内容をまとめると
- 犬の性熟期の目安は生後6~12か月、一方で大型犬は生後12~24か月にはじめて発情が訪れる
- 勃起状態が長期間戻らない場合、鬱血を引き起こす可能性がある。30分以上戻らない際は動物病院へ連れて行くことが大切
- 赤チン状態の時は犬を落ち使せるために、一人にさせることがおすすめ
- 犬の医療費は保険適用されないので、もしもの時に備えてペット保険に加入しておくと安心
愛犬の生殖器が赤く腫れたり(赤チン)、勃起状態が長く続いていると不安になった経験はありませんか?生理現象のため病気ではありませんが、初めて見たときには驚きますよね。今回のMOFFME記事では、犬の勃起や赤チンが出る理由、対処法や注意点、発情期についても解説していきます!
この記事の目次
目次を閉じる犬の勃起や赤チンの対処法とは?発情期についても詳しく解説!
オス犬を飼っている方は、犬の発情期時について詳しく理解しているでしょうか?あまりよくわからずに飼育していると、オス犬の突然の勃起や赤チンで驚くこともあるでしょう。
赤チンをはじめて見る飼い主は、どのように対処したら良いか迷いますよね。突然の勃起や赤チンに驚いてしまわないように発情期の知識を付けておきませんか。落ち着いて対応できるようになりますよ。
今回のMOFFMEでは、
- 犬が勃起・赤チンを出す理由や、戻らない場合の対処法を解説!
- 獣医師に診てもらうべき犬の赤チンの状態とは?
- 犬の性成熟・発情期についても解説!
この解説を読めば犬の発情期について詳しく知ることができ、疑問や悩みが解消されるでしょう。はじめてオス犬を飼育する人や飼い始めて間もない人は最後までご覧ください。
MOFFMEでは犬のペット保険を紹介しておりますので、そちらもぜひご覧下さい。
犬が勃起・赤チンを出す理由や、戻らない場合の対処法を解説!
記事モデル:ティギム
勃起した犬の生殖器が戻らなくなると、飼い主はとても心配になります。慌ててしまうと間違った対処をしてしまう事もあるでしょう。
犬はどうして生殖器が出てしまうのか、勃起した犬の生殖器が戻らない時は、どのようにしたら良いのか疑問が多くあります。生殖器が戻らない時の対処法を知っておきましょう。
この項では、
- 犬が勃起や赤チンを出す理由とは?
- 勃起した生殖器が戻らない原因
- 勃起した犬の生殖器が戻らない際の対処法
この解説を読めば、オス犬の飼い主は、犬の生殖器が戻らななくなっても落ち着いて対処できるでしょう。また、生殖器が出てしまう理由や戻らない原因についても触れていきます。オス犬を飼っている方は、知っておくと役立ちますよ。
犬が勃起や赤チンを出す理由とは?
犬の生殖器が出てくると驚く飼い主も多いでしょう。これは、包皮から出てきた陰茎は、赤い状態になっていて通常の大きさの倍以上になるでしょう。大きくなった陰茎は中に収まりきらず、外へ出てきてしまいます。
外へ出た生殖器は、赤く大きくなり「赤チン」と呼ばれています。何だか腫れているように感じますが、生殖器が勃起した状態になり充血によるものです。
生殖器が外に出る理由は、性的興奮によることが多いです。しかし、何かの遊びで夢中になってしまったり、マウンティングをした時も生殖器が出ることもあります。
未去勢のオスに多く見られるもので、当たり前の生理現象と思って良いでしょう。また、去勢済みでも生殖器が出ることは珍しくなく、病気ではありませんので安心しましょう。
勃起した生殖器が戻らない原因
勃起した生殖がなかなか戻らないと焦ってしまう飼い主さんも多いでしょう。生殖器が戻るまでには通常なら5~10分くらいだと言われています。これは個体差があり必ずしもこの時間で戻るとは限りません。
しかし、いくら待っても生殖器が戻らないケースがあります。これは、「陥頓包茎(かんとんほうけい)」と呼ばれるもので、包皮から出た生殖器が戻れない状態になります。
陥頓包茎になる原因は、包皮口の周辺にある被毛が生殖器に絡まって起こることが多いです。毛に絡まった生殖器は皮膚が圧迫されて血行障害になります。
血行障害になると、浮腫ができてさらに戻りにくくなるでしょう。長時間戻れないと鬱血を起こすので、30分以上戻らない時は動物病院へ行きましょう。
