犬の毛玉はどうする?毛玉ができる原因や取り方、予防法を徹底解説!のサムネイル画像

犬のひどい毛玉はどうやって処理すれば良いでしょうか?毛玉は放置すると皮膚の痛みや食べることで吐く・下痢をおこすので要注意です。またなぜ犬の毛玉はたくさんできるのでしょうか。この記事では犬の毛玉ができる理由、ブラシ等での処理方法、すぐできる予防対策を解説します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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犬の毛玉はなぜ大量にできる?取り方やおすすめの予防方法を解説

うちの犬はどうしてこんな大量に毛玉ができるのだろう?お手入れしていてもなぜ毛玉ができるのだろう?


犬の毛玉はいつの間にかできていて悩みの種ですよね。


特に長毛種の犬やカリータイプの犬種は毛玉ができやすく悩んでいる方が多いでしょう。


なぜ犬の毛玉はこのように大量にできるのでしょうか。


今回MOFFMEでは、

  • なぜ毛玉はできるのか
  • 毛玉ができるとどうなるのか
  • 毛玉の切り方
  • 毛玉の予防法やおすすめグッズの紹介

について詳しく解説します。


犬の毛玉に悩んでいる人は、毛玉とはどのような状態なのかを知ることができ、お手入れから予防法まで詳しく知ることができるでしょう。


正しいお手入れ法を知って愛犬を美しい毛並みに整えてあげたいですね。犬の毛玉に悩んでいる人はチェックしてください。

そもそもなぜ犬の毛玉はできる?3つの原因を徹底解説!


そもそもなぜの毛玉はできるのか疑問に感じます。


毛玉ができてしまう原因はいくつかあるようです。詳しい解説を読むことで毛玉解消に役立ちます。


ここでは

  • お手入れ・ブラッシング不足
  • 換毛期・犬の毛質、毛量
  • 毛への摩擦・刺激
  • 毛玉が出来やすい犬の体の部位とは?

について詳しく解説します。


毛玉のできやすいポイントや、お手入れ法を知れば毛玉のケアもらくになりますね。


また、定期的なお手入れを欠かせない方も、今までのやり方で間違いないか再確認できます。

①:お手入れ・ブラッシング不足

犬の毛玉は、毛に付いた汚れやブラッシング不足にしているとできやすいです。


ブラッシング不足になると毛が絡みあって引っかかったり、くし通りがスムーズにいきません。


毛が絡まると引っ張られてしまい犬が痛がり、ブラッシングが嫌いになり、余計にブラッシングできない悪循環になることもあるでしょう。


犬も人間と同じで、毎日ブラッシングしないと毛がもつれてしまいます。自分ではお手入れできないので飼い主さんが責任をもってしてあげましょう。

②:換毛期・犬の毛質、毛量

犬には、大量に毛が抜け変わる換毛期がありますが、この換毛期は特に毛玉ができやすく、抜け落ちた毛が他の毛と絡まることで毛玉になります。


換毛期の時期は、短毛種の秋田犬や柴犬でも毛玉になりやすいです。


毛玉ができやすい質感は、長毛で毛質の柔らかい犬です。代表的な犬種は、ポメラニアン、シーズー、マルチーズ、プードルなどです。毛量の多い犬ほど毛玉ができやすい傾向にあります。

③:毛への摩擦・刺激

犬の毛は何かに触れた時など毛並みが乱れて絡まって毛玉になることがあります。犬が歩くことで擦れてしまう、わきの下や掻いてしまう耳の裏に多いでしょう。


また、感情を伝える尻尾も良く動かすため束状の毛玉ができやすいです。


さらに寒い時期になると静電気が起きやすく、汚れやほこりを引き寄せやすくなるため、ブラッシングを怠ることも毛玉の原因に。


静電気によって毛並みが乱れて毛玉ができることもあるでしょう。冬の乾燥した時期は特にお手入れが重要になります。

補足:毛玉が出来やすい犬の体の部位とは?

