
日に日に暑くなるこの時期。私たちは日焼け止めや日傘、帽子を駆使しますが、愛犬には暑さ対策が必要ないのでしょうか。この記事では、犬の帽子の必要性や注意点、帽子の選び方などを詳しく解説していきます。愛犬と共にしっかりと暑さ対策を行い、夏を乗り切っていきましょう!
この記事の目次
目次を閉じる愛犬に帽子は必要?暑いこの時期の犬の帽子事情について解説
現在犬用の帽子は多くのデザインのものが販売されています。
人間が被ると暑さや熱中症の対策に役立つため、愛犬にも買ってあげたいと考えている方もいらっしゃるのではないしょうか?
しかしながら「犬にとって帽子って必要なの?」「人間のような効果はあるの?」と効果についてはなかなかわかりませんよね。
そこで今回のMOFFMEでは
- 犬にとって帽子は必需品ではないけれど必要になる場面がある
- 犬用の帽子には3種類ある。それぞれの特徴
- ストレス、サイズなど帽子を使用する際に気をつけたいこと
について紹介します。
愛犬に快適に過ごしてもらうために帽子は必要なのかどうか、ぜひ最後までご覧ください。通販で手軽に買えるおすすめの帽子も紹介してますよ。
愛犬に犬用帽子は必要か
人間は帽子を被った際にその効果を実感することができますが、犬にとって帽子は必要な物なのでしょうか?
ここからは
- 犬にとって帽子は必需品ではない
- 犬用の帽子が必要な場面
について解説していきます。
愛犬にとって必要なものか、必要な場面はどこなのかしっかりチェックしてくださいね。
犬用帽子の必要性:基本的に必需品ではない
結論から言うと、犬にとって帽子は必需品ではありません。
犬は人間と違い、直射日光が照りつける昼間に外出をすることはほとんどないため、帽子で対策する必要は薄いといえるでしょう。
もし炎天下に犬を連れだすことがあるという方は、昼間の外出はできるだけ避けるようにしてください。
犬用帽子が必要な場面:真夏の昼間
犬に帽子は必需品でないと紹介しましたが、必要になる場面もあります、
それは昼間にどうしても外出しなければならない場合です。
上記で紹介したように、基本的に炎天下の散歩・外出は避けるべきですが「病院に行くのに車がつかえない」などやむを得ない状況がある場合には、日差し・紫外線対策として効果的でしょう。
人と同じで犬にとっても過剰に紫外線を浴びることは体によくありません。帽子を使い紫外線対策をすることで、皮膚炎や白内障の予防にもつながります。
犬用帽子の種類を紹介
近年では犬用帽子の種類・販売数も増えてきており、購入時の選択肢も増えています。
形やデザインなどファッションとしても楽しめる帽子が豊富です。
そこでここからは犬用帽子の種類にはどんなものがあるのか紹介していきます。
犬用の帽子には主に以下の3種類です。
- サンバイザー
- キャップ
- 麦わら帽子
犬用帽子の種類①サンバイザー
サンバイザーは、人間ではゴルフなどスポーツをする際にかぶっていることの多い帽子です。
人間用のサンバイザーは頭部がむき出しの状態ですが、犬用は「耳上げサンバイザー」と呼ばれる商品もある頭部を覆っているタイプと、覆っていないタイプの2種類があります。
つばが大きいのが特徴で、サイズによっては犬が壁などにぶつかることも防いでくれる効果も期待できるでしょう。目の保護だけでなく視力が低下してきた老犬の保護にも役立ちそうなアイテムです。
耳上げサンバイザーは耳が蒸れやすいたれ耳の犬の耳上げアイテムとして便利でしょう。
犬用帽子の種類②キャップ
キャップは前方にツバのある帽子のことを言うことが多く、種類はオーソドックスな野球帽タイプや、トップが平らになっているマリンキャップなどがあります。
耳を通すための穴が開いていてあごで長さ調節するタイプ、とめるタイプなど形も様々です。
