猫の飼育に必要な費用とは?初期費用や生涯でかかる費用を徹底解説!のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. 猫を飼うには多額の費用がかかる!
  2. 猫を飼う際の初期費用として、約5,000~17,000円程度必要になる
  3. 猫を飼う際の生涯費用として、約160~320万円程度必要になる
  4. その他、病気・ケガになった際の治療費用等も必要になるので要注意!
  5. MOFFMEのペット保険一括比較サービスを一度利用してみるのもおすすめ

猫を飼う費用はいくらかご存知でしょうか?特に一人暮らしで猫を飼いたい方は、初期費用や毎月・年間、生涯でかかる費用が気になりますよね。また餌・ご飯等の維持費の平均や費用の内訳の種類はどうなっているのでしょうか。この記事では猫の飼育に必要な費用を徹底解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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猫を飼うのに必要な費用はどれくらい?節約方法も徹底解説!

猫を飼ってみたいけど

初期費用はどのくらいかかるの?

飼い始めてからかかる費用の

年額や一生にかかるお金は

いくらくらいなのかしら…

上記のような疑問を抱えている方も、きっと多いことでしょう。


猫は10年以上長生きする動物で、飼うのには相応のお金がかかります。


ご飯や医療費などの基礎費用はもちろん、去勢や避妊手術にかかる費用も気になるところですよね。


今回「MOFFME」では、猫を飼うのに必要なお金について徹底解説します。

  • 猫を飼育する際に必要な初期費用や心構えは?
  • 「一月」・「一年」・「一生」毎に必要な飼育費用は?
  • その他必要な費用について解説
  • ペット保険に加入しておくと治療費の負担を抑えられる!
ぜひ、最後までご覧ください。

また、MOFFMEでは「ペット保険のランキング」など様々なコンテンツを紹介しているので、そちらも是非ご覧ください。

猫を飼育する際に必要な初期費用や心構えについて徹底解説!


猫は10年以上長生きする動物。


おうちに迎え入れた日から、そのネコちゃんとは非常に長いお付き合いをすることになります。


もちろん、猫の生活を支えるには餌代やその他備品、医療費などのお金がたくさん必要です。


ここでは、猫を飼うのに必要な初期費用や心構えを紹介します。

  • 猫を飼い始める際に必要な心構えとは?
  • 猫を飼い始める際に必要なもの、初期費用はどれくらい?
以下では、各項目を徹底解説します。

猫を飼い始める際に必要な心構えとは?

猫は愛らしい姿や仕草が人気のペットですが、決して楽に飼える動物だとはいえません。


ネコちゃんと暮らし始める前には、以下の5つの心構えが必要になります。


【猫を飼い始めるのに必要な心構え5つ】

  1. 猫の寿命に最後まで寄り添えるか:猫は寿命が10~20年と長い
  2. ペット可な住宅かどうか:ペット可でも猫不可な住宅もあるので注意!
  3. 経済的に飼育ができるか:餌代やトイレ代、医療費に加え避妊・去勢手術代も必要
  4. しつけをしっかりできるか:猫は好奇心旺盛でしつけをしっかりする必要がある動物
  5. 病気になった際の通院はきちんとできるか:猫はシニア期に腎疾患にかかりやすい
猫に限らず、動物を飼うということはその子の命を預かるという事になります。

飼育する前には「本当に自分は猫と生活できるのか?猫の命を預かる心構えはできているか?」をしっかり確認してください。

家族がいる場合、家族全員の同意があってから猫を家族に迎え入れましょう。

初めて猫を飼う方はぜひ上記を読んで、ネコちゃんを大切な家族の一員として終生愛することができるかを今一度しっかり考えてみてください。

猫を飼い始める際に必要なもの、初期費用はどれくらい?

