
猫が顔や口を寄せてきたり、舐めてきたら嬉しい気持ちになりますよね。猫がこのような行動を取る理由はポジティブなことが多いです。しかし、病気のリスクもしっかりと把握しておきましょう。今回のMOFFME記事では猫にキスするリスクを紹介します。
この記事の目次
目次を閉じる猫にキスするのは危険?猫にキスする際のリスクや病気の可能性
自分の好きな愛猫が、キスをしてくれたり顔を舐めてくれたりするととても嬉しいですよね。よく猫のかわいい行動ランキングなどでも、猫のキスをテーマにした動画が紹介されているのは見たことがあるのではないでしょうか。
猫が飼い主にキスをするのは、お互いの信頼関係を確認することで安心を得るためともいわれています。親猫が子猫におこなうグルーミングは成猫になっても続く行動です。
ただし、猫とのキスにはリスクや気を付けたい点があるのも事実です。
今回MOFFMEでは、
- 猫とのキスで感染する危険性がある病気
- 猫とのキスで口内炎や虫歯は移るのか
- 猫が人にキスする理由
について詳しく解説します。
特に、病気の感染源が多い屋外で飼っている猫などがいる場合は注意してください。猫と触れ合った後は手を洗うなどの対策で予防することができます。
ぜひ最後までご覧ください!
猫とのキスで感染する危険性がある病気を紹介
かわいい愛猫には、たくさんキスをしてかわいがってあげたくなるものです。ただし、猫はさまざまな細菌を保有していて、中には人間に影響を与える病気を引き起こす可能性もあります。
また、意図してキスしないようにしていても、人間が何もしていない時に猫から近づいてくるケースもあります。寝室に猫を入れたり、ベッドで一緒に寝る際は注意が必要です。
ここでは猫とのキスで感染する危険性がある病気として、
- パスツレラ症
- トキソプラズマ
- コリネバクテリウム・ウルセランス症
- 猫のクラミジア性結膜炎
中にはキスしなくても引っかかれても感染する病気もあります。猫と触れ合ったあとは手を洗うなどして予防してください。
パスツレラ症
パスツレラ症は、パスツレラ菌の感染によって引き起こされる感染症です。パスツレラ菌は上気道や消化管に存在し、猫はほぼ100%が菌を持っているとされています。
ただし、猫がパスツレラ菌を持っていても、まれに肺炎を起こすことがありますが症状が出ないことがほとんどです。
パスツレラ菌を持っている猫とキスをすることで、吸い込んだ菌により人間が症状を起こすことがあります。呼吸器系で感染するため、肺炎や気管支炎などにかかる可能性があります。
トキソプラズマ
トキソプラズマは寄生虫で、動物に寄生する原虫の一種です。トキソプラズマ症に感染した場合、子猫だと重症化の可能性もありますが、成猫は症状がでることはほぼありません。
重症化すると、
- 下痢
- 嘔吐
- 呼吸困難
- ブドウ膜炎
- 白内障
コリネバクテリウム・ウルセランス症
コリネバクテリウム・ウルセランス症は、発熱や鼻水など風邪と見分けがつかないような初期症状があります。その後、喉の痛みや咳などの症状が始まります。
猫の症状としては、皮膚炎などの症状や元気がなくなることがあります。気になる場合は、病院で受診しましょう。病院に連れていく際は、手袋やマスクのほか手洗いを徹底してください。
もし人間に感染した場合は、ジフテリアと似た症状がみられます。重症化すると呼吸困難などで死亡することもありますので気を付けましょう。
猫のクラミジア性結膜炎
クラミジア性結膜炎は、猫クラミジア(クラミジア・フェリス)という細菌が感染することによって引き起こされます。結膜炎は、1歳未満の幼少期によくみられます。
クラミジア細菌は、感染している猫の分泌物の中に存在します。例えば、鼻水や目やに、糞便の中などです。屋外飼育をしている際は、感染リスクが高まりますので注意が必要です。
ワクチンで予防できますので、いつ接種すべきかやワクチンの種類は動物病院に相談しましょう。
猫とのキスで口内炎や虫歯は移るのか
猫とのキスではさまざまな感染症などが移る可能性があります。中には、死亡に至る怖い病気もありますので注意が必要です。
猫と触れ合ったあとだけでなく、排泄物を片付けたあとも手洗いをするなど、衛生面に注意しましょう。病気に対する正しい知識を学び、適切な予防策をとるだけで愛猫との幸せな時間を守ることができます。
また猫とのキスで、口内炎や虫歯が移るのか気になる方もいると思います。ここでは、
- 口内炎になる確率は低い
- 虫歯になる確率は低い
口内炎になる確率は低い
猫とキスをして、人間が口内炎になる確率は低いといえます。猫が口内炎になる理由のひとつに感染症がありますが、どれも人間に感染しないウイルスのためです。猫カリシウイルスや猫ウイルス性鼻気管炎ウイルスが該当します。
ほかにも口内炎を引き起こす原因として、腎不全などの病気や、異物を口に入れてできた外傷、自身の免疫が過剰に自分の細胞に反応する免疫介在性疾患などがあります。
どれも人間には影響しないため、口内炎が移るリスクは低いでしょう。
虫歯になる確率は低い
虫歯が猫とのキスで移る確率も低いといえます。猫と人間では、口の中の水素イオン指数であるphが違うためです。
口の中のphは、猫が7.5~8.5のアルカリ性に対して、人間は6.5~7.0の酸性です。そのため猫の口には虫歯菌は存在しておらず、猫はほぼ虫歯にならないとされています。
また、猫に虫歯が少ない理由として虫歯菌が存在しにくい形をしていることや、唾液の中の消化酵素「アミラーゼ」が少ないことも挙げられます。そのため、猫とのキスで虫歯になる可能性は考えられないでしょう。
猫が人にキスする理由を紹介
大好きな猫にキスをするのは、飼い主からペットに対する愛情表現の方法として誰もがおこなっているかもしれません。一方、猫が飼い主にキスをするのはどんな意味が込められているのでしょうか。
ここでは猫が人にキスする理由として、
- 挨拶
- 仲間と認めている
- 愛情表現
挨拶
猫が人間にキスをするのは、挨拶の意味があるとされています。人間であれば言葉を使ったコミュニケーションや、ハグや握手、頬をくっつける文化の国もあります。
しかし、言葉を持たない猫同士は、鼻をくっつけて挨拶をしていると言われてます。鼻を付けるしぐさがキスをしているように見えるのです。鼻を近づけ、相手の鼻の匂いを嗅ぐことで、どこに行ってきたかなどの情報もわかるといわれています。
仲間と認めている
実際、猫もすべての猫にキスをするわけではありません。心を許し、自分の仲間として認めた相手にしかキスをしないともいわれています。
もしも警戒心が残っていれば、首を伸ばして鼻を近づけるだけにとどめてやめるケースを見ることがあるかもしれません。相手に対して敵対心がないことの表現ともいわれています。
お互いが親しみを持っている猫同士で頻繁におこなわれるため、人間にとっての会釈にあたる軽い挨拶といえるでしょう。
愛情表現
猫が人間にキスをする理由に、愛情表現があります。猫と飼い主の間に信頼関係がしっかりと築けている証拠であるともいえます。
猫はキスすることで飼い主の匂いを確認し、安心していることもあるようです。くわえてお腹がすいたり、寂しくてなでて欲しかったりなど、何かを要求する時にもキスをしてくれるようです。
猫種によっては犬のように甘えてくる猫もいますので、個体によっては甘えたがってキスをする猫もいます。
まとめ:猫にキスするのは危険!
今回のMOFFMEでは、
- 猫とのキスで感染する危険性がある病気
- 猫とのキスで口内炎や虫歯は移るのか
- 猫が人にキスする理由
について解説しました。
動物のかわいい動画ランキングなどでも紹介されるなど、猫のキスはとてもかわいいですよね。ただし、感染症などのリスクがあることも十分理解していなければなりません。
口内炎や虫歯が移らないからといって、何も対策をせずにキスをすることは控えましょう。しっかりと、理解を深め正しい対策を取ることで愛猫との幸せな時間を守ることができますよ。
またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!