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犬の鳴き声は威嚇している時や甘えている時や、場面によって変わることがありますよね。鳴き声は話せない犬にとって、飼い主に気持ちを伝えるための大切なサインです。今回は犬の鳴き声からわかる気持ちや、犬の鳴き声がうるさい時のしつけ方法について詳しく紹介します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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犬の鳴き声から気持ちがわかる?鳴き声一覧を紹介!

犬の鳴き声にはさまざまな種類がありますよね。言葉が離せない犬は、鳴き声で飼い主にサインを送っています。


犬の鳴き声に対する理解を深めることで、犬とのコミュニケーションをとることができるようになります。犬の鳴き声は英語で「bowwow」と発音しますが、小さな子どもがいる家庭では、英語の勉強のきっかけとして鳴き声を注意して聞いてみてもいいかもしれません。


今回MOFFMEでは、

  • よく聞く犬の鳴き声はどんな意味から?鳴き声の種類一覧
  • 犬の鳴き声を聞き分けるポイントとは?
  • 犬の鳴き声がうるさい時の対処法やしつけ方
  • ご近所から苦情がこないための鳴き声防止対策

について詳しく解説します。


ぜひ最後までご覧ください!

よく聞く犬の鳴き声はどんな意味から?鳴き声の種類一覧


ここでは鳴き声の種類をまとめました。

鳴き声の種類鳴く意味
高い声でアンアンと鳴く時嬉しい時、喜びから
わんわんと低い大きな声で吠える時警戒や威嚇から
キャンキャンと甲高い声で鳴く時怖い時、恐怖や痛みから
ウォーンと遠吠えする時寂しい時やストレス
クーンやクンクンと鼻を鳴らすように鳴く時甘える時や寂しい時
ウーッと喉を鳴らすように唸る時攻撃しようとしている

それぞれの意味について詳しく解説します。


愛犬が良く出す鳴き声があるかと思いますが、それがどんな意味を持っているのかをよく理解しておきましょう。鳴き声の理由を知ることで愛犬の気持ちがわかり、コミュニケーションを取れるようになりますよ。


また、同じような鳴き声でもシチュエーションによって理由が異なる場合もあります。愛犬が喜んでいるのか、寂しい気持ちなのか、興奮しているのかをよく理解しておきましょう。


どんなシチュエーションで鳴きやすいのかも注意して観察しておくと、対処もしやすくなります。

高い声でアンアンと鳴く時:嬉しい時、喜びから

犬が高めのトーンで「アンアン」と鳴いているときは、嬉しい気持ちや喜んでいる気持ちをあらわしています。体をくねせれて、体全体で喜びを表現しているのが特徴です。


飼い主が学校や会社から帰宅したときなどの、尻尾を振りながら近づいてきて「アンアン」と鳴いていたら、飼い主が帰ってきて嬉しい気持ちを表現しています。


ほかにも、飼い主がご飯の用意をするために立ち上がり食器などを準備していたり、散歩のためのお散歩グッズを用意しているときにも聞いたことがある飼い主は多いと思います。


これも喜びを表現しているときにみられる鳴き声です。連続して「アンアン」と鳴いているときは、早くご飯を食べたいなどの要求として鳴いていることもあります。

わんわんと低い大きな声で吠える時:警戒や威嚇から

低く大きな声で「わんわん」と吠えているのは、相手に対して警戒している鳴き声です。家の中から窓の外に向かって吠えたり、散歩中にすれ違う犬や人間に「わんわん」と鳴くのは、警戒心のあらわれでしょう。


怖がりやすい犬や縄張り意識が高い犬は、警戒心から低く大きな声で鳴くことが多い傾向があります。特に縄張り意識が強い犬は、自分や家族以外を縄張りから追い出すことに満足感や達成感を感じている犬も存在します。


しかし、何度も会って相手に慣れたり、怖い気持ちを落ち着かせるトレーニングを重ねれば改善できますよ。警戒や威嚇によって吠えることが週間づいてしまうと改善が難しくなりますので、できるだけ早いうちに対処することをおすすめします。

キャンキャンと甲高い声で鳴く時:怖い時、恐怖や痛みから

甲高い声でキャンキャンと鳴いているときは、怖いことがあったり痛みを感じたりしているときにみられる鳴き声です。場合によってはパニックを起こしている可能性もあります。


