内容をまとめると
- 犬が焼酎を飲むのは絶対ダメ!
- 犬が焼酎を飲むと、急性アルコール中毒で死に至る恐れがある
- 犬が焼酎を誤飲した場合、出来るだけすぐに動物病院を受診する
- 焼酎以外にも、消毒スプレー等アルコールが含まれるものには要注意!
- MOFFMEのペット保険一括比較サービスを一度利用してみるのがおすすめ
犬に焼酎は危険!犬はアルコールを分解する酵素がない為、飲むと中毒になり初期症状でふらついたり呼吸が速くなり。重症化すると嘔吐、脱水から昏睡状態になる事も。焼酎を少量舐めても内臓に負担はかかり30分で症状が現れる事が多いです。消毒液の誤飲にも注意が必要です。
この記事の目次
目次を閉じる犬が焼酎を飲んだ!危険な症状と対処法を徹底解説
自分が食べている物や飲んでいる物を愛犬に与える人も多くいます。
犬でも食べられる物であればまだ良いですが、犬にとって危険な物だった場合、最悪命を落としてしまうかもしれません。
犬が口にすると危険な物はたくさんありますが、その中でも危険な物のひとつが焼酎やビールなどのアルコールです。
そこで今回「MOFFME」では、
- 焼酎が犬にとって危険な飲み物である2つの理由
- 万が一誤飲してしまった時の対処法
犬が焼酎をちょっとだけ舐めた!2つの危険な理由
ちょっと舐めた程度なら大丈夫、と思っている方も多いはずです。
しかし、実際は焼酎を舐めただけだったとしても体調に異変が現れたり、犬によっては危険な状態になる可能性もあります。
そもそも、焼酎がなぜ犬にとって危険なのかというと、
- 犬は人間のようにアルコールを分解することができない
- 少量だとしてもアルコール中毒になる恐れがある
①:犬はアルコールを分解する酵素を持っていない!
人間がアルコールを摂取すると、まずアルコール脱水素酵素がアルコールを分解し、アセトアルデヒドに変化します。
次に、アセトアルデヒドはアセトアルデヒド脱水素酵素により、最終的には炭酸ガスと水に分解し、無害な状態にしてくれます。
しかし、犬にはアルコールを分解するための酵素が体内に存在しないため、無害化することができません。
舐めただけのわずかな量だとしてもアルコールは体内に吸収されて残り続け、人間でいう酔っ払いの状態になることがあります。
アルコールの危険性を軽く見ている人も多いですが、わずかな量でも心臓や肝臓などの内臓、脳などにも害を及ぼします。
興味本位で与えてみたり、晩酌に付き合ってほしいからと犬に飲ませるようなことは決してしないでください。
②:少量でもアルコール中毒になる可能性がある!
犬によっては酔っぱらうだけではなく、少量の焼酎でもアルコール中毒になる恐れがあります。
特に、超小型犬や小型犬といった、サイズの小さい犬の場合はほんの少しの量でも中毒を起こすことがあるため注意が必要です。
参考までにアルコール度数35%の焼酎の致死量を表で紹介します。
犬の大きさ | 致死量となる焼酎の量 |
---|---|
小型犬(5kg前後) | 約30ml |
中型犬(15kg前後) | 約150ml |
大型犬(20kg以上) | 約450ml |
数字はあくまでも目安で、犬の年齢や持病、元々の体質などによって実際の致死量は犬ごとに変わります。
また、表の数字は中毒になる量ではなく、死亡する恐れのある量です。
中毒になる量は表の数字よりさらに少ないため、犬の大きさに関係なく飲ませる、舐めさせるようなことは避けましょう。
誤飲した場合の症状と対処法を徹底解説!
飼い主が焼酎を与えなくても、ちょっとした隙に愛犬が飲んでしまうこともあります。
そこでここからは、
- ふらつきなどはアルコール中毒の初期症状の可能性
- 重症になると嘔吐や脱水の恐れも!迷わず動物病院へ
呼吸が速くなったりふらつくのは中毒の初期症状かも!
まず、初期のアルコール中毒で見られる症状を紹介します。
- ふらつく、または歩けなくなる
- 呼吸が速くなる
- よだれをたらす
- 吐き気
- 震え
- 興奮する
- 元気がなくなる
嘔吐や脱水し昏睡状態になると重症の危険性!すぐに病院へ
重症と見られるアルコール中毒の症状は次のようなものです。
- 体温の低下
- 起き上がることができない
- 呼吸困難
- 脈が速い
- 嘔吐
- 脱水
- 心肺機能の低下
- 嘔吐物を喉に詰まらせる
- 嘔吐物を誤嚥したことによる肺炎
- 昏睡状態
補足:摂取後30分ほどで中毒症状が現れることが多い!
犬の場合、アルコールが体内に吸収されるスピードがとても早いため、飲んでから30分ほどで中毒症状が出ることがあります。
もちろん、愛犬の大きさや飲んだ焼酎の量などによっても変化します。
ただ、多くの犬がアルコールを飲むことで急激に体調が悪化していますし、最悪の場合は死亡しています。
愛犬も飼い主もこのような怖い思いをしないために、焼酎などのアルコールは決して飲ませないようにしましょう。
どうしても晩酌などに付き合ってほしい場合は、犬用ビールやワインといったものが販売されています。
安心して飲めるようにノンアルコールになっているので、一緒に飲んでいる雰囲気を味わいたい方は買ってみると良いでしょう。
補足:焼酎以外にパン生地やウエットティッシュや消毒液にも注意
アルコールを含むものは焼酎や日本酒などのアルコールだけではありません。
例えば、
- アルコール入りのウェットティッシュ、または除菌シート
- アルコール入りの除菌スプレー
- 消毒液
- 生のパン生地
- アルコール入りのペット用ウェットティッシュ
MOFFMEのペット保険一括比較サービスを利用するのもおすすめ
近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。
ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。
しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。
もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。
MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較サービスを行っております。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!
まとめ:犬に焼酎は絶対ダメ!
今回の記事では、焼酎がどれだけ犬にとって危険な飲み物であるかが伝わったのではないでしょうか?
念のため、忘れないように記事の内容を振り返っておきましょう。
- 犬にはアルコールを分解するための酵素がない
- ほんの少しの量でもアルコール中毒を起こす恐れがある
- アルコール中毒の症状が見られる場合は、すぐに動物病院へ連れて行く
- 焼酎以外のアルコール入り製品や食べ物にも注意する!