犬の肉球が赤いのはどうして?犬の肉球が赤い時の対処法を解説のサムネイル画像

飼い主さんは定期的に犬の肉球をチェックしていますか?もしかすると、肉球が普段より赤くなっていたり、白いできものがあったりするかもしれません。今回のMOFFME記事では、犬の肉球が赤い原因や対処法、肉球の状態から健康をチェックする方法を解説します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

目次を閉じる

犬の肉球が赤いのはどうして?犬の肉球が赤い時の対処法を解説

愛犬の肉球が赤くなったことはありますか。犬にとってなくてはならない、さまざまな機能を持っている肉球ですが、この肉球が赤くなってしまうことがあります


もし、肉球が赤い場合は、どのような対処法を行うべきでしょうか。また、そもそも肉球が赤い場合は、何が原因になっているのでしょうか。


こうした気になる話題について解説します。


今回「MOFFME」では、

  • 犬の肉球が赤い時の原因を紹介
  • 犬の肉球の状態から健康チェックを行う方法
  • 犬の肉球をケアする方法を解説
について詳しく解説します。

犬の肉球が赤い場合の症状について、詳しく知りたい飼い主はぜひチェックしてください!

またMOFFMEでは、ペット保険の比較ランキングについても紹介しておりますので、そちらも参考にしてみてください!

犬の肉球が赤い時の原因を紹介


まずは、犬の肉球が赤い場合の原因を理解していきましょう。犬の肉球は、通常はピンク色をしています


綺麗なピンク色をしていますが、ある日突然、真っ赤になっていたという事態に見舞われた飼い主は少なくないようです。


実はこの犬の肉球が赤い症状は、多くの飼い主が経験をしています。それだけ起こりやすい症状と言えますので、その原因をまずは理解しておいてください


この項目では、

  • 犬の肉球が赤い時の原因①怪我
  • 犬の肉球が赤い時の原因②火傷
  • 犬の肉球が赤い時の原因③皮膚病
  • 犬の肉球が赤い時の原因④爪
  • 犬の肉球が赤い時の原因⑤トリミング
について解説します。

