この記事では、猫が脱走する理由と、その予防法を解説します。脱走の理由は大きく①好奇心、②発情期、③環境への不満の3つだと考えられます。対処法として①脱走させない環境作り、②ストレスを溜めさせない環境作りの2つを紹介します。
完全室内飼いでも脱走??猫の脱走理由と対策について解説!
完全室内飼いだからといって油断大敵なのが、脱走です。
脱走された後では探すことは至難の業です。
猫ちゃんの心理状態と今からできる予防措置を知っているのと、そうでないのとでは脱走される確率は大きく異なります。
この記事では、猫が脱走する理由と、その予防法を解説します。
なぜ脱走?猫の心理状態を学ぼう!
『うちの子は大丈夫なはず。。。』
そう思う飼い主さんも多いと思います。
ですが、どんな猫ちゃんでも脱走する危険性があることを覚えておいてください!
早速、なぜ猫ちゃんは脱走してしまうのかを解説していきます。
脱走理由は以下の3つが考えられます。
- 好奇心
- 発情期
- 環境への不満
それぞれ簡潔に説明していきます。
脱走理由① 好奇心
外暮らしの経験がある猫ちゃんや、好奇心旺盛な若い猫ちゃんは外への興味から脱走を策略することがあります。
また、日中家に誰も居らず、遊び相手がいない場合や、窓の外によく野良猫や鳥が集まる場合は、猫ちゃんの好奇心が外に向きやすく、脱走欲が増すと考えられます。
普段活発でない猫ちゃんでも油断はできません。
どんな猫ちゃんでも家の中に刺激がなければ、『外の動物を追いかけたい』や、『縄張りを広げたい』という想いのままに行動にしてしまいます。
脱走理由② 発情期
これは『去勢・避妊手術をしていない猫ちゃん』に限定されます。
去勢や避妊をしていない猫ちゃんは発情期(主に早春と早秋)になると、異性猫を求めて外へ出ようとします。
発情期は年に平均2〜3回あると言われていますが、家の明るい照明下で暮らしている猫ちゃんの場合は年に3〜4回ほど発情期を迎えると言われています。
脱走したくなる時期が4回もあるのは飼い主さんとして大きな不安要素ですよね。。。
ですが、これは去勢・避妊手術をすれば脱走を予防することができます!
これを機に手術を考えてみても良いのではないでしょうか。
脱走理由③ 環境への不満
まだ家に慣れていない猫ちゃんは環境への不満や不安から脱走してしまうことがあります。
猫ちゃんは縄張り意識が高いため、環境が変わることを嫌う傾向にあります。
環境の変化として引越しが思い浮かぶかも知れませんが、『大掃除』や『大規模な模様替え』でも猫ちゃんにとっては環境の変化として捉えられる可能性が十分にあります。
他にも環境への不満としては、『同居猫が増えること』も縄張りが脅かされる不安を与えるため、脱走の原因に繋がります。
脱走を防ぐ方法を解説!
どんな猫ちゃんにも脱走するリスクがあります。
愛猫がいなくなってしまったら辛いですよね。。。
しかし、脱走を防ぐための対策を知っていれば逃げ出す確率はグンと下がります。
では、猫ちゃんの脱走防止策を紹介していきます。
基本的な脱走防止策として、2つの環境作りが大切です。
- 脱走されない環境作り
- ストレスを溜めさせない環境作り
それぞれ詳しく説明していきます。
脱走防止策① 脱走されない環境作り
最も基本的なことですが、同時に最も効果的なことです。
普段から下記のポイントには気をつけましょう。
- ベランダに出さない
- 窓を閉める
- 玄関を閉める
外が好きな猫ちゃんは多いですが、だからと言ってベランダに出すのはおすすめしません。
どうしてもという場合は、猫ちゃんを抱えた状態で飼い主さんと一緒に出るのが良いです。
掃除などで換気が必要な場合は、必ず網戸を張って窓を開けましょう。
その場合は、網戸ストッパーを使うことで器用な猫ちゃんの脱走を防止できます。
ですが、家に誰もいなくなる場合は完全に窓を閉め切ることが大事です。
猫ちゃんはとても器用で、隙をすぐに見つけます。
何度も言うようですが、油断は大敵です!
基本的なことを徹底しましょう。
脱走防止策② ストレスを溜めさせない環境作り
先ほど環境への不満が脱走の原因になると説明しましたが、ストレスを溜めさせない環境作りが大切です。
猫ちゃんに快適だと思ってもらえれば、不満が原因で脱走するリスクは激減します。
退屈が原因と考えられる場合は、
- キャットタワー
- 様々な家具
- ひとり遊び用のグッズ
などの設置がおすすめです。
一人遊びが好きな猫ちゃんは多いので、運動ができるようなお家になればストレス解消になると考えられます。
同居猫が原因と考えられる場合は、
『一人になれる場所』
を作ってあげることが大切です。
猫ちゃんたちのゲージを置く部屋を分けたり、それが難しくても、離してあげるだけで猫ちゃんはリラックスできます。
万が一、脱走してしまった時のために。。。
もし、それでも脱走してしまった時のために、マイクロチップの装着もアリだと思います。
今年の6月に改正動物愛護管理法が施行され、ペットのマイクロチップ装着が義務化されます。
ですが、義務化と言いながら、実際は『装着を推奨します』程度のものなので、強制力はありません。
万が一を想定して装着を考えてみるのも良いと思います。
まとめ:徹底した脱走予防で安心生活を送ろう!
この記事では、猫が脱走する理由と、その予防法を解説しました。
まとめると、
<主な脱走理由>
- 好奇心
- 発情期
- 環境への不満
<脱走予防策>
- 脱走させない環境作り
- ストレスを溜めさせない環境作り
いかがでしたでしょうか。
ある日突然、愛猫がいなくなってしまったら耐えられませんよね。。。
そんな日が来ないように脱走対策を徹底して猫ちゃんとの幸せライフを楽しんでください!