内容をまとめると
- 犬が鯛を食べても大丈夫!
- 鯛には、ビタミンB1やタウリン等の栄養が豊富に含まれる
- 犬に鯛を与える際は、食中毒等を防ぐため、加熱して与えるのがおすすめ
- また食べやすいよう、骨は取り除いてから与える
- MOFFMEのペット保険一括比較サービスを一度利用してみるのもおすすめ
めで鯛(たい)ことからお祝い事に使われる鯛ですが、実は犬も食べることが可能です。鯛は栄養豊富で、たまにご飯やおやつにアクセントとして追加すると愛犬も喜んでくれると思います。しかし、注意点もあるので、ぜひ最後まで読んで犬に適切に鯛を与えられるようにしましょう。
この記事の目次
目次を閉じる犬も鯛を食べたい?与えるメリットや適切な与え方も解説
鯛と言えばお祝い事には欠かせない食材ですよね!
日本では縁起の良い魚として知られており、お食い初めやお正月など様々な場面で登場するかと思います。
そんなお祝い事の席で愛犬も一緒に鯛を楽しめたらいいのに…と思ったことはありませんか?
実はいくつかの注意点を守れば愛犬に鯛を食べさせる事ができるのです!
今回の「MOFFME」では、犬に鯛を与える事のメリットや上手な与え方について詳しく解説いたします!
- 犬が鯛を食べたらどんなメリットがある?鯛の栄養素について解説
- 鯛のカロリーはどのくらい?犬用レシピもご紹介!
- 鯛を与える際の注意点を知っておこう!
犬は鯛を食べられる!栄養やメリットは?
そうなんです!犬に鯛を与えても大丈夫なんです!
淡白な白身の鯛ですが、どのような栄養が含まれているのでしょうか?
犬にとってメリットがあったら更に嬉しいですよね。
- 鯛を与える際は消化しやすいように湯がいてあげましょう
- 鯛に含まれる栄養素や、その効果について解説!
犬が鯛を食べても大丈夫!湯がいた方が消化にもいい
鯛を使った料理には、お刺身・塩焼き・煮つけなどがありますが調味料が使われている料理は避けましょう。
お醤油や塩が使われていると塩分過多になってしまいますので煮つけはNGです。
塩焼きも塩分が気になりますね。塩がかかっていない身の部分ならOKです。
新鮮な鯛であればお刺身でも大丈夫ですが火が通っていた方が消化しやすいので、塩を使わず生の状態ではない湯がいた鯛の身が一番オススメです。
犬に鯛を与えるメリットは?鯛の栄養素や効果も解説
鯛にはどのような栄養素が含まれているかご存知ですか?
また、鯛に含まれている栄養素は犬にとってどんな効果があるのでしょうか?
せっかく食べさせるのであればメリットがあった方がいいですよね。
味は淡白な鯛ですが、実はとっても栄養豊富なのです!
鯛に含まれる栄養素について解説いたします。
ビタミンB1
糖質のエネルギー代謝を助け、脳や神経機能を正常に保つ働きがあり、血圧や脈拍数の調性もしてくれます。
特に成長期の子犬や妊娠・授乳中の子に必要な栄養素と言われています。
水に溶けやすいので湯がいたあとの茹で汁を与えるといいでしょう。
タウリン
犬は体内でタウリンを生成する力が弱い為、食事で補う必要があります。心筋の収縮には必要不可欠で、タウリンが不足すると拡張型心筋症になりやすいなど心機能にはとても重要な栄養素と言われています。
その他視力・聴力の健康維持や、強い抗酸化作用を持っています。
EPA・DHA
炎症を抑える抗炎症作用を持っています。
血圧を下げ、血中コレステロール濃度が低下し腎臓の機能を保護してくれます。
DHAは特に脳や網膜に関係のある栄養素で認識機能の発達・認知症の予防に効果があります。
その他、ビタミンEやナイアシンなども鯛には含まれています。
鯛のカロリーや適量は?おすすめレシピも紹介!
鯛には犬にとっても必要な栄養素が含まれている事が分かりましたが、愛犬に与える際にもう一つ気になるのがカロリーですよね。
食べ過ぎて肥満にならないよう愛犬のカロリー・体重の管理をする事は飼い主さんので大切な務めです。
また、栄養豊富とは言え、過剰摂取は逆効果となる場合もありますので適量を守りましょう。
- 犬に鯛を与える際の適量ってどのくらい?カロリーも気になる!
- 鯛を使った犬用レシピをご紹介!
鯛のカロリーと摂取目安
鯛は低カロリーのイメージがありませんか?
実際はどうなのか、気になる鯛のカロリーについてお話します!
※100gあたりのカロリー
- 生の鯛…160kcal
- 焼いた鯛…190kcal
市販されている一般的なドッグフードが100gあたり350~400kcalくらいなので、やはり鯛はイメージ通り低カロリーですね。
低カロリーだからといって油断してはいけません。
主食以外に与える副食は、1日の食事量の10%程度にする必要があると言われています。
おやつとして1口2口ほど与えたり、フードのトッピングとして少量に抑えた方がいいでしょう。
鯛を使ったおすすめレシピを紹介!煮汁は水分補給にも最適
前途でもお伝えしていますが、湯がいて火を通すのがオススメです。
ビタミンB1やタウリンは水に溶けやすいため、茹で汁にも栄養がたっぷり含まれています。
水をあまり飲まない子には鯛の風味がついた茹で汁を飲ませてあげれば水分補給にもなります。しっかり冷ましてから与えてくださいね。
では、鯛を使った犬用レシピをご紹介します!
