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この記事では、猫の不機嫌サインとその対処方法を紹介します。長く飼っている方であればご存知の知識ですが、知っているのとそうでないのとでは猫との親密さが大きく変わってきます。代表的な不機嫌サインを5つと、効果的な対処方法を3つ解説しています。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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猫ちゃんはどんな時に怒る??

一度でも猫ちゃんを飼ったことがある人なら猫ちゃんに怒られた経験があるのではないでしょうか。


猫ちゃんを飼っている人で、数秒前まで機嫌がよかったのに突然シャーッと怒られた経験がある方も少なくないかと思います。


この記事では、そんな気分屋さんの猫ちゃんの不機嫌サインとそれに対する対処方法を紹介していきます。

「不機嫌サイン」を分析!


早速ですが、猫ちゃんは怒りや不機嫌をどう表すのでしょうか。


今回は大きく5つのサインを説明します。

  1. 普段より尻尾を振る
  2. イカ耳を作る
  3. 低い声を出す
  4. 毛が逆立つ
  5. 尻尾が太くなる

不機嫌サイン①:普段より尻尾を振る

猫ちゃんの感情はよく尻尾に表れますが、怒りもその一つです。


音が鳴るほど激しく振っていたり、床に叩きつけたりしていれば怒っている可能性が高いと考えられます。


普段から尻尾をよく振る猫ちゃんの場合、いつもと比べて不規則に振っていれば不機嫌のサインだとわかります。


犬の場合は喜びの深さだけ大きく尻尾を振ったりすることが多いのですが、猫ちゃんの場合は真逆になることを覚えておきましょう!

不機嫌サイン②:イカ耳を作る

猫ちゃんが両耳を後ろに向けてピンッとシャープに立てた時は不機嫌のサインです。


これは表情筋が硬直する際に見られるため、「緊張」や「集中」の状態で見られる傾向にあります。


なので、怒っているわけではないのですが、かまってほしいわけでもないのでそっとしてあげましょう。


食事中もイカ耳を作ることがあるので、そこは注意が必要です!

不機嫌サイン③:低い声を出す

よく喋る猫ちゃんもいれば、全く喋らない猫ちゃんもいると思います。


ですが、威嚇や怒りを表現する際には共通して出す声があります。


有名なのは「シャーッ」というような不機嫌ボイスですね。


そして意外と知られていないのが「低い声」です。


猫ちゃんが普段よりも唸るような低い声で喋っていれば不機嫌である可能性が高いです。


触っている時に低い声を発したら「一人にして!」と伝えているので注意が必要です。

不機嫌サイン④:毛が逆立つ

これもよく知られていると思いますが改めて紹介します。


毛を逆立てる時は不機嫌ボイスと組み合わせの時が多いです。


ですが、毛を逆立てる時は毎回怒っているというわけではありません。


以下の状況下で毛が逆立つと言われています。

  • 怒り
  • 恐怖
  • 興奮
大きくこの3つが考えられます。

ここで共通しているのはいずれも「不機嫌であること」です。

なので、各状況で対応を変えるのではなく、毛が逆立っていたら同じ空間から離れたり、原因(掃除機や野良猫など)がわかるのであれば、それらを猫ちゃんの視界に入れないようにすることが大切です!

不機嫌サイン⑤:尻尾が太くなる

猫ちゃんの尻尾が太くなったら要注意です。


野良猫ちゃん達の喧嘩を見たことがある人ならご存知かも知れませんが、猫ちゃんは怒ると尻尾が膨らむことがあります。


これを「山型になる」と表現する人もいますが、このサインを見たらその猫ちゃんは激おこです。


先ほど紹介した不機嫌ボイスよりも怒っている際に見られるサインなので、尻尾が元の状態になるまで待ちましょう。


また、猫ちゃんが子どもの頃だと見慣れないものや人に対しても尻尾を膨らませる傾向にあるため、そばにいてあげたり、おやつをあげたりとリラックスさせるよう心がけてください!

不機嫌時の対処方法を紹介!


ここまで猫ちゃんの代表的な不機嫌サインをざっくり見てきました!


最後に不機嫌時の対処方法を紹介していきます。


気分屋さんの猫ちゃん達を一回も不機嫌にさせないことは難しいですが、不機嫌になった際の対処方法を知っておくのは大切です。


対処方法として以下の3つを紹介します。

  • スマホをいじる
  • 喋りかける
  • またたびやチュールをあげる

どれも効果的なので是非覚えて、実践してみてください。

対処方法①:スマホをいじる

これは私個人的に効果的だなと思った対処法なのですが、要するにスマホや読書にあえて専念することで猫ちゃんにジェラシーを抱かせる方法です。


実際に試して欲しいのですが、猫ちゃんの不機嫌を確認したらまず少し離れた場所で個人作業に没頭します。


すると、猫ちゃんは作業を邪魔しになのか、かまって欲しいのか分かりませんが近くに寄ってきます。


ここで大事なのはスマホや読書に全集中するのではなく、あくまで目的は猫ちゃんの機嫌をとることだと忘れないでください。

対処方法②:喋りかける

これもとても効果的な対処方法の一つです!


「こっちにおいで〜」や、おもちゃを持って「こっちに遊ぼ〜」など優しい声をかけてあげてください。


言葉がわからないと侮ってはいけません!!


猫ちゃんは幼い子どもと似ているので、言葉の意味はわからなくても雰囲気や声色で理解することができます。


冷たい言葉をかけると必ず!猫ちゃんに伝わるので注意してくださいね。


優しい言葉で声をかけたのに反応がな飼ったとしても、根気良く喋りかけてあげてください。


上記のジェラシーを抱かせる方法と組み合わせて使うとより良いと思います。

対処方法③:またたびやチュールをあげる

これは上記の対処方法が通用しなかった際の最終方法です。


またたびやチュールの効果は絶大で、大抵の状況下で猫ちゃんの不機嫌を解消することができます。


ですが、大きな効力の裏には注意点もいくつかあります。


大きく2つ

  • 猫ちゃんの策略
  • 病気を引き起こす
があります。

猫ちゃんの策略

ご存知の通り、猫ちゃんはとても策略家です。

不機嫌になればおやつがもらえることを覚えてしまうと、わざと不機嫌な素振りをとることも少なくありません。

あくまで最終方法ということを念頭におやつを上げる頻度を気をつけましょう。

病気を引き起こす

おやつはとても効果的である反面、あげすぎると糖尿病肥満になる危険性が高まります。

不機嫌の種類によっておやつをあげるべきか、他の方法で解決すべきかを見極めることが大切です。

まとめ:不機嫌を理解すればより仲良くなれる!

この記事では、猫ちゃんの不機嫌サインと、その対処方法を紹介してきました。


最後に、不機嫌サインと対処方法をおさらいします。


<不機嫌サイン>

  • 普段より尻尾を振る
  • イカ耳を作る
  • 低い声を出す
  • 毛が逆立つ
  • 尻尾が太くなる


<対処方法>

  • スマホをいじる
  • 喋りかける
  • またたびやチュールをあげる


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