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猫にとって100グラムの増減は大きな変化です。飼い主さんとしてしっかりと猫の体重に関する知識を身につけて定期的なチェックを行う必要があります。今回のMOFFME記事では、猫の平均体重や肥満予防策、肥満時の病気について解説していきます。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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猫の平均体重はどのくらい?猫の適正体重早見表や肥満の目安

猫の平均体重はどのくらいかご存じでしょうか。平均体重を知っておくことは、猫の健康管理をするうえでとても重要です。


肥満の原因は、運動不足やおやつのあげすぎなどが考えられます。もし肥満について気になるようであれば、1日の接種カロリーを確認するなど肥満の原因がないか考えてみましょう。


今回のMOFFMEでは、

  • 猫の平均体重
  • 猫の肥満予防方法を紹介
  • 肥満によって発症する猫の病気を紹介

について詳しく解説します。


猫の平均体重や、肥満の予防法やリスクも紹介します。もし、体重に関して気になることがあれば、フードのカロリーは適正か、ダイエットが必要かなどを考えるきっかけにしてください。


猫の身体に関わることですので、心配な場合は獣医師に相談しましょう。フードやダイエットに関する相談にものってくれるでしょう。

猫の平均体重を紹介


ここでは、

  • 猫の年齢別平均体重
  • 猫の体重を人間に換算するとどのくらい?
  • 猫の痩せすぎ・太りすぎの基準

について詳しく解説します。


猫が肥満になる原因のひとつに、動物病院でおこなう避妊や去勢手術があるといわれています。避妊・去勢手術をおこなうことで、メスであればエストロゲン、オスであればテストステロンなどのホルモンの分泌量が変わります。


それぞれ違う作用のホルモンですが、脂肪代謝が弱まるなどの理由で肥満につながり、平均体重を上回る可能性があります。もし平均体重を上回るなど、肥満の兆候がみられたら1日の食事量を調整するなどして体重管理をしましょう。


なかなか体重のコントロールがうまくいかない場合は、動物病院で相談してもいいかもしれません。

猫の年齢別平均体重

猫の、年齢別の平均体重は以下のとおりです。
年齢平均体重
0週間約100g
1週間約150g~200g
3週間約300g~400g
4週間

約400g~500g

2ヶ月約950g~1㎏
3ヶ月約1㎏~1.5㎏
6ヶ月約2.5㎏~3㎏
12ヶ月約3㎏~5㎏
生後1週間の平均体重は約150g~200gです。

猫の健康管理をおこなううえで、平均体重はとても大切な指標になります。愛猫の体重は平均体重よりを上回っているのか、平均体重より下回っているのかを把握しておきましょう。

生後12ヶ月は人間でいう20歳で、成長がひと区切りついた成猫といえます。1歳を過ぎると、体重に大きな変化はみられなくなるでしょう。

猫の体重を人間に換算するとどのくらい?

猫の体重を人間に換算できる、明確な基準はありません。例えば、3㎏の猫の体重が100g増えても、体重が60㎏の人間に置き換えて2㎏増えたとはならないのです。


体重には個人差がありますので、平均体重より重くても肥満とは限りません。中には8㎏程度まで成長する猫種もありますので、平均体重だけで判断しないようにしましょう。


とはいえ小さな体の猫にとっては、数百gでも大きな変化です。健康管理の面からも、愛猫の体重の変化には注意してください。

猫の痩せすぎ・太りすぎの基準

猫の体型が適正かどうかを判断する基準として、「ボディ・コンディション・スコア」と呼ばれる指標があります。腰やお腹、肋骨などの見た目や触った感触の状態を5段階で評価します。


骨が浮き出ていたり、腰のくびれが細くなっていたりという場合は、痩せすぎの可能性が高いといえるでしょう。


ほかにも、横から見てお腹がへこみ過ぎていることも、痩せすぎの場合があります。骨がゴツゴツして見えている場合は「痩せすぎ」の可能性が高いので、注意してください。


一方、背骨や肋骨部分を触ってみて、骨まで触れない場合は「太りすぎ」の可能性があります。猫の身体を上から見て、くびれが分からない場合も同様です。


ただし猫のお腹はルーズスキンと呼ばれ、たるんで見えます。これは稼働領域を広くするための機能で、肥満ではありませんので覚えておきましょう。


痩せすぎも太りすぎも、あまりに異常があった場合は病気の可能性もありますので、気になる場合は病院を受診しましょう。

猫の肥満予防方法を紹介


ここでは猫の肥満予防方法として、

  • 猫の体重の測り方
  • 見た目チェック方法

について詳しく解説します。


適切な体重の測り方をしないと、愛猫が平均体重に比べてどうなのか正しく把握できません。動いた状態だと正確な体重が測れませんので、適正な健康管理が難しくなるでしょう。