中にはキャラクターがプリントされているものもあり、かわいいデザインやカラーが豊富なのがキャップのポイントの1つといえるでしょう。
キャップは顔だけでなく頭部までしっかりと守ることができます。
犬用帽子の種類③麦わら帽子
その名の通り「麦わら」を使用して作られている帽子です。夏に帽子といえば麦わら帽子をイメージする方も多いのではないでしょうか。
麦わら帽子は上記と同様の留めるタイプのものに加え、他の帽子と違い耳を通す用の穴がないタイプも多いです。
リボンや花などがデザインされていて、涼しげでオシャレな商品が多く販売されています。
麦わらは紫外線に強いともいわれており、紫外線の90%をカットできるそうです。紫外線をしっかりカットするためにはツバの長いものや、キャップタイプの麦わら帽子を選ぶといいでしょう。
犬用帽子のメリットを紹介
ここからは犬用帽子のメリットを紹介します。
犬に帽子を使用するメリットは大きく分けて2つです。
- 熱中症対策
- 防寒対策
犬用帽子のメリット①熱中症対策
真夏に外出をする際、気を付けたいのが熱中症。
人間と同じように犬も帽子をかぶることである程度は熱中症対策をすることができます。
犬は汗をかける部分が限られているため、体温調節がしづらく熱中症になりやすいです。室内の冷房下にいても熱中症にかかることもありますが、外ではさらにリスクが高まります。
被毛が黒いワンちゃんは特に熱を吸収してしまうため、帽子をかぶせるなどして対策をしてあげるといいでしょう。
犬用帽子のメリット②防寒対策
短毛の犬種・寒さに弱い犬種には防寒対策としても帽子は効果的でしょう。
ポリエステル素材のファーがついたタイプや、ニット素材など冬用の帽子も種類が豊富です。冬用には耳まですっぽりと頭部全体を覆うタイプの帽子もあります。
寒さは体調不良の原因にもなりますが、寒い時期でも散歩には行かなければならないためしっかりと防寒対策をしてあげてくださいね。
犬用帽子のデメリットを紹介
犬用帽子のメリットについて紹介してきましたが、デメリットも存在します。
犬に帽子を使用するデメリットは主に以下の3つです。
- 十分な熱中症対策にならない
- 目を傷つけるリスクがある
- 犬にストレスを与えてしまう可能性がある
犬用帽子のデメリット①十分な熱中症対策にならない
帽子をかぶせて直射日光への対策をしても、十分な熱中症対策にはなりません。
なぜなら犬にとって大きな熱中症リスクは、地面・コンクリートからの照り返し熱だからです。
人間は地面から顔までに距離がありますが、犬は体高が低く照り返しの熱をもろにうけてしまいます。
散歩や外出は一番涼しい日の出前や日が入ってからにするようにしてください。熱中症の他にも、肉球が火傷する危険もあるので散歩前に手で地面を触って確認するといいですよ。
犬用帽子のデメリット②目を傷つけるリスク
サイズの合った帽子を使用しないと、目を傷つけてしまうリスクもあります。
前方にツバがついているキャップタイプ・サンバイザータイプは重みで帽子が前へズレてきてしまうためです。
長さ調節ができるものを購入し、しっかりと固定するようにしてください。
もしサイズが大きすぎる場合は「せっかく買ったのに」と思わず、使用を中止しましょう。
犬用帽子のデメリット③ストレスを与える
犬に帽子を使用する最大のデメリットは、ストレスを与えてしまうことでしょう。
顔の周りにかぶせることになる帽子は、洋服以上に嫌がる犬が多いです。
愛犬のためと無理にかぶせてしまうと、ストレスで散歩が嫌いになる・体調を崩すなど他に影響が出仕舞う可能性もあります。
必需品ではないので無理にかぶせることはやめましょう。使用する場合は家の中で少しずつ慣らしていくようにしてください。
おすすめ犬用帽子3選!
