内容をまとめると
- 犬に鶏肉を与えても問題ない
- 低カロリー、高タンパク質で健康に良い
- 主食がドックフードの場合、毎日与える必要はない
- 与え方やアレルギーに注意
- ペットの医療費は保険適用されないので、もしもの時に備えてペット保険に加入しておくと安心
鶏肉はたんぱく質などが豊富でおやつにもよく使われます。しかし、犬が鶏肉を食べる際には注意点もあり、焼く、茹でる等どのように調理すればいいか、どの部位なら食べられるのか、骨や皮は食べられるかなど、気になることが多いと思います。今回は犬と鶏肉について解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬に鶏肉はダメ?与える際の注意点やメリットも解説!
クリスマスのメインやサラダなどに添えられる鶏肉はよく食べられる食材の1つです。
鶏肉はむね肉やささみなど、高たんぱく質でヘルシーなのでダイエットや健康のために食べる方も多いと思います。
そんなヘルシーな鶏肉は犬も食べることが出来ます。