせよ、排泄の失敗が増えたら少し様子がおかしいのかもと疑いましょう。
対策としては排泄時に飼い主さんが手で補助をする、おむつを使うなども有効な方法です。
運動をしなくなっていく
ペットとして暮らしている犬は、たいてい人の生活リズムに合わせて寝起きするため昼間は活発に遊んでいることのほうが多くなります。しかし、急に昼夜問わず眠るようになり起きている時間が短くなると突然死の前兆が疑われます。
寝ている時間が多くなる、ということは活発に動くことも減り運動はできなくなっていきます。食事や運動は健康に生きていくために一番大事な要素なので、こうなるとどんどん生命力が失われてしまいます。
運動をしなくなった時点では、体の臓器や筋肉はかなり衰弱している状態なので治療は難しいでしょう。今までは気付かなかった、何かの病気が隠れているという可能性もあります。
動物病院に連れていくかどうかは飼い主さんの判断ですが、犬が辛そうでなければ静かな空間で一緒に過ごすことが犬の気持ちを安定させることにもつながります。
犬が突然死してしまう原因
犬の突然死には、隠れた病気が関わっていることも多々あります。犬が罹る病気の中には、進行すると急死の引き金になってしまう怖い症状がたくさん存在するのです。
こちらでは
- 心不全について
- 消化器疾患について
- 外傷のない出血死について
- 胃捻転について
を解説していきます。
一つずつ、病気の特徴や突然死に関係する症状などをご紹介します。病気の初期であれば治療が可能になることもありますので、ぜひ日ごろの健康チェックの参考にしてみてください。
心不全
心不全とは心臓が本来の役割を果たせなくなった状態のことで、体のあらゆるところに支障をきたします。心臓の役割は全身に血液を送り出すことですが、心不全になり心臓が弱ると体に血液がいきわたらないため全身症状を引き起こしてしまうのです。
心不全の中でも突然死につながりやすいのが急性心不全で、急激な心臓の機能低下により呼吸困難や各部のむくみが現れ即死してしまう可能性もあります。突然悪化するのが特徴のため、急性腎不全になると治療するのはかなり困難になってしまいます。
しかし、心不全はもともと病名ではない為、ほとんどの場合心疾患や他の病気が引き金になっています。犬種では、キャバリアやチワワなどが僧帽弁閉鎖不全症という心臓の病気にかかりやすいため特に注意しましょう。
飼い主さんは、予防策として病気を初期の状態で見つけることに努めましょう。
消化器疾患
消化器とは、文字通り食べたものを消化してくれる体の器官のこと。消化器疾患では、膵臓や胃腸、肝臓などにダメージがありますが直接的に突然死にかかわることはさほど多くありません。
しかし油断が禁物なのが、消化器疾患を患ったことで併発する他の症状です。例えば、食欲減による免疫力の低下や下痢・嘔吐などで体全体が弱ってしまうこと。
上手く消化機能が働かず、臓器の機能不全で死に至ってしまう例もあります。また、消化器疾患の中でもとくに警戒しなくてはならないのが胃の病気です。
後にも解説しますが、胃拡張や胃捻転は急死の確率が高い病気で死ぬ間際まで気づかずに過ごしてしまうこともある非常に恐ろしい病気なのです。
日常のストレスなどで発症することもありますので、愛犬の様子にはいつも気をくばっておきましょう。
外傷のない出血死
突然死として扱われやすい病気として、外傷のない出血死があります。外傷がないのに出血死してしまうとは、いったいどういうことなのでしょうか。
原因は、血管肉腫という悪性の腫瘍です。主に消化器近くの血管にできる悪性の腫瘍が、おなかの中で破裂することで血液が足りなくなり出血死に至ってしまうのです。
外からは見えず、わずか数時間で急死してしまうことから治療が難しいことも原因のひとつ。破裂は予兆なく突然起こるので、前兆に気づかず死ぬ瞬間に立ち会うことができない可能性も出てきます。
特に大型犬に多いといわれる血管肉腫ですが、トイプードルやミニチュアダックスフンドなどでも病気の報告があります。予防策としては、動物病院での定期検診が一番効果的でしょう。
胃捻転
胃捻転も、発症して数時間で急死することのある緊急性の高い病気です。そもそも胃捻転とは、何らかの原因で胃がねじれて血液の循環が悪くなってしまう疾患。
