猫がお腹を見せてくれたらとても嬉しいですよね。しかし、猫のお腹を触る際は注意しなければなりません。今回のMOFFME記事では、猫がお腹を見せる理由・撫で方・撫でる際の注意点を詳しく紹介していきます。是非お楽しみください!
この記事の目次
目次を閉じる猫がお腹を見せる時の理由を詳しく紹介!お腹を撫でる時の注意
「飼っている猫が仰向けで寝ている」「ゴロゴロさせながらお腹を見せてきた」という経験をした飼い主さんは、多くいるのではないでしょうか。
猫がお腹を見せてくるときには、甘えている・構ってほしいなど意外にも理由があります。
今回のMOFFMEでは、
- 猫がお腹を見せる時の理由
- 猫のお腹の撫で方や注意点を紹介
- 愛撫性誘発攻撃とは何か
- 猫がお腹を触られるのを嫌がる理由
猫がお腹を見せる時の理由を紹介
- 飼い主と一緒にいて安心している
- 飼い主を信頼している
- 飼い主に甘えている
- 飼い主にかまってほしい
- 警戒芯を解いてほしい
- 暑い
安心
猫がお腹を見せる時の理由1つ目は「飼い主と一緒にいて安心している」からです。飼い主や周りの人間が「自分に危害を加えない」ことがわかっているのでしょう。
また、お家の中は「自分のテリトリー内」で、危険がないことがわかっているからです。動物病院やサロンなどの慣れない場所では、お腹を見せる様子は見せないでしょう。
猫の安心した様子をみるのは、猫好きにはたまらなく可愛い瞬間ですね。
信頼
猫がお腹を見せる時の理由2つ目は「飼い主を信頼している」からです。猫のお腹には骨がなく、内臓が守られていません。
その弱点の部分をみせてくれることに喜びましょう。元々警戒心の強い猫は、常に周りの様子を観察し、危険がないかチェックしています。
そのため「信頼していない人」にお腹を見せることは絶対にありません。猫カフェにはお腹を見せてくれる猫もいますが、信頼しているのではなく「お腹を見せたほうがご飯をもらえる」と知っているからです。
甘えている
猫がお腹を見せる時の理由3つ目は「飼い主に甘えている」からです。猫は、自由気ままで気が向いたときにしか近寄ってこない「ツンデレ」の性格が特徴です。
子猫は母猫に対して、甘えたいときやミルクが欲しいとき・構ってほしいときに、お腹をみせ母猫の注意を引こうとします。
その行動と同じように、飼い主に甘えたいときは、ゴロゴロとのどを鳴らしながら近寄ってきてくれます。
かまってほしい
猫がお腹を見せる時の理由4つ目は「飼い主にかまってほしい」からです。服従心や依存性の少ない猫は、基本的に単独行動を好みます。
しかし、猫の気分によって「かまってほしい」ときに、飼い主の足をツンツンしたり、クネクネと体を動かしながらお腹をみせて近寄ってきます。
ほめられるのが好きな猫は「かまってポーズ」をしたときにほめてあげると、たくさんお腹をみせてくれる傾向にあります。
警戒心
猫がお腹を見せる時の理由5つ目は「警戒心を解いてほしい」からです。警戒心の強い猫は、日頃お腹をみせたりしません。
ペットショップなどで「子猫がお腹をみせてじゃれあう姿」をよく目にすると思います。あれは好きな相手や警戒していない相手に対して「一緒に遊んで欲しい」「怖くはいよ」といった意思表示の1つです。
また、お腹を見せてくれたときに優しくマッサージしてあげると、リラックスして警戒心が和らぎます。
暑い
猫がお腹を見せる時の理由6つ目は「ただたんに暑い」からです。猫は、自分の家やテリトリーで「居心地のいい場所」を探して、お気に入りの場所が見つかると常にそこにいるようになります。
室内の気温が高いと「飼い主に暑いことをアピール」するために、お腹を見せている可能性があります。
その場合は「窓を空けて空気の入れ替えをする」「エアコンをつけて猫が快適に過ごせるようにする」などの対策をしましょう。
猫のお腹の撫で方を紹介
上記の記事では、猫がお腹を見せる時の理由について詳しくご紹介しましたがいかがでしたか?