実は、犬の肉球が赤い症状の原因はかなりたくさんあります。それぞれ詳しく解説しますので、ぜひチェックしてください。

犬の肉球が赤い時の原因①怪我

まず、最も多い原因として普段の生活で起こる怪我があります。犬はどうしてもはだしの状態で外を歩き回るため、肉球にダメージが起こることがあります。

外を歩くことで肉球にトゲが刺さったり、ガラスなどの破片で傷付くこともあります

トゲなどが刺さっても、すぐに抜ければいいですが、そのまま肉球ないに留まってしまい炎症を起こることもあります。

犬の肉球はこうした事態にも耐えれるように、しっかりとした弾力性と強度があります。しかし、硬いトゲやガラスの破片などには耐えることができません。

また、コンクリートやアスファルトなどで滑ってしまい怪我をすることもあります。犬の肉球が赤い原因として、最も起こりやすいのはこの怪我と言えます。

犬の肉球が赤い時の原因②火傷

犬の肉球が赤い原因として、実は火傷の可能性もあります。

火傷を聞けば、直接火に触れたことにより起こる症状と考えるかもしれませんが、こうしたことが原因だけではありません。

散歩中にアスファルトを歩いているときにも、火傷を起こす可能性があります。夏場のアスファルトの表面は60度を超えることもあります。

これだけ熱いアスファルトの上にいると、徐々に肉球が火傷状態になっていき、肉球の表面は炎症を起こします。

アスファルトが原因となることは、飼い主も気が付かないかもしれません。

もちろん、アスファルトだけではなく、とくに夏場は想像以上に熱くなる場所がたくさんありますので、夏場に愛犬を散歩するときには注意が必要です。

犬の肉球が赤い時の原因③皮膚病

犬の肉球が赤い原因は、もしかすると皮膚病かもしれません。犬に多いのは、細菌系の感染で、とくに指間炎が多い傾向にあります。


また、皮膚病には指の間から感染するカビや、寄生虫などの影響もあります。こうした症状の多くは、外で起こります。


犬を外で飼っている場合は、どうしてもこうした皮膚病は避けられない面があります。


一度、皮膚病に感染すると悪化するケースも珍しくないため、飼い主はしっかりとチェックする必要があります。


また、これはまれなケースですが、自己免疫疾患により皮膚病が起こることもあります。


細菌に対して過剰に反応し攻撃を加えることで、自分自身の細胞にまで傷付けてしまうことがあります。いずれにしても悪化する前に医師に相談をしてください

犬の肉球が赤い時の原因④爪

爪も犬の肉球にダメージを与えて赤くなることがあります。

この症状も多くの飼い主が経験をしていることですは、爪が伸びて皮膚に食い込んでしまい、肉球を傷付けてしまいます。こうした症状は人間でも起こります。

爪が伸びて巻き爪になり、皮膚を傷付けて炎症が起こしてしまうのです。また、爪が伸びた状態で散歩に行ったときに、爪が割れ肉球を傷付けることもあります。

いずれにしてもこうした症状により肉球が赤くなったときには、何らかの治療が必要と言えます。

そのままにしておくと、その傷付いた部分からさらに細菌が入り、余計に悪化することもあるため注意が必要です。

ただの爪が原因の怪我と判断をすることなく、適切な処置を行ってあげてください。

犬の肉球が赤い時の原因⑤トリミング

綺麗にしてくれるトリミング時にも注意が必要です。

実はトリミング時にも肉球にダメージを与えてしまう場合があります。

トリミング時には、肉球の間の伸びた毛もカットします。この肉球に間に生えている毛の皮膚はとても薄く、カットする際に傷付けてしまうことがあります。

肉球周辺はカットしにくく、さらには犬が嫌がりながらカットする場合もありますので、傷付けてしまうことも珍しくありません。

また、犬はもともと毛があった部分がなくなると、そこを舐めることがあります。

本能的に舐めてしまいますが、その行為により傷口から最近などに感染することもあります。

トリマーは最善の注意を払ってカットを行っていますが、トリミング時に起こる傷などにも注意してください

犬の肉球の状態から健康チェックを行う方法


犬の肉球から健康チェックを行ってみましょう。

愛犬の肉球をじっくりと観察したことがありますか。いつまでも健康的に育てていきたい場合は、愛犬の体の状態を日々しっかりとチェックする必要があります。

日々、健康状態をしっかりとチェックしておけば、肉球の異常にも早く気が付くかもしれません。早く気が付くことで、悪化してしまうのを防げます。

犬の肉球の状態から健康状態をチェックする方法について詳しく解説します。

この項目では、
  • 犬の肉球チェック①肉球が赤い
  • 犬の肉球チェック②肉球がピンク
  • 犬の肉球チェック③肉球が黒い
  • 犬の肉球チェック④肉球に白いできもの
について説明します。それぞれ、肉球の色などによってわかる健康状態について詳しくなってください

犬の肉球チェック①肉球が赤い

先ほども解説した通り、正常な犬の肉球の色はピンク色です。もし、真っ赤になっていたときには、異常が起こっていると判断してください

チェック方法は肉球を目視で確認します。赤くなっている場合、肉球を触ると嫌がる仕草をするかもしれません。

その場合は、痛みを感じていると判断をしてもいいでしょう。

炎症が起こっている場合は、酷く痛がり、肉球を触らせてくれないほど嫌がります。

いずれにしても外傷がはっきりと確認できる場合は、そのまま様子を見るという対処法もありますが、悪化する可能性もありますいので、自己判断ができない場合は医師に相談をしましょう。

