猫が餌・おやつにカツオを食べるのは大丈夫でしょうか?カツオは猫が食べれる食べ物ですが、ミネラル豊富で食べ過ぎは尿路結石・腎臓病の原因になり良くないです。また刺身・たたき等生だと寄生虫の恐れもあるので注意が必要です。この記事では猫とカツオを詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じる猫はカツオが好き?スープ等猫用ご飯の手作りレシピも紹介
カツオのたたきをはじめ、人間にとってもお馴染みの魚、カツオ。
キャットフードにはマグロ味と並び、多くのカツオを使った商品も多く、好んで食べている猫も多いのではないでしょうか。
せっかくなら猫と飼い主、一緒にカツオを楽しみたいですよね。
ですが、猫にカツオを与える際、気をつけておきたい点もあります。
そこで今回の「MOFFME」では
- 猫はカツオを食べられる!含まれる栄養素や期待できる効果も解説
- 猫にカツオはどうやって与える?猫用ご飯の作り方も徹底解説!
- 犬にカツオを与える際の注意点は?3つのポイントを徹底解説!
猫はカツオを食べられる!含まれる栄養素や期待できる効果も解説
キャットフードにもカツオ味のものや、カツオの加工品が多くあるように、カツオは猫も食べられる食材のひとつです。
そこで、この項目では
- 猫がカツオを食べるのは大丈夫!
- 猫にカツオを与えるメリットは?含まれる栄養素や効果を解説!
- 鰹節等の加工品やマグロ等の魚も猫は食べられる?
猫がカツオを食べるのは大丈夫!
春の初ガツオ、秋の戻りガツオと、一年を通して2回の旬があるカツオ。
毎年春と秋、カツオの旬を迎えるのを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
私たち日本人の食生活とも深く結びついているカツオ。
キャットフードにもたくさんカツオの商品があるように、もちろん猫も食べることができます。
しかもカツオは、猫の健康面にも嬉しい栄養がある食材です。
ですが、食べ過ぎ注意のなどの気をつけたい注意点も多いので、今回の記事の中でも紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
次の項目では、カツオの栄養素についてご紹介します。
猫にカツオを与えるメリットは?含まれる栄養素や効果を解説!
カツオは高タンパクで栄養満点の魚です。
もちろん猫にも嬉しい栄養素がたくさん含まれています!
代表的な栄養素やその効果をいくつかご紹介します。
たんぱく質
ビタミンB12
補足:鰹節等の加工品やマグロ等の魚も猫は食べられる?
カツオといえば、1年を通して一番お馴染みなのは鰹節なのではないでしょうか。
猫に鰹節を与える場合、人間用の鰹節は与えてはいけません。
人間用のものは、猫にとって塩分が高く、あまり食べすぎると高血圧などの原因になってしまいます。
猫に鰹節を与える場合は、猫用のものが販売されていますので、それを与えるようにしましょう。
また、カツオにならびキャットフードの魚味の中で多いのがマグロ。
もちろんマグロも猫が食べることができます。
ですが、カツオ同様気をつけなければいけないことも多いため、与える場合は注意が必要です。
猫にカツオはどうやって与える?猫用ご飯の作り方も徹底解説!
これまでカツオが猫のにもたらす嬉しい効果についてご紹介してきました。
では実際に猫にカツオを与える際、どうやって与えるのがベストなのでしょうか?
そこでこの項目では
- 猫にカツオはどうやって与える?上手な与え方、頻度・量を解説!
- 猫用の、カツオを使った手作りご飯のレシピを紹介!
- カツオ入りのキャットフードや猫用缶詰もおすすめ!
猫にカツオはどうやって与える?上手な与え方、頻度・量を解説!
猫にカツオを与える際、どれぐらいの頻度や量を与えるのがいいのでしょうか?
人間が普通に食べる量でも、小さな体の猫には量が多いかな?と、なんとなくは感じるかと思いますが、実際にどれぐらいが適量なのか、わからない方が多いと思います。
後述しますが、カツオは猫が食べ過ぎてしまうと、病気の原因になることもあります。
また、あまり味が濃い魚を与えると、普段の総合栄養食を食べてくれなくなってしまう恐れも。
猫にカツオを与える場合は、特別な時のおやつ程度に留めるようにしましょう。
具体的には、月に1回ほどの頻度で、カツオのたたき言えば一切れの半分程度の量に留め、加熱して与えるようにしましょう。
猫用の、カツオを使った手作りご飯のレシピを紹介!
