この記事では、犬に洋服を着せることのメリットとデメリットを紹介します。どのような状況では犬に服を着せた方が良いのか、逆に着せるときにはどのようなことに気をつければ良いかなどを一覧でまとめながら、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じる「犬に洋服」あり?なし?メリット・デメリットや注意点を解説!
かわいいお洋服を着ているワンちゃんを見ると、幸せな気持ちになりますよね。
しかし、「犬の洋服は飼い主の自己満足だ!」という声も。
この記事では、犬に洋服を着せることのメリットとデメリットを紹介します。
結論:場合によっては大きなメリットあり、ただし注意も必要
結論を先に紹介すると「状況や犬種によっては着せた方が良いけれど、選び方や着せる時間の長さなどに注意が必要」になります。
特に以下に該当する場合は、服を着せるメリットは大きいです。
- シニア犬
- シングルコートの犬
- 室内犬
- 小型犬(特に足の短い犬)
- 公園に行くとき
- ペット同伴でカフェなどに行くとき
ただし、以下の点に注意が必要です。
- 細かいパーツのついているものは選ばない
- あまり長時間は着せない
- サイズの合うものを選ぶ
それでは、メリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。
犬に服を着せるメリット①:体温調節がしやすい
犬は人間よりも体温調節が難しく、気温による影響を受けやすいです。
そのため、散歩のときには洋服で体温調節をしてあげると体調不良を防げます。夏は通気性の良い服を、冬は防寒を意識した服を着せましょう。
中でもシニア犬は体温調節が難しいため、洋服が重要になります。
また、温暖な地域が原産の犬種は、シングルコートという一層性の毛皮を持っていることが多く、保温性が弱い傾向にあります。
室内犬も冬に室内外の気温差で体調を崩してしまうことが多いです。
- シニア犬
- シングルコートの犬
- 室内犬
に該当する場合は、洋服を着せてあげると良いでしょう。
犬に服を着せるメリット②:直射日光や雨などから身を守れる
気温の他に、直射日光や雨なども犬にとって大敵です。
雨の場合は、飼い主も犬をきれいにするのが大変ですよね。そのようなときには、レインコートなどが役に立ちます。
他にも、ダックスフントのように小型で足の短い犬種は地面にお腹が近く、散歩の際にアスファルトからの熱の照り返しで火傷や熱中症になってしまう場合も。
小型犬は洋服を着せるメリットが大きいと言えます。
犬に服を着せるメリット③:ノミ・ダニを予防できる
犬を飼っていると、どうしてもノミやダニには悩まされますよね。
公園に遊びに連れて行きたいけど、虫がついてしまいそう……と不安になる方も多いのではないでしょうか。
洋服を着せることで、ノミやダニを予防することができます。愛犬の健康を守ることができる、安心して公園で遊ぶことができるなど、大きなメリットですよね。
犬に服を着せるメリット④:抜け毛防止のマナーとして
最近では、犬を連れて行くことのできるカフェなども増えてきました。自分のワンちゃんと一緒にお出かけするのはとてもワクワクしますよね。
このとき、洋服を着せることで、犬の抜け毛を防止することができます。
お店や他のお客さんに迷惑をかけないように洋服を着せる、という方も多いです。
犬に服を着せるデメリット①:誤飲の可能性がある
ここからは洋服を着せることのリスクやデメリットを紹介します。
最も大きいデメリットが「誤飲の可能性があること」です。
特に小さなパーツのついている服の場合は、パーツが取れて犬が誤飲してしまうこともあります。
最悪の場合、内臓が傷ついてしまうなんてこともあり得ます。
細かいパーツのついた服は選ばないようにしましょう。
犬に服を着せるデメリット②:ストレスになる
また、犬にとっては長時間洋服を着ることがストレスになる可能性があります。
服を着せても脱ぎたがったり暴れたりするワンちゃんも少なくはないのではないでしょうか。
特に、サイズが小さすぎる洋服はストレスにつながります。服を買う前にはしっかりとサイズを確認するようにしましょう。
このように、サイズの測定の仕方を紹介している動画もあります。
ぜひ参考にしてみてください。
嫌がる犬が服を着てくれる方法はある?
この記事では、服を着せることのメリットとデメリットを紹介しました。しかし、ワンちゃんが服をどうしても着たがらない場合もあるのではないでしょうか。
そんなときは、まずは洋服のサイズをチェックしましょう。一見問題がないように見えても、首周りなど特定の場所がきつくサイズが合わない……という場合もあります。
サイズに問題がなければ、
- 着せ方を工夫する
- おやつや散歩などのごほうびで慣らす
の2つの方法があります。
着せ方については、このような動画を参照しながら着せると良いでしょう。
動画中で紹介されているように、タンクトップなど袖のない薄手の服から着せると徐々に慣れてくれる可能性が高いです。
また、おやつや散歩など、「犬にとって楽しいこと」と「洋服を着ること」を結びつけると洋服を嫌がらなくなります。
服を着たらおやつをあげる、服を着たら散歩に行くなど、「洋服を着る=いいことある」と思ってもらえるようにしましょう。
まとめ:状況や犬種に合わせて洋服を選ぼう!
この記事では、犬に洋服を着せることのメリットとデメリットを紹介してきました。
最後に、着せた方が良い場合と注意点をおさらいします。
<着せた方が良い場合>
- シニア犬
- シングルコートの犬
- 室内犬
- 小型犬(特に足の短い犬)
- 公園に行くとき
- ペット同伴でカフェなどに行くとき
<注意点>
- 細かいパーツのついているものは選ばない
- あまり長時間は着せない
- サイズの合うものを選ぶ
このように、状況や犬種などに合わせて洋服を選ぶことが大切です。
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