アナグマが猫を食べるって本当なの!?猫の天敵や対策を解説のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. アナグマは雑食なので猫を襲う可能性は極めて低い
  2. アライグマ、カラスなど猫の天敵は多数存在するので注意が必要
  3. 安全な生活を提供するために「完全室内飼育」がおすすめ
  4. 猫の治療費用は全額自己負担になるため、万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ

アナグマが猫を食べるって本当なのでしょうか。実はアナグマのほかにも猫を食べてしまう動物はこの世に何匹も存在しているのです。イタチやカラスに猫を食べる噂は存在します。今回この記事では猫の天敵や、猫が食べられないための対策についても解説していきます。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

目次を閉じる

アナグマが猫を食べるって本当なの!?猫の天敵や対策を解説

皆さんは「アナグマが猫を食べる」という噂を聞いたことがありますか?農作物や物置き小屋などに侵入してしまう、アナグマによる被害が多発しており、近年では害獣に指定されています。


アナグマは「イタチ科」の動物ですが、食べ物は主に土の中にいる昆虫や果物です。では、アナグマは本当に猫を食べるのでしょうか?


今回MOFFMEでは

  • アナグマは野良猫を食べるのか
  • アナグマやアライグマの他にも猫を食べる・捕食される天敵
  • 猫が食べられないために必要な対策

についてわかりやすくご紹介します。「猫を飼っている方」「これから猫を飼いたい方」は参考にいかがでしょうか。


またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひ参考にしてください。

猫のペット保険ランキングを確認する

アナグマは野良猫を食べる?

アナグマの名前の由来をご存知でしょうか。アナグマは、地面に大きな「穴」を掘って暮らすことから「アナグマ」という名前がつきました。


見た目や大きさは、タヌキやアライグマに似ていますが、アナグマは鼻が長いのが特徴です。アナグマは穴の中に大家族で暮らしています。


また、世界各国に生息し、日本では北海道以外の場所で存在を確認されています。では、アナグマは飼い猫や野良猫を食べるのかについてご紹介します。

アナグマは猫を食べない

アナグマは、飼育されている猫や野良猫を襲うことはあまりありませんが、子猫の時期などの危険予測ができない時期は、襲われてしまうことがあるため注意が必要です。


基本的にアナグマは、雑食で木の実や土の中にいるモグラやミミズ・昆虫などを食べて生活しています。目があまり良くないため、人の前に現れず夜に活動しています。


アナグマが猫を食べることはあまりありませんが、心配な方はアナグマが「嫌いな臭いを置く」「生ごみを外に置かない」などの対策をしておくと安心です。

アライグマは猫を襲う!

アライグマといえば「ラスカル」のような可愛いイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。しかし、アナグマと見た目が似ている「アライグマ」は、とても狂暴な性格の動物です。

体の大きさは140センチ程度、平均体重は28キロです。アライグマを飼える時代もありましたが、気性が荒く狂暴な性格のため、飼育するのが難しく、日本では現在、飼育・譲渡が禁止されています。

アライグマは雑食で、野鳥や野鳥の卵・昆虫・果実・小型の哺乳類などを食べ、獲物を洗う理由には、不純物を取り除くという説があります。

子猫の時期は、体が小さく捕食される可能性が高いです。猫を食べることもあるため、飼い猫の場合は、なるべく外に出さないようにすることをおすすめします。

他にも猫を食べる・捕食される天敵

上記の記事では、アナグマが猫を食べないことを紹介しましたがいかがでしたか?いつの時代の「ウワサ」も調べてみると面白いものですね。


では、アライグマの他に猫を食べる「猫の天敵」はどんな動物がいるのでしょうか。


猫の天敵は主に、

  1. カラス
  2. キツネ
  3. タヌキ
  4. サル
  5. イタチ
  6. 猛禽類
  7. コヨーテ

がいます。それぞれの動物について詳しくみていきましょう。

カラス

カラスは、生ごみをを荒らす厄介者として有名です。カラスは日本のあちこちに生息しており、巣作・子育て・エサとりなど夫婦で生涯を行動する愛情深い動物です。


また、知能が高いことでも知られています。カラスは本来、昆虫や動物の屍肉・木の実などを食べますが基本的になんでも食べるので、小さな動物であれば殺して食べることもあります。


成長した猫ならば、カラスに襲われても抵抗する力がありますが、子猫や体の弱っている猫は襲われる可能性があるため注意が必要です。

」は草むらや山など至る所に生息している猫の天敵です。飼い猫は、家の中にいるため襲われる可能性は低いです。


しかし、野良猫や散歩に出かける飼い猫には注意が必要です。小型のヘビであれば、猫パンチなどて猫も反撃することができますが、毒蛇や大型のヘビの場合は猫が丸呑みにされてしまう可能性があります。


大切な猫の命を守るために「猫の飼い方」に気をつけましょう!

キツネ

キツネはフワフワした被毛と大きなシッポが特徴的な犬科の動物です。


キツネは肉食動物で、ネズミやウサギ・小鳥などを捕まえて食べていますが、エサを捕まえる過程で猫との縄張り争いやエサの取り合いがおこることがあります。体の小さな子猫の時期に襲われることがあります。


また、飼い猫の場合も注意が必要です。ズルかしこいキツネは、閉め忘れた扉から家に侵入し、猫を食べることもあります。窓や玄関の扉は、閉め忘れないように気をつけましょう!