注意したい点は、キャンキャンと鳴きながらその場から動けなくなったり、片足を上げている場合は、どこか痛いかケガをしている可能性があることです。


ただし、驚いたときにも甲高い声で鳴くことがあります。嬉しい時にも、興奮や要求の意味を込めて「キャンキャン」と鳴くこともあります。


散歩中の場合は、何かを踏んで肉球や爪を傷つけているかもしれません。

ウォーンと遠吠えする時:寂しい時やストレス

オオカミのように「ウォーン」と遠吠えをしているのは、いくつか理由が考えられます。しかし、遠くまで響くような大きい声なので悩んでいる飼い主も多いでしょう。


遠吠えの理由としては、家族とのコミュニケーションをとるためといわれています。飼い主の家族のうち誰かがいないときは、寂しさからその家族を呼ぶために遠吠えしている犬もいます。


また、縄張りを主張するために遠吠えをする場合もあります。長く響く音では、防災無援や救急車のサイレンの音を遠吠えと勘違いし、遠吠えしているケースです。


何もないのに遠吠えをしている場合は、寂しさやストレスから家族を読んでいる可能性もありますので、生活環境に問題がないかチェックしてみましょう。

クーンやクンクンと鼻を鳴らすように鳴く時:甘える時や寂しい時

鼻を鳴らすように、「クーン」や「クンクン」といった切ないような情けないような鳴き声は、甘えるときや寂しいときにみられます。特に子犬は、「クンクン」と鳴きながら動き回る様子がみられますが、これは家族や兄弟を探しているときの鳴き声です。


飼い主と離れたときに寂しさから「クーン」と情けないように鳴くこともあるでしょうが、過剰に鳴き続ける場合は分離不安の可能性もあります。あまりひどいと近所からの苦情につながってしまうケースもありますので、注意が必要です。


ほかにも、ピーピーと聞こえるような鳴き声も、飼い主の食べ物をほしがったり、甘えたいときに出す鳴き声です。


ピーピーと鳴いている愛犬を見ると飼い主も切ない気持ちになって、思わず食べ物をあげたくなる気持ちになるかもしれませんが、クセになるとそのあとが大変なのでおすすめしません。

ウーッと喉を鳴らすように唸る時:攻撃しようとしている

「ウーッ」と鳴いているときは、相手を攻撃しようと威嚇しているときです。犬によっては「ぐー」と聞こえることも。特に背中の毛が逆立ち姿勢を低くして、犬歯を見せて唸っているときは近づかないことです。


このようなときに手を出してしまうと、噛まれることも。そっとしておき、その場から離れることをおすすめします。遊んでいるときに興奮して喉を鳴らすように鳴くこともあります。


愛犬がどのようなときにこの鳴き声を出すのかを把握しておきましょう。幼犬のころからのしつけも大切ですが、もし成犬になっても改善しない場合は、ドッグトレーナーに相談してみることをおすすめします。

犬の鳴き声を聞き分けるポイントとは?


犬の鳴き声には多くのバリエーションがあり、声のトーンや鳴く長さによって犬の感情を知ることができます。


ここでは犬の鳴き声を聞き分けるポイントとして、

  • 声の高低
  • 何回繰り返しているか
  • 鳴いたり唸ったりする長さ
  • 補足:鳴き声がおかしいと感じたら

について詳しく解説します。


愛犬はふだんどんな声で鳴いているか思い出しながらご覧ください。

犬の鳴き声を聞き分けるポイント①:声の高低

犬の鳴き声を聞き分けるポイントのひとつめは、声のトーンです。


声のトーンが低い場合は、警戒心や威嚇の気持ちを表しています。低く大きい声で「わんわん」と鳴いたり、「ぐー」と唸ったりしている場合は、警戒している気持ちを表現しています。


一方で、「キャンキャン」と甲高い声の鳴き声は、不安や恐怖を感じているときにみられる鳴き声です。ただし、高い声は嬉しさを表現している場合もありますので、状況によって判断しましょう。

犬の鳴き声を聞き分けるポイント②:何回繰り返しているか

繰り返している頻度も、犬の鳴き声を聞き分けるポイントのひとつです。


「わん」や「キャン」のように、1回~2回の場合は、あいさつや驚いただけの場合が多いでしょう。しかし、長い間何度も繰り返す場合は、飼い主やほかの犬に何かを伝えたいサインの可能性もあります。


異常や警戒心を伝えたいときに、何度も繰り返して鳴くことがありますので、何か原因がないか確認しましょう。

犬の鳴き声を聞き分けるポイント③:鳴いたり唸ったりする長さ

遠吠えなどのように長く鳴いたり唸ったりしている場合は、相手を攻撃しようとしたり威嚇したりといった意味が込められています。防災無線や救急車のサイレンに反応して遠吠えをするのは、自分の縄張りを主張しているあらわれです。