発生率としては大型犬が多く、小型犬ではダックスフンドなどに起こりやすいといわれています。胃捻転が突然死につながりやすい要因は、原因や予防策がはっきりしないということにあります。
実際、なんの前兆もなしに起こるので元気だったのに突然倒れてしまったということになりかねないのです。一つの原因として認められているのが、胃拡張という病気。
実は、胃拡張を発症すると最終的に胃捻転を起こすというパターンがほとんどです。胃拡張になっている犬は、食後に様子がおかしくなったり吐くようなしぐさを繰り返したりしますのでサインを見逃さないようにしましょう。
また、胃拡張を防ぐには早食いの防止や多量の飲水をやめるなどの予防法がありますので参考にしてみてください。
犬の介護方法
先ほどまでご紹介してきた症状や一緒暮らしているとわかる異変により、飼い主さんが愛犬の死期を感じ取れることがあります。そんな時、今後どんなふうに暮らしていくのが犬のためになるのでしょうか。
高齢や病気で死期が近い犬に必要な介護についてしっかり知っておきましょう。
ここからは
- 犬の介護法:食事編
- 犬の介護法:トイレ編
- 犬の介護法:歩行編
- 犬の介護法:床ずれ編
についてご紹介していきます。
飼い主さんのきちんとした理解やしっかりとした介護があることで、愛犬の予後は大きく変わります。犬の死はとても辛い出来事ですが、しっかりと受け止め最後まで幸せに暮らせるようサポートしてあげましょう。
犬の食事の介護方法
健康寿命をできるだけ伸ばしてあげるために、栄養のある食事を続けていくことは最も重要なことです。介護の手始めとして、食事の取り方はしっかり覚えておきましょう。
犬は普段食事をするとき、基本的に立って食べていますよね。しかし、死の前兆を感じるころには立って食事をすることが難しくなります。
飼い主さんは、愛犬の快適な食事をサポートできるように介護してあげましょう。必要なのは、体を支えるためのクッションや給餌のためのスプーンなどです。
まず犬の体を起こしてクッションなどで犬の上半身を支え、体制を整えます。この時乗せる場所は飼い主さんの膝などでも構いません。
そして、食べやすいスプーンや流動食用のスプーンで食事を口まで運んであげましょう。さらに、犬の食事の介護で一番気を付けなければならないことは誤飲です。
誤飲してしまうと、誤って器官に詰まって窒息する可能性がありますので十分に注意してください。
犬のトイレの介護方法
死期が近づいて弱った犬にとっては、排泄もかなり苦しい行動になり飼い主さんの補助が必要となります。方法としては、おむつを使うことや行動範囲内にペットシーツを敷き詰めてあげることなどです。
トイレまでいかないと排泄しない場合は、抱き上げてトイレまで連れていきタオルなどの柔らかいもので腰を持ち上げで補助します。また、死ぬ間際には下痢も増えがちで犬の体も汚れるので、毛は短めに整え肛門周りの毛はバリカンで剃っておくとよいですよ。
とはいえ、日ごろからトイレや散歩でトイレを済ませていた犬にとって排泄の失敗はとてもストレスになります。まずはトイレを失敗しても大丈夫だよと根気強く伝えてあげましょう。
犬の歩行の介護方法
いずれ歩行が困難になるのも、愛犬と暮らしていると必ず起こる症状ですよね。いつもは大喜びをする散歩を嫌がるようなしぐさや、歩くのが遅くなったと思ったら老化や死の前兆と受け止める覚悟が必要です。
しかし、犬にとって散歩は重要な生活の一部でとても良い気晴らしにもなります。できれば最期まで散歩に連れて行ってあげたいですよね。
介護中の散歩はゆっくり行い、歩けなくなった時の対処法としてカートや抱っこできる準備をしていきましょう。また、中には歩行も難しくなっても立ったり歩いたりしたがる犬もいます。
その場合は家の中にすべらないマットなどを敷き、犬が立ちたい意思を示したときに少し補助して立たせてあげるようにします。ダックスフンドやフレンチブルドッグなどの股関節が弱い犬種は、若いころから十分に配慮してあげることも長く自力歩行を続けるための対策になりますよ。
犬の床ずれの対応方法
寝たきりになった犬に起こりやすいのが、床ずれです。床ずれは、皮膚と接している部分との圧迫や擦れで起こる皮膚のトラブルです。
ひどい症状では、患部が膿んでしまい痛みや匂いを伴うことも。寝たきりの犬にとってはとてもつらい状況になってしまいます。
