モフモフの被毛が特徴的なシュナウザー。自分でカットするのは難しいと思っているかもしれませんが、基本を押さえれば誰でも安全に行うことが可能です。今回のMOFFME記事では、シュナウザーのカット種類や自宅でのカット方法を紹介していきます。
この記事の目次
目次を閉じるシュナウザーのカットについて詳しく紹介!カットの種類など
長生きしそうな太い眉毛とたっぷり蓄えられたお髭が特徴のシュナウザー。一度見ると忘れられないインパクトのある外見を備えた犬ですよね。
なかでもミニチュアシュナウザーは体重が4~6キロ程度と小さく、近年人気の犬種なので、見かけたことがあるかたも大勢いらっしゃるかもしれません。
さて、今回のMOFFME記事では、そんなシュナウザーのヘアカットについて以下の順に紹介していきたいと思います。
- シュナウザーの被毛やカットの頻度を紹介
- シュナウザーのトリミングサロンやカット種類を解説
- 自宅でできるシュナウザーのカット方法を部位別に紹介
シュナウザーの被毛やカットの頻度を紹介
まず、シュナウザーの被毛やカットの頻度を紹介していきたいと思います。
シュナウザーには、ジャイアントシュナウザー・スタンダードシュナウザー・ミニチュアシュナウザーが存在し、これらはサイズによって3種類に分けられています。
種類によって毛の色は異なるものの、毛の性質はほとんど同じです。
ここからは、次の3つのトピックに分けて説明していきます。
- シュナウザーの被毛について
- シュナウザーのカット頻度について
- シュナウザーのカットを始める時期について
シュナウザーの被毛について
犬の毛の生え方には、シングルコートとダブルコートがあります。シュナウザーもダブルコートです。
ダブルコートとは、2重に毛が生えるタイプです。トップコートとアンダーコートに分かれており、トップコートは太く硬い毛で、換毛期に抜けることはありません。
ダブルコートの場合、カットが不要な犬種もいますが、シュナウザーの毛は伸び続けるため、カットが絶対に必要です。
放っておくと、もじゃもじゃになるばかりか毛玉もできて皮膚病の原因となります。
シュナウザーのカット頻度について
成犬の場合、月に1度はカットします。シュナウザーの毛は伸び続けるため、カットは必須です。
注意点として、シャンプーのし過ぎは皮膚のにおいの原因となります。月に何度もシャンプーしないようにしましょう。その代わりにブラッシングは毎日行います。
シニア犬の場合、カットが負担となるため、頻度を減らします。
短くすればカット頻度は減りますが、紫外線が皮膚を直撃するため、散歩時には洋服を着せて出かけるようにしましょう。
シュナウザーのカットを始める時期について
子犬にはワクチンプログラムと呼ばれるものがあります。生後何日に多種混合ワクチンを接種する、ということが数回繰り返された後、狂犬病ワクチンを接種し、ようやくプログラム終了です。
日程詳細は動物病院によって多少変わりますので、病院で説明を受けましょう。このプログラムを終了して1カ月経過したらカットがOKになります。
免疫のない子犬自身と他の犬・人間のためのマナーでありルールですので、守るようにしましょう。
シュナウザーのトリミングサロンやカット種類を解説
シュナウザーの被毛とカット頻度、カットを始める時期について見てきました。
思ったよりも頻度は多かったですか? 毛が多く伸びやすい犬種なので、飼い主さんがいないとぼうぼうになってしまいますね。
ペットを飼いたての場合は、トリミングサロンについての情報収集に力をいれる飼い主さんも少なくないと思います。
ここからは、シュナウザーのトリミングサロン料金やカットの種類を次の順に解説していきます。
- シュナウザーのトリミング料金
- シュナウザーのカット方法
- シュナウザーのカット種類を紹介
シュナウザーのトリミング料金
2017年の株式会社富士経済の調査によると、ミニチュアシュナウザーの1回のトリミング料金は平均5,400円です。
その子の状態やヘアカットの方法によっても料金は変わります。
