ペットショップに行くとかわいい子犬や子猫にうっとりしてしまいますよね。ですが、同時に売れ残ってしまった犬はどうなるのか気になる人も多いと思います。そこで今回は売れ残った犬のその後や売れ残りをなくすためにできることについて解説します。
この記事の目次
目次を閉じるペットショップで売れ残ったわんちゃん、どうなってしまうの??
ペットショップに行くと、たくさんの愛らしいわんちゃんがいますよね。
- なぜ売れ残りが起きるのか
- 売れ残った犬のその後
- 売れ残りをなくすためにできること
なぜ売れ残りが起こってしまうのか
最近では、ペットショップへ行かなくてもネットで動物を購入できるため、気軽にペットを飼う人が多くなっています。
その一方で、わんちゃんの売れ残りが急増しているのも事実です。
売れ残りが起きる理由は大きく3つあります。
- 供給過多
- 性格や身体的特徴で敬遠される
- 売れ時が短い
理由① 供給過多
冒頭でも述べたように、ペット需要の増加に伴って供給過多となっています。
ビジネスの観点から、人気の犬種を多く取り揃えているペットショップほど売上は多くなるため、需要よりも遥かに多い供給量となってしまうことが原因です。
ペットショップで犬を購入する人が大きく減らない限り、供給過多を解決することは難しいと考えられます。
理由② 性格や身体的特徴で敬遠される
よく吠える子、噛み癖がある子、毛並みや毛色が特徴的な子などは売れ残りがちです。
犬の値段は決して安くはないため、飼い主側からするとなるべく性格や見た目が自分の好みにマッチした犬を選びがちです。
人気の犬種でも、性格や身体的特徴は千差万別です。
性格や身体的特徴で売れ残ってしまうわんちゃんは少なくありません。
理由③ 売れ時が短い
多くの場合、折角飼うなら仔犬から育てたいと思うでしょう。
犬の売れ時は生後2〜3ヶ月です。
3ヶ月を過ぎると徐々に値段が下がっていき、6ヶ月以降はセールでも売れなくなります。
1年が過ぎると、ショーウィンドウに並ばなくなり始めます。
売れ残った犬はどうなるの??
ペットショップではたくさんの犬が売れ残ってしまうことがわかったかと思います。
では、その売れ残った犬はその後どうなってしまうのでしょうか。
大きく4つのパターンに分けられます。
- 殺処分
- 実験用として業者に売却
- 繁殖業者へ引き渡し
- 再販または引き取り
売れ残りをなくすためにできること
このような売れ残り事情を改善するために私たちにできることはあるのでしょうか。
私たちにできることは、できるだけペットショップで買わないことです。
ペットショップではなく、里親として動物愛護センターや保健所から犬を引き取ることで、1匹でも多く処分される犬を減らすことができます。
『一個人じゃ根本的な改善はできないよ。。。』
そう考える人が大半だと思います。
ですが、一人ひとりがこのような意識を持って行動することがとても大事になります。
実際に、生体販売を禁止しようという声が高まったことで、動物愛護法の改正や引き取り業者の拡大が起きました。
しかし、まだまだ悲惨な実情は広がっています。
『できるだけペットショップで買わない』という意識を持つ人が一層増えれば、メディアやNPOに影響を与え、より大きな波を起こします。
ペットショップの売れ残りをなくすには、一人一人の協力がとても大事です。
まとめ:動物は『商品』ではなく、『家族』!
この記事では、売れ残った犬のその後や売れ残りをなくすためにできることについて解説してきました。
まとめると
売れ残りが起きる理由
- 供給過多
- 性格や身体的特徴で敬遠される
- 売れ時が短い
- 殺処分
- 実験用として業者に売却
- 繁殖業者へ引き渡し
- 再販または引き取り