夏になるとプールで遊んで涼みたくなりますよね。自宅で犬と一緒にプールで遊ぶことができれば楽しく涼むことができます。犬用のプールにはたくさんの種類があるため、愛犬に合わせたプールを選んであげましょう。今回は犬とプールで遊ぶ時の注意点なども詳しく紹介していきます。
この記事の目次
目次を閉じる犬とプールで遊ぶには!自宅で楽しむためのおすすめグッズ
日本の夏は毎年どんどん暑くなってきていますね。人間ですら体調を崩してしまう程の暑さですから、わんちゃん達はもっと辛いはずです。
そんな時には、涼しさと楽しさを一気に味わえるプールはいかがでしょうか?水に浮いた状態は体に余計な負担がかからないので、無理なく運動不足解消もできます!
今回のMOFFMEは、愛犬とプールで楽しむために飼い主さに知っておいてほしい4つのポイントを紹介していきます!
- 犬用のプールのおすすめや選び方
- 犬とプールで遊ぶメリットとは?
- 自宅で犬とプールで遊ぶ時の注意点
- 関西や関東で犬と一緒に遊べる ドッグプールがある施設は?
犬用のプールのおすすめや選び方
早速愛犬をプールで遊ばせよう!と思ったそこの方、今お持ちのプールで、安全に愛犬が遊べるでしょうか?もしくはこれからプールを購入する予定の方は、どんなプールを購入したら良いのでしょうか?
せっかくのプールですから、愛犬が安全に楽しんでくれて長く使用できる物を選びたいですよね。ここからは、愛犬が使用するプールを選ぶ際に大切なポイントを4つ紹介していきます。
- 犬用のプールを選ぶポイント①愛犬が楽しめるサイズ感
- 犬用のプールを選ぶポイント②破れにくさなど素材から選ぶ
- 犬用のプールを選ぶポイント③折り畳みができるか
- 犬用のプールを選ぶポイント④介護目的の場合は徘徊できるか
犬用のプールを選ぶポイント①:愛犬が楽しめるサイズ感
まず第一にサイズ感は大切なポイントです。初めてのプールの場合、水を怖がったり、プールの淵が高すぎて周囲が見えない事を嫌がる場合も考えられます。
小型犬であれば意外と小さなプールでも、慣れると上手に泳いで周る事ができます。あまり大きすぎないプールが挑戦すると良いです。
逆に大型犬の場合、残念ながら全身を水につけて泳ぎ回れるサイズのプールを用意するのは難しいでしょう。家庭では水遊びが出来る程度のサイズに留めて、ドッグプールなどの施設で泳がせてあげると良いでしょう。
愛犬が楽しむ事も大切ですが、なにより設置するスペースの確保も大切です。水を入れると簡単に動かす事はできませんから、設置スペースは慎重に決めて合うサイズを選びましょう!
犬用のプールを選ぶポイント②:破れにくさなど素材から選ぶ
2つめのポイントはプールの素材です。家庭用のプールでは、空気を入れて膨らませるビニールプールが一般的ですよね。しかし愛犬が使用する場合には注意が必要です。
薄いビニールや日に焼けて劣化している物は、愛犬の爪や甘噛みで簡単に破れてしまう危険性があります。特に大型犬や多数のワンちゃんで使用する場合には、空気入れ不要で丈夫な素材のプールを選びましょう。
また、プール内部の床に使用されている素材や形状もチェックしておきましょう。丈夫でプールに適している素材には、プラスチックが挙げられますが、水中では滑りやすく思わぬ事故の原因になります。
凹凸が付いているものなど滑りにくい素材のプールを使用するか、プール内に敷けるマットなどを用意すると解決できます!
犬用のプールを選ぶポイント③:折りたたみができるか
遊んでいる時は楽しいプールですが、飼い主さんにはその後のお片付けが待っていますよね。遊び終わった愛犬を乾かしたり、プールの水を抜いたりと「プールは手間がかかるから、気乗りしない」という飼い主さんにおすすめなのが、折りたたみ式のプールです。
ワイヤーが入っていて、小型テントのようにクルクルとたためる物や、壁面が小さな長方形で出来ているので、そのままパタパタとたたんで片手で持ち運べるような物まで販売されています。
こういった商品であれば、ご自宅だけでなく、キャンプや川遊びなどのアウトドアにも簡単に持っていく事ができます。使い終わっても保管場所に困らない物を是非選びましょう!
