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みなさんは『ハバニーズ』という犬種をご存知でしょうか。ハバニーズはキューバ生まれの犬種でまだまだ日本では珍しいワンちゃんです。今回のMOFFME記事では、ハバニーズの特徴・性格・飼育ポイント・かかりやすい病気を詳しく紹介します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ハバニーズについて詳しく紹介!ハバニーズの性格や特徴を紹介

優雅に波打つ被毛やコロコロっとしたアーモンドアイが特徴の犬種、ハバニーズを知っていますか?
明るく社交的な性格でアメリカやヨーロッパでは人気があり、「クリスマスキャロル」「大いなる遺産」等の作品で有名な作家チャールズ・ディケンズや、「老人と海」の作者アーネスト・ミラー・ヘミングウェイも飼っていた犬だそうです。

今回MOFFMEでは、
  • ハバニーズってどんな犬?その歴史やサイズ、犬種としての基礎知識
  • ハバニーズの身体的な特徴と性格
  • 何に気を付けるべき?飼育ポイントとかかりやすい病気
について詳しく解説しますので、どんな犬かな?と思った方は是非ご覧ください!

ハバニーズの基礎知識を紹介


ハバニーズは日本ではまだ飼育数も少なく稀少な犬種で、名前すらご存じない方も多いのではないかと思います。


まずは皆さん、ハバニーズの写真をよーく見てください。個体差はあるものの、どこかで見たことがあるような気がしませんか?


なんとなくマルチーズやボロニーズに似ているような…と思った方は鋭いです。

実はみんな同じルーツを持つ「ビジョン・グループ」という仲間なんですね。


どういう事?ビジョングループって何?と思われる方のために、この項では、

  • ハバニーズの基礎知識
  • ハバニーズの知られざる歴史をその背景
  • ハバニーズのサイズや寿命
  • ハバニーズをお迎えする方法とその価格

について解説します。

ハバニーズの基礎知識

ハバニーズはキューバ、または地中海西部が原産の小型犬

上で少し触れたようにマルチーズやボロニーズ、ビションフリーゼと同じ地中海にルーツを持つ、小さくて丸みのある体型と柔らかい毛に短めのマズル(鼻先)が特徴の犬種達が属する「ビション・グループ」の犬です。


それに加えてブリーディングの過程で交配されたのもありますので、見た目や顔立ちがどこか似ているのですね。


ちなみに名前の由来はキューバの首都サン・クリストーバル・デ・ラ・ハバナから来ており、キューバの国犬として現地では「ハバネロ」の愛称でも親しまれています。

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ハバニーズの歴史

ハバニーズの歴史は16世紀頃にイタリアの貿易商人によって持ち込まれ品種改良されたのが始まりと言われており、その洗練された見た目が上流階級に認められ、キューバのセレブ御用達の犬としてその数を増やします。

その後時代の政治的な流れで貴族の地位とともに一時追い込まれ数が激減しますが、純血の数頭がキューバ革命時にアメリカに持ち出され、プードルやマルチーズなどの血統を取り入れながら数を増やしたことで絶滅を免れ現在に至ります。

戦争や革命の中消えていった犬種も多い中ハバニーズが生き残れた背景には、愛犬家たちの深い愛情があったんですね。

ハバニーズのサイズと寿命

ハバニーズの大きさはオスメス共に体重は21cm~29cmほど、体重は3~6kgほどと平均的な小型犬のサイズをしています。脚が短いため体高は低めで、小さな体でヨチヨチと体を横に揺らしながら歩く姿が愛らしいですね。

しっかりとした骨格の持ち主ですが筋肉はそれほど発達しておらず、活動量は平均的です。

寿命は諸説ありますが14~16年ほどと言われ、全体的に長生きする傾向のある犬種と言えます。ハバニーズに限ったことでは無いですが、ペットは大事な家族の一員です。日頃から健康に気を遣い、元気に過ごせるよう心がけましょう。

ハバニーズの価格

ハバニーズの価格はカラーや性別・年齢や血統によって価格が上下するので言い切ることが出来ませんが、お迎えする場合の相場は20~50万円と言われています。

加えて日本国内ではまだ稀少な犬種で登録数もここ20年間で245頭と少なく、ペットショップでは取り扱いがないかもしれません。

一般的な方法として珍しい犬種は国内外のブリーダーから直接お迎えする方法がありますので、事前にブリーダーの情報を収集して、お迎えする準備が整ったら問い合わせてみましょう。