毎月通うと1年で64,800円。決して安くはない金額です。シュナウザーを飼うときはトリミング料金は必ずかかるもの、と考えて検討したいですね。
もちろん、頻度を減らせば料金も抑えられます。その場合は、おうちでのカットと併用するようにしてください。
シュナウザーのカット方法
シュナウザーのカット方法は主に3つです。
- ハサミを使用するシザーリング
- バリカンを使用するクリッピング
- トリミングナイフを使用するストリッピング
シュナウザーのカット種類を紹介
ミニチュアシュナウザーの代表的なスタイルは次のとおりです。
- スタンダードスタイル
- テディベアスタイル
- プードルスタイル
- モヒカンスタイル
- たてがみスタイル
自宅でできるシュナウザーのカット方法を部位別に紹介
ここからは、自宅でできるシュナウザーのカット方法を部位別に紹介していきます。
自宅でのカットを恐る恐る始めるかたもいらっしゃるでしょう。そんなときはトリマーさんに注意点や必要な手入れなどを事前にアドバイスしてもらうといいかもしれませんね。
次の4つの部位を自宅でカットすることができます。
- 自宅でできるシュナウザーのカット方法①足
- 自宅でできるシュナウザーのカット方法②おしり
- 自宅でできるシュナウザーのカット方法③眉毛
- 自宅でできるシュナウザーのカット方法④体全体
自宅でできるシュナウザーのカット方法①足
肉球からはみ出ている毛をカットします。バリカンのほうが時間がかからずに済みます。
犬を4つ足で立たせて犬のお尻を前向きにして脇で優しく抱え込むようにすると犬の動きを止められます。
同様に、足先の毛も爪が見えるか隠れるかくらいの長さまでハサミでカットしましょう。
これにより滑りにくくなり、関節への負担を減らせます。関節は犬の典型的な病気・悩みの1つですので、早いうちからぜひ実施していただければと思います。
自宅でできるシュナウザーのカット方法②おしり
まず、尻尾に隠れている肛門が見えるように尻尾を持ち上げます。肛門にかかっている毛がある場合は、軽くカットします。
この際、肛門に刃が向くことがないように注意しましょう。バリカンでもハサミでも構いませんが、傷つけることがないよう、軽くで問題ありません。
特にシニア犬となると肛門周りが汚れてしまうことがあるので定期的にチェックし、毛が伸びていたらカットしましょう。衛生状態を良好に保つことができます。
自宅でできるシュナウザーのカット方法③眉毛
目にハサミや毛が入らないようにカットします。
たくましく伸び続けるシュナウザーの眉毛。伸びすぎると目の病気になる可能性があるので、目にかかる前に定期的にカットするようにしましょう。
人間もそうですが、シュナウザーの特徴である眉毛の形や長さは、シュナウザーの顔の印象を大きく左右します。
飼い主さん自身が愛犬の顔の印象を作ることになるので、楽しみながらも慎重にカットしてあげてください。
自宅でできるシュナウザーのカット方法④体全体
伸びて気になるようになった部分をハサミでカットします。ブラッシングで扱いにくくなったら、伸びてきた証拠です。
夏の暑い季節になったら、お腹部分はぜひ、バリカンで短くしてあげましょう。最大の熱中症対策になります。
バリカンは体全体に行うにはハードルが高いかもしれませんね。失敗したら伸びるまでの何カ月もの間、散々な見た目になってしまいますものね。
そうならないように、無理は禁物です。できる範囲で行いましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はシュナウザーのカットについて詳しく紹介しました。まとめると次のとおりです。
- シュナウザーの被毛やカットの頻度を紹介
- シュナウザーのトリミングサロンやカット種類を解説
- 自宅でできるシュナウザーのカット方法を部位別に紹介
シュナウザーのカットはおしゃれ目的でもあり、健康管理目的でもあります。記事の中で何か新しい発見があったのであれば、大変幸いに思います。
またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!