犬用のプールを選ぶポイント④:介護目的の場合は徘徊できるか
犬用のプールは介護が必要になった時にも大活躍しています。愛犬が年齢を重ねて、認知症を発症すると、徘徊してしまう子は多く存在します。視力や聴力も衰えているなか、室内を徘徊してしまうと、壁や物にぶつかってケガをしてしまいます。
そんな時、室内に水を入れずにプールを広げ、その中に愛犬を入れてあげます。プール内にタオルなどを敷いてあげれば安全に歩き回れますし、水分が染みないので、粗相をしてしまっても簡単に処理できます。
介護目的で使用する際は、長方形のプールよりも、円形のプールの方が良いとされています。徘徊してしまうワンちゃんは、旋回というグルグルと周ってしまう症状が多くでますが、円形プールの壁に沿って歩けば、壁に当たる心配もありません。
愛犬の介護は注意しなければならない事が沢山あり、お互いにストレスが溜まりやすい状況になります。少しでもお互いが楽しく生活できるように、徘徊できるサイズの円形プールを用意しても良いですね。
犬とプールで遊ぶメリットとは?
涼しさを求めて、愛犬とプールで遊んでいますが、実はその他にも沢山のメリットがあるんだそうです。これを知ればもっとプールで、遊びたくなるはずです!
- 犬のストレス解消や運動不足解消になる
- ヘルニアなどの犬のリハビリになる
犬のストレス解消や運動不足解消になる
普段のお散歩やドッグランで運動をしているわんちゃんでも、意外と運動が足りていない場合があります。犬はもともと狩猟の供や、家畜の管理などのハードワークをこなしていました。現代の家庭犬生活では、その体力を思う存分使う事はあまりありませんよね。
プールでの水遊びは、そんな有り余った体力を使うのピッタリ!水中で活動するのは、思っているより体力・筋力を使う事なんです。
また、水に浸かるという行為にはリラックス効果もあります。激しく運動をしなくても、プカプカ浮いてみたり、足湯のように水に浸かってゆっくりするだけで、ストレス解消の効果を得る事ができます。
ヘルニアなどの犬のリハビリになる
人間でも、水中ウォーキングが取り入れられているように、水中での運動はリハビリにとても適しています。浮力によって自身の体重が軽減される為、関節に余計な負荷をかけず、体力・筋力を鍛える事ができるからです。
また水に浮くという行為はバランス感覚を養って、ケガを防止に繋がったり、有酸素運動が心肺機能を強くしてくれます。ケガをしてしまったワンちゃんや老犬はもちろん、将来の為に、健康な時からプール遊びで、体力作りをしておくと良いですね。
自宅で犬とプールで遊ぶ時の注意点
ここまでプール遊びのメリットを沢山をお伝えしたので、「早速プールで遊ばせよう!」という方、ちょっとお待ちを!
プール遊びは愛犬にとってとても良い事ですが、実は危険も潜んでいます。きっと愛犬は遊びに夢中になる事ですから、飼い主さんがしっかり注意して見守りましょうね。
- 犬とプールで遊ぶ時の注意点①熱中症
- 犬とプールで遊ぶ時の注意点②怖がる場合は水に慣れさせてから
- 犬とプールで遊ぶ時の注意点③ケガすることがないか見ておく
- 犬とプールで遊ぶ時の注意点④水の温度は犬に合わせて
- 犬とプールで遊ぶ時の注意点⑤遊び終わったらしっかり乾かす
- 補足:海や川で遊んだ時は皮膚病感染に注意が必要
犬とプールで遊ぶ時の注意点①:熱中症
夏場にプール遊びをするなら、まず熱中症に注意しましょう。「水で遊んでいるから涼しいでしょ」と油断しがちですが、直射日光を浴びていれば熱中症になる危険があります。
愛犬は夢中で遊び続けてしまって、気が付いた頃にはぐったり。なんて事にならないよう、可能であれば日陰にプールを設置しましょう。どうしても日向にプールを設置する場合は、定期的に休憩時間を設けて愛犬を日陰で休ませてあげましょう。以外と水中では体力を使っているので、水から出して落ち着く時間を作ってあげましょうね。
また休憩時間には水分補給も忘れずに行いましょう。プールのお水は体の汚れや、抜け毛が入ってしまうので飲まないように見ておきましょう。
犬とプールで遊ぶ時の注意点②:怖がる場合は水に慣れさせてから
初めてのプールの場合、水を怖がるワンちゃんもいます。怖がっているようであれば、足が少し濡れる位の水量にして遊ばせてみましょう。お気に入りのおもちゃなどを入れてあげたり、飼い主さんも一緒に入ってあげる事で慣れてくる場合があります。
その他にも、プールのお水が冷たくて嫌がっている事も考えられます。少し暖かいお湯を貯めて、人肌より少し冷たいくらいに調整してみましょう。
