私たちの身近にいる犬たちは、数々の人間とは違う生態をもっています。普段生活しているだけでは気付かない、犬の意外な一面もあります。今回は、犬の体に関する豆知識をひとつずつご紹介していきます。知っておくと、さらに犬のことを理解することができますよ。
この記事の目次
目次を閉じる犬の体の豆知識5選!
犬に関して私たちが知らないことは、まだまだたくさんあります。
飼い主さんは、「犬って、こんな時人とはどう違うんだろう?」と感じることもあるかと思います。
そこで今回の記事では、犬の体に関する豆知識に注目してみていきましょう。
聞いてみると納得する、5つの豆知識をひとつずつ解説していきます。
犬の鼻の良さは人間の最大1億倍!
犬は鼻が効いて、色々なものをかぎ分けられるようなイメージがありますよね。
では、具体的にはどの程度嗅覚が優れているのでしょうか。
まず、犬の感覚の4割は嗅覚で形成されているといわれています。
人間は90%近くを視覚で感じ取っていて、嗅覚は2%程度なので全く感覚が違うことが分かりますね。
そして匂いの感じ方自体は、最大で人間の1億倍にもなります。
そのため、犬は普段から人が感じ取れないような匂いでも察知して生活していることになりますね。
犬が感じる味は人間よりも少ない!?
私たちは、普段色々な味を感じて食べ物を楽しんでいますよね。
犬たちはどうでしょうか?
そもそも、犬には4つの味覚が存在していて甘味・苦み・酸味・塩味を感じています。
基本的な味覚は備わっているように見えますが、人間にはここにさらに旨みの味覚がプラスされます。
そのため、食事の際に感じている味は人間より犬の方が少ないと考えてよいでしょう。
基本的に犬が好むのは甘味や酸味で、塩味はあまり感じません。
とはいえ、ドッグフードに過剰な味付けはしてありません。
人間がおいしいと思うものを犬がおいしく食べられるわけではありませんので、食事を手作りする場合は注意しましょう。
犬はいつでもつま先立ち!?
犬の足を、よく観察したことありますか?
走ったり跳んだりする運動神経の良い犬を支える脚ですが、 実は人間で言うつま先立ちのような状態なのです。
「常につま先立ちの状態でつらくないの?」と思われるかもしれませんが、犬にとってはそれが通常なのでつらいことはありません。
犬がつま先立ちなのには野生時代の本能が関係していて、獲物を捕まえる時にすぐに走り出せるような形に進化したことが由来になっています。
このような足の構造を趾行性(しこうせい)といい、人間のようなかかとまでついている歩き方を蹠行性(しょこうせい)といいます。
よく見ると、人間がかかとを上げたようなバランスで立っているので観察してみてください。
犬の指紋は鼻にある!?
人の指には、一人一人違う指紋があります。
犬にも指があり肉球がありますが、そこに人間のような指紋はついていません。
しかし、犬にも個体ごとに違う指紋のようなものがあります。
それは、鼻紋と呼ばれる鼻にある細かい線です。
なかなかじっくり見る機会はありませんが、鼻紋も指紋のようにそれぞれで違うのです。
犬を個体識別する機会があるとすれば、活用で知るのは指紋ではなく鼻紋ということになりますね。
犬の肉球はスパイク!?
スポーツ選手が、運動をする時に使うスパイクをご存じですか?
裏に針のような突起があり、その突起が滑り止めや地面をうまく走る効果を発揮してくれる靴です。
犬は普段靴を履きませんが、私たちにはできない走りやジャンプをすることができますよね。
犬の場合、足の裏にある肉球が人間でいうスパイクのような役割を担っているのです。
可愛いイメージのある肉球ですが、表面の皮膚がスパイクの役割を、中の柔らかい部分がクッションの役割をするとても優秀な構造なのです。
犬の体に隠された秘密!5つの豆知識
犬たちの体についての豆知識、いかがでしたでしょうか。
一緒に暮らしていても、気付かないことってたくさんありますよね。
犬の体には、まだ知られていない未知の秘密がまだまだ隠れているのでしょうか。
この記事を読んで気になったところがあれば、ぜひ愛犬の体を改めて観察して豆知識を増やしてみてください。