毛玉のできやすい場所は、

  • わきの下や耳の裏、しっぽ
  • 首輪をすることでこすれる首周りや、ハーネスで擦れるお腹
  • お洋服を着せている犬は毛が擦れる場所
  • 犬が動くたびに擦れる内股

などがあります。


また、シャンプーや水遊び後に毛が濡れた状態にしておくことも毛玉の原因になるため、しっかりブローをして乾かしてあげてくださいね。


毛玉ができやすい部位を覚えておくとお手入れの時に役立ちます。早く見つけてあげることで犬も快適に過ごせますね。

犬に毛玉ができるとどうなる?3つの考えられる症状を解説!


の毛玉は衛生的にも悪く、犬にとってもストレスを抱えることになります。


早速、毛玉ができてしまうとどのような症状が起こるのかを知っておきましょう。


ここでは

  • 皮膚が蒸れることによる皮膚病
  • 皮膚が引っ張られることによる痛み
  • 毛玉の誤飲による嘔吐・下痢

について詳しく解説をします。


毛玉によって起こる皮膚病や痛み、体調不良を良く知ってトラブルが起こる前に毛玉を対処してあげましょう。

①:皮膚が蒸れることによる皮膚病

犬の皮膚は人と比べると薄くデリーケートです。


換毛期になると大量に毛が抜け、ブラッシングをせずに抜け落ちる毛が残ってしまうと毛玉になってしまいます。


すると、毛玉の下の皮膚が蒸れてしまい皮膚病を起こします。


皮膚病になると、細菌が異常に増殖してしまい、皮膚が赤くなりかゆみを起こし、体を掻いたり、噛んだりする行動を見せます。


特に暑い時期は蒸れやすく皮膚病になりやすいでしょう。夏毛への換毛期は丁寧にお手入れしてあげたいですね。

②:皮膚が引っ張られることによる痛み

犬の毛が絡まって毛玉になると、常に毛の根っこ部分が引っ張られた状態になり、痛みが発生します。


これを放置していると、徐々に毛が伸びて毛に巻き込まれた皮膚が剥がれたり、裂けることもあるでしょう。


特に、わきの下や内腿部分は良く動かす部分で、行動も制限されてしまい、ストレスを感じることが考えられます。


人間も髪の毛を引っ張られると痛いのと同じで、犬も毛玉によって毛が引っ張られて痛い思いをしてしまいますね。

③:毛玉の誤飲による嘔吐・下痢

犬が毛玉を気にして食べてしまうと、嘔吐や下痢の症状が現れます。


毛玉を吐く時は胃の内容物も一緒に出てきて、胃液も吐き出されますが、胃液は消化液で、頻繁に粘膜に触れると、食道が炎症を起こすこともあるでしょう。


また、年齢の重ねた犬は、嘔吐による体力も使うことになります。


毛玉による嘔吐や下痢の症状がある時は、早めに動物病院へ行きましょう。

補足:犬が毛玉を食べた!薬等で無理に吐かせず、すぐ動物病院へ

犬が毛玉を食べてしまうと体内に残り、体内に残ると腸閉塞の危険があるので注意が必要です。

もし、毛玉を飲み込んでしまったら薬などで無理に吐かせず動物病院へ連れて行きましょう

犬の毛玉はどうやって切る?取り方や必要なグッズを解説!