タヌキ

昔から日本に生息し、昼夜かかわらず目にすることが多い「タヌキ」も猫の天敵です。


タヌキは、山や川の多い田舎にたくさんいると思われがちですが、森林が減ったことでエサを求めて都会にも現れるようになりました。


子猫がタヌキに襲われる事例が何件も報告されており、タヌキは狂犬病の媒体でよく知られていますので、猫が「引っかかれる」「噛みつかれる」などの被害にあわないように注意が必要です。

サル

サルは基本的に山に縄張りをもっていますが、近年では森林の減少によって都会での目撃情報が増加しています。


サルは、何もしていない猫を襲うことはありません。しかし、飼い猫や野良猫がサルの縄張りに入ってしまった場合は、猫を縄張りから追い出そうと襲ってくることがあります。


縄張り意識が強く、食べ物を奪うために人間も襲うサルですので、体の小さな子猫や成猫であってもケガをさせられる可能性はあり、猫の天敵といえるのではないでしょうか。

アライグマ

アライグマは昔、ペットとして飼う人もいましたが、性格が狂暴で飼い方が難しいため今では飼育・譲渡が禁止されています。


作物を荒らす厄介者として知られているアライグマが手を洗う理由には、手の感覚をとぎすますためといわれており、甘いフルーツや野菜・昆虫・小さな哺乳類などなんでも食べてしまいます。


小さな子猫や弱っている猫を襲って食べることもありますので、猫を飼っている方は飼い方に注意しましょう!

イタチ

イタチはもともと山地や川などの水辺を好んで暮らしていましたが、エサの減少や農業が発達したことで人里におりてくるようになりました。


今では、農作物を食い荒らし、家畜に被害を及ぼす害獣に指定されています。また、小さな家の隙間から侵入し、悪臭や騒音の被害も多発しています。


肉食よりの雑食で、魚や鳥、ネズミなどを食べています。家の中に侵入し、猫を襲うこともあるため、隙間があったら埋めておくと安心です。


また、ペットとして飼える「フェレット」もイタチの仲間です。

猛禽類

猛禽類(もうきんるい)とは、タカやフクロウ、ワシなどのように鋭い爪をもち、獲物を捕まえるために進化した鳥の仲間のことです。

猛禽類は、丈夫な足と鋭い爪を使い獲物を捕獲します。猛禽類は、死骸や魚、ネズミや鳥などを食べますが、鳥の種類によって異なります。

中にはヘビや猫を食べる猛禽類も存在します。ペットとして飼える猛禽類の代表といえば「フクロウ」ですが、フクロウは猫も食べてしまいますので、一緒に飼う際は生活環境を整えてからにしましょう!

コヨーテ

コヨーテはオオカミや犬によく似ています。しかし、その生態はオオカミや犬とは全く異なります。

コヨーテは、暖かい地域を好み、林の中や草原で暮らしています。環境への適応能力が優れており、天敵から身を守るため湿地帯や砂丘などにも生息しています。

コヨーテの主食は主にネズミやウサギなどの小動物です。野良猫や飼い猫も捕まえて食べてしまいますので、猫を外で散歩しているかたは注意して下さい。
猫のペット保険ランキングを確認する

猫が食べられないために必要な対策は?完全室内飼育がおすすめ


猫の天敵はどんな動物がいるのかご紹介してきましたが、いかがでしたか?猫がたまにネズミや小鳥を捕まえてきて「ドキッ」とする飼い主さんの話を耳にします。


しかし、猫は時に捕食する側の立場にも捕食される立場にもなりえます。飼い猫が天敵に襲われないようにするためには「完全室内飼育」が1番おすすめです。


なぜなら、飼い猫であっても「猫が単独で散歩にいく」ことで、猛禽類やタヌキなどの天敵と遭遇するリスクがあるためです。


また、猫の天敵だけでなく

  1. 車や自転車などの人間が運転するものにひかれて死んでしまう
  2. ケガをしてしまう
  3. 猫同士のケンカでケガをする
  4. 狂犬病の感染

など「外の世界」には危険がたくさんあります。


そういったさまざまな危険から愛猫を守るために、室内環境を整えて「安全な生活」を確保し、猫も人も楽しくペットライフを送れるようにしましょう!

まとめ:アナグマが猫を食べる!?猫の天敵や対策を解説

今回のMOFFMEでは、

  • アナグマは野良猫を食べるのか
  • アナグマやアライグマの他にも猫を食べる・捕食される天敵
  • 猫が食べられないために必要な対策

についてわかりやすくご紹介しましたが、いかがでしたか?アナグマが猫を食べるという噂は、本当ではないことがわかりましたね。


また、猫には、タカやフクロウなどの猛禽類の他にキツネやコヨーテなどのたくさんの天敵が存在することがわかりました。猫を飼うのは簡単ですが、猫の安全を確保した飼育には工夫が必要です。


大切な猫が幸せな日々を送ることができるよう、皆さんも完全室内飼育にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


MOFFMEでは、他にも様々なペットやペット保険に関する記事を多数公開しておりますので、ぜひ参考にしてみてください!