猫を飼うための初期費用の平均は、以下の通りです。


【キャットフード】

キャットフードにはこれだけで一日に必要な栄養やカロリーを満たせる「総合栄養食」の記載があるものを選びましょう。


フードの平均価格は1.8kgで1,000~3,000円程度ですが、500円程度で買えるものや5,000円以上するものもあります。


【トイレ用品】

猫はトイレトレーニングをすれば、排泄をトイレで行ってくれるので、必ず猫用トイレを用意してあげましょう。

トイレには砂を敷くタイプやシステムトイレなどがあり、価格の相場は1,000~3,000円程度です。

【フードボウルや水入れ】

ご飯や水を入れる容器も、猫を飼う際には必要です。

容器の価格相場は幅広く、100円で購入できるものから1,500円程度の台座付きのものまでさまざまな種類があります。

【爪とぎやブラシ】

ネコちゃんを毎日お手入れする、1,000円程度で購入できるブラシも飼育には必要です。

猫が爪をとぐ爪とぎも、1,000円程度で購入しておきましょう。

【キャリーケース】

動物病院にネコちゃんを連れていくための、キャリーケースも揃えておきましょう。

キャリーケースの価格相場は3,000~10,000円程度です。

【おもちゃ】

ネコちゃんのストレス解消や、運動に必要なおもちゃも飼育開始時に購入しておくのがおすすめです。

猫のおもちゃは100~500円程度で購入できます。

【初期費用の合計目安】

上記の飼育用品をそろえると、猫を飼い始めるために必要な初期費用は平均5,000~17,500円程度だといえます。

これに加え、ワクチンなどのために動物病院を受診すると費用はさらにかさみます。

初期費用としては、余裕をもって30,000円程度を用意しておきたいものです。

「一月」・「一年」・「一生」毎に必要な猫の飼育費用を徹底解説


おうちに猫ちゃんを迎え入れたら、いよいよその子との生活がスタートします。


「猫を飼うにはお金が必要だけど、その金額はどのくらいかかるのかを知りたい…」


という方もいることでしょう。


ここでは、猫を飼うのに必要な費用を3つの区切りに分けて紹介します。

  1. 1ヶ月で必要な費用
  2. 1年で必要な費用
  3. 一生(生涯)で必要な費用
以下では、各項目を徹底解説します。

猫を飼う際に「一月」で必要になる費用はいくらくらい?

猫を飼育するために1ヶ月でかかる費用は、平均して以下の通りです。


【フードやおやつ】

飼育に欠かせないフードやおやつにかかる1匹あたりの平均額は、4,000円程度だといわれています。

【トイレ砂などの日用品】

交換が必要なトイレ砂にもお金がもちろんかかります。


月あたりの平均費用は1,000円程度ですが、まとめ買いをするなどして費用を抑えることが可能です。


【冷暖房などの光熱費】

寒い季節や暑い季節には、ネコちゃんのために冷暖房を使用することもあるでしょう。


特に冷房は熱中症対策として必須になります。


冷暖房の追加費用の平均は、1ヶ月換算で1,200円程度です。


【1ヶ月の飼育費用の総額】


上記要素を踏まえると、飼育に必要な1か月の費用は6,000円程度になるといえます。

しかし、これは健康な成猫の場合であり、疾患を抱えた猫や子猫の場合飼育費用はさらにかかるケースも多いです。

猫を飼う際に「一年」で必要になる費用はいくらくらい?

猫を1年飼育するために必要なお金は、アニコム「年間支出調査2020」では158,680円程度だと報告されています。


「ペットにかける年間支出調査2019」によると、その内訳は以下の通りです。


【フードやおやつ】

毎日の食事やおやつにかける費用の年間平均額は1~3万円が最も多く、3~6万円未満が次いで多いです。

調査では、フード・おやつの年間金額は49,713円だと報告されています。

【トイレ砂などの日用品】

トイレ砂などの備品の年間平均費用の平均値は、調査によると12,118円程度です。

【冷暖房などの光熱費】

光熱費の追加費用の平均は、年間15,183円程度でした。

【ワクチン接種や健康診断の費用】
猫を飼う際には、ワクチン接種や健康診断も必要です。

調査では、12,814円がワクチン接種や健康診断の費用にかかっていると報告されています。

猫を飼う際に「一生(生涯)」で必要になる費用はいくらくらい?