また猫の体重は、個体差はもちろん猫種によっても異なります。体重だけでなく、見た目や触った感触などでチェックすることで、より細やかな体型管理ができるようになります。

猫の体重の測り方

猫の体重を測るときは、猫だけを体重計に乗せる方法は難しいでしょう。体重計に乗ったままでいることは難しいでしょうし、動き回ることで正確な計測ができません。


猫の体重の測り方は、

  • 飼い主が猫を抱っこしたまま体重計に乗る
  • 表示された体重から、飼い主の体重を引く
の手順でおこなってください。

この方法なら、クレートやキャリーケースに入れたままでも猫の体重を測れます。

見た目チェック方法

猫の体重には個体差がありますし、猫種によっても変わります。猫の肥満度をはかるには体重だけではなく、骨や肉付きなどの見た目から判断する方法がおすすめです。


ひとつめは、上から見る方法です。立った状態の猫を上から見て、くびれがわかるようであれば問題は少ないでしょう。もしくびれがわからないようであれば、肥満の可能性があります。


ふたつめは、立っている猫を横から見て、お腹を確認する方法です。お腹の皮膚が、床と並行であれば標準的な体型といえます。お腹が膨らんでいる場合は、肥満気味かもしれません。

肥満によって発症する猫の病気を紹介


肥満は、さまざまな病気や疾患のきっかけとなる状態です。人間でも、肥満になってしまうと糖尿病や心疾患になりやすいことをご存じの方は多いと思います。


ここでは、肥満によって発症する猫の病気として、

  • 糖尿病
  • 関節疾患
  • その他

について詳しく解説します。


予防するには、食事や運動ができる環境かなどを見直してダイエットすることが大切です。不安な場合は、獣医師に相談して適切な体重管理をおこないましょう。

糖尿病

肥満によって発症する、猫の病気のひとつめは糖尿病です。糖はインスリンという成分により細胞に取り込まれます。肥満になってしまうと、脂肪がインスリンの出入り口をがふさいでしまい、糖尿病を引き起こすことになります。


猫で多いのは2型糖尿病と呼ばれ、食事療法や運動療法、血糖値を下げる薬で治療します。場合によっては、インスリン注射が必要になるケースもあります。


猫の血糖値は、ストレスで上がりやすい傾向があります、快適な住環境を整えることも、糖尿病の予防には効果的です。

関節疾患

猫が肥満になることで関節への負担が増え、関節疾患を引き起こすリスクが高まります。体重が数百g増えただけでも、猫の小さな体にとっては大きな負担です。


肥満にならないようにキャットタワーを置くなどして、自由に運動できる環境を整えてあげましょう。運動することで筋肉が発達し、関節を支える効果もあります。


くわえて、滑りやすい床も関節に負担を与えます。コルク材のシートやカーペットを敷いたり、フローリングに滑り止めを塗ったりして四肢への負担を軽減しましょう。

その他

肥満は消火器系や循環器系にも負担を与えますので、注意が必要です。肥満をきっかけにしてさまざまな疾患を発症していくことをドミノにたとえて、「ドミノ理論」といいます。


多量の脂肪が心臓に負担となり、心筋症という病気を引き起こす可能性もあります。心筋症は、猫の病気の中でももっとも苦しい病気のひとつで、完治する方法のない病気です。


ほかにも、脂肪肝や肝硬変のリスクも高まるとされています。愛猫と長く過ごせるように、健康管理に注意しましょう。

まとめ:猫の平均体重はどれくらい?痩せすぎ・肥満には要注意!

今回のMOFFMEでは、

  • 猫の平均体重
  • 猫の肥満予防方法を紹介
  • 肥満によって発症する猫の病気を紹介

について詳しく解説しました。


愛猫がかわいくてオヤツをあげすぎたり、高カロリーな食事を与えてしまう飼い主も多いかもしれません。しかし、肥満は多くの病気のきっかけになります。


猫と長く一緒にいられるように、平均体重を把握して健康管理をすることが大切です。


またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!