洋服と同じように犬用帽子もデザインやカラーも豊富になってきているため「どれを選んだらいいかわからない」という方もいらっしゃいますよね。
そこでここからはおすすめの犬用帽子を3種類厳選して紹介していきます。
- ペット用ネックストラップ付き帽子
- 愛犬用 耳の穴 キャップ 帽子
- feileng犬用帽子とマフラー
おすすめ犬用帽子①ペット用ネックストラップ付き帽子
猫用帽子 かわいい ハット ネックストラップ付き 耳の穴ある ペット用キャップ
首の部分で長さが調節できるネックストラップ付の帽子です。
野球帽の形をしており、耳を穴に通してすっぽりかぶれる形をしています。
ワンちゃんのサイズに合わせて購入しないと前へズレてきてしまう可能性があるので、サイズは慎重に選ぶようにしてください。サイズはS/M/L/XLの4種類から選べます。
シンプルな赤・迷彩・ヒョウ柄などカラーバリエーションも豊富で、全9カラーから選ぶことができます。
価格も安いので、おためしに購入してみるのもいいでしょう。
また洗濯もできるようなので、いつでも清潔に使用可能です。
おすすめ犬用帽子②愛犬用 耳の穴 キャップ 帽子
Gの文字が印象的な野球帽の形をした、犬用キャップです。
耳を通せる穴があり、首の部分は長さ調節可能なベルトでしっかりと留めることができます。
頭部の後ろ側はメッシュになっており、通気性もバツグンで蒸れにくいです。
Sサイズ(小型犬用)・Mサイズ(中型犬用)・Lサイズ(大型犬用)と3種類のサイズ展開がされているので、どの犬種でも使用できるでしょう。
ツバが目元を覆ってくれるので目を紫外線から守ることにも役立ちます。
同じく犬屋さんから販売しているメッシュ素材のタンクトップと一緒に購入してもいいかもしれませんね。
おすすめ犬用帽子③feileng犬用帽子とマフラー
冬の寒い季節に重宝する帽子とマフラーがセットになった商品です。頭と首両方から防寒対策ができます。
ウール素材でできており、保温性が高く寒い時期にもピッタリです。
帽子には耳を通す穴があり、首元で紐を縛って固定します。柔らかい素材なので多くのワンちゃんに合わせやすいと思いますよ。
色は濃いグレーのみですが、落ち着いた選びやすいデザインです。
頭のポンポンがアクセントとなり、ワンちゃんのかわいらしさをより引き立ててくれるでしょう。
サイズはSサイズとMサイズのみで、どちらも小型犬用です。残念ながら中型・大型のワンちゃんには使用できません。
犬用帽子の注意点を解説
最後に犬用の帽子を使用する際の注意点を解説していきます。
犬用帽子の注意点は
- 季節に合った帽子を選ぶ
- 無理強いしない
- 犬にあったサイズを選ぶ
犬用帽子の注意点①季節に合った帽子を選ぶ
犬用の帽子は人間用と同じ様に、夏用なら上記でも紹介したメッシュ素材を使用している商品だったり、紫外線対策に抜群の麦わらを使用していたりと、季節に合わせて素材を選び作られています。
例えば冬用のもこもこした商品を夏にかぶせてしまうと、かえって熱中症のリスクをあげてしまいますよね。
ネットの販売サイトには「春夏用」「秋冬用」など表記されている場合が多いため、しっかりと確認をして季節に合った帽子を選んであげてください。
犬用帽子の注意点②無理強いしない
上記でも少し紹介しましたが、犬が帽子を嫌がるようなら無理にかぶせることはやめましょう。
洋服や帽子のまとわりついている感覚を嫌がるワンちゃんは多いです。
帽子を無理強いしてしまうと、散歩が嫌いになったり外に出ること自体を嫌がるようになったりしてしまう可能性もゼロではありません。
夏の散歩は日の出ていない時間帯にしていると思うので、帽子がなくても大丈夫です。
むしろ散歩が嫌いになって運動しない方が不健康になってしまいます。
帽子を初めてかぶせる際には、犬がストレスになっていないか、嫌がっていないか把握したうえで少しずつ慣らして使用してあげましょう。
犬用帽子の注意点③犬にあったサイズを選ぶ
愛犬にあったサイズを選んであげることも大切です。
合っていないサイズだと、前方へ帽子がズレてきてしまう・脱げてしまうなど、帽子を使用した際の効果を十分に発揮できません。
サイズを測ったうえで購入するか、金額は高くなりますがオーダーメイドという方法もあります。
帽子のサイズの計測は、頭頂部からあごの下までをぐるっと1周する形で測ってください。
犬用の衣類は試着ができない場面が多いため、帽子に限らず計測方法を知っておくと役に立つのでおすすめです。
まとめ:犬用帽子は可愛いけど無理にかぶせるのはNG!
今回は犬用の帽子について紹介してきました。
今回の記事のまとめはこちら。
- 犬に帽子は必需品ではない
- 日中に外出する必要がある場合は、熱中症・紫外線対策としてある程度役立つ
- 犬用帽子も種類が増えている
- サンバイザーはツバが大き。たれ耳犬用に「耳上げサンバイザー」もある
- オーソドックスなキャップはデザインが豊富
- 麦わら帽子は紫外線カット率が高い
- 犬用帽子は熱中症や防寒対策ができるメリットがある
- 反対に犬にとって十分な熱中症対策にならない、ストレスになる可能性があるなどのデメリットもあり
- 帽子を選ぶ際は、季節やサイズがあった商品を選ぶ
- 犬が嫌がるようなら帽子は無理にかぶせない