毛玉
は一度できてしまうと簡単にほぐすことができません。時間もかかってしまい、犬が飽きてしまい上手にお手入れできないこともあるでしょう。


ここでは

  • 毛玉取りに便利なグッズとは?
  • 犬の毛玉はどうやって取る?
  • トリミングサロンもおすすめ
について詳しく解説します。


無理して毛玉を取ると、犬は痛がりブラッシングが嫌いになることもあります。


楽しくお手入れできるように、毛玉取りに苦労している方はこの記事を参考にしてみましょう。

毛玉取りに便利なグッズとは?櫛やバリカン、コームがおすすめ

毛玉取りに役立つグッズは、基本的なケアはもつれや毛玉をほぐす「スリッカーブラシ」と毛並みを整える「コーム」を用意します。


犬の種類によってはピンブラシやバリカンなどがあると良いでしょう。


また、ブラッシングスプレーを使用してからお手入れをすれば、静電気防止や切れ毛の予防、毛玉の除去に役立ちます。


基本のお手入れに使うスリッカーブラシは、毛並みを整えほこりや花粉などを除去します。


力を入れて使うと痛いので、鉛筆を持つようにして手首を使い、軽く撫でるように使います。


次に、コームは仕上げに使います。わきの下やお腹、顔など細かい部分にも使いやすく、被毛の通気性を良くすることができます。


誰でも使いやすく粗目と細目があり、使い分けもしやすいでしょう。


大きくなった毛玉や皮膚の近くにできた毛玉は、ブラシでほぐせない時はバリカンもおすすめです。


ただし、皮膚を傷つけないように注意しましょう。

犬の毛玉はどうやって取る?毛玉の取り方・ほぐし方を徹底解説!

小さい毛玉であれは、スリッカーブラシとコームを使って下記の流れで取り除きます。

  • 毛先の方からスリッカーブラシを使用して、根元へ向かってほぐしていく
  • 残った毛玉の根元をもって、皮膚を引っ張らないように注意して指でほぐす
  • コームで仕上げ毛並みを整える

大きい毛玉になると、ブラッシングだけでは取り除くことが難しくなるため、どうしてもとれない大きな毛玉にはすきばさみを使います。


使用の流れは下記の通りです。

  • 犬の皮膚を引っ張らないように毛玉の根元をつかむ
  • すきばさみでタテに切り込みを入れ、ブラシでほぐす
  • 最後にコームで毛並みを整える

犬が暴れてけがをすることがあるので無理にやらないようにしましょう。


毛玉取りには下記のようにいくつかコツがあります。

  • 毛玉と皮膚に隙間が無い場合は、表面からほぐしていく
  • スリッカーブラシを使う時は、毛玉部分はいろんな方向に動かしてブラシをする
  • 毛に風をあてることで、皮膚が見えやすくなり毛玉が見つけやすくなる

また、ドライヤーの冷風をあてながらブラッシングすることで、毛玉が小さいうちにほぐすことができます。シャンプーの時に定期的にすると良いですね。

補足:トリミングサロンで毛玉を取ってもらうのもおすすめ!

また、ブラシやはさみでは取れない毛玉もあります。

自分でほぐすのが難しい毛玉は、無理に取らずトリミングサロンにおまかせすることもできます。

トリミングサロンにお願いをすると、手間のかかる作業になるため追加料金が発生することがあります。料金を確認してから利用すると良いでしょう。

毛玉が無くなったら定期的にトリミングサロンに通って、毛をカットすると毛玉ができにくくなります。

どうにもならない毛玉だと、一度トリミングサロンでバリカンを使ってリセットしてもらうのもおすすめです。

犬の毛玉はどうやって予防する?おすすめ商品もあわせて紹介!


の毛玉は一度できてしまうと、ほぐすのが大変です。毛玉ができないように予防してあげると犬も快適に過ごせます。

ここでは
  • 日常的なブラッシングやシャンプー等のお手入れをする
  • トリミングサロンに定期的に通ってお手入れしてもらう
について詳しく解説します。

犬は簡単なお手入れで毛玉を予防することができて、美しい毛並みを保つことができます。過ぎに毛玉ができてしまい、悩んでいる飼い主さんはここでの記事を参考にしてみましょう。