床ずれ予防は快適に生活するための介護の基本です。見逃していると短い時間でも床ずれになってしまうので、愛犬が寝たきりになったときにはすぐに実践できるようにしておきましょう。
床ずれを防ぐために必要なのは、圧迫防止、保護、衛生管理の3点。まず圧迫防止には、市販の体圧分散マットや寝返りが有効です。寝返りを嫌がる犬の場合は、飼い主さんの膝に乗せるなどして数分圧迫をなくすという方法でもOKですよ。
また、保護は患部が擦れないようにタオルや包帯で包んであげることです。衛生管理では、床ずれの場所が膿まないように清潔にしておくことも忘れないようにしてください。
犬の健康チェック方法
犬と生活していく上で飼い主さんにぜひ実践してもらいたいのが、健康チェックです。「健康チェックって動物病院でやってもらうものじゃないの?」と思われるかもしれませんが、自宅でする健康チェックはとても簡単なものです。
ここでは健康チェックの項目
- 「呼吸」
- 「うんち・おしっこ」
- 「食欲・水」
- 「被毛・皮膚」
- 「歩き方」
について解説していきます。
もちろん動物病院での定期的な健康診断も大事です。しかし、家で簡単な健康チェックを習慣にするだけでも犬の健康寿命が伸びることにつながりますよ。
突然死の前兆を見つける手がかりにもなりますので、コミニケーションの一環として続けてあげましょう。
「呼吸」
目に見えてわかりやすく緊急性も高いのが、犬の呼吸です。犬は普段でも運動後などは割と激しい呼吸をするイメージですよね。
しかし、問題なのは息が上がるようなシチュエーションではないのに息があがっているとき。また、呼吸からいつもは聞こえない異音が聞こえる時も要注意です。
可能性としては器官や肺の病気、暑い時であれば熱中症の場合もあります。特にシーズーやフレンチブルドッグなど鼻の短い犬たちは、熱中症でも重症になりやすいので気を付けてみてあげましょう。
「うんち・おしっこ」
排泄に関する問題は、元気な時だとチェックするのを忘れがちな項目です。うんちやおしっこで特に見てほしいポイントはいくつかあります。
- 尿の色や回数は正常か
- 便に血はついていないか
- 便は正常に出ているか
「食欲・水」
毎日定期的に行う食事は、健康チェックの方法としてとても有効なポイントです。食欲の変化はストレスや便秘、老犬にも起こり得ますがそういった症状は通常数日で収まります。
長引く食欲のなさや、併発する嘔吐や下痢がみられた時は危険信号です。また、飲水に関しては飲まないというより飲み過ぎることに問題がある場合もあります。
多飲といって、腎臓病や糖尿病の犬によくみられる症状です。多飲の影響としては急激に尿が増えることによる脱水や、下痢や嘔吐をすることもありますのでよく観察しましょう。
「被毛・皮膚」
いつも毛におおわれている犬は皮膚や被毛にもトラブルが起きやすいため、こまめなチェックが大切です。被毛や皮膚トラブルの多くは、ノミ・ダニのような寄生虫や菌によるかゆみや荒れです。
犬にとっては厄介な問題ですが、この場合は治療することができます。ひどくなるのを防ぐためには、日ごろのシャンプーやブラッシングを欠かさないことがポイントです。
さらに大きな問題となってくるのは、皮膚の色が普段と違うという時です。犬の皮膚の色は、基本的に白ですが、異常が現れているときの色は紫や黄色になります。
もしこのような色は重度の黄疸や内部出血の可能性を示唆していますので、すぐに病院に向かいましょう。毛が厚い犬は見つけるのが難しいですが、定期的に毛をかき分けてチェックするようにしてくださいね。
「歩き方」
いつも犬を見ていると、飼い主さんはちょっとした動きの変化にも気か付くかと思います。そこでチェックしたいのが、犬の歩き方です。
歩行に異常があるときは骨や関節の病気のほか、脳や神経系の病気が疑われます。例えば、足をひょこひょこと浮かせながら歩いたり庇うようなしぐさをしていたら怪我や骨に問題があることが多いでしょう。
内部的な病気の場合は、頭を傾けて歩いたり立ち上がれなかったりという症状がみられます。脳や神経系の場合は突然重篤な症状が現れることもありますので、歩き方は重要な健康チェックポイントです。
小さな変化でも、おかしいなと思ったら獣医師に相談してみましょう。早期発見が犬の寿命を延ばすことにつながります。
元気だったのに突然死、急死には匂い?