①鯛ジャーキー
- 鯛をお好みの薄さに切る。(薄いほどパリパリのおせんべいのように、少し厚めだとしっとりソフトなジャーキーになります)
- 130℃のオーブンで20~40分焼く
- 冷ましたら完成!
- 2・3種類程のお好みの野菜を小さくカットしておく
- 鯛をしっかり火が通るまで煮る
- 野菜を加え更に煮る
- 冷ましたら完成!そのまま食べても良し、フードにかけても良しです。
犬に鯛を与える際の注意点とは?
今まではメリットについてお話してきましたが、与える際には注意しなければいけない事がいくつかありますのでご紹介いたします。
- 鯛の骨は固い!飲み込んだら危険です。
- お刺身は控えよう。寄生虫がいる可能性も…
- タイノエが心配!?
- 調味料を使っていない料理をあげよう
- 低カロリーで栄養豊富でも食べ過ぎには注意!
- 初めて鯛を食べる子はアレルギー反応に注意!
①:鯛の骨は固いためちゃんと取り除こう
鯛の骨は固くて鋭いので誤食してしまうと危険です。
私達人間の場合は骨に気付いたら自分で取り除けますが、犬達は勢い良く食べるのでそのまま飲み込んでしまうでしょう。
誤食してしまうと口腔内・食道・胃腸等を傷つけてしまいますので必ずすべて取り除いてから与えましょう。
心配な方は、骨が取り除かれて売られているお刺身用の鯛を購入する事をオススメします。
②:刺身など生は控えめで!鮮度が低いとアニサキス等の寄生虫も
生のお刺身も食べる事ができますが、火を通したものよりも消化しにくいのでなるべく控えた方がいいでしょう。
また、鮮度が低いとアニサキス寄生虫が身に潜んでいる可能性があります。
アニサキスは鮮度の落ちた魚の身部分に寄生している事があり、気付かず一緒に食べてしまうと激しい腹痛や嘔吐が引き起こされます。
生の鯛を食べる際は下記の点を注意してください。
- 新鮮な鯛を選び、内臓はすぐに取り除く
- 目視でアニサキスがいないか確認する
- 冷凍か加熱をすれば死滅する
補足:タイノエの心配はない
鯛の口の中に寄生するタイノエとゆう寄生生物はご存知でしょうか?
鯛の口やエラにへばりついて栄養を吸い取りながら生きているんだそうです。
魚は寄生虫に狙われやすいんですね。。
生は怖いなぁと思ってしまいますが、安心してください。
タイノエはアニサキスと違って身の部分には寄生しませんし、人間や犬にも寄生しません。
また、万が一誤って食べてしまったとしても毒性はありません。
③:味付けはしない!塩焼きは避けて祝い鯛は塩分の少ない箇所を
これまで何度もお伝えしていますが、調味料を使用している料理は与えないようにしてください。
煮つけやアクアパッツァは絶対にNGです。
塩焼きや干物、祝い鯛は塩分量が多いので塩分の過剰摂取が心配です。
犬は人間に比べ塩分量をかなり抑える必要があります。
塩分を過剰摂取すると腎臓に負担がかかり腎機能にダメージを与えてしまいます。
ほぐして塩の付いていない身の部分だけを食べさせるようにしましょう。
④:食べすぎに注意
鯛が低カロリーで栄養豊富であっても食べ過ぎは良くありません。
ドッグフードには十分な栄養が含まれていますし、フード以外に追加で食べ物を与えるとカロリーオーバーで肥満になる恐れがあります。
また、鯛に限らず魚に含まれているEPA・DHAに代表される栄養素「多価不飽和脂肪酸」
の過剰摂取によりビタミンEが不足し「黄色脂肪症」になるリスクが高まります。
どんな食材も適量を守りましょう。
⑤:アレルギーがないか確かめる
鯛には毒性がないので食べさせても問題ないのですが、稀にアレルギー反応が起こってしまう子もいます。
初めて食べる際はごく少量を与え、アレルギー反応が出ないか確認しましょう。
アレルギー反応は食べた直後とは限らず、1~2日後に出る事も十分にあり得ます。
数日間観察し体調の変化がなければ次回以降も与えてOKです。
MOFFMEのペット保険一括比較サービスを利用するのもおすすめ
近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ16%程度にしかなりません。
ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。
しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。
もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!
まとめ:めでたい時には愛犬に鯛をあげてみよう!
最後までご覧いただきありがとうございます。
愛犬も大切な家族の一員です。
お祝い事の際には一緒に鯛を楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後に今回の記事のまとめです。
- 鯛は火を通した方が消化しやすい
- 犬にとってもメリットのある栄養が豊富に含まれている
- 鯛は低カロリーだが与える際はフードのトッピング程度に抑えよう
- 茹で汁には栄養が溶け出しているのでオススメ
- 犬用の鯛ジャーキーと鯛と野菜のスープのレシピをご紹介
- 鯛の骨は固くて鋭いので必ず取り除こう
- 鮮度の低いお刺身にはアニサキスが寄生している可能性がある
- 口の中に寄生しているタイノエは身には寄生しない
- 調味料を使って味付けしてはいけない
- 鯛の食べ過ぎは肥満や黄色脂肪症の原因になる
- アレルギー反応が出る可能性があるので初めて食べさせる際は注意する