猫はあたたかいところや柔らかいところが大好きで、人間が寝る時に、一緒に布団に入って寝たいとせがんでくる猫も多いですよね。今回の記事では、猫と一緒に寝るということについてご紹介していきます。猫が一緒に寝たがる時どんなふうに対応するのが良いのか、一緒に寝る場合はどんなことに注意したらよいのかなど気になるポイントを解説しますのでぜひ参考にしてみてください。
そもそも猫はどうして布団を好むの?
猫を飼っているお家では、猫用のベッドなど布団の他にも快適に過ごせる場所はたくさんあるはずですよね。
それでも、猫が人間用の布団を好むのにはどんな理由があるのでしょうか?
2つの大きな理由を見ていきましょう。
①暖かい場所を求めている
日中は日向を好み、寒くなると暖房器具を使うほど暖かいところが好きな猫。
賢い猫たちは、人間用の布団に入り込むと暖かくなることを知っているのです。
暖かい布団に、さらに人間の体温が加わる夜は猫にとって眠るのに最適な環境というわけです。
また、猫はもともと体温の調節が得意ではありません。
寒い環境で体が冷えると病気や体調不良にもつながるため、猫たちは本能で暖かいところを求めていくことが多くなります。
②甘えてリラックスしている
猫によっては、飼い主さんへの甘えたい気持ちが先行して一緒に寝たがる場合もあります。
猫は本来警戒心の強い動物で、野良猫は眠るときですら完全に無防備になることはありません。
一方家で飼われている猫たちは、飼い主さんに安心感や信頼感を覚えています。
そのため、猫にとって一緒の布団で寝ることは一番安心できる場所で寝られるということになるのです。
猫が布団に入りたがる!どう対処すればよい?
猫が飼い主さんの布団を好んだり、夜一緒に寝たがるような仕草を見せたときはどのように対応すると良いのでしょうか?
猫の寝る場所は、落ち着く場所である程度習慣化していきます。
まずは、普段から猫と一緒に寝るのかどうかを飼い主さん自身で決めていきましょう。
その上で、一緒に寝る場合とそうでない場合の事前の準備を確認してみてください。
一緒に寝る場合
猫が飼い主さんと一緒に寝るためには、夜にぐっすり眠れるような生活環境にしてあげることが大事です。
猫は夜行性の動物なので、夜に起きて遊びだしてしまったり変な時間にご飯を要求したりすることもあります。
そうならないために、次のような対策をしましょう。
- 昼間にたくさん遊んであげる
- 人間と同じタイミングでご飯を食べる
一緒に寝たくない場合
できれば布団には入れたくない、夜はお互いにゆっくり寝たいといった飼い主さんもいるでしょう。
そんな時は、猫用専用のスペースを作ってあげましょう。
おすすめなのは、猫用の大型のケージ。
ある程度動きまわることができるものを探します。
猫も、布団でなくとも自分のテリトリーとして確立された場所があれば安心して眠ることができます。
但し、ケージを利用するには幼少期からしつけをしておくのが理想的です。
途中で布団からケージへの変更は猫のストレスにもなり得ますのでできれば避けましょう。
猫と一緒に寝る時の注意点
猫と一緒に寝るのは暖かく、飼い主さんも幸せを感じる時間ですよね。
しかし、人間用の布団を猫が日常的に使うようになると思わぬトラブルが起こる場合もあります。
猫と人間、どちらにとっても快適な環境になるように注意点についてはよく覚えておきましょう。
①突然のおしっこに気を付ける
猫と一緒に寝る時に起こりがちなのが「猫が布団におしっこをしてしまった!」というトラブル。
実は、はっきりとした原因はわかっていないため確実な予防策はありません。
しかし、対策はできますので次のことを参考にしてみてください。
②羽毛布団を避ける
飼い主さんの体験談で多くあるのが、羽毛布団で粗相してしまったというもの。
理由は定かではありませんが、羽毛布団が猫の尿意を催す原因になることは確かなようです。
③トイレを清潔にしておく
猫は、不満やストレスがあるとアピールのためにおしっこをすることもあります。
その大きな要因の一つとして、トイレが清潔でないということがあげられます。
トイレは常に清潔にしておくことで、粗相を防ぐ予防策にもなりますのでいつも気を配っておきましょう。
④抜け毛の処理を考えておく
猫を飼う際につきものなのが、抜け毛です。
それがふかふかの布団であればなおさらで、中に毛が侵入したりダニやノミの原因にもなってしまいます。
飼い主さんにも猫にも被害が出る可能性のある抜け毛は、以下のような方法で対策を行いましょう。
- 毛のつきにくいシーツを選ぶ
- 猫のブラッシングを小まめに行う
- 布団乾燥機や洗濯でダニを退治
まとめ:猫が一緒に寝たがる時は快適な環境づくりから始めてみる
猫はとても自由な性格で、飼い主さんとの生活の仕方も実に様々です。
また、猫にとって眠りは健康を保つうえでもとても大事なポイントになります。
猫が一緒に寝たがる時は、各家庭のライフスタイルに合った眠りの方法を模索してみましょう。