①:日常的なブラッシングやシャンプー等のお手入れをする

毛玉ができる原因はブラッシング不足による汚れや生乾き状態にすることです。


雨の日にお散歩にした後は、泥などの汚れを取り除き毛を乾かしてあげましょう。また、シャンプーをした後は毛が絡まりやすいので、ブラシでとかしながらドライヤーをかけます。


日常のお手入れには、ローションや体を拭くシートも販売されています。便利グッズを使用することでお手入れが簡単になります。


また、トリミングサロンを利用している犬は、トリミング後の2~3週間は3日に1度程度のブラッシングでかまいません。


毛が伸びてくると毛玉ができやすくなるので、ブラッシングの頻度を多くします。


長毛種の犬は週に2~3回、短毛種で週1回以上を目安にすることで、綺麗な状態を保つことができます。


定期的にお手入れすると、時間も短く済んで犬への負担も減るでしょう。


清潔な状態を保とうとして、必要以上にブラッシングをすると皮膚に負担をかけてしまうことがあるので注意してください。

補足:おすすめの毛玉ケアグッズを紹介!

毎日こまめにブラッシングをしても、毛質などが原因でどうしても毛玉はできてしまいます。


毛玉ほぐしに時間がかかったり、大きくなった毛玉は最悪被毛ごと切らなければいけないことも。しかし、毛質から改善して絡まる毛玉を予防できれば飼い主さんも犬にとってもストレスが減りますよね。


そこで日頃のお手入れのみでは防ぎきれない毛玉予防の救世主をご紹介!


mofuwa毛玉予防ジェル」は毛玉が「できてから」ではなく「できる前」の新しいお手入れができる商品で、毛玉ケアに特化しています。


「mofuwa毛玉予防ジェル」は毛玉を未然に防ぐ5大成分を配合しており、トリートメント効果で絡まりを抑制しつつ、ダメージを補修して絡まり知らずのさらさらな被毛を保つことができます。


ダメージ補修、絡まり抑制、静電気抑制、保湿効果のある成分をたっぷり配合しているため、使えば使うほど毛質が改善され、絡みにくく毛玉の出来づらい艶のある被毛に導いてくれるのです。


さらに無香料かつ9成分の無添加処方のため、万が一愛犬が舐めてしまっても安心ですね。


このような毛玉予防のグッズを併用することで、より毛玉の予防を徹底することが期待できますので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

概要詳細
商品名mofuwa毛玉予防ジェル
内容量50g
料金2,750円
生産国日本
販売会社株式会社ワンテンス
公式サイトこちら

②:トリミングサロンに定期的に通ってお手入れしてもらう

毛玉を予防するには定期的にトリミングサロンに通うことです。特に毛が伸びる犬種はトリミングが必要になります。


一般的にトリミングサロンに通う頻度は健康な犬であれば2か月にに1回程度です。


犬種や被毛の長さ、皮膚病の有無によって通う頻度を考えましょう。サロンの方に直接聞いてみるとベストなタイミングがわかります。


トリミングサロンに定期的に通うとシャンプーやカットをしてもらえて、被毛が美しく保たれます。


皮膚にとっても良い状態が保つことができます。定期的に通って毛玉対策をしましょう。

まとめ:犬の毛玉はどうする?日頃からコーム等で取ろう!

ここまで、犬の毛玉ができる原因や予防法等について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?


この記事では、

  • そもそもなぜ犬の毛玉はできる?3つの原因を徹底解説!
  • 犬に毛玉ができるとどうなる?3つの考えられる症状を解説!
  • 犬の毛玉はどうやって切る?取り方や必要なグッズを解説!
  • 犬の毛玉はどうやって予防する?すぐできる2つの方法を解説!
以上の内容を詳しく解説してきました。


の毛玉はいつの間にかできてしまい、気が付くと手に負えない状態になっていることもあります。


何度ほぐしてもできてしまう毛玉に悩んでいる方は、原因や取り方を見て解消してください。そして、毛玉の予防方法を知って、犬と一緒に快適に暮らしましょう。


またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!