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人だけでなく、犬も刺される危険性がある蜂。むしろ犬の方が蜂に刺される可能性が高いです。犬が蜂に刺された際に冷静を保ちながら対処するためにしっかりと学んでおきましょう。今回のMOFFME記事では、蜂に刺された犬の対処法や症状を解説します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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蜂に刺された犬の対処法を紹介!蜂に刺された際の症状や治療法

蜂に刺された犬は、どのように対処すればいいのでしょうか。犬も人間と同じように蜂に刺されるリスクはあります。


とくに犬は蜂の怖さを理解していないことがあるため、蜂に自ら向かって行ってしまうことがあります。


そのため、犬は人間よりも蜂に刺されてしまうリスクが高いとも考えられます。


もし、愛犬が蜂に刺されたときには、どのように対処するべきでしょうか。また、蜂に刺された犬の症状や治療法についても理解しておきましょう。


今回「MOFFME」では、

  • 蜂に刺された犬の症状を紹介
  • 蜂に刺された犬の治療法を紹介
  • 犬が蜂を食べた場合やミツバチに刺された場合を紹介
について詳しく解説します。

もしものときに備えて、飼い主であればこうした知識も習得しておきましょう

またMOFFMEでは犬のイボはなぜできる?「https://moffme.com/article/268」についても紹介しておりますので、そちらも参考にしてみてください!

蜂に刺された犬の症状を紹介


まずは犬が蜂に刺された犬の症状について紹介します。


犬が蜂に刺されたときには、どのような症状を起こすのでしょうか。局所的な症状も気になりますが、全身にどういった症状が起こるのかも気になるはずです。


また、人間でも起こるアナフィラキシーショックは、犬も同じように起こるのかについても詳しく解説していきます。


もし、大切な愛犬が蜂に刺されたときには、次に解説するような症状が起こるかもしれません。事前にその症状について理解をしておけば、冷静に対応できるはずです。


この項目では、

  • 蜂に刺された犬の症状①局所的症状
  • 蜂に刺された犬の症状②全身の症状
  • 蜂に刺された犬の症状③アナフィラキシーショック
について詳しく解説しますので、ぜひチェックしてください

