猫も鱈を食べられることはご存じでしたか?アニサキスなどの寄生虫の心配もありますが、実は注意点を守って鱈を与えると栄養満点のご飯やおやつの代わりになります!ここでは猫に鱈を与える際の注意点や栄養素・おすすめのレシピをご紹介します!
この記事の目次
目次を閉じる基本的に猫は鱈を食べても大丈夫!
皆さんは猫に鱈をあげる際の注意点をご存じでしょうか?
魚介類には寄生虫などの問題もあり、あげる際には心配ですよね。
しかし、注意点をしっかりと守れば鱈は栄養満点のおやつになるんです!
では鱈はどのような注意点を守って猫にあげればいいのか気になりますよね。
今回「MOFFME」では、
- 猫に鱈をあげる際の注意点
- 鱈の栄養素
- おすすめのレシピ
について詳しく解説します。
ぜひ鱈をあげる際の参考にしください!
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猫に鱈を与える際の注意点をご紹介!
猫に鱈をあげる際の注意点はあるのでしょうか?また、人間用の加工食品は食べて大丈夫なのでしょうか?
そのような疑問をお持ちの方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
実際、猫が欲しがっているからといってむやみにあげるのはとても危険です。寄生虫やアニサキスに対する知識をしっかりと持つといいでしょう。
この項では、
- 寄生虫対策
- 子猫にあげる際の注意点
- 加工食品について
- アレルギーの危険性
鱈は加熱してアニサキスなどの寄生虫対策を!
アニサキスは寄生虫の一種で、鱈はもちろんのことアジやサンマ、イカ、カツオ、イワシ、サバなどの魚介類の内臓に生息しています。
しかし、アニサキスは熱に弱くしっかりと過熱をすることによって死滅させることができます。猫にあげる際には、基本的に加熱してあげましょう。
生であげる際には、鱈の鮮度に注意してください。アニサキスは鮮度が落ちると内臓から筋肉に移動し、それを食してしまうと胃腸に侵入して食中毒を引き起こしてしまいます。
そのほかの対策としては、あげる際に小さく切ってから与える方法があります。人間の場合生で食す際には、よく噛むことによって生きたアニサキスが体内に入ることを防いでいます。
しかし、猫によく噛ませることは難しいので細かく切ってよく噛ませることを促しましょう。
子猫に与える際には小骨にも細心の注意を!
鱈にはたくさんの小骨があるので、特に体が未熟な子猫に与える際には注意が必要です。小骨を取り忘れてしまうと、猫が飲み込んだ際に食道や胃腸を傷つけてしまう恐れがあります。
鱈のような白身魚は小骨がわかりづらいので、細かく切る際に指や包丁で取り除く必要があります。
そのような作業が面倒だったり、小骨の取り忘れが心配な方は、フードプロセッサーでペースト状にして調理することをおすすめします。
煮付けなどの加工食品は食べちゃダメ!
煮付けなどの人間用に加工されている食品は、基本的に猫に与えないようにしましょう。
加工食品の塩分濃度は、基本的に猫が普段食べているご飯よりも4~5倍程度高いので、腎不全を引き起こしてしまう可能性があります。
しかし、1度食べてしまった程度であれば水を多めに与えて様子を見ればほとんど問題はないので安心してください。
それでも心配な方は一度病院で診てもらうことをおすすめします。
猫に鱈をあげる際には基本的に味付けをせず、煮たり焼いたりして寄生虫対策も忘れずにしましょう。
猫にも魚アレルギーはあるので注意を!
猫にも魚アレルギーがあるのをご存じでしたか?アレルギー症状としては様々ですが、基本的に消化器系の症状と皮膚症状の2つに分かれます。
消化器系の症状は、排便の量が普段よりも多い、下痢や嘔吐などがあります。皮膚症状は、頭や首、耳などをかゆがるなどです。
もしそのような症状が出たら迷わず受診することをおすすめします。その際にいつどの時間に、どの程度の量の鱈を与えたかも明確に説明できるようにしましょう。
猫が体調を崩さないように新しく与える食材は、少量から始め慎重に与えることを心掛けましょう。
鱈の栄養素についてもご紹介!
ここまで猫に鱈をあげる際の注意点を解説してきましたが、実際の栄養素はどうなのでしょうか?
- 鱈で腎不全対策
- 鱈の腎不全対策の効果
- 具体的な栄養素の解説
鱈は猫の腎不全対策にもおすすめ!