短い声で吠える場合は、相手に対する警告や恐怖心を表現しています。攻撃的になり、問題行動に発展しないように、きとんとしたしつけを行いましょう。

補足:鳴き声がおかしいと感じたら

一言で犬の鳴き声といってもさまざまなバリエーションがあります。しかし、そのどれもがかわいい愛犬の何かしらのサインなのです。嬉しい気持ちや喜びを表現するために鳴くときもあります。


しかし、鳴き声が聞きなれない変わった声や、異常に長く続いているなどおかしいと思ったら、早めに動物病院を受診しましょう。体のどこかに不調を感じていたり、ケガをしていたりする可能性があります。


言葉を使って離せない愛犬は、声のトーンや回数、長さでを変えて鳴くことで、飼い主へ最大限のサインを出しています。愛犬の気持ちを少しでも理解できるように、サインを聞き逃さないように耳を傾けてください。

犬の鳴き声がうるさい時の対処法やしつけ方は?


犬は興奮したときや喜んだときも鳴くため、対処のしかたに困っている飼い主も多いのではないでしょうか?犬が鳴きやむ効果音が出るアプリを試してみたり、怒ることでやめさせようとしたり、いろいろ試したくなるものです。


ここでは犬の鳴き声がうるさい時の対処法やしつけ方として、

  • 人が来た時にうるさく鳴く時の対処法
  • 要求吠えがうるさい時の対処法
  • 散歩中にすれ違う人や犬に吠える時の対処法
  • 犬が認知症になったことで吠える時の対処法
  • 補足:あまり吠えない犬種とは?

について詳しく解説します。

人が来た時にうるさく鳴く時の対処法

人が来た時にうるさく鳴くときは、警戒していることが原因のひとつです。知らない来客などが自分の縄張りに入ってきたことに対する警戒から、うるさく鳴いていることが考えられます。


くわえて、宅配便など用事が済んだら帰るような人が来たときも吠えることがあります。このときに「吠えたらいなくなった」という経験を覚えている可能性もあります。


対処法としては、クレートトレーニングをおこない、クレートに入ってもらいましょう。部屋に放しておくと、犬が守るべき縄張りの範囲が広いため、警戒して吠えることを助長してしまいます。


クレートに入ってもらうことで安心感を与えるとともに、犬が守るべき範囲を狭めることも、警戒して吠えるのを抑えることができます。

要求吠えがうるさい時の対処法

何か要求するときにも鳴くことがあります。散歩に行きたいときやご飯を早く食べたいときにくわえて、ケージから出たいとき要求吠えをします。


要求吠えで注意したいのが、叱ったりおやつで気をそらせることです。大きな声で叱ると、飼い主がかまってくれたと思って、さらに大きな声で鳴く可能性もあります。


また、おやつで気をそらせることも、要求が通ったという成功体験が要求吠えをエスカレートさせる原因になってしまいます。


対策としては、無視をしてその場を離れてみましょう。要求が通らないことを学習することにつながります。別の方法としては、「おすわり」などで気をそらしたり、要求の原因となる習慣行動の時間をずらすなどが挙げられます。

散歩中にすれ違う人や犬に吠える時の対処法

散歩中にすれ違う人や犬にほえてしまう原因はいくつか考えられます。ひとつは、社会化不足です。子犬のころにあまり人や犬に触れなかったことで、成犬になってからさまざまなものに恐怖心を持つようになることです。


もうひとつは、縄張り意識が強い犬だと、ふだんの散歩コースを自分の縄張りとみなしている可能性があります。


対処法は、犬が警戒心からすれ違う人に吠えている場合は、犬が対象に気づく前におやつなどで気をそらしてみましょう。家では与えないような特別間のあるものにするとさらに効果が期待できます。


警戒心が高い犬の場合は、散歩のたびにコースを変えるのも対処法のひとつです。興奮しやすい犬の場合、犬に引っ張られて飼い主が転倒してしまう可能性もありますので気をつけましょう。

犬が認知症になったことで吠える時の対処法

老犬が認知症になることで吠えることがあります。昼夜のバランスを保つことで、夜は眠るようにできれば問題はありません。


場合によっては、睡眠導入剤を獣医師から処方されるケースもありますが、体質による効果の有無もあります。老犬の認知症による夜鳴きなどは、飼い主の不眠につながり健康を害する可能性もあります。


また、近隣とのトラブルなどの深刻な問題に発展しかねません。ほかの症状がないかチェックし認知症が疑われる場合は、事前に近隣住民に話しておくことも対策のひとつです。


ひどいようであれば老犬ホームに預けたり、防音室の購入も視野に入れて対策を検討しましょう。

補足:あまり吠えない犬種とは?