猫は、リラックスしている時もお腹を見せてくれる傾向にあります。しかし、猫がお腹を見せてくれたとき、どのようにお腹をなでたらよいのでしょうか。
間違った触り方をしてしまうと、飼い主がケガをしてしまう可能性や猫のトラウマの原因になることもあるため注意が必要です。
次に、猫のお腹をなでる方法とお腹を触るときの注意点を詳しくご紹介します。猫のお腹を触りたいけど「どうしたらいいかわからない」という方や「猫と上手にコミュニケーションをとりたい」かたは参考にして下さい。
猫のお腹の撫で方
猫のお腹をなでるときは、手のひらで優しく、毛並みに沿って撫でましょう!この時に、マッサージをかねて皮膚に異常がないか、ケガがないか・しこりがないかなどの健康状態を確認しましょう。
心配な症状があれば、獣医師さんにみてもらうことをおすすめします。猫のお腹には「ルーズスキン」と呼ばれる皮膚のたるみがありますので「の」の字を描くようにマッサージするのも効果的です。
また、前足の付け根は「広背筋」と呼ばれる歩くために使う筋肉があります。疲労が蓄積しやすい部分なので、優しくなでてあげましょう。
愛撫性誘発攻撃とは
猫のお腹をなでていると急に「噛み付かれた」「引っ掻かれた」という経験をした飼い主さんは多くいるのではないでしょうか。
これは猫の「愛撫性誘発攻撃」という反応です。もしも、お腹をなでているときに「噛みつかれる」「引っかかれる」などの反応が見られたときは、なでるのをすぐにやめて下さい。
猫の「触らないで!」という感情表現です。いつまでもなでていると、猫のトラウマとなり、中々お腹を見せてくれなくなる可能性もあります。
注意して触るべき部位
猫のお腹は「注意して触るべき部位」です。それは、お腹には骨がなく内臓が守られていない部位だからです。
肥満気味の猫は、お腹が地面にこすれてしまい、ケガをしている可能性もあります。猫が肥満気味の飼い主さんは、猫のお腹に異常がないかチェックし、心配な症状が見つかった場合は、動物病院の獣医師さんに相談・診察をしてもらいましょう。
また、食べ物を食べた後は、嫌がる傾向にあります。お腹を触るときは、猫のタイミングにあわせてさわってあげましょう。
猫がお腹を触られるのを嫌がる理由
猫がお腹を触られるのを嫌がる理由には
- 食べ物を食べた後だから
- ケガをしている
- 体調が良くない
- 弱点だから
猫がイライラしているときは「シッポをフリフリしている」「アゴをなでるとアゴを押し付けてくる」「耳をたたむ」などのサインがみられます。これらのサインは「猫がお腹を触られるのを嫌がっている」合図です。
また、お腹を触ったときに痛そうであれば「黄色脂肪症」の可能性があります。青魚に含まれる不飽和脂肪酸を過剰に摂取してしまうことが原因で発色します。気になる症状がある場合は、動物病院で診察してもらいましょう。
猫にとってお腹は弱点
猫だけでなく、動物の多くは「お腹が弱点」です。猫は、普段はお腹を守るように丸まっています。
これは、敵から攻撃されてケガをすると致命傷となる確率が高いためです。お腹のたるみ「ルーズスキン」は、猫にとっては正常で肥満ではありません。
お腹がパンパンになっているときは「腫瘍がある」「内臓が腫れている」などの病気の可能性があります。
猫にとって、お腹は弱点で触られるのを嫌がりますが、健康をチェックできる部位でもあります。定期的に触って異常がないか確認してあげましょう。
お腹を触らせてくれる猫は少ない
お腹を触らせてくれる猫は、あまり多くいるわけではありません。それは、自分の弱点だからです。また、動物界において「お腹を見せるポーズ」は、服従してるサインであるともいえます。
猫は、基本的に単独行動を好み、猫同士の上下関係は存在しないことも要因の1つでしょう。それでも触りたい!という飼い主さんは、「猫との信頼関係」を築きましょう。
信頼関係が深まれば、猫がリラックス・安心してくれるため、お腹を見せてくれるチャンスが増えるでしょう。
まとめ
今回のMOFFME記事では
- 猫がお腹を見せる時の理由
- 猫のお腹の撫で方や注意点を紹介
- 愛撫性誘発攻撃とは何か
- 猫がお腹を触られるのを嫌がる理由
猫はあまりお腹を見せてくれませんが、猫のお腹は健康状態をチェックできる最適な部位でもあるんですね。動物にとってお腹は弱点ですので、心配な症状があればすぐに獣医師に相談しましょう。
また、お腹を触るときは優しくさわることを心がけ、猫との信頼関係を深めて楽しいペットライフを過ごしましょう!
MOFFMEでは、他にも様々なペットやペット保険に関する記事を多数公開しておりますので、ぜひ参考にしてみてください!