犬にクランベリーを与えてもいいのか不安になった方向けです。クランベリーはとくにオスやシニア犬の腎臓系の病気予防にとても役に立つそうです。人用のドライフルーツ等は与えることはオススメできません。犬用のクランベリーおやつをお勧めします。
この記事の目次
目次を閉じるクランベリーはワンちゃんにあげてOK!
クランベリーってワンちゃんに与えていいんだっけ?結論から申し上げますと、OKです!ただし、一部のワンちゃんを除いて。
「クランベリーって愛犬に与えてもいいんだっけ?」「ドライクランベリーは?どうやっておやつにしたらいいの?」この記事ではそんな飼い主さんの不安と疑問を解消したいと思います。
口に入れたときのあの酸っぱい味わいが、実はワンちゃんの抱えるトラブルに効果的だったりするんです。
今回「MOFFME」では、
- クランベリーは尿路結石など犬の抱える腎臓病・尿路結石トラブルに効果的
- 一部のシュウ酸カルシウム結石を抱えた犬には与えてはいけない
- ケーキやクッキーなどのおやつとしての与え方がたくさん存在している
ことについて解説していきます!
またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧下さい!
犬にクランベリーを与えた効果を徹底解説!
「ワンちゃんにクランベリーを与えてもいいんだっけ?」とご不安の飼い主さんも多いはず。
なぜなら私たち人間が食べると似たように時に酸っぱい味わいのあるぶどうは、犬にあげてはいけないフルーツの代表格だからです。
「ではクランベリーは?」というと、実はワンちゃんに喜ばれる栄養素が盛りだくさんなんです。
本項目では
- クランベリーの栄養素
- 腎臓病・ストルバイト結晶などの尿路結石予防効果
- とくにオス犬やシニア犬のワンちゃんにはおすすめ
ということを解説していきます。
クランベリーの栄養素
腎臓病・ストルバイト結晶などの尿路結石予防効果
抗酸化作用の強いクランベリーには腎臓病、膀胱炎、ストルバイト結晶などのオシッコトラブルに強い予防効果がみられます。
腎臓病とは
腎臓病に含まれる尿石症(尿路結石症)は、尿に含まれるさまざまなミネラル成分が結晶化し、腎臓、膀胱、尿道などの泌尿器で結石となり、膀胱炎や下痢などのさまざまな症状を引き起こす病気です。
ストルバイト結晶とは
尿のpH(ペーハー)がアルカリ性に傾くことでストルバイト結晶の結晶化が進むのがストルバイト結石です。症状は、頻尿、血尿、発熱、食欲不振、排尿痛などがみられます。
この二つの病気はワンちゃんにクランベリーを与えて、抗酸化作用を及ぼすことで予防ができ、改善が見られるのです。
とくにオス犬やシニア犬のワンちゃんにはおすすめ
基本的に腎臓トラブルというのはオス犬やシニア犬でよく見られる症状です。オスは尿道が狭くて長いため、結石が詰まりやすい構造になっているからです。
一方、メスは尿道が短いため、結石は排出されやすいのですが、その反面、尿道と肛門が近いので感染症を起こしやすく、感染性の結石がつくられやすい傾向にあります。
またシニア犬のワンちゃんも、その高齢化による身体能力の衰えから腎臓病などの病気にかかりやすいそうなのです。
なので、クランベリーは特にオス犬やシニア犬のワンちゃんを飼う飼い主さんに特におススメです!!
ワンちゃんにクランベリーを与える際の注意点
一方でワンちゃんにクランベリーを与える際の注意点というものも同時に存在しています。
たとえば人間用に販売されているクランベリージャムなどの製品をワンちゃんにそのまま与えることはあまりおすすめできません。
なぜかというと人間の味覚に合わせてたくさんの加糖がされているので、ワンちゃんにとっては肥満や他の病気に繋がる恐れが生じてしまうからです。
「クランベリーを与えるうえで万が一ワンちゃんに副作用が生じてしまったら…」。そう考えて不安になる飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
本項目では
- 実はシュウ酸カルシウム結石のワンちゃんにはあげてはダメ
- ドライクランベリーはあげてもいいの?
かということをしっかりと解消していきます!
