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猫に関する言葉はたくさんありますよね。ですが中々読むのが難しい漢字やどのような意味かわからないことわざもあると思います。今回のMOFFME記事では、『成猫』など一見読み方が難しい漢字や猫にまつわることわざを詳しく紹介していきます。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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『成猫』の読み方ってなに?猫に関する難しい漢字の読み方を紹介

私たちが普段使っている言葉やことわざなどの中には、「猫」が付く言葉が意外と多くありますよね。


例えば、「野良猫」はもちろん「猫舌」や「猫背」「猫被り」などなど、多くの言葉が存在しています。


これらの言葉は全て「ねこ」と読みますが、中には「どうやって読むんだろう?」と悩んでしまうような言葉もあるのではないでしょうか。


そこで、今回のMOFFME記事では、猫が付く単語の読み方や四字熟語などを以下の内容で紹介していきます。

  • 猫に関する難しい読み方
  • 猫に関する四字熟語
  • 猫に関することわざ
ただ漢字の読みや言葉を紹介するだけではなく、意味なども一緒に解説します。

興味のある方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

猫に関する難しい読み方を紹介!

まずは、猫という漢字が付く、読めそうだけど読めない言葉を紹介していきます。

  • 愛猫
  • 成猫
  • 老猫
  • 番猫
  • 狂猫
「あいねこ」や「せいねこ」など、「ねこ」と読んでいる人もいるかと思いますが、正しい読み方は違うようです。

ちなみに、猫の種類という意味の「猫種」は「びょうしゅ」と読み、「斑猫」「はんみょう」と読みます。

斑猫の意味はまだら模様の猫、つまり「ぶち猫」のことを指す言葉ですね。同じ読み方の昆虫もいるそうですよ。

それでは、上で挙げた言葉の読み方を一緒に見ていきましょう。

愛猫の読み方

愛猫の読み方は「あいびょう」です。


猫を愛で、可愛がることや大切に可愛がっている猫というような意味があります。


一般的には飼い猫を指す言葉として使ったり、猫が大好きな人に対して「愛猫家」という形で使うことが多いですね。

成猫の読み方

成猫の読み方は「せいびょう」です。


人間だと成人、犬だと成犬といったように、大人の猫を表す言葉ですね。


猫は1年~1年半くらいから大人と判断され、子猫とは呼ばなくなります。


ただ、「せいびょう」という響きは他の言葉を連想してしまうことから、あまり使わない人もいるようですよ。

老猫の読み方

老猫の読み方は「ろうびょう」です。


読んで字のごとく、年を取って高齢になった猫のことを指します。


今では高齢猫やシニア猫と呼ばれ、老猫という言葉を使わない場合もありますね。


また、中にはわざと「おいねこ」と読ませる書籍などもありますよ。

番猫の読み方

番猫の読み方は「ばんびょう」です。


これは番(つがい)の猫という意味ではなく、番犬の猫バージョンとされています。


ネズミなどの害獣を追い払うという時にも使えるのであれば、番猫となる猫もいるのではないでしょうか。

狂猫の読み方

狂猫の読み方は「きょうびょう」です。


犬に狂犬病があることからこの言葉ができたようですが、実際に狂猫病があるわけではありません。


ただ、猫も狂犬病ウイルスに感染する可能性はありますし、猫から人間に感染する場合もゼロではないため、野良猫と触れ合う際は特に注意しましょう。

猫に関する四字熟語

猫という漢字は四字熟語にも使われていることがあります。


例えば以下のようなものですね。

  • 窮鼠噛猫
  • 照猫画虎
  • 猫鼠同眠
今回紹介する四字熟語の中には有名なものもあるので、読み方は分からなくても意味は何となくなく分かるというものもあるのではないでしょうか。