死期が近づくと独特の匂いがする、という話を聞いたことがありますか?もし臭いで死期判断できるとすれば、 突然死を予期するためにも気付いてあげたいですよね。
ここでは
- 死期が近づくと匂いが変わる?突然死との関係は?
についてご紹介します。
そもそも本当に匂いが変わることはあるのか、なぜ匂いがするのかなど気になる疑問についてを解説。突然死との関連性も説明していきますので、本当の意味を知って正しい対処ができるようにしましょう。
死の前兆には匂いがあるの?
「死の前兆には匂いがあるの?」という問いに対する答えは、みかたによって変わってきます。厳密にいえば、死期が近づくことによる匂いの発生はありません。
しかし、犬はもともと体臭の強い動物ですので生活によって匂いが変化することはあるのです。例えば、体調が思わしくなければ食事も変わりトリミングもできなくなります。
また、死ぬ間際になれば体内の臓器も働くのをやめ、消化器官や汗腺なども正常に機能しなくなります。そういった生活環境や体内環境の変化により、匂いが変わるのです。
これが、いわゆる死に近づくと感じる前兆の匂いの正体ではないでしょうか。
補足:他にも突然死してしまう動物たちがいる!
ここまで犬の突然死についてご紹介してきましたが、何らかの原因で突然死してしまう動物は犬だけではありません。他の動物たちの突然死の原因や特徴はどんなものなのでしょうか。
例えばハムスターですが、小型動物であるが故の死因が多くあります。突然死の原因は色々ありますが、引き金となるのは緊張や環境によるストレスです。
ストレスを感じた結果食欲がなくなったり下痢をしたりしますが、小さいハムスターの体にはこの小さな症状ですら命取りになるのです。また、中には冬に冬眠状態に入ったまま亡くなってしまう子もいます。
小動物でペットとして買われているという面で、ウサギはどうでしょうか。ウサギのもっともかかりやすい病気とされているのが、心筋症です。
心臓の機能が低下してしまう病気で運動量が減ったり呼吸の変化がありますが、症状が表に出にくいウサギの異変に気づけず突然死の要因になってしまうことが多々あります。
ウサギが突然死をしてしまうもう一つの要因として、毛球症もあります。これはいわゆる毛玉が体内に詰まることによる突然死ですが、非常にわかりずらいため前兆がなく飼い主さんはウサギが死ぬ瞬間に初めて異変を感じるという事態もあり得ます。
まとめ:犬が突然死してしまう前兆って?
犬の寿命は短く、私たちと過ごせる時間も限られています。そんな愛犬の最期を穏やかに過ごさせてあげたいという気持ちは、飼い主さんであればだれもが感じることですよね。
今回の記事では
- 犬の突然死の前兆を見つけることはできる?8歳で突然死する可能性も
- 犬の突然死の原因!関連する症状について
- 犬の様々な介護について
- 健康チェックについて!5つのチェック項目
- 突然死の前兆の匂いとは!どんな匂い?
- 補足:ハムスターやウサギにも突然死の可能性はある