また、MOFFMEではハバニーズのペット保険についても紹介しているのでぜひあわせてご覧ください。
ハバニーズのペット保険を確認する

ハバニーズの特徴や性格を紹介


ハバニーズは長毛種なので、まるで小さなモップが遊んでいるような可愛さがあります。

本来トリミングの必要はない犬ですが、プードルやマルチーズのようにカットを楽しむのもいいかもしれませんね。


そこでこの項では、もっとハバニーズを知りたい方のために、

  • ハバニーズの毛色は何色?被毛について解説
  • ハバニーズはどんな性格で、どんなことが好きなのか

について解説します。

ハバニーズの被毛

被毛はシルクのように滑らかで柔らかく、軽くウェーブがかかっています。


長毛のダブルコートで見た目はボリューミーですが、実は体温調節に必要なアンダーコート(下毛)が殆どありません。室内の温度調節には注意してあげてください。


また、被毛が絡まって毛玉になりやすいことを覚えておき、脇下やお尻周りは念入りにブラッシングしてあげることが大切です。


毛色は様々な色が認められており、フォーン(小鹿のような茶色)やブラック、ハバナ・ブラウン、タバコ色、レディッシュブラウン、ピュアホワイトに斑やタンマークが入ることもあります。


子犬から成犬にかけて毛色が大きく変わる子もいますので、成長が楽しみですね。

ハバニーズの性格

ハバニーズはとても陽気で社交的な性格です。人に限らず他の犬に対しても友好的で、公園やお散歩中に会う初めての相手にも、興奮することなく接することが出来るでしょう。


また、従順で愛情深い分飼い主さんやその家族と遊んだり側に居ることが大好き。

長時間の留守番が必要な場合は寂しがる子が多いので、子犬の頃からトレーニングをしておきましょう。


かつてはサーカスでも重宝されたほど物覚えがよく賢いので、きっと問題なく過ごせるようになりますよ。

ハバニーズの飼育ポイントとかかりやすい病気を紹介


では実際にお迎えする際には、どのようなことに注意したら良いのでしょうか。

ハバニーズの魅力の一つとして「しつけのしやすさ」があり、初めて犬を飼う方にもおすすめの犬種ではあるものの、ポイントはしっかり押さえておくと安心ですね。


そこでこの項では、

  • ハバニーズを飼育する際に抑えておくべきポイント
  • 事前に知っておきたい、ハバニーズがかかりやすい病気
に要点を絞って解説します。

ハバニーズの飼育ポイント

知的でしつけやすいと言われている犬種ですが、そのためには子犬の頃から環境や人に触れる機会を充分に与えて「社会化」をしてあげる必要があります。


社会化とは犬の社会性を育てることで、離乳が始まり好奇心が育ち始める生後3週目くらいから始めるのがベターです。


また、ハバニーズは飼い主さんをよく見ているため、言うことをよくきく以上に飼い主さんの気持ちに敏感に反応します。


厳しく叱ってしつけるのではなく、褒めて伸ばしてあげてください。

ハバニーズがかかりやすい病気

一般的に丈夫で健康的に育ちますが少し太りやすいので、お散歩やアジリティなどの運動を1日30分程度取り入れることをおすすめします。


健康的に過ごせるだけでなく犬のストレス解消にもなり、飼い主さんとの絆も深まる事でしょう。


遺伝病としては股関節の骨が折れやすいレッグ・カルベ・ペルテス病や、眼の網膜に障害が起きる進行性網膜萎縮症(PRA)、膝蓋骨脱臼(パテラ)が知られていますが、多くのブリーダーはこれらの病気を発症しないよう細心の注意を払っています。


愛犬の病気やケガに備えてペット保険に加入しておくことが大切です。

以下ではハバニーズのペット保険について紹介しているのでぜひご覧ください。

ハバニーズのペット保険を確認する

まとめ:ハバニーズはどんな犬種?

いかかでしたか?この記事では、

  • ハバニーズはキューバで「ハバネロ」の愛称で親しまれている「ビション・グループ」の小型犬
  • ハバニーズは社交的な性格で豊富な毛色とシルクのような被毛が特徴。成長に伴って毛色が変わる子もいる
  • 子犬の頃から社会性を育てることがポイントで、遺伝病はあるが比較的健康に過ごすことが可能な犬種

以上の内容を詳しく解説しました。


ハバニーズは飼いたいと思ってもすぐにお迎えすることは難しい犬種かもしれませんが、ご縁があればこれ以上のパートナー犬はいないと思う程の関係を築けるに違いありません。


またMOFFMEでは、他にも様々なペットやペット保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!