ここでも読み方だけではなく、意味も一緒に解説していくので見ていってくださいね。

窮鼠噛猫

「きゅうそごうびょう」と読みます。


弱いものでも逃げ道がなくなれば想像以上の力を出し、強いものを倒すことがあることの例えです。


ただ、広く知られているのは四字熟語ではなく、ことわざの「窮鼠猫を噛む」の方で、使われる時もことわざの方を聞くことが多いですね。

照猫画虎

読み方は「しょうびょうがこ」です。


猫の姿形だけを見て虎を描いていることから、本物を見て理解せずに、形だけ真似るという意味があります。


簡単に言えば「見よう見まね」ですね。


この四字熟語を使う時は、「猫に照らして虎を画く」と言うこともあるそうですよ。

猫鼠同眠

読み方は「びょうそどうみん」です。


取り締まる立場にある上の人間が、部下などの下の人間と手を組んで悪事を働くことの例えとして使われています。


ネズミを狩る猫と猫に狩られるネズミが一緒に寝るという、本来ならありえない状況からきているのだそうですよ。


また、猫鼠同眠は中国の書物「新唐書」に出てくる漢文が基になっていると言われています。

猫に関することわざを紹介


ここまで猫という単語が付く言葉や四字熟語を見てきたので、最後は猫が登場することわざを見ていきましょう。

  • 猫にまつわることわざ
  • 面白いことわざ
非常に有名なことわざから、あまり聞いたことがないけれど面白いことわざまで、いくつか紹介していきます。

日本だけではなく、海外のものも紹介するので海外のことわざに興味がある方はぜひご覧ください。

猫にまつわることわざを紹介

猫を被る

不満などがあっても態度や表情には出さず、本性をひた隠しにして大人しくしていることの例えです。


猫にまたたび

大好きな物の例えです。


またたびが好きな猫は多く、好物を与えた時の効き目は非常に高いことからきています。


猫にまたたびの後は「お女郎に小判」などと言葉が続くこともあるそうです。


猫にかつお節

猫の近くに好物を置いておくとすぐに取られてしまうことから、「油断できない状況」や「過ちや危険な状態にある」ことの例えとして使われています。


猫にまたたびと同じ意味として使われることもあるようですが、意味は全く違うので間違えないようにしましょう。


豚に念仏猫に経

どんなにありがたい教えでも、相手が理解できなくては全く意味がないという例えですね。


豚に念仏を唱えてみても、猫にお経を聞かせてみても全く理解できないことからきていると言われています。

面白いことわざを紹介

猫は長者の生まれ変わり

これは、言葉通り猫の前世は長者だったのだろうという意味です。

これといった不自由もなく寝てばかりの猫は、きっと前世では金持ちで何不自由なくのんびり暮らしていたのだろう、ということからきているようですよ。


女の心は猫の目

猫の目は光の当たり方によって大きくなったり細くなったりするため、女性の心はそれくらい変化しやすいという意味で使われています。


女心と秋の空と同じ意味ですね。


それでは、ここからは海外にある猫が登場することわざを紹介します。

魚を焼くと猫が来る

儲け話などの良い話には、横取りを企む人や便乗しようとする人が寄ってくることの例えです。


イタリアにあることわざですね。


クリームを得た猫

自分の目的や欲しい物を手に入れられて満足している様子を表すことわざです。


主にアメリカで使われているそうですよ。


眠っている猫を目覚めさせる

余計なことをして悪い結果を生むことの例えとしてフランスで使われています。


日本の藪をつついて蛇を出すと同じような意味のことわざですね。

まとめ

今回は猫が付く言葉の読み方やことわざなどについて解説をしていきました。


何となくで読んでいたけれど、実は読み方が違った単語もあるのではないでしょうか。


ここで、最後に今回の記事の内容をまとめていきます。

  • 猫は単語によって「びょう」や「みょう」と読むことがある
  • 猫が付く四字熟語やことわざは意外と多くある
  • 海外でも猫関連のことわざがたくさんある
正しい読みを知っても、今まで愛猫を「あいねこ」と読んでいた方などにとっては違和感がありますよね。

ただ、中には間違った読みの方が伝わることもあるので、今回解説した内容は知識として覚えおいてくださいね。

またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!