鱈の白子にはインスリン分泌を活発にするアルギニンが多く含まれており、腎不全対策にもなります。
腎臓が悪くなると、本来排出されるべき様々な老廃物が体内に蓄積されてしまいます。その結果、インスリンの働きが悪くなります。
インスリンの分泌が低下してしまうと、体内の血糖値がうまく調節されず、糖尿病を引き起こします。糖尿病による高血糖状態が長期間続くと、糸球体が障害を受けてたんぱく尿が出るようになり、腎臓のろ過機能が低下します。
その結果、腎不全につながってしまうのです。
鱈は栄養満点なだけでなく、病気の予防にもつながるので積極的に取り入れたい食材の1つといえるでしょう。
鱈の栄養素はビタミンも豊富!
高タンパク・低カロリーとして知られる鱈ですが、実はビタミンも豊富なんです。鱈にはビタミンB12やビタミンDが多く含まれています。
ビタミンB12は赤血球内のヘモグロビン生成を促す効果があり、体内の血流を改善することができます。それによって動脈硬化の予防にもつながります。
動物は体内でビタミンB12を生成することができないので、鱈は貴重な栄養源となります。
ビタミンDは小腸や腎臓でカルシウムとリンの吸収を促進する働きを持っています。それによって骨を丈夫にしたり、エネルギーや脂質の代謝を助けてくれます。
おやつとしても食べれる鱈のおすすめレシピをご紹介!
ここまで猫に鱈をあげる際の注意点・鱈の栄養素について解説しましたが、実際にあげる際のおすすめレシピを紹介します。
レシピのバリエーションを多く取り揃えておけば、猫が飽きることなく鱈を食べてくれるでしょう。それだけでなく、鱈以外の様々な食材を摂取することができるので、猫の健康のためにもぜひ覚えておきましょう。
この項では、
- 鱈の白子について
- 詳しいレシピの紹介
以上の内容を詳しく解説します。
身だけでなく鱈の白子も食べることができる!
まず初めに、猫に鱈の白子を与える際には鮮度に注意しましょう。白子は内臓ですので、鮮度が落ちた状態で与えてしまうと食中毒を引き起こす可能性があるので気を付けましょう。
白子はとても栄養豊富で、タンパク質やビタミンD・E・B1・B2、リン、カリウムなども豊富に含まれています。そのうえ低カロリー・低糖質なので猫の体調管理にも役立たせることができます。
猫は人間とは違い肉食動物なので、主なエネルギー源はタンパク質です。炭水化物を与えなくてもタンパク質からブドウ糖を生成することができます。
しかしタンパク質を与えすぎると腎不全の原因になってしまうので、適度な量を守りつつ体調管理に気を使いましょう。
詳しいレシピをご紹介!
猫にも美味しい鱈を食べさてあげたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方向けに美味しくて簡単なレシピを紹介します。
ぜひ作る際の参考にしてください。
①【犬猫ごはん アレルギーでもOKタラバーグ 】
- 鱈 50g
- おから 25g
- ほうれん草 20g
- だし汁 適量
- 水溶き片栗粉 適量
- 炒め油 適量
- フードプロセッサーにざく切りした鱈、おからを入れる
- フライパンに油を熱し、鱈バーグを中火で焼く
- 別の鍋に出汁を入れ、ざく切りにしたほうれん草を中火で5分煮る
- フードプロセッサーに入れそれを再度鍋に入れ沸騰させ、水溶き片栗粉を入れる
- 鱈バーグにほうれん草ソースをかけて完成
- 鱈 1切れ
- ジャガイモ 1/2個
- 牛乳 大さじ2
- 鱈を茹で細かくほぐす
- ジャガイモを薄くスライスして茹で、フォークなどでつぶす
- 1と2を混ぜ合わして牛乳と鱈の茹で汁をかける
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まとめ:注意点を守って愛猫に鱈を与えれば健康に!
いかがだったでしょうか。
この記事のまとめは以下の通りになります。
- 猫に鱈をあげても大丈夫
- 加熱してアニサキスなどの寄生虫対策を
- 小骨の処理はしっかりと
- 人間用の加工食品はNG
- 鱈は腎不全の予防にもなる
- タンパク質だけでなくビタミンも豊富
- 身だけでなく白子もおすすめ
- おすすめのレシピの紹介