個体差もありますが、まったく吠えない犬種は存在しません。しかし、犬の中にはあまり吠えない犬種が存在します。主に愛玩犬として生まれた犬種で、かわいい見た目や人懐っこい性格のほかに、あまり吠えないという特徴があります。


ちなみに、よく吠える犬種は猟犬として活躍した過去を持つ犬種です。大人しい性格では狩りに向かないことはイメージしやすいと思います。


あまり吠えない犬種としては、パグが挙げられます。パグは明るくて性格がのんびりしているため、攻撃的に吠えることが少ないです。飼い主以外にもよく懐き友好的なため、小さい子どもや高齢者がいる家でも飼いやすい犬種です。


ほかにもトイプードルは知能が高く、きちんとしつけをすれば飼い主のいうことをよく聞き、吠えることは少ないでしょう。

ご近所から苦情がこないための鳴き声防止対策


ここではご近所から苦情がこないための鳴き声防止対策として、

  • マンションなら防音用の壁紙シールを貼る
  • 鳴き声のしつけ防止グッズを使う
  • 子犬のうちから鳴き声のしつけをしておくことが大切!

について詳しく解説します。


犬が鳴きやまなくて困っている飼い主は、効果音が出るアプリを試してみたり、怒ることでやめさせようとしたり、いろいろ対策をとっても難しい場合もあります。


犬に対するしつけもしながら、飼い主もできることをして、近所からの苦情でトラブルにならないようにしましょう。気になるアイテムがあったら通販サイトなどで検索してみることをおすすめします。

マンションなら防音用の壁紙シールを貼る

どうしても鳴き声が気になりご近所からの苦情が心配な場合、マンションであれば防音用の壁紙シールをおすすめします。壁に貼ることで防音壁がわりに使うことができ、シールで春だけなので簡単に取り付けることができます。


クッション性のあるオシャレなデザインのものもありますので、お部屋の雰囲気も変わって楽しめますよ。


鳴き声対策でしつけもしながら、即効性のある対策を求めている方は検討してみてください。

鳴き声のしつけ防止グッズを使う

鳴き声のしつけを防止するグッズを使うこともおすすめです。犬が鳴いたら静電気や振動で刺激を与えて、無駄吠えを止められるグッズです。


刺激の強さを調整することもできますが、犬の体調などによっては使えない場合もあります。はじめは弱い刺激から始めて、様子を見ながら使用するようにしましょう。


防止グッズによっては、小型犬から大型犬まで幅広い犬種に使えるアイテムもあります。気になる方は、通販サイトなどで探してみてください。

子犬のうちから鳴き声のしつけをしておくことが大切!

犬が鳴くのにはいくつかの原因があります。声のトーンや長さなどで、伝えたいことが異なります。もしも認知症などが原因で、毎晩夜鳴きに悩まされる飼い主もいるかもしれません。


怖い思いから警戒心を抱いている可能性もありますし、楽しい気持ちの場合もあります。しかし、無駄吠えと呼ばれるものは、子犬のうちから鳴き声のしつけをしておくことが大切です。


犬の鳴き声が飼い主の負担や近所迷惑のつながることもあるかもしれません。幼犬のうちからしつけておき、トラブルに発展しないようにしましょう。

まとめ:犬の鳴き声から犬の気持ちがわかる?

今回MOFFMEでは、

  • よく聞く犬の鳴き声はどんな意味から?鳴き声の種類一覧
  • 犬の鳴き声を聞き分けるポイントとは?
  • 犬の鳴き声がうるさい時の対処法やしつけ方
  • ご近所から苦情がこないための鳴き声防止対策

について詳しく解説しました。


犬が鳴いているときは、どんな鳴き声をしているのか耳を傾けて、鳴いている理由を予想しましょう。犬の気持ちを理解することで、鳴いている原因などがないかを知ることができます。


鳴き声がうるさくても大きな声で叱ってはいけません。鳴いたら飼い主が反応してくれたと学習して、さらに大きな声で鳴くようになる可能性もあります。


鳴いている理由を理解し、コミュニケーションが深められるよう、愛犬のサインに耳を傾けましょう。


またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!