ここでは、カツオを使った猫ちゃん用のレシピをご紹介します。
①簡単!トッピング用・カツオのボイル
- カツオ
- カツオを猫の一口サイズの角切りにします。
- お湯を沸かした鍋で、カツオに火が通るまで茹でます。
- カツオに完全に火が通ったら、カツオをお湯から出します。
- 人肌まで冷ましたら、普段のフードにトッピングして完成です。
- カツオ
- かぶ
- にんじん
- ごぼう
- かぶの葉
- ちんげん菜
- 材料をそれぞれ猫の一口サイズに切ります。
- 水150ccを鍋で沸かし、かぶ、にんじん、ごぼうを茹でます。
- 2の材料が柔らかくなったら、カツオを入れて茹でます。
- カツオに完全に火が通ったら、葉物を入れて、火が通ったら火から下ろします。
- 人肌まで冷めたら完成です。トッピングで猫用の鰹節をふりかけてもOK!
補足:カツオ入りのキャットフードや猫用缶詰もおすすめ!
猫にカツオを与える場合、後述しますが注意しなくてはならない点も多々あります。
人間が食べているものをそのまま与えられれば楽ですが、そういうわけにもいきません。
一度カツオの味を覚えてしまうと、毎日のように食べたがる猫ちゃんもいると思います。
その場合は、猫用のカツオ入りキャットフードや、猫用缶詰、猫用おやつなどもオススメです。
猫用に作られているフードは、栄養バランスを考えて作られていますので安心して与えることができます。
普段の総合栄養食とのバランスを見ながら、猫用に作られた、カツオ入りのフードを併用して、愛猫に食事を楽しんでもらいましょう。
犬にカツオを与える際の注意点は?3つのポイントを徹底解説!
カツオは猫が食べられる食材のひとつですが、人間が食べているものをそのまま与えるようなことはしてはいけません。
人間と同じ食べ方をすることで、猫の体に悪影響を与えてしまう場合もあります。
そこでこの項目では、猫にカツオを与える時に注意したい
- 初めて与える際は、下痢や吐く等のアレルギー症状に注意!
- 生で与えてはダメ!必ず茹でる等加熱してから与えよう
- 食べ過ぎ注意!黄色脂肪症という病気になる恐れがある!
①:初めて与える際は、下痢や吐く等のアレルギー症状に注意!
人間にはカツオのアレルギーがあるとあまり聞いたことがないかもしれません。
猫が食物アレルギーになる原因は、たんぱく質が原因のこともあります。
ですので、たんぱく質が豊富なカツオでアレルギー症状が発症する引き金になってしまう場合もありえます。
猫がカツオで食物アレルギーを発症した場合
- 嘔吐
- 皮膚の痒み
- 下痢
②:生で与えてはダメ!必ず茹でる等加熱してから与えよう
猫にカツオを与える場合、必ず加熱したものを与えるようにしましょう。
生やたたきの状態で与えるのはNGです。
アニサキス寄生虫
生の魚にはアニサキスという寄生虫が寄生している可能性があります。
このアニサキスが生きたままカツオと一緒に食べてしまうと、激しい腹痛や嘔吐、下痢などの食中毒症状を引き起こしてしまいます。
アニサキスはしっかり加熱すれば死滅します。
チアミン(ビタミンB1)欠乏症
ヒスタミン中毒
カツオに表れるヒスタミンという成分を摂取しすぎると、下痢や嘔吐、蕁麻疹といった症状を引き起こす、ヒスタミン中毒になってしまう可能性もあります。ヒスタミンは、カツオを常温で放置したり、鮮度が落ちたカツオなどで、ヒスタミンという成分が発生します。
ヒスタミンは、加熱してもなくなりません。
ですので、ヒスタミン中毒を回避するためには、新鮮なカツオを鮮度が落ちる前に加熱処理することです。
③:食べ過ぎ注意!黄色脂肪症という病気になる恐れがある!
猫がカツオを食べる場合、食べ過ぎには注意してください。
カツオの食べ過ぎにより、黄色脂肪症という病気の原因になってしまうことがあるからです。
主に青魚に含まれる不飽和脂肪酸は、大量に摂取すると脂肪を酸化させる効果があります。
体内の脂肪が酸化すると、元々白かった脂肪が、黄色に変色します。
このため「黄色脂肪症」と呼ばれています。
黄色脂肪症になると
- 皮下脂肪のしこり
- しこりの発熱
- 痛みのため、しこりを触られるのを嫌がる
- 歩行異常
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まとめ:猫がカツオを食べるのは大丈夫!ただし食べ過ぎは危険!
今回は、猫がカツオを食べるメリットや、食べ方、注意点などをご紹介してきました。
ポイントは
- 猫はカツオを食べられる
- カツオには猫に嬉しい栄養素がたくさん!
- 猫にカツオを与えるときは、特別な時、月一回程度に
- カツオを使った猫用のフードもおすすめ!
- 猫にカツオを与える場合は必ず加熱する
- 食べ過ぎはさまざまな病気の原因になるので、量や頻度を守って与える