猫は10~20年生きる動物なので、生涯費用の想像がしにくい…と思っている方も多いことでしょう。


「アニコム「年間支出調査2020」によると、猫1匹にかける1年間の飼育費用の相場は158,680円でした。


猫は10~20年生きる動物ですので、生涯にかかる費用は単純計算でも160万円~320万円という高額になることが分かりますね。


ネコちゃん1匹の生涯を支えるには、車を買うとき並の大金が必要なんです!


個体によっては若いうちから持病を抱えたり、重い病気にかかったりしてさらに費用がかかることもあります。


迎え入れるネコちゃんを幸せにするためにも、猫を飼う前には必ず生涯費用を15~20年の間で用意できるかも視野に入れておいてください。

猫を飼う際には他にもお金がかかる!その他必要な費用を徹底解説


猫を飼うのに必要なのは、餌代やトイレ砂などのお世話用品代だけではありません。


ネコちゃんは動物ですので予期せぬ怪我をしたり、病気にかかったりすることもあります。


ここでは、猫を飼うのに必要なその他費用について紹介します。

  • 病気・ケガの際の治療費
  • 去勢・避妊手術の施術費
以下では、各項目を徹底解説します。

①:病気・ケガの際の治療費

急な怪我や病気の際の治療費も、猫を飼育していると発生することがあります。


アニコムの「ペットにかける年間支出調査2019」によると、ネコちゃんの怪我や病気の治療費の平均は年間23,919円でした。


しかし、これはあくまで全体の平均値であり、かかる医療費は非常に個体差が大きいです。


健康なネコちゃんの場合年間費用は安くて済みますし、病気がちな子や持病のある子は医療費が高くなる傾向にあります。


医療費を安く抑えるには、病気や怪我を早期発見・早期治療するのが効果的。


少しでも「様子がおかしいな?」と感じたら、ネコちゃんを早めに動物病院に連れていくことをおすすめします。

②:去勢・避妊手術の施術費

飼育するネコちゃんの子供を望まない場合には、基本的に避妊・去勢手術を行うことになります。


避妊手術は15,000~40,000円、去勢手術は10,000~20,000円程度で受けられます。


避妊・去勢手術の費用は動物病院や猫の体格、健康状態によって大きく異なります。


なお、地域によっては猫の避妊・去勢手術に助成金が出るところも。


猫の避妊・去勢手術を検討している方は、ぜひ自治体のホームページや窓口をチェックしてみてください。

補足:ペット保険に加入しておくと治療費の負担を抑えられる!


猫が病院にかかる時の医療費は、実は人間と違い全額負担になることを、あなたは知っていましたか?


公的健康保険がある人間と違い、猫には加入義務のある保険はありません。


したがって、保険に加入していないネコちゃんの医療費は窓口で全額負担となってしまうのです。


ペット保険に加入しておくと、ネコちゃんにかかる医療費を大きく抑えられます。


特に猫は、歯周病や腎臓病など、長期的な治療が必要な病気にかかりやすい動物。


長期的な出費にも備えるためにも、ペット保険に加入しておくことをおすすめします。

MOFFMEのペット保険一括比較サービスを利用するのもおすすめ

近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較サービスを行っております。


ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!

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まとめ:猫を初めて飼う方は医療費用等、必要なお金に注意!

いかがだったでしょうか。


この記事のまとめは、以下の通りです。

  • 猫を迎える際には寿命や費用、しつけや通院などに関する心構えが必要
  • 猫を飼い始めるために必要な初期費用は平均5,000~17,500円程度
  • 飼育に必要な1か月の費用は6,000円程度
  • 1年間に必要な飼育費用は158,680円程度
  • 生涯にかかる費用は単純計算でも160万円~320万円!
  • 飼育費用のほかに、医療費や避妊・去勢手術の費用もかかる
  • 万が一の時に備え、ペット保険に入っておけば出費は大きく抑えられる
猫を飼うのには飼育用品代や餌代、医療費などたくさんのお金がかかります。

ネコちゃんとの生活をこれからスタートさせようと思っている方は、この記事を参考にぜひキャットライフの収入・支出の計画を立ててみてはいかがでしょうか。

MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!