蜂に刺された犬の症状①局所的症状

犬が蜂に刺されたときには、刺された局所はどのような症状が起こるのでしょうか。

犬が蜂に刺された箇所は、炎症を起こすことが多いです。さらには刺された箇所は、強い痛みが出ることが一般的症状です。

刺された蜂の種類にもよりますが、刺された箇所の痛みは1時間ほどで治ります。

ただし、場合によっては強い痛みが1時間以上続くこともあり、さらには猛烈な痛みに変わることもありますので注意が必要です。

いずれにしても、人間と同じように犬も局所的症状は現れます

蜂に刺された犬の症状②全身の症状

では、全身に起こる症状はどうでしょうか。蜂の種類にもよりますが、毒の中には血尿の発症が現れる場合があります。

同時に、肝不全や腎不全が起こる場合もあります。実際にこうした症状が起こった犬もたくさんいるため、局所的症状よりも全身に起こる症状の方が深刻と言えるでしょう。

肝不全や腎不全を起こした場合は、すぐに専門のクリニックで治療を行う必要があります。

ただし、こうした症状は気が付きにくい場合が多いため、蜂に刺された時点で医師に相談をすることがベストです。

蜂に刺された犬の症状③アナフィラキシーショック

そして最も注意しなければならないのが、アナフィラキシーショックです。

アナフィラキシーショックは、1回目に刺された場合ではなく、2回目に刺された場合に起こりやすいと言われています。

蜂に刺された犬が2回目であること、さらには嘔吐や下痢、呼吸困難などの症状が現れた場合は、アナフィラキシーショックを疑ってください。

また、アナフィラキシーショックの場合、舌が真っ青になったり意識混濁状態、よだれを無意識に出すような症状もあります。

蜂に刺された犬の治療法を紹介


もし、愛犬が蜂に刺された犬は、どのような治療法を行うべきでしょうか


蜂に刺された場合は、多くの飼い主はパニックになってしまうでしょう。しかし、まずは落ち着いて専門のクリニックに連絡をし、治療を受けるようにしてください。


しかし、病院に行くまでに飼い主でできることがあります。


応急処置とはなりますが、この応急処置がとても重要な意味を成すことがありますので、ぜひ、蜂に刺された犬の治療法について理解しておきましょう。


この項目では、

  • 蜂に刺された犬の治療法①針を抜く
  • 蜂に刺された犬の治療法②毒液を絞る
  • 蜂に刺された犬の治療法③患部を冷やす
について詳しく解説します。

紹介する治療法により一命を取り留めることにもなるかもしれませんので、じっくりとチェックしてください。

蜂に刺された犬の治療法①針を抜く

もし、蜂に刺された箇所に針が残っていた場合は、その針を抜きましょう

蜂の針が残っていないかは慎重に確認するようにしましょう。無理に肌に触って確認をするとその針を奥に押し込んでしまうかもしれません。

慎重に確認し、針が見つかった場合は、皮膚に近い位置からピンセットなどを使い抜きます。

指を使った場合、毒が入った袋を潰してしまうかもしれません。

そうなると蜂の毒素が体内に入り込んでしまいますので、よく確認をしてピンセットなどで抜き出してください

蜂に刺された犬の治療法②毒液を絞る

また、蜂に刺された箇所の毒液を絞る行動も効果的です。

その際には、まずは傷口を流水でしっかりと洗い流しておきます。実はスズメバチなどの毒素は水溶性です。つまり、水に溶けだしやすい性質があるということです。

まずは傷口を流水で洗いながらし、そのまま指で傷口から毒素を絞り出すようにします。間違っても口で毒素を吸い出すようなことはしてはいけません

水溶性の毒素は口に入れるとそのまま体内に流れ入ってしまいます。飼い主に危害が及びますので、あくまでも指などで絞り出してください。

蜂に刺された犬の治療法③患部を冷やす

患部を冷やすことも効果的です。蜂に刺されると、一般的には傷口はかなり腫れます。同時に熱を持ちますので、幹部を冷やすことでこの腫れや熱を抑えることができます


同時に、愛犬が感じる痛みの軽減もできますので、幹部を冷やすことは簡単にできる応急処置として覚えておいてください。


もちろん、幹部を冷やしただけでは根本的な治療にはなりませんので、幹部を冷やしつつ専門のクリニックに連れて行ってあげるようにしてください。

犬が蜂を食べた場合やミツバチに刺された場合を紹介


犬は蜂に対して十分な知識がありません。そのため、蜂を敵とみなして食べてしまう犬もいます。実はこの行為もかなり危険です。


食べてしまって蜂が口の中で死んでも、針が残っている以上、危険なことには変わりありません。


愛犬が蜂を口の中に入れてしまった場合は、どのような飼い主でもパニックになるでしょう。


パニックになれば、犬自身も口の中に蜂を入れたままにしてしまい、口から出さないように食いしばってしまうかもしれません。


犬が蜂を食べた場合に行う処置、さらにはミツバチに刺された場合の処置について詳しく解説します。


この項目では、

  • 犬が蜂を食べた際の対処法
  • 犬がミツバチに刺された際の対処法
について説明しますので、ぜひチェックしてください

犬が蜂を食べた際の対処法

もし、犬が蜂を食べた場合は、口の中を刺されてしまう可能性があります。

蜂は口の中で既に死んでいても、蜂の針には毒素がそのまま残っていますので、その針が口の中で刺さることで犬に被害が及びます

もし、口の中を刺されたときには、犬の顔が一回りくらいに腫れあがります。顔の周りが強く圧迫され、犬はかなり強い痛みに襲われるでしょう。

また、局所的に炎症も起こります。犬が蜂を食べたときには、迷うことなく専門のクリニックで治療を行う対処法を取ってください。

犬がミツバチに刺された際の対処法

犬がミツバチに刺されたときには、どのような対処法を取るべきでしょうか。スズメバチよりも地区によってはミツバチに刺されるリスクの方が大きいかもしれません。


ミツバチに毒のうと呼ばれる袋があります。


その毒のうが刺した皮膚から徐々に入り込んでいきますので、刺された場合は、できるだけ早めに針を抜く対処法を行いましょう。


ミツバチの針は釣り針のかえしのような構造になっており、刺さると抜きにくくなりますが、ピンセットなどを使い慎重に素早く除去してください。

まとめ

ここまで、犬が蜂に刺された場合の症状、さらには対処法などについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?


この記事では、

  • 蜂に刺された場合は局所が腫れたり強い痛みが出るとがある
  • 全身に痛みが広がり、肝不全や腎不全などを起こす場合もある
  • 刺されたのが2度目の場合は、アナフィラキシーショックに要注意
  • もし犬が蜂に刺された場合は針を抜く、毒素を絞り出す処置を行う
  • 刺された箇所は腫れ、熱を持ちますので患部を冷やすことも効果的
  • 犬が蜂を食べたときにも早めに専門のクリニックに相談をする
以上の内容を詳しく解説してきました。

ご紹介した対処法はあくまでも応急処理です。できるだけ早めに医師に相談をして適切な処理を行いましょう

またMOFFME「https://moffme.com/」では、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!