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人間の食べものは、猫にとって有害となることが多くあります。今回は、女性に人気なパクチーが猫にとって危険があるのかについて詳しく解説します。パクチーは猫にとって有害な食べものではありませんが、与え方には十分注意する必要があります。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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パクチーは猫にとって危険?

独特の香りが特徴で、コリアンダーや香草とも呼ばれるパクチー。中国やタイ、ベトナムなどで昔から使われている香辛料の一つで、世界各地で栽培されています。


日本でもパクチーブームが起こり、今では専門店などもあるほど人気です。スーパーでも買えたり、家で育てたりすることも可能で、自宅でも楽しむことができます。


しかしそこで気になるのが、猫がパクチーを食べてしまったときの危険性です。


今回「MOFFME」では、

  • 猫がパクチーを食べてしまっても大丈夫なのか
  • パクチーを与えるときの注意点や家で育てるときのポイント

などを詳しく解説します。


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パクチーの成分が猫にもたらす影響は?


パクチーは様々な栄養素を含んでおり、健康や美容に効果的なことから女性に人気の食材です。独特な香りがクセになって、スーパーなどで調達して家でも楽しむ人が増えています。

人間にとっては栄養豊富なパクチーは、猫にとっても有害なものではありません。しかし、パクチーを猫に与えるときには注意が必要となります。

ここでは、
  • パクチーに含まれる成分
  • それらが猫にとって有害なのか
などを詳しく紹介します。

パクチーに含まれる主な成分

パクチーは栄養豊富なことから、古代ギリシャでは薬として使われていたと言います。パクチーに含まれる栄養素は主に、βカロテン、ビタミンC、カルシウム、食物繊維などです。


βカロテンやビタミンCは抗酸化作用があり、身体を若々しく保ち、お肌もきれいにしてくれるなど美容に効果的です。


カルシウムは骨を形成するのに必要な成分で、骨粗しょう症の予防につながります。カルシウムを含む野菜は少ないため、乳製品が苦手な人にもおすすめです。


食物繊維は腸内環境を改善してくれるので、便秘解消をサポートしてくれます。腸内環境を整えることで、免疫力もアップし風邪や病気になりにくくなります。


このように、パクチーは人間にとって嬉しい効果が豊富なのです。

パクチーは猫にとって有害ではない

パクチーに含まれる成分は、猫にとって有害ではありません。猫が食べてしまったとしても大丈夫です。

しかし人間の中でもパクチー好きな人とそうでない人ではっきり分かれているように、猫にも好き嫌いがあるため、パクチー特有の香りが苦手な猫もいます。そういったときは無理に与えることはやめましょう。

また、うまく消化することができずに下痢になってしまう可能性もあるので、細かく切ってあげることをオススメします。

補足:猫は中毒症状を起こすことがある

猫はさまざまな要因で中毒症状を起こすことがあります。主な症状としては、「嘔吐」「下痢」「貧血」「震え」「よだれ」「呼吸困難」などです。


食べものが原因となる場合、ネギやチョコレート、ピーナッツなどが挙げられますが、実は700種類以上の植物も中毒症状を引き起こすと言われています。植物をあげるときにはより一層の注意が必要となります。


パクチーが中毒症状を起こすことはないようですが、大量に食べることは避けるようにしましょう。

猫がいても育てられるハーブ


ハーブは美容や健康に役立つため、普段から愛用している人も多いのではないでしょうか。家での栽培が簡単なものも多く、おうち時間が増えたことでハーブを育てるようになった人もいるようです。


しかしハーブの中には動物にとってはあまりよくないものもあります。


「ハーブを育てたいけど、猫が食べてしまわないか心配。」という方に、

  • オススメのハーブ
  • ハーブを育てるときの注意点

を紹介します。

猫が食べてしまっても大丈夫なハーブ

猫が食べても安全なハーブはいくつかあります。その中には猫がリラックスできるなどの良い効果をもたらしてくれるものがあり、猫がいるおうちで育てるのにおすすめです。

猫草と呼ばれるキャットグラスは、猫が飲み込んでしまった毛玉を吐き出しやすくしてくれるため、毛玉ができやすい猫を飼っている人におすすめです。

また、キャットニップやイヌハッカと呼ばれるハーブは猫の気分を高揚させることから西洋またたびとも言われ、猫に安全なハーブとして有名です。

バレリアンという白い花を咲かせるハーブは、根から発せられる強い香りが猫を刺激し、リラックス効果が期待できるものです。海外では猫が喜ぶハーブとして広く知られています。

また、キャットフードに使用されることのあるカモミールも安眠効果や口臭予防に役立ちます。

これらのハーブは猫にとってむしろ良い面もあり、猫がいるおうちで育てるハーブとして非常におすすめです。

家でハーブを育てる時の注意点

猫にとって安全なハーブでも、与えすぎることで体調に異変をきたす可能性があります。勝手に食べてしまうのが心配な場合は、猫から隔離した場所で育てたりネットをかけたりしておくことをオススメします。

猫にも個体差があるため、香りを嫌がるようであればハーブを育てるのはやめるようにしましょう。

また、ラベンダーやローズマリーなどのハーブは猫にとって危険だったり、嫌な香りだったりします。ハーブを育てるときは猫に危険なものでないかよく調べることが大切です。

猫にパクチーをあげる時の注意点


パクチーの成分が猫に悪影響を及ぼすということはほとんどありません。先ほども述べたように、猫はパクチーを食べても大丈夫です。しかし、匂いも強く刺激もあるため大量に与えることで中毒症状を起こしてしまう可能性があります。

ここでは、
  • 猫にパクチーを与えるときの注意点
  • 普段から気をつけておくこと
を説明します。

パクチーをあげる時は少量を

猫によっては自分からパクチーの匂いを嗅ぎにくるなど、パクチー好きな猫もいるようです。しかし猫が興味を持ったからといってたくさんあげてしまうのはやめましょう。少量を細かく切って与えることで、消化不良を起こす可能性を下げることができます。

また、自宅でハーブを育てている方も注意が必要です。高いところに置いていても猫は届いてしまうことが多いため、たくさん食べてしまうことがないように管理しましょう。

気になる症状があったらすぐ病院へ

適量を守れば、猫にとってパクチーは安全な食べものです。しかしパクチーは猫にとって必要な食べものではないので、無理に与えることはやめましょう。普段からおしっこやうんちの状態を確認しておくことも大切です。


もしもパクチーを食べた後に普段と違う状態を感じたり、下痢や嘔吐などの症状が見られた場合はすぐに動物病院に行くようにしてください。そのときは、食べた量や時間を把握し、医師に伝えるようにしましょう。

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まとめ:パクチーは猫にとって危険ではないが、注意は必要!

パクチーは人間にとっては健康や美容に嬉しい成分が豊富に含まれています。独特な香りがくせになって、ハマっている人も多いのではないでしょうか。猫にとっても、パクチーは危険な食べものではありません。


この記事では、

  • パクチーの成分が猫にもたらす影響
  • 猫がいても育てられるハーブ
  • 猫にパクチーをあげるときの注意点
  • MOFFMEのペット保険サービスもおすすめ

以上の内容を詳しく解説しました。


大切な猫を守るために、パクチーをあげるときには注意点をしっかり守って、慎重に与えるようにしてください。