猫は転送装置と呼ばれるガムテープでサークルを形成しているものに入る習性があります。この習性を利用して動画を撮影し、猫の転送装置をインスタグラム・youtubeなどのSNSに動画を挙げる人が後を絶たないようです。これはどのような習性からきているのでしょうか。
この記事の目次
目次を閉じる「猫の転送装置ってどんなもの」本能からきている?
猫の習性を利用した、猫の転送装置ってご存じでしょうか。
床にテープやコードなどで円形を作り、その中に猫が入るというものです。
2014年に日本のブログから発信され、海外で有名になり逆輸入の形で、日本でもブームになりました。
その姿がかわいくYouTubeやSNSで人気があります。猫を飼っていたら、やってみたいと思うでしょう。
まず、転送装置とはどんなものご存じですか。人やモノなどの物体を遠く離れた場所に送る架空の装置になります。
古くは1966年アメリカで放送された「スタートレック」に転送装置が登場し、他の映画やテレビドラマでも登場しています。
今回のMOFFME記事では、
- 「転送装置」になぜホイホイされる猫の習性
- 猫の転送装置の作り方
- 猫のおでこにテープを貼ると大人しくなる
- 補足:犬にも活用できる?サークルに入る習性
詳しく、紹介します。
ぜひ、最後までご覧ください。
「転送装置」になぜホイホイされる猫の習性
猫はもともと、ダンボールや買い物袋などの狭い場所に入る習性があります。
その習性を参考に、床にテープを貼って作ったのが、猫の転送装置です。
転送装置には、不思議と猫がホイホイ入るのでネットでは、別名「猫ホイホイ」と呼ばれることがあります。
床にテープを貼っただけなのに、なぜ猫は興味を持ち入ってしまうのか。
そこには、猫の習性がどう関係しているのでしょうか。
この項目では、猫の習性
- 四角・丸い・狭いところサークル状のものに入っていく
- どんどん大きい輪っかから小さい囲いに入っていく
について、詳しく紹介します。
①四角・丸い・狭いところサークル状のものに入っていく
猫は安全に体を休める場所として、まるや四角の狭いところが好きです。
猫が野生で生活してた際に、生きる防衛策として狭い空間で過ごしていたからでしょう。
野生の猫は、獲物を狙うときやからだを守るため、からだの回復、食事をするときなどに、狭く閉鎖された空間に入ります。
狭く閉鎖された空間は、本能的に安全と感じているのでしょう。
よくある話しですが、飼い猫が体調を崩すと、すごく狭い意外な場所に隠れてしまうことがあります。その行動も習性からきているのでしょう。
他にも猫世界には、猫の社会的距離があります。
猫同士90cm~2m程、距離を保つことが最適な社会的距離のようです。
猫の転送装置を作る際も、猫の社会的距離を守ることが大切になります。
猫は野生の時に、木にあいた穴や岩穴で、落ち着ける場所として休んでいました。
まるや四角、狭い場所にはいるのは、防衛本能から学習した猫の習性でしょう。
②どんどん大きい輪っかから小さい囲いに入っていく
猫が大きい輪から小さい囲いに入るのは、四方八方囲まれている空間は、 敵に襲われる心配がなく安全な場所と知っているからです。
猫の頭が入れば、猫はその幅を通り抜けることができると聞いたことはありませんか。
猫はひげの幅で、自分が通ることができるか察知します。 一般的には、猫のひげの幅があれば入ることができるのです。
からだが密着するほどの狭い空間に猫が入っているときは、知らず知らずのうちに 閉じ込めるてしまう可能性や狭すぎて窒息することもあります。
他にも、からだの不調やケガをしている狭い場所から長い時間出てこなくなります。
狭い空間に入っているときは、注意が必要です。
異変があった場合は、動物病院に受診しましょう。
作り方:猫の転送装置を作ってみよう!