シュウ酸カルシウム結石のワンちゃんにはあげてはダメ
ではすべてのワンちゃんにとってクランベリーは必ずしもよいものなのか、と問われると実はそうではありません。残念なことに一部例外的にクランベリーを与えてはいけないワンちゃんも存在するのです。
それは「シュウ酸カルシウム結石を患っている 又は おそれがある」ワンちゃんです。このような愛犬にはクランベリーを与えてはいけません。
なぜかというと、シュウ酸カルシウム結石という病気はワンちゃんの尿のphが酸性化してしまうことで引き起こされる病気だからです。なのでシュウ酸カルシウム結石を患っているワンちゃんにはクランベリーを与えてはいけません。
クランベリーを食べたことによってさらに体内が酸性化してしまい、病気が悪化してしまう怖れが強いからです。
ドライクランベリーはあげてもいいの?
「ワンちゃんが私の食べているドライクランベリーを食べたがるんだけど、これってあげてもいいのかな?」と疑問を持つ飼い主さんがいらっしゃるようです。悲しいことかもしれませんが、「あまりおすすめできません」。
私たちにとって美味しいドライクランベリーでも、ワンちゃんにとっては良くないものだからです。
少し話が脱線しますが、ぶどうを犬に与えるとぶどう中毒という病気を発病してしまいます。人が食べておいしいフルーツだからといって、ワンちゃんにとっても良いものだとは限らないです。
同じように人間用のドライクランベリーは、ワンちゃんにとって糖分が多すぎたりと体にとってあまりよくないものなのです。
ワンちゃんへのクランベリーの与え方
ではどのようにワンちゃんにクランベリーを与えればいいのでしょうか。
たとえば生のクランベリーをそのまま与えてしまうと、とても酸っぱいのでワンちゃんはビックリしてあまり食べないかもしれません。また先述したように人間用に加工されたクランベリー製品はワンちゃんの体にあまり適さないのです。
ではどうしたらいいのでしょうか。
本項目では
- サプリやクッキーなどのワンちゃん用のおやつ
- ビスケットやケーキにして食べさせる方法
サプリやクッキーなど、ワンちゃん用のおやつ
さきほどのドライフルーツは人間用に加工されたものなので、糖分などの添加物が心配でした。しかし一見似ているフリーズドライ製品は無添加であったりと、はじめからワンちゃんの体に合わせて作られているので安心ですね!
国産やオーガニックの製品も多数存在しています。
またオシッコの出が悪いワンちゃんに対して、クランベリーの成分の入ったサプリメントやパウダーなども販売されています。こちらはワンちゃん個体の味の好みに比較的左右されにくそうですね。
以上のようにクランベリーはワンちゃんのオシッコトラブル解決の定石手としての地位を確立しています。
ビスケットやケーキにして食べさせる方法を紹介!
そうはいっても「うちのワンちゃんはクランベリーのおやつを食べたことがないから、大量に買ってから食べなかったらどうしよう」などという不安を持つ飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
1度たくさんのおやつを購入して、口に合わなかったら悲しいですよね。「こんなに買っちゃったのに、どうしよう…」という悩みにも繋がりかねません。
実は飼い主さんの中には自分の手でクランベリーのおやつを作る方もいらっしゃいます。1度そのような食べさせ方を試してからお菓子を購入するのもいいのではないでしょうか。
今回はクランベリービスケットの作り方を紹介いたします。
犬用 クランベリー&ブルーベリービスケ
- 冷凍ミックスベリーの中からクランベリーとブルーベリーを選別する。
- ジップ付き袋に中力粉、薄力粉、マリーム(クリーミングパウダー)を入れ軽く振る
- さらにジップ付き袋の中にクランベリー、ブルーベリー、水、ハチミツを入れる
- 凍ってる内にベリーをスプーンなどを袋の上から当ててクラッシュ!凍ってるので上手いこと粉砕できます
- 砕き終わったらサラダ油を入れ、口を締めて揉んで練っていきます。纏まったら冷蔵庫で30分から〜1時間寝かせます。終わったら厚さ8mmに引き延ばし型抜きをします。
- 薄く油を塗った天板に並べます。オーブントースターで10分、ひっくり返して10分くらいやきます
このように1度自分で作って与えてから購入すると安心ですね
犬にクランベリーを与えてもいいのかのまとめ
ここまで「犬にクランベリーを与えてもいいのか」について紹介してきました。
この記事のポイントをまとめると、
- 犬はクランベリーを食べても大丈夫
- 腎臓系・尿路結石などの病気予防や改善に効果アリ
- シニア犬とオス犬のワンちゃんにオススメ
- シュウ酸カルシウム結石を患っている犬には与えてはいけない
- 犬用のクランベリー製品を与えたほうがベター