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皆さんのお家の猫ちゃんは、どれくらい運動をしていますか?寝ていることが多く、あまり頻繁に運動するイメージのない猫ですが、実は適度な運動は猫の健康にとっても大切な要素なのです。今回の記事では猫と運動の関係についてや、年齢別の運動方法などをご紹介していきます。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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猫の運動不足について


猫は、マイペースでゆったりとした動物のイメージですよね。


実際、猫は一日の半分以上を寝て過ごすといわれそれが正常な姿でもあります。


しかし、実はその暮らしの習慣が猫にとって運動不足の事態を招いていることもあるのです。


猫の健康を保つためには、普段から少しずづ運動を取り入れることが大事です。


猫と運動について、今一度見直してみましょう。

猫には運動が必要?

猫たちの様子を見てみると、「そもそもが運動するのは難しいんじゃない?」と考える飼い主さんも多いのではないでしょうか。


たしかに、それもあながち間違いではありません。


運動といえば、犬の散歩や家の中で走り回ったりという行動を想像しますよね。


しかし、ねこの場合の運動は少し概念が違いますので安心してください。


猫のために必要な運動は、おもちゃで遊ぶジャンプなどの上下運動するなど日常にも取り入れやすい簡単なものです。


部屋の中ですぐに実施できますので、ぜひ参考にしてみてください。

運動不足の弊害とは

猫の運動不足で厄介なのが、運動が足りていないことになかなか気が付かないということです。


生活や健康に弊害が出てから気が付くことが多く、そこからの運動は猫にとっても大変なものになってしまいます。


では、運動不足による弊害にはどんなことがあるのか見ていきましょう。


①肥満傾向になってしまう

運動不足を続けていると、食べては寝ての繰りかえしになってしまうので肥満傾向に陥ってしまいます。


また、肥満は膀胱炎糖尿病など猫にとって怖い病気の発症原因にもなります。


標準体型の猫は高いところでも簡単に上り下りしますが、肥満になるとそのような動きもしたがらなくなりさらに太ってしまいます。


このような負のループにならないためにも、運動不足には注意しなくてはなりません。


②ストレスからのトラブルが起こってしまう

猫は、ストレスがたまると家の中で問題行動を起こすことも多くなります。


それも、禁止場所での爪とぎや粗相など、飼い主さんにとってもダメージがあるようなことが多いのがネックですよね。


その他にも夜中や朝方に突然部屋中を駆け回ったりという行動も見られますので、覚えのある方は運動不足を疑ってみましょう。

猫に合った運動不足解消法!


ここからは、猫たちの運動不足を解消するためのポイントを解説していきます。


猫には、それぞれ個性がありますので運動の方法も愛猫に合わせた方法を見極めることがとても重要です。


猫が乗り気じゃないことを続けても運動不足の解消にはなりませんし、逆にストレスになってしまうこともあるでしょう。


市販されているグッズなども活用して、お家で楽しく運動不足を解消しましょう。

猫の年齢や性格も考慮して

猫は、生態的にも年齢を重ねるにつれて寝る時間が長くなっていく動物です。


そのため、運動のさせ方は年齢を考慮して考えてあげましょう。


幼齢期から成猫は、俊敏に動ける能力があるので猫じゃらしなどを使って存分に運動させてあげましょう。


老猫になると、飛んだり跳ねたりが難しい場合もあるので手元で遊べるものや軽いジャンプができるような場所を作ってあげるのが良いですよ。


また、猫の性格によっては最初からおもちゃに興味を示さない子もいます。


そんな子には、できるだけ日常の動きを増やすために背の高いキャットタワーキャットウォークを用意してあげましょう。

猫用グッズを活用しましょう!

ここでは、猫の運動不足解消に役立つグッズをいくつかご紹介していきます。


手軽に揃えられるものもありますので検討してみてください。


・ポインター(ライト)

ポインターは、ライトの光を動かして遊ぶおもちゃです。


素早く動くものが大好きな猫にはうってつけで、おもちゃが好きじゃない猫も思わず反応してしまうことが多いおすすめの商品です。


猫用に、形が映し出されるものもあるのでチェックしてみてください。


・猫用トンネル

ガサガサと音のなる素材でできた猫用のトンネルです。


こちらもどんな猫にも人気で、年齢問わず使うことができます。


トンネルを、落ち着く居場所として活用する子もいますよ。


・キャットウォーク

猫は高いところが好きなので、キャットウォークを設置してあげると喜びます。


日頃からジャンプを繰り返すことで筋力を保つことにもつながります。


壁に穴を開けずに使用できるものもありますので、賃貸でも使用可能です。

猫にも適切な運動が必要!対策を考えましょう


猫の運動不足は、肥満やストレスの原因になることが分かりました。


運動不足を防ぐには、生活習慣としてこまめな運動を取り入れていくことが大事です。


まずは、日ごろから猫がどれだけ運動しているか観察することから始めてみましょう。