人気がある猫の転送装置は、六角形の畳で作られた商品も販売もされています。
しかし、簡単に作ることができます。作って猫と遊んでみましょう。
ただ、突然あらわれた転送装置に、不信感を持ち外側で見ているだけだったり、無視したりと失敗例や飼い主の思いどおりに転送されない場合もあります。
飼い主の思いどおりに動かないなんて、気まぐれな猫は当たり前ですよね。
その気まぐれも猫好きには、たまらない魅力になります。
猫ちゃんの気分がのるまで、ゆっくり観察しましょう。
この項目では、
- ガムテープにより自前で作る転送装置
- 動画を撮影してみよう
詳しく紹介します。
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ガムテープにより自前で作る転送装置
猫の転送装置は、簡単に作ることができますので、今回はガムテープで自作する方法を紹介します。
ガムテープで作る際の注意点
床に直接ガムテープを貼るので、粘着力が少ないテープを使用することがおすすめです。布のガムテープよりクラフトテープの方がよいでしょう。また、床の色と同化しない色付きのテープを使うといいです。
転送装置の作り方
サークルの大きさは、猫が入れるくらいの大きさにしましょう。
六角形または八角形のサークル状で、床にテープを貼り完成です。
ガムテープ以外で自作するとき
ガムテープ以外でも、サークル状になれば作れます。ロープやひも、コードなどをサークル状にし、床に置いて完成です。
転送装置を噛んでしまう可能性がある猫には、噛んでも問題ないものやボロボロになってもよいものを使用しましょう。
簡単にできますので、ぜひ作ってみてくださいね。
動画を撮影してみよう
猫に限らず、ペットを撮影するのは難しいのではないでしょうか。動画を撮影する際の方法について紹介します。
撮る視線を猫目線に変える
人の視線で撮ると、上からの視線や後ろ姿ばっかりになってしまいます。
猫のおでこにテープを貼ると大人しくなる
YouTubeやSNSで、猫のおでこ(頭)にテープを貼ると大人しくなり、苦手なつめ切りができる動画を見たことはありませんか。
実際、猫のおでこ(頭)にテープを貼ると大人しくなるか、検証した結果はたくさんあります。結果は半々です。
おでこにテープを貼り大人しくなる猫は、おでこのテープにビックリし、固まって動かなくなっています。
反対に、効果がない猫は、いち早く異物を取りたいとパニックを起こしているようです。
猫は、グルーミングをし、自分でからだをきれいに保っています。
それは、毛を清潔に保つことにより、健康維持に効果があり、傷や汚れを防ぎ、体温調整を行うからです。
テープが頭以外の毛に貼ると、異物と感じ一所懸命に取ろうとします。
猫にも個性がありますから、結果がかわるのは当然ではないでしょうか。
補足:犬にも活用できる?サークルに入る習性
犬も狭い場所を好むことを知っていますか?
犬は縄張り意識があり、縄張りを守ろうとする習性があります。
縄張りは、犬にとって落ち着く場所です。
先祖の犬が、あなぐらで生活していたため、犬の本能でからだを休めるときや寝るときは、狭いところを好みます。
愛犬にクレートやケージを使用し、ハウスが出来るできるようになると、飼い主と愛犬にとって良いことばかりです。
愛犬が安心して休めるハウスは、留守番のときの粗相や誤飲などの危険からも守ることができます。
また、非常時やお出かけのときは、普段から使用しているハウスを使うことで、愛犬のストレスを減らすことができるからです。
固定のハウスがない場合、家全体を縄張りにしてしまい来客に吠え、飼い主にも愛犬にもストレスになります。
ハウスの広さは、犬の個性により異なります。
犬の本能を利用して、安心できる場所を与えてあげましょう。
まとめ:「猫の転送装置ってどんなもの」本能からきている?
今回は、ネットで人気の「猫の転送装置ってどんなもの」本能からきている?について紹介しました。
詳しく紹介した項目
- 転送装置にホイホイされる猫の習性
- 猫の転送装置の作り方
- 動画を撮影してみよう
- 猫のおでこにテープを貼ると大人しくなる
- 補足:犬にも活用できる?サークルに入る習性
いかがでしたでしょうか。
猫の転送装置は、簡単に作ることができ、猫の本能からくる習性を観察することができます。
猫にも個人差があるので、猫の転送装置に入らない子もいますので、猫にストレスを与えず、気楽に試してみてくださいね。
またMOFFMEでは、他にもさまざまなペットや保険に関する記事を多数公開しております。そちらもぜひご覧ください!