「猫に近づいたら逃げられた。」そんな経験をしたことがある人は意外と多いのではないでしょうか?猫にはパーソナルスペースなど、逃げてしまう理由があります。ここでは、飼い猫が逃げる理由と、仲良くなるための方法について解説していきます。
この記事の目次
目次を閉じる猫と仲良くなるためには?
愛猫を飼っている方で、「まだまだ仲良い距離感になれていない、、」という悩みを持っている方もいるのではないでしょうか?
特に猫を飼い始めたときなどは、距離感を感じやすいかと思います。
ここでは、愛猫が逃げる理由や仲良くなるための方法などを見ていきます。
猫の距離感の特徴
猫には、4つのパーソナルスペースがあります。
猫には、
- 個人的距離
- 社会的距離
- 臨界的距離
- 逃走距離
この4つの距離感があります。
ここでは、1つずつ見ていきましょう。
個人的距離とは?
個人的距離とは、猫の身体から最も近い距離で、気を許した相手のみ、近づくことが出来ます。
多くの飼い主と愛猫の距離感はこの距離に分類されることがあります。
社会的距離とは?
社会的距離とは、猫の1m近くに接近しても大丈夫な距離感です。
この距離は、相手に対して危険ではないと感じている距離なので、撫でようとすると逃げられてしまいます。
臨界距離とは?
臨界距離とは、知らない相手を警戒し、この距離以上に近づく相手を威嚇したりします。
飼い主であっても一緒に居る時間が短い場合、この距離を取ることはあります。
逃走距離とは?
逃走距離は、猫の身体から半径2m以内です。
2m以内に近づこうとすると逃げられてしまうことが多いです。
飼い猫が逃げる理由
飼い猫と仲良くなるために、手を出してみたり、近づいてみたり、目を合わせたり。
このようなことをしてみても、猫が逃げてしまうということはないでしょうか。
ここでは、飼い猫が逃げてしまう理由について、説明していきたいと思います。
人に慣れてなくて、警戒心が強いから。
猫が元々野良猫だった場合などは、特に人への警戒心が強いです。
無理に距離を縮めようとすると余計警戒させてしまうので、時間をかけ、ゆっくり慣れさせていくことが大事になります。
猫のパーソナルスペースに近づきすぎているから。
猫には、先ほど説明した4つの距離感がありました。
その距離感以上に近づいてしまうと、猫は嫌がり、逃げてしまうということも考えられます。
目を合わせたから。
目を合わせることは仲良くなりたいことだと考える人は多いと思います。
しかし実際は、じっと見つめるという行為は敵意の表れだと認識されてしまいます。
苦手な臭いや音がするから。
猫は臭いや耳に敏感です。
そのため香水の臭いが苦手だったり、大きい音を立てると、怖い思いをしてしまうことがあります。
飼い猫と仲良くなるためにはどうするの?
これまで、猫が逃げてしまう理由について解説してきました。
では、どうすれば猫と仲良くなることが出来るのでしょうか?
ここでは、そんな悩みを解消するために飼い猫と仲良くなるための方法をお伝えします。
猫の目を見すぎない
猫は目を合わせすぎると、敵意を向けられていると認識してしまいます。
そのため、可愛がろうとしていたとしても、目を合わせ過ぎないことが重要です。
強い臭いや音に注意する
猫は嗅覚と聴覚がとても敏感です。
そのため、香水などの強い臭いや、大きな音が苦手です。
なるべく香りの強くないもの、またドアの閉める音なども優しく行うように注意しましょう。
猫のペースに合わせる
猫は自分のペースで過ごすことを好みます。
猫が一人で居たいときに、無理やり可愛がろうとすると猫は嫌がります。
猫のペースに合わせて、距離感を保つことが大事になるかと思います。
猫の気持ちに寄り添ったサポートを!
この記事では、猫が逃げる理由や、仲良くなるための方法について記載していました。
内容をまとめておくと猫の距離感として、
- 猫には4つのパーソナルスペースがある
- 個人的距離は、気を許した相手のみ近づける最も近い距離
- 社会的距離は、相手に対して危険ではないと感じている距離
- 臨界距離は、相手に対して警戒していて、近づくと威嚇する距離
- 逃走距離は、2m以上近づこうすると逃げられる距離
飼い猫に近づくと逃げる理由としては、
- 人に慣れてなく、警戒心が強いから
- 猫のパーソナルスペースに近づきすぎているから
- 目をじっと見つめたから
- 苦手な臭いがするから
- 猫の嫌な音がするから
飼い猫と仲良くなるためには、
- 猫の目を見すぎない
- 強い臭いや音に注意する
- 猫のペースに合わせる
以上の内容になります。
猫と距離を早く縮めたいと焦らず、ゆっくりであっても、猫の気持ちに寄り添って接してあげると良いかと思います。