『飼い犬の後ろ足がふらつく』『飼い犬の歩き方がおかしい』飼い主さんとしてはとても心配になってしまいますよね。犬の足に異変を感じたらどうすれば良いのでしょうか。今回のMOFFME記事では、犬の後ろ足に関する病気や対処法を紹介します。
犬の後ろ足に異変を感じる?犬の後ろ足に関する病気や原因を解説
愛犬の後ろ足に異変があったり、動きづらくなっていたりしていたらとても心配ですよね。原因は何なのでしょうか。
いつも健康でお散歩が大好きだった愛犬が、突然歩けなくなったり、立ち上がれなくなったり、異変を感じると頭が真っ白になってどうしていいのかわからなくなったり、パニックになったりしてしまうかもしれません。
何が原因なのか、対処法やケアの方法、予防方法を紹介していきますので愛犬に症状がないかチェックしていきましょう。
今回、MOFFMEでは
- 犬の後ろ足がおかしい時に考えられる病気
- 犬がふらつく際に考えられる病気
- 犬の後ろ足がおかしい時の対処法
を詳しく紹介・解説してまいります。
是非、最後までご覧ください。
犬の後ろ足がおかしい時に考えられる病気を紹介

愛犬の後ろ足が動かず急に歩けなくなったり、ひどいときには立ち上がれなくなったりすると、とても心配ですよね。
痛みを伴うこともあるので、早めの対処ができるようにどのような病気があるのか知っておきましょう。
よく聞くのは、ダックスフンドなどに多い椎間板ヘルニアではないでしょうか。
後ろ足が麻痺していたり動かしにくくなる病気は、他にもいろいろあります。
ここでは、愛犬の後ろ足がおかしい時に考えられる病気を
ここで紹介した病気を勝手に診断せずに、何か少しでもおかしければ、早めに獣医師のもとへ連れて行ってあげましょう。
神経の病気
などの脊髄に関係する病気があります。
脊髄とは、背骨の中を通る太い神経の束のことで、脳と全身に情報伝達を行うとても大切な役割をしています。
上にあげた病気はすべて脊髄へダメージが加わり損傷するとふらつきや麻痺、歩行ができなくなったりします。
脊髄に関する病気の中でも症状が似ていて診断ができないものもあり、たとえば、脊髄梗塞はMRI検査をして詳しく調べ、確定します。
骨、関節や筋肉の病気
などがあります。
高い所からジャンプをして飛び降りたり、落下事故によって後ろ足の骨折や関節脱臼をしてしまいます。
膝蓋骨の脱臼では、先天性のものや発育途中に発症するものがあり、骨格の変形を起こしてしまい、さらに脱臼してしまうこともあります。
発症は稀ですが、骨折の原因として骨にできる腫瘍やホルモンの疾患、栄養が偏ったりすることで、骨がもろくなって骨折することがあります。
血管の閉塞
などがあります。
心臓への細菌感染による炎症や外傷での血栓、フィラリア、甲状腺機能低下症や先天的な心臓病などが原因です。
大動脈血栓塞栓症は、後ろ足の大動脈が枝分かれする部分の血管が細く、そのため血栓が詰まりやすくなっています。そこに血栓が詰まると、後ろ足への血流が滞り足を動かせなくなります。
腫瘍などが血管を圧迫することで閉塞を起こしてしまう場合もあります。
犬がふらつく際に考えられる病気を各々解説

