
内容をまとめると
- 猫が同じ場所から動かない時は4つのチェックポイントを確認!
- 動かないからといって、病気や体調不良だけが原因ではない
- 少しでも不安がある場合は、動物病院で診てもらおう
- 猫の治療費用は全額自己負担のため、万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ!
愛猫がいつもより元気がなかったり、同じ場所から動かない時、飼い主さんとしては気が気でないですよね。今回のMOFFME記事では、猫が同じ場所から動かない際のチェックポイント・元気がない時の原因・元気づけるための対処法を紹介していきます。
猫が同じ場所から動かない理由はなに?動かない時の対処法など
具体的には以下の内容について解説していきます。
- 猫が同じ場所から動かない際のチェックポイント
- 猫の元気がない時の原因
- 猫に元気がない時の対処法
- まとめ
猫が同じ場所から動かない際のチェックポイント

具体的には以下のチェックポイントについて解説していきます。
- 食欲の変化
- 鳴き方の変化
- 体が冷たい
- 嘔吐や下痢の有無
食欲の変化
1つ目は食欲の変化です。
直近でエサを変えたり、生活環境を変えたりした場合は食欲不振になったりします。また、急激な気温が低下が起きた場合にも同じ場所から動かないようになったりします。
その場合は一時的なものである可能性が高いため、様子を見るようにしましょう。
もし、それらの理由に心当たりがない場合は一日ほど様子を見るようにして、それでも食欲がないという場合はそれ以外のチェックポイントを確認しましょう。
鳴き方の変化
2つ目は鳴き方の変化です。
もし、鳴き方が普段と違ったり、いつもの鳴き声の大きさや声色が異なる場合は猫が不調を訴えている可能性があります。
普段よりも鳴く頻度が異常に多い場合や全く鳴かなくなったりした場合は病気の可能性があります。
日頃からどのくらい鳴くのか、ちゃんと鳴いているのかなどに注意してみるだけで、猫の体調の異変に早い段階から気づいてあげられるかもしれません。
また、同じ場所から動かないなどの異変が起きたときに鳴き方の変化はないか注意してみましょう。
体が冷たい
3つ目は体が冷たいなどの体温変化です。
猫の平熱は38度と人間よりも約2度ほど高いため、いつも体が温かいという特徴があります。
しかし、急に体が冷たいなどの低体温になってしまう事があります。その際には病気の可能性があります。特に腎臓の機能が突然、正常に働かなくなってしまう急性腎障害(急性腎不全)の可能性があります。
もし、愛猫と触れ合った際にいつもより冷たいと感じた際は体をしっかりと温めたうえで動物病院で診てもらいましょう。
嘔吐や下痢の有無
そのため、あまりにも嘔吐や下痢の回数が多かったりする場合は一度動物病院に行きましょう。
また、このような症状がある場合は脱水症状にもなりやすいため適度に水分補給を取るようにしましょう。
猫の元気がない時の原因

これまで、4つに絞って猫の元気がない時、同じ場所から動かない時のチェックするべきポイントを解説していきました。
具体的には以下の原因について解説していきます。
- 心理的要因
- 身体的要因
- 環境的要因
心理的要因
1つ目は気分やストレスなどによる心理的要因です。
猫は非常に気分屋な生き物です。
そのため、運動不足などによるストレスなどで元気がなくなったり、同じ場所から動かないようになったりします。
猫がストレスが溜まっているときは過剰なグルーミングを行ったり、急に走りだしたりなどを行います。
もし、そのような行動が多い場合は心理的要因が大きいかもしれません。
飼い主は猫がストレスを感じていることを突き止め、改善してあげる必要があります。
身体的要因
2つ目はケガやダニなどの身体的要因です。
飼い主が見ていないところで高いところから着地に失敗して足や腰を痛めていることで同じ場所から動かないようになります。
痛みを感じている箇所を舐めるなどのサインを出していることもあるので、しっかりと確認しましょう。
また、ダニやノミがついている場合はかゆみや貧血により元気がなくなっています。体を頻繁にかいたり、地面や床にこすりつけている場合はこれらの原因の可能性があります。
環境的要因
3つ目は気温の変化やペットが増えたことによる環境的要因です。
猫は気温の変化にあまり強くありません。そのため、季節の変わり目に元気がなくなってしまうことがあります。
短毛種は寒さに対する適応が苦手なことが多く、長毛種は暑さに弱いことが多い傾向があるそうです。
その他にも新しいペットを迎え入れたときや引っ越しなどの環境変化によって、極度のストレスにより元気がなくなる猫も多いのが特徴です。
引っ越し後は猫が安心できる場所の確保を行い、新しくペットを迎え入れる場合は先住猫優先の生活に切り替えましょう。
猫に元気がない時の対処法
モデル:おもち
これまで、猫に元気ない時の原因について解説してきました。
原因が分かっていても、対処ができなければ猫の状態は何も変わりません。
そのため、元気がない時、同じ場所から動かない時にどのような対処をするべきなのかについて解説していきます。
あなたの愛猫に元気がない場合、同じ場所から動かない場合にどのような対処をしてあげるかによって今後、どれだけ一緒にいられるかが変わってきます。
少しでも長く猫と一緒にいられるようにしっかりと対策しておきましょう。
具体的には以下の対処法について解説していきます。
- 好物のご飯やお気に入りのおもちゃを使う
- 動物病院へ連れて行く
- ペットシッターに相談する
好物のご飯やお気に入りのおもちゃを使う
1つ目は好物のご飯やお気に入りのおもちゃを使うことです。
気分屋である猫を動かすには大好物のエサや気に入っているおもちゃを使って喜ばせてあげましょう。
いつも食べているエサをあげたときにも全く反応が場合は体調が悪かったり、病気の可能性があります。
また、いつもなら喜んで追いかけるようなおもちゃを使っても同じ場所から動かない場合は動かないのではなく、動けない可能性があるので、動物病院などに行きましょう。
動物病院へ連れて行く
2つ目は動物病院に行くことです。
飼い主だけではどうにもならない場合は動物病院に行きましょう。
いつもと様子が違うだけ、元気がなさそうに見えるだけと思っている場合でも十分に病気の可能性はあるので、些細な事でもしっかりと獣医師の方に相談しましょう。
また、獣医師の方が円滑に診断を行えるようするためにも、どのような様子なのかやごはんの量、排泄などの状況をメモしておくと良いでしょう。
ペットシッターに相談する
3つ目はペットシッターに相談することです。
もし、動物病院などで見てもらったうえで異常がないと診断された場合は生活習慣病の可能性があります。
その時にはペットシッターに相談しましょう。
ペットシッターに相談することで生活環境などの視点から生活習慣病や日常的に猫のストレスになり得る場所やモノがないかを教えてくれます。
普段では当たり前すぎて飼い主では気づけないことでも客観的に見てもらい、改善を促してくれます。
ただし、ペットシッターに関しては猫に特化した特別な資格が必要なわけではありませんので、ペットシッター選びにも注意が必要です。
それぞれのペットシッターの専門性や保有資格、経歴を見た上で判断しましょう。