
『クリッカートレーニング』という言葉をご存知でしょうか。クリッカートレーニングとはイルカのトレーニングで使われていた高い効果が期待できるトレーニング方法です。今回のMOFFME記事では、クリッカートレーニングの方法や注意点を紹介していきます。
この記事の目次
目次を閉じるクリッカートレーニングについて詳しく紹介!愛犬のしつけ方
愛犬のしつけに悩んでいる方は、これからご紹介するクリッカートレーニングについて理解を深める事でしつけに関する悩みが解決するかもしれません。
犬に限らず、動物を飼う場合は人間の生活に合わせてもらう際に、しつけをしなくてはいけません。
しかし、人間の言葉が通じる訳ではないので、何が正しいかをどのように教えればよいか分からないと悩みを抱える方は非常に多くいます。
そこで今回「MOFFME」では、
- クリッカートレーニングを始める前の確認事項
- クリッカートレーニングの方法を紹介
- クリッカートレーニングの注意点を紹介
クリッカートレーニングを始める前の確認事項
クリッカートレーニングを始める前に、クリッカートレーニングとはどのようなものなのかを理解していないといけません。
もし、間違えたトレーニングをしてしまうと、間違った事を愛犬が正しいと認識してしまい今よりももっとしつけが必要になってしまう可能性が高まります。
そのため、この項では、
- そもそもクリッカーとは何か?
- クリッカートレーニングとは『正しい行動を強化するトレーニング』
クリッカーとは
クリッカーとは、カチッと音がなるプラスチック製品の事を指します。
元々クリッカーというのは、水族館等にいるイルカの調教に使われていたものですが、犬のトレーニングにも応用可能なのではないかと言われ始め、注目を浴びています。
クリッカー自体の扱いはとても簡単で、ついているボタンを押すとカチッと音がなる仕組みになっているので、お子さんでも問題なく使えるため、お子さんに愛犬のトレーニングをしてもらう事も可能です。
クリッカートレーニングとは『正しい行動を強化するトレーニング』
クリッカートレーニングの目的は、正しい行動を強化する事です。
強化するというのは、特定の行動をよりして貰えるように教える事を指します。
例えば、特定の状況ではお座りをして欲しいと考えている場合は、クリッカートレーニングを通じて行動を強化する事で、お座りをしてくれる頻度が高まります。
また、クリッカートレーニングを続けると愛犬も理解してくれ、教えた事を教えた時に自然としてくれるようになるため、継続して行う事もとても大切です。
クリッカートレーニングの方法を紹介
クリッカートレーニングをする場合は、ある一つの理論に基づいてトレーニングをしていくと上手く愛犬に何をして欲しいのかを伝える事が出来ます。
また、この理論は犬だけでなく他の動物にも応用可能なため、犬以外の動物を飼いたい方や身の回りにペットを飼っている方にとっても、使っていただけるものになっています。
そこでこの項では、
- まずは『クリッカーの音=褒美』と覚えさせよう
- クリッカートレーニングでおすわりを覚えさせるには
まずは『クリッカーの音=褒美』と覚えさせよう
クリッカートレーニングの肝は、クリッカーの音=褒美と覚えさせる事です。
クリッカートレーニングで意識して欲しい事は以下の流れに沿ってトレーニングを進めていく事です。
- 教えたい事を行動してくれるまでひたすらに教える
- 行動をしてくれたらクリッカーをカチッと鳴らす
- 鳴らした後にペットが大好きな褒美としておやつをあげる
クリッカートレーニングでおすわりを覚えさせるには
クリッカートレーニングでおすわりを覚えさせるには、おすわりをした後にクリッカーを鳴らしご褒美をあげるという簡単な流れを何度も繰り返す事で、ペットにおすわりを教えることが出来ます。
先ほどもご紹介した通り、ペットにとって欲しい行動の後にクリッカーを鳴らし褒美をあげることで、褒美欲しさにその行動を積極的にとってくれるようになります。
そのため、おすわりに限らず、他の行動もとってくれるようにトレーニングすることも可能なため、他にも応用することも出来ます。
クリッカートレーニングの注意点を紹介
クリッカートレーニングの一連の流れは理解しても、間違った方法でトレーニングをしてしまうと中々効果を出すことが出来ません。
効果を出すには、正しい考え方だけでなく正しい行動もしなければ得たい結果を出すことは出来ません。
そこで、トレーニングの注意点としてこの項では、
- 不必要に鳴らさないこと
- タイミングが大事
- 時間をかける
- クリッカー音とご褒美の関連づけが大事
不必要に鳴らさない
クリッカーを鳴らす時は必ず必要な時だけ鳴らすようにしましょう。
トレーニング以外でクリッカーの音を鳴らすと、今までの法則がペットの中で崩れてしまいどんな行動を取ればご褒美が貰えるのかが分からなくなってしまいます。
ペットの中で法則が崩れてしまうと、トレーニングをしようとクリッカーの音を鳴らしてもご褒美を貰えるか分からないペットはして欲しい行動をしてくれなくなってしまいます。
そのため、クリッカートレーニングをする際は不必要にクリッカーを鳴らさないようにしましょう。
タイミングが大事
クリッカーの音を鳴らすタイミングも、ペットが理解出来るようなタイミングで鳴らすようにしましょう。
クリッカーはペットがして欲しい行動をしてくれた時に鳴らしますが、鳴らすタイミングがあまりにも早すぎたり遅すぎたりしてしまうと、何故鳴ったのかをペットが理解しにくくなってしまいます。
クリッカーの音がなぜなったのか理解出来ない状況が続くと、不必要にクリッカーを鳴らした時と同様にトレーニングの効果が落ちてしまうため、適切なタイミングで音を鳴らすようにしましょう。
時間をかける
クリッカートレーニングは短い期間ではなく、長い期間をかけてトレーニングするようにしましょう。
犬の集中力は5分~10分の間しかもたないと言われていて、長時間トレーニングをしてしまうとペットにストレスを与えるだけになってしまいます。
そのため、長期スパンで物事を教える前提で短時間のトレーニングを何回もする方針でトレーニングをしていきましょう。
クリッカー音とご褒美の関連づけが大事
クリッカートレーニングで肝となる点は、ご褒美との関連付けです。
ペットの頭の中で、クリッカーのカチッという音が鳴る事がご褒美に繋がる事とイコールにならないとクリッカートレーニングの効果を出すことが出来ません。
そのため、クリッカートレーニングをする際は、クリッカーの音とご褒美がペットの頭の中で関連付くように意識してトレーニングをしていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事のまとめは以下の通りです。
- クリッカートレーニングとは正しい行動を強化するトレーニング方法
- クリッカーの音=ご褒美が貰えるとペットに認識させよう
- 不必要な時にクリッカーの音は鳴らさないようにしよう
- トレーニングで一番大切なのは、クリッカーの音とご褒美の関連付け