長時間の外出の際、猫の留守番に困っている方は多いのではないでしょうか？猫は体温調節が苦手なので、夏場に留守番をさせるときは、周りの環境がとても重要になります。ここでは夏場の猫の留守番対策、長期留守の場合について解説します。
この記事の目次
目次を閉じる悩みがち！難しい猫の留守番対策問題
夏場が近づいてきましたが、家族で旅行やお出かけなどをする人も多いのではないでしょうか？
特に長時間の外出をするとき、
- そのまま猫を家に置いて留守番させておくので大丈夫か
- 近くに頼れる人がいないが、誰かに頼むべきなのか
- どれくらいの期間なら外出しても大丈夫なのか
猫の体温調節の特徴
まず、知っておくべき猫の特徴について説明します。
猫は従来、春と秋の2つの季節で換毛期と呼ばれる、毛が生え変わる時期を迎えます。
しかし、室内で飼っている場合は、それが曖昧になり、外で飼われている猫よりも体温調節が苦手な場合が多いです。
また猫は人間とは違い汗線がないため、汗をかいて体温を調節することが出来ません。
そのため、猫は自分で体温調節することが難しいので、部屋の中は心地よい温度を保ってあげる必要があると言えますね。
具体的な夏場の猫の留守番対策
夏場の留守番対策は、熱中症などの可能性もあるため、他の時期に比べて特に注意が必要になります。
ここでは夏場の猫の留守番対策をご紹介したいと思います。
気軽に始められるものが多いので、猫を飼っている方は是非参考にしてみてください。
①エアコンを猫の適温に設定する
夏場の猫の留守番対策としてまず1つ目は、エアコンを使うことです。
しかしエアコンと言っても、人間と同じ温度で生活しているわけではありません。
猫は寒さに弱いため、人間の温度観で設定してしまうと、寒すぎるということがあります。
猫は室温28℃前後が最も過ごしやすいと言われているので、そのくらいの温度で設定するのが良いでしょう。
②湿度を下げる
猫は湿度が高い状態はとても苦手です。
高温多湿は特に苦手で、食欲不振などの体調不良を引き起こしてしまいます。
そのため、冷房ではなく除湿をするなどして、なるべく湿気を取り除いてあげると良いかもしれません。
③冷感シートなどを用いる
現在では、保冷剤を入れるペットベットやジェルマット、クールベットなど、猫のための暑さ対策として様々なものがあります。
慣れないうちはなかなか使ってくれないですが、少しずつ誘導すれば次第に慣れてくるはずです。
涼みたいときはそこに移動するという習慣をつけておくと良いかと思います。
④ドアなどを開けておく
猫の留守番対策で行っておくべきことは、ドアを開けておくことです。
これは、空気を循環させることができ、また災害時などに逃げ場を作ることもできます。
空気がこもってしまうと温度が上がり、熱中症のリスクも上がるので、夏場は特に注意しましょう。
⑤水を準備しておく
涼しい場所を設置することはもちろんですが、水を準備しておくことも重要です。
水がないと、脱水症状になってしまう可能性も考えられます。
飲みたいときに飲めるように、置いておくことを忘れないようにしましょう。
長期留守の場合は？
夏場は、旅行などで長期的に家を離れることもあるかと思います。
その場合、どれくらいの期間なら大丈夫なのか、判断が難しいですよね。
ここでは、長期留守に関しても見ていきましょう。
①誰かに面倒を頼む
1日以上家から離れる場合は、ご飯や飲み物の不足が懸念されます。
そのため、長く家を空ける場合は動物病院やペットシッター、友人や親戚などに頼んでおくと良いでしょう。
②旅行先に連れて行く
場所によっては、ペットを連れていくことが出来るかと思います。
飼い主がいない状態は猫にとってとても不安な状態です。
そのため、可能であれば旅行先に連れて行くのが良いのではないかと思います。
夏場の留守番は特に注意を！
この記事では、夏場の猫の留守番対策について見てきました。
まとめると、
- 猫は寒がり
- 体温調節が苦手
夏場の留守番対策としては、
- 室温は28℃に設定する
- 除湿をする
- ドアを開けて風を通す
- 水を準備する
長期的な外出の場合は、
- 動物病院やペットシッター、親戚などに依頼する
- 旅行先に連れて行く
長い時間の外出は、猫のことを考え、できるだけ快適な空間を作ってあげましょう。
またトイレや冷感グッズなどはすぐになれるものではないので、日頃から少しずつトレーニングさせておくとよいかと思います。