また、肉球が赤い場合、その箇所を犬自身が舐めてしまうこともあります。細菌が入り込むこともありますので、注意しましょう。

犬の肉球チェック②肉球がピンク

先ほども解説した通り、犬の肉球がピンクの場合は正常と考えていいでしょう。全ての犬種の肉球の色がピンクというわけではありませんが、通常はこのピンク色が多いです


また、若い犬の場合は肉球がピンク色であることが多いです。年齢と共に肉球の色が変化することもあります。


そのため、肉球で健康状態をチェックする場合には、ピンクなら健康と判断していいでしょう。ピンク色の肉球なら、触っても痛がったりすることはないはずです。


また、ピンク色であると同時に、触ったときに適度な弾力を感じるはずです。


色だけではなく、触った感覚によっても健康状態がある程度わかりますので、さまざまな方法で愛犬の健康状態のチェックができることを知っておきましょう。

犬の肉球チェック③肉球が黒い

肉球が黒いと聞けば、何らかの病気にかかっているのではないかと心配するかもしれません。しかし、この黒色の肉球も正常と判断していいでしょう。

先ほど解説したピンク色の肉球も正常ですが、ピンク色は若い犬に見られる色です。年齢と共に黒色に変化する犬種が多いです。

老犬になるとかなり黒くなる犬種もいますが、正常と考えて問題ありません。また、老犬になって肉球が黒くなると弾力のあった肉球は硬くなってきます。

人間の体もそうですが、使い続けることで弾力は徐々に失われていきます。肉球も同じ状態になると考えていいでしょう。

また、肉球の色はその犬の鼻の色と一致するとも言われています。飼っている愛犬の色もチェックしてみてください。

犬の肉球チェック④肉球に白いできもの

もし、肉球に白いできものが確認できた場合は少し注意が必要です。


肉球にできる白いニキビのような塊ができたときには、まずは専門のクリニックで確認をしてもらいましょう。多くの場合はイボですが、まれに悪性の腫瘍の場合があります


このイボは脂肪の塊のようなもので、そのままにしておいてもとくに問題はありません。


専門のクリニックに診察をしてもらい、そのままにしておいても問題ないと判断された場合は、気にする必要はありませんが、悪性の腫瘍の場合は早めに手術を行う必要があります。


この肉球にできる白いできものは、とくに犬は気にしないことが多いです。


そのままにしておくと命に係わることにもなりますので、日々の健康チェックは怠らないようにしてください。


犬の肉球をケアする方法を解説


日々の健康状態のチェック項目に肉球の確認を加えることも重要ですが、肉球をケアする方法も知っておきましょう。


肉球をチェックしながらケアしてあげることで、より良い健康状態の向上に繋がります


とにく外を歩く機会の多い愛犬に対しては、これから解説するケア方法を行いましょう。


肉球は人間が想像しているよりも、ダメージを受けやすい箇所です。


そうしたダメージも、日々のケアで防ぐことができる可能性がありますので、これから解説する内容をぜひチェックしてください。


この項目では、

  • 犬の肉球をケアする方法①清潔を保つ
  • 犬の肉球をケアする方法②スキンケア用品を使う
について説明します。

どの方法も簡単にできるケア方法のため、ぜひ実行してください

犬の肉球をケアする方法①清潔を保つ

まずは、犬の肉球は常に清潔に保つように心掛けてください。肉球は外を歩いたり走ったりすることで、傷付くことが多い場所です。


傷付くことは仕方がないことですが、小さな傷でも誇っておけば悪化することがあります。


その多くは傷に入った雑菌により悪化しますが、常に清潔に保っておくことで、傷を悪化させることを防げます。


なかなか細かな傷まではチェックできないかもしれませんので、悪化させることを防ぐためにも外から帰ったら洗うなど、清潔にケアしてあげてください

犬の肉球をケアする方法②スキンケア用品を使う

また、スキンケア用品を使うというケア方法もあります。実は、肉球用のスキンケア商品が販売されています。


こうしたスキンケア用品は、肉球の乾燥を防ぐ効果があります。肉球が乾燥すると少しの衝撃でもダメージが大きくなることがあります。


とくに老犬は肉球が固くなりダメージが起こりやすいため、日々スキンケア用品を使用して悪化するのを防いでください。


こうしたスキンケアもしっかりと行うことで、健康的な肉球を保つことができますので試してみましょう。

まとめ

ここまで、犬の肉球が赤い理由や解決方法などについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか? 


 この記事では、

  • 犬の肉球が赤い理由は怪我や火傷、皮膚病などの可能性がある
  • トリミングによって肉球にダメージを与えてしまうこともある
  • 肉球に白いできものがある場合は専門のクリニックで審査をするべき
  • 犬の肉球は日々、清潔に保ったりスキンケアを使用することもおすすめ
以上の内容を詳しく解説してきました。

肉球が赤い理由の多くは、ダメージを受けたことによるものですが、なかなか改善されない場合はできるだけ早めに専門のクリニックで審査を受けることをおすすめします。

またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!