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猫ちゃんをお迎えしてから猫アレルギーを発症してしまうことはあるのでしょうか。万が一猫アレルギーになってしまったり、元から持っている場合でも、飼育していくことはできるのでしょうか。今回は誰にでもなり得る猫アレルギーの症状や飼育時のポイントを解説していきます。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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猫を飼い始めてから猫アレルギーになることはある?

猫が好きなのに、猫アレルギーで触れない…飼えない…という方は多くいます。


アレルギーのせいで大好きな猫ちゃんをペットとしてお迎えすることを諦めるのは何とも切ないですよね。


現在はアレルギー症状がなくても、お迎えしてから発症することもあるため、飼うのを躊躇している人もいるのではないでしょうか。


しかし、猫を飼っている人の中には猫アレルギーの人もいるんです。


飼育方法に注意すれば猫アレルギーでも猫ちゃんを飼うことはできます!


猫アレルギーを持つ人は、10人に1人とも言われており発症することは珍しいことではありません。


動物アレルギーの中でも猫にアレルギーを持つ人が最も多いとも言われています。


猫を飼い始めてから猫アレルギーになってしまったとしても、飼育方法に十分注意すれば猫ちゃんを手放さなくてもいいんです。


今回MOFFMEでは、

  • 猫アレルギーの症状
  • 猫アレルギーの原因
  • アレルギー症状を抑える飼育のポイント
について解説しています。

アレルギーで猫ちゃんを飼うのを諦めていた人はぜひ参考にしてみてください!

猫アレルギーの症状とは?

猫アレルギーの症状としてよく見られるのは、

  • 鼻水
  • くしゃみ
  • 涙や目の充血・かゆみ
  • むくみ
  • 体のかゆみ
などがよく言われます。

筆者自身、猫好きの猫アレルギー持ちなのですが、猫カフェなどに1時間ほど滞在すると、ひどい時には気管が狭まったような息苦しさを感じることも。

重症になると喘息を起こしたり、皮膚炎を起こすことがあるそうです。

アレルギー症状は軽視してはいけませんが、人によっては猫と触れ合う機会が増えたことで、症状が収まることがあります。

慣れることがあるのかもしれません。筆者は犬アレルギーも持っていますが、犬を飼った経験があるためか、犬に対してアレルギー症状が出たことはありません。

(血液検査をするとアレルギー反応が出ています。)

ただし、猫と触れ合う機会を増やしたことで症状がひどくなる場合もあるため、知識無しで猫を飼ってみたり不特定多数の猫ちゃんと触れ合ってみたりするのはおすすめしません

猫アレルギーになる原因は?

猫アレルギーの原因は、猫の唾液や皮脂腺に存在しているタンパク質です。


このタンパク質は空気中を浮遊するのが特徴で、花粉よりも小さい物質なのだそう。


これを吸い込むことで体の免疫機能が働き、排除しようとして様々な症状を引き起こします。


猫の糞尿にも含まれているため、猫カフェなど猫がたくさんいる空間ではアレルギー症状が出やすくなるのも納得です。


ただ、この物質が少ないとされている品種の猫ちゃんもいます。


猫アレルギーを発症させる可能性が低いとされている猫の品種は、

などが言われています。

短毛種や毛が抜けにくいとされる品種の猫ちゃんは、アレルギー症状が出にくいと言われているようですね。

また、サイベリアンやバリニーズなど、モフモフの猫ちゃんでも、アレルギーを引き起こす物質が少ないとされている品種もいます。

猫アレルギーでも猫ちゃんを飼いたい人は、上記の品種の猫ちゃんを選ぶのもおすすめです。

症状を抑える飼育のポイント

アレルギーを持っている人でも猫ちゃんを飼っている人は、様々な努力・工夫をしています。


努力や工夫次第でアレルギーでも猫ちゃんと一緒に暮らすことは可能だということです!


症状を抑える飼育のポイントは、

  • ①アレルギーを引き起こす物質を減らす食事
  • ②定期的なブラッシング
  • ③まめに部屋を掃除し、清潔に保つ
  • ④症状に合わせた薬を常備しておく
上記のポイントに気をつければ猫アレルギーでも猫ちゃんを飼うことは可能です。

①アレルギーを引き起こす物質を減らす猫ちゃんのご飯が販売されています。猫ちゃん用のご飯なので、猫に悪影響はもちろんありません。

定期的にブラッシングやシャンプー、トリミングなどを行って猫ちゃんに付いているアレルギー物質を落としましょう。

お風呂嫌いの猫ちゃんもいるため、サロンなどでシャンプーしてもらうのもおすすめです。

③アレルギーの原因物質は空中を浮遊します。閉め切った部屋で猫ちゃんとずっと一緒だと、どれだけ気をつけていても症状が出るかもしれません。

猫ちゃんが外に出てしまわないよう注意しながら換気やこまめな掃除を行いましょう。

また、カーペットは掃除してもアレルギー物質を取り除くのが難しい場合もあるため、何も敷かないか、掃除のしやすい毛足の短いものを敷くのがおすすめです。

④症状が出た時に、それを軽減させる薬を常備しておきましょう。どれだけ気をつけていても体調などによって症状が出てしまうこともあります。

ひどい時には薬を飲めるようにしておくと精神的にも楽でしょう。

このように上手く工夫しながら猫ちゃんと暮らしていく方法もあります!アレルギーでも猫ちゃんを飼いたい人はぜひ参考にしてください。