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猫は比較的暑さに強い動物だと言われていますよね。ですが、猫種によっては夏の暑さを大の苦手とすることもあります。今回の記事では、暑さに弱い猫と絶対に愛猫を熱中症にさせない方法を詳しく解説していきます。愛猫のためにしっかりと学んで夏を乗り越えましょう!

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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暑さに弱い猫を詳しく紹介!絶対に愛猫を熱中症にさせない方法も解説

猫ちゃんは寒さに弱いイメージがあります。猫の先祖は砂漠地帯で暮らしていたと言われており、暑さには慣れているという人も。


しかし、砂漠地帯のカラッとした暑さならまだしも、日本の高温多湿な夏は猫ちゃんにとっては過酷な環境です。


人間と違って毛穴から汗を流して体温の調節をすることが出来ないため、気温の変化には十分注意しなければいけません。


また品種によっては他の猫ちゃんよりも暑さに弱い猫ちゃんもいます


猫ちゃんなど体の小さな動物にとって熱中症は命取りです。助かったとしても後遺症が残る可能性もある怖い病気です。


熱中症は飼育方法を工夫することで防げる病気。愛猫と暑い夏を健康的に乗り切るためにも、絶対に熱中症にさせない方法を知っておきましょう!


今回MOFFMEでは、

  • 暑さに弱い猫の品種
  • 愛猫を熱中症にさせない方法
について解説しています。

暑さに弱いのはどんな猫?

猫ちゃんは年中毛皮を着ているようなものであり、全身で汗をかくことが出来ないため、体温調節が苦手な生き物です。


基本的にどんな品種の猫ちゃんでも夏の暑さや湿気には注意しなければいけません。


子猫やシニア猫ちゃんは特に注意が必要。体温調節が成猫よりも難しいため、適切な温度と湿度を保ってあげなければいけません。


また、持病がある猫ちゃんも注意してあげましょう。


猫は快適な場所を探すのが得意とされています。


室温を下げるのと同時に、室内に涼しい場所や猫ちゃんが落ち着ける場所を作ってあげるようにしてください。

長毛種の猫は暑さに弱い

どの品種の猫ちゃんでも夏の暑さは大敵ですが、特に注意が必要なのが長毛種の猫ちゃんです。


品種で言うと、

  • サイベリアン
  • ソマリ
  • ターキッシュアンゴラ
  • ターキッシュバン
  • ペルシャ猫
  • バーマン
  • バリニーズ
  • ヒマラヤン
  • ノルウェージャンフォレストキャット
  • メインクーン
  • ラグドール
  • ラガマフィン
  • ブリティッシュロングヘア
などが長毛種にあたります。毛足の長い猫で寒い地域が原産である猫ちゃんは特に暑さに弱いため注意が必要です。

長毛種の猫を絶対に熱中症にさせない方法を解説!

長毛種の猫ちゃんは他の猫ちゃんに比べて暑さに弱い子が多いため、夏場の飼育環境には注意が必要です。


どんな猫ちゃんにも当てはまる対策ではありますが、長毛種の猫ちゃんと暮らしているなら十分に注意してほしいポイントを解説します。


長毛種の猫ちゃんの熱中症を防ぐには

  • 室温は26度〜28度
  • ひんやりグッズ
  • サマーカット
  • 水飲み場の設置
  • 部屋の移動を自由にさせる
といった方法がおすすめです。1つずつ方法について解説していきます。

①室温は26〜28度程度に保つ

猫に限らずペットと暮らしている人にとって夏場はエアコンが欠かせません。


真夏はペットのために付けっぱなしにしている飼い主さんも多いのではないでしょうか。


とはいえ、猫ちゃんは体温調節が苦手なため冷えすぎるとそれも体に良くありません。


室温はエアコンを使用して26度〜28度程度に保つのがおすすめです。


夏場にお留守番をさせる際は、必ずエアコンは付けたままにしましょう!

②ひんやりマットを設置する

ペットショップや通販などでペットのひんやりグッズはかなりの数が販売されています。


ひんやりマットは接触冷感の布タイプのものやアルミの板状のものなどがあるので、置き場所や猫ちゃんの好みに合わせて設置してあげましょう。

③サマーカットを行う

猫ちゃんのトリミングができるサロンでサマーカットをしてもらうのもおすすめです。


夏場だけ短く切ってもらって少しでも涼しく快適に過ごせるようにしてあげましょう。


猫ちゃんの中にはエアコンによる冷風が苦手な子やひんやりグッズを使わない子もいます。


そんな場合は長毛を短くしてあげると少しは涼しいかもしれません。

④十分な飲み水を複数箇所に用意する

夏場に怖いのが脱水症状です。猫ちゃんの水飲み場は複数の場所に置いてあげるようにしましょう。


いつでも新鮮な水が飲めるようなペット用の水飲み皿なども販売されています。


夏場は水も傷みやすいため、こまめに変えてあげるようにしてください。

⑤部屋の行き来を可能にする

猫は快適な場所を探すのが得意な動物です。暑い時は室内で涼しい場所を探し、落ち着きます。


部屋が複数ある場合は部屋の移動を自由にしてあげると、暑くなったら涼しい場所に行けるので熱中症を防げるでしょう。


部屋数が無いお家でも玄関やトイレなど、猫ちゃんが自由に動けるスペースを作ってあげてくださいね。

まとめ

ペットの熱中症は飼育環境に注意することで防げます


ペットとして猫ちゃんを飼うなら外に出さず、室内だけで飼うようにしましょう。


夏に弱いとされる長毛種の猫ちゃんを飼っている飼い主さんは特に気をつけてあげてくださいね。


日本の高温多湿な夏を快適に健康に乗り切るためにも、夏場は猫ちゃん中心の生活環境を整えてあげるのがおすすめです!


猫ちゃんの熱中症を防ぐポイントは、

  • 室温は26度〜28度
  • ひんやりグッズを使用する
  • 長毛種はトリミングを行う
  • 水飲み場所を複数設置
  • 快適な場所を自由に探せる環境を作る
です!上記のポイントを抑えて猫ちゃんと夏を楽しみましょう!