勃起した犬の生殖器が戻らない際の対処法
勃起した生殖は無理に指などで元に戻してはいけません。人の手に付いた雑菌が尿道に入り尿道炎や膀胱炎を引き起こすことがあります。
犬の生殖器が戻らない時は、軽く運動をさせると良いでしょう。室内でもかまいませんから、ゆっくり歩かせてみます。また、潤滑剤となるベビーオイルを清潔な手で塗ってあげても良いでしょう。様子を見ていると乾燥が解消され元通りになることもあります。
それでも戻らない時は、冷水で冷やしましょう。これは少し強引なやり方で、最終的な対処法とかんがえます。まず、清潔なガーゼやタオルを冷水で浸します。それを生殖器にあてて冷やし充血を取っていきます。
これらの方法をとっても生殖器が戻らない時は、迷わず動物病院へ連れて行きましょう。
素人判断で行ってしまうと他に何か問題がある可能性があるので、極力動物病院で獣医師に相談して処置してもらうことをお勧めします。
獣医師に診てもらうべき犬の赤チンの状態とは?
記事モデル:ティギム
オス犬を飼っている方は、赤くなった性器が出てきてしまいビックリしたかたも多いでしょう。赤くなった性器のことを「赤チン」と呼び、去勢した犬でも出ることがあります。
オス犬を飼って間もない人やこれからオス犬と暮らしたいと考えている人は役立つ解説ですよ。赤チンが出ても驚かないように詳しく調べてみませんか。
この項では、
- 犬の赤チンが出る理由
- 自宅でできる犬の赤チンの対処法
- 獣医師に診てもらう必要があるときとは
この項を読むことで、赤チンが出る理由や出てしまった時の対処法や動物病院へ行くタイミングがわかります。犬の赤チンについて悩んでいる人や疑問に感じている人は是非読んでみて下さい。
犬の赤チンが出る理由
赤チンとはオス犬の生殖が赤色やピンク色に見えることで、このように呼ばれています。オス犬は興奮をすると赤チンを出してしまう事があります。興奮して一定時間出てしまうのは自然なことで病気ではありません。
去勢をすると赤チンは収まる傾向にありますが、完全には無くならないこともあるでしょう。個体によっては興奮すると赤チンを出してしまいます。例えば、犬同士でじゃれあっている時や上下関係を示す時にマウンティングをしますね。
マウンティングの時も興奮によって赤チンを出す時があるでしょう。このように、赤チンは交尾やマウンティングで興奮によって出します。去勢しても時語気勃起することは正常な行動なのです。
赤チンの色は赤やピンク色、紫色は正常です。変色をしていたり乾燥していたら注意が必要です。
自宅でできる犬の赤チンの対処法
赤チンになってしまうのは興奮状態の時が多いです。犬を落ち使せるために、一人にさせてみると良いでしょう。他にも、おやつを与えたり何か他のことに気を取られていると戻ることがあります。
犬によって個体差があるので、どんな時に戻るのか観察してみましょう。どうしても赤チンが戻らない時は潤滑油を使用して戻します。潤滑油に適しているものは、「ベビーオイル」「オリーブオイル」「ワセリン」です。
潤滑油は舐めてしまわないように、その犬に適したものを選びます。つける時は清潔な手で仰向けにして塗ります。外側の皮膚をゆっくりと上に引っ張り上げることで戻っていくでしょう。
一日に何度も出てしまう犬もいるので、オス犬の飼い主さんは対処法を覚えておくと役立ちます。
獣医師に診てもらう必要があるときとは
犬の赤チンが出てしまって時間が経過してるときは、無理に戻すと痛みを伴うことがあります。また、戻ってもすぐに出てきてしまう時もあります。慌てずに動物病院へ連れていましょう。
動物病院へ連れて行くと、濡らしたり潤滑剤を使用して戻してくれます。痛みがある場合は麻酔をして戻すこともあるでしょう。
もし、長時間赤チンのまま放置すると、炎症を起こしたり痛みが出ることがあります。無理して戻すことはせず、時間が経っても戻らない時は動物病院へ行きましょう。
犬の生殖器は頻繁に見る物ではありませんが、飼い主さんは、犬の行動をよく見ておくことが大切です。オス犬が頻繁に生殖器を舐めている時は確認をして早めに対処しましょう。
犬の性成熟・発情期についても解説!