愛犬がふらついていると、とても心配になると思います。
老化が原因かもと思っていても病気が隠れている場合もありますので、何かあれば早めに獣医師に診てもらいましょう。
時間が経つほど悪化してしまうことがありますので気をつけましょう。
健康でお散歩が大好きな愛犬がお散歩できなくならないように、普段からよく観察したり様子をみてあげましょう。
病気の種類、治療法や予防方法も詳しく解説していきます。
ここでは
- 椎間板ヘルニア
- 変性性脊髄症
- 馬尾症候群
- ウォーブラー症候群
などの脊髄や神経の病気と
などの先天性の病気から形成異常の病気、血管の病気を詳しく解説していきます。
椎間板ヘルニア
椎間板とは背骨の間と間にあるクッションの役割をしているもののことで、その椎間板が脊柱管内(神経の通っている所)に突出して、神経圧迫を起こします。
排尿ができなくなったり、非常に重篤になる場合がありますので注意が必要です。
外科手術を推奨されますが、程度によっては投薬や安静などで治療することもあります。
原因は遺伝的要素と老化によるものがあり、完全に予防はできないので、背骨に負担をかけないように気をつけてあげましょう。
変性性脊髄症
変性性脊髄症は、痛みはなく後ろ足の麻痺症状がゆっくりと進行していきます。現在完治できる治療法はありません。
発症後約3~4年で亡くなります。
原因は不明の遺伝性疾患です。
シェパードやコーギーに多く発生しており、初期症状は後ろ足を引きずったり、進行すると起き上がれず、排泄のコントロールができず失禁をしてしまします。
発症後のケアとしては足先の保護と、体重管理、理学療法にハーネスやカートを使用してあげましょう。
馬尾症候群
馬尾症候群は腰仙部の背骨と骨盤が接する部分が不安定になったり狭窄してしまうことで、馬尾神経(細い脊髄神経根の束)が圧迫されておこる病気の総称です。
(多く報告されているのが変性性腰仙椎狭窄症です。)
主な症状は後ろ足がふらついたり尿や便の失禁、尻尾の麻痺です。
治療は運動制限や投薬による温存療法と外科的手術で固定する外科的治療があります。
レトリーバーやシェパードなどの大型犬種に多い傾向があり、小型犬種でも認められます。
ウォーブラー症候群
頚椎すべり症などとも呼ばれている病気で、グレートデンのような超大型犬種やドーベルマンなどの大型犬種がよく発症します。
子犬の時に運動をさせすぎたりしないように、また、栄養素をしっかり与えましょう。
治療はステロイド剤の投与や安静にしたり運動制限での温存療法や外科的手術をしますが、多くの場合は慢性的に進行し、歩行困難になります。
後ろ足がふらついたり、首の痛みから首を動かさず、頭を低い位置に保つ行動をします。
水頭症
チワワなどの超小型犬種に多い
先天性疾患で、 脳室に脳脊髄液が溜まってしまうことで脳が圧迫され、さまざまな症状を引き起こします。(後発する場合もあります。)
元気がなく、ぐったり寝てばかりいたり、しつけの際にトレーニングができないことで気付くことが多いでしょう。
症状が進行すると、ふらついたり、回ってしまったりする歩行異常や攻撃的に性格が変わってしまったり、失明や昏睡状態になったりします。
環軸椎亜脱臼
首にある頚椎の一番目にある第一頚椎の環椎と、二番目にある第二頚椎の軸椎との間にある靱帯が形成異常のため、環椎と軸椎が亜脱臼を起こし脊髄を圧迫してしまう病気です。
発症すると痛みがあるため頭や首を触られるのを嫌がります。進行すると立てなくなります。ときには亡くなることもあります。
安静と首のコルセットで改善することもありますが、一般的には手術が必要です。
チワワやマルチーズ、パピヨンなどでが好発犬種です。
大動脈狭窄症
心臓の左心室と大動脈をつなぐ部分の大動脈弁が狭窄し、血液の流れが悪くなる病気です。
大型犬に比較的多い心臓疾患で、好発種はゴールデンレトリーバーなどです。
初期症状はほとんどなく、飼い主さんが気付くときには進行していることが多いです。
失神したり運動を嫌がったり脈が弱くなります。突然死もあります。
ほとんどが先天性なので、様子を観察し早期発見できるようにしましょう。
予防方法も確立された治療法もありません。
肺動脈狭窄症
肺動脈弁という右心室と肺動脈の間にある血液の逆流を防ぐ弁が生まれつき狭い状態を肺動脈弁狭窄症といいます。
健康診断で見つかることが多く、子犬でも健康診断を受けさせてチェックしておきましょう。
1歳未満の死亡率が50%を超すため、早期治療が必要です。
気付かずに時間が経ってしまうと心臓に負荷がかかり心不全を起こしたり呼吸困難や腹水が貯留してしまいます。
ミニチュア・シュナウザーやテリアなどが好発犬種です。
犬の後ろ足がおかしい時の対処法を紹介

いろいろな病気を紹介してまいりました。
愛犬が歩けなくなると飼い主さんもつらいと思います。
もし、愛犬の後ろ足がおかしかったり、動かなくなってしまった場合は慌てずに、早急に対応することが必要になります。
ここでは、
悪化させることがないようにどのように対処したらいいのか覚えておき、いざという時にはすぐに動けるようにしておきましょう。
中には命にかかわるものもありますので、夜間や救急、休診日でも診察してもらえる病院を探しておくことをおすすめします。
防ぐことのできない病気もありますが、普段から体重管理などの健康管理をしておきましょう。
犬の後ろ足がおかしい時の対処法
まずは症状が悪化しないようにケージやキャリーケースに入れて動けないようにしましょう。
無理に動くと症状の悪化に繋がったり、バランスを取れず倒れてしまうことによって、他のところを痛めてしまったり、時には骨折してしまったりします。
なるべく犬に負荷がかからないように、そっとケージやキャリーケースにうつし、なるべく早く病院へ連れていきましょう。
もし判断できなければ、病院へ連絡し、指示を仰ぎましょう。
包帯を使うのはNG
何か異常や症状が出ている場合に、保護をする目的で愛犬の足に包帯等を巻いたり、無理に固定したりしないようにしましょう。
保護したくなるかもしれませんが、余計に動きづらくなってしまって負荷がかかってしまったり、包帯が気になって取ろうとしたりして体を無理に動かしたり、変な体勢になってしまったりして症状が更に悪化する場合がありとても危険です。
勝手に処置をせず病院へ連絡し、状況を説明してどのようにすればいいか指示を仰ぎましょう。
まとめ
ここまで、
- 犬の後ろ足がおかしい時に考えられる病気
- 犬がふらつく際に考えられる病気
- 犬の後ろ足がおかしい時の対処法
を詳しく紹介・解説してまいりました。
老化現象による犬の後ろ足が動かなくなる場合以外に、何か病気が隠れている場合もありますので、いつもと違うなと感じたり、何か異変があるときは様子を見ずになるべく早く獣医師さんにみてもらいましょう。
早く対処することで悪化を防いだり、命を守れたりすることもありますので普段から気にかけてあげて健康診断等、健康管理をしておいてあげましょう。
MOFFMEでは、他にも様々なペットやペット保険に関する記事を多数公開しておりますので、ぜひ参考にしてみてください!