それでも嫌がる場合は、無理にプールには入れないようにしましょう。何度かプールを用意して見慣れたり、他のわんちゃんが遊んでいる姿をみて、徐々に遊べるようになる事もあります。
しかしどうしても水遊びが苦手というわんちゃんもいるので、無理強いはしないように心がけましょうね。
犬とプールで遊ぶ時の注意点③:ケガすることがないか見ておく
プール遊びでは意外な所で、愛犬がケガをしてしまう危険があります。例えば、プールから出る時に、足を引っかけ転んでしまったり、プールサイドで肉球を擦りむいてしまう事が多くあります。
特に小型犬の場合は、プールの出入りには注意をして、可能な限り飼い主さんがプールの出入りをサポートしてあげましょう。またプールの周りには、足に優しい素材のマットやタオルを敷いておくと、肉球を守る事ができます。
もしケガをしてしまったら、出血がある場合は出血部分を清潔なタオルなどで押さえて、止血しましょう。必要に応じて動物病院で獣医師に相談しましょう。プールの水は雑菌を含んでいるので、傷が治るまではプールに入れないようにしましょう。
犬とプールで遊ぶ時の注意点④:水の温度は犬に合わせて
プールの水温は、愛犬の好みに合わせてあげましょう。夏場で暑いからといって、冷たい水を用意すると体が冷えすぎて、体調を崩す原因にもなり得ます。
わんちゃんによっては、冷水よりも温水プールのような、ぬるま湯位の方が進んで入ってくれるという子もいます。特に初めてのプールであれば、冷たすぎない温度に調整しましょう。
プールにお湯を入れて混ぜる事で温度調整もできますが、屋外でのプール遊びであれば、お水を張ってから日の当たる場所に少し出しておけば、ぬるくなってくれます。逆に言えば、夏場のプールはそれだけ温度変化が起きやすいので、こまめに温度を確認する必要がありますね。
犬とプールで遊ぶ時の注意点⑤:遊び終わったらしっかり乾かす
最後の注意点はプール遊びの後です。プールに入って全身濡れた状態で長くいると、風邪をひいてしまいます。またプールの水は汚れや雑菌が入る可能性があるので、シャワーなどで愛犬の体を綺麗にしてから、タオルやドライヤーを使用して乾燥させましょう。
皮膚に水分が残ったままにすると、皮膚病に繋がる場合があるので、被毛の根本からしっかりと乾かします。耳の中も濡れている場合があるので、綺麗なタオルやコットンを使って水分をふき取りましょう。
補足:海や川で遊んだ時は皮膚病感染に注意が必要!
もし家庭用プールではなく、お出かけ先の海や川で水遊びをさせる場合は、感染症に注意しましょう。自然界の水辺には、野生動物が水浴びをしたり、糞尿が混じっている事も考えられます。
体の弱いワンちゃんは水に触れないように注意しましょう。泳がせる場合には、ケガなど雑菌が入る場所がないか確認し、水を飲まないように気を付けましょう。
遊び終わった必ず、シャンプーを行うようにしましょうね。
関西や関東で犬と一緒に遊べるドッグプールがある施設は?
愛犬が遊べるプールの魅力を紹介してきましたが、プールを用意するスペースがない、出し入れに手間がかかるなど、なかなか踏み切れない飼い主さんも多いかと思います。そんな時は、ドッグプールがある施設で遊んでみるのはいかがでしょうか?
Wonderful Nature Village(東京都あきる野市)
プールが人気の東京サマーランドに隣接した施設で、ドッグランやドッグプールを完備した、愛犬と楽しめるアウトドア複合施設です。全犬種用プールの他、小型犬用プールもあるので、安心して遊ぶ事ができますね。
加西ドッグガーデン(兵庫県加西市)
西日本最大級のドッグラン&プールで、プールには天然地下水を使用しているそうです。小型犬専用のプールもあり。
今回紹介したプール以外にも、屋内型プールや、貸し切りが出来るプールなどがあります。小型犬のみのプールもあるので、愛犬が入れるプールか事前調べてから向かいしょうね!
まとめ:犬用のプールの選び方やプールで遊ぶ時の注意点
今回は愛犬と自宅で楽しむプールについてご紹介してきました。プール選びのポイントは
- ①愛犬が楽しめるサイズ感
- ②破れにくさなど素材から選ぶ
- ③折り畳みができるか
- ④介護目的の場合は徘徊できるか
- 注意点①熱中症
- 注意点②怖がる場合は水に慣れさせてから
- 注意点③ケガすることがないか見ておく
- 注意点④水の温度は犬に合わせて
- 注意点⑤遊び終わったらしっかり乾かす
- 補足:海や川で遊んだ時は皮膚病感染に注意が必要