記事モデル:ティギム
犬が生殖できるようになることを性成熟期と呼びます。性成熟期とはどのような事なのか、疑問に感じる方も多いでしょう。
これは、オス犬とメス犬同じころに訪れる時期で、性成熟期を知っておくと愛犬のことをもっと理解することができます。長い間、一緒に暮らす存在ですから、時期が来たらしっかり対応してあげたいですね。
この項では、
- 性成熟期の目安
- 犬の発情について
- 犬の発情周期
- 擬妊娠とは
犬の性成熟期を知らない飼い主は、さまざまな事がわかってくるでしょう。犬の発情について詳しく知ることで、去勢や繁殖などに役立てることができます。犬の性成熟期について知りたい方は、是非チェックしてみて下さい。
犬の性成熟
犬の性成熟期は、一般的に生後6~12か月ごろに訪れることが多いです。
犬種や個体によって差があり、小型犬は性成熟期が早く訪れる傾向にあり、ゆっくりオトナになる大型犬では遅く訪れることが多いでしょう。ゆっくりオトナになる大型犬は生後12~24か月ごろにはじめての発情が訪れる場合もあります。
性成熟期が訪れると、生殖可能な状態になります。オス犬の場合これと言ってはっきりした判断材料がありませんが、おしっこをする時に片足を上げたり、他の犬の上に乗ろうとする行為(マウンティング)が見られるケースでは、性成熟したと考えられています。
犬の発情
犬の発情は、通常メス犬にみられます。発情中のメス犬が散歩でおしっこをすると、その尿の中にフェロモンが排出されます。
このフェロモンに誘発されてオス犬が反応するのですが、上位付けをするために雄犬の尿の上に雄犬がおしっこを被せることもあります。オス犬は数キロ離れたフェロモンも察知できると言われており、誘発されたオス犬はメス犬を追いかけます。同じメス犬に興味をもったオス犬に出会うとケンカすることもあるでしょう。
オス犬は繁殖したくてもできない状態が続くと、食欲不振や落ち着きが無くなる、イライラすると言った行動がみられることもあります。
犬の発情周期
メス犬の発情周期は、発情による出血が見られる「発情前期」が約3~27日間続きます。発情出血後に排卵がおきて交配が可能になります。
排卵は「発情期」に入ってから焼く3日目におこります。排卵後約4日間は受精することが可能でしょう。
発情期が終わると「発情休止期間」に入ります。約2か月間続き、卵巣では受精卵の着床や妊娠期に必要な黄体が形成されるでしょう。
その後、「無発情期」になり訳4~8か月間卵巣の活動など機能が休止します。
偽妊娠とは?
発情休止期になると、偽妊娠の様子がみられることがあります。これは、ホルモンの変化によって乳腺が張ってきたり、乳汁が分泌されることがあるでしょう。まるで妊娠したような状態になることから偽妊娠と呼ばれています。
偽妊娠は、ホルモンのバランス変化によるもので、必ず全てのメス犬がなるとは限りません。偽妊娠になると、ぬいぐるみなどをハウスに持ち込んだり、攻撃的になることもあります。
生理的な現象なので、病気ではなく数週間から2週間程度でなくなるでしょう。
まとめ:犬の勃起や赤チンは正常なことだが、治らない場合は病院に連れて行こう
ここまで、犬の発情期や勃起、赤チンについて詳しく解説をしましたがいかがでしたでしょうか。
この記事では、
- 犬の性成熟期とは
- 勃起した犬の生殖器が戻らない際の対処法を解説
- 犬の赤チンを解説
オス犬はメス犬と違って、勃起をしたり発情すると赤チンになることがわかりました。勃起した時の対処法もわかり、これからは自宅で落ち着いて戻してあげれますね。
また、勃起した時に時間が経っても戻らない時は獣医師に相談することが大切でした。オス犬のことをよく理解して楽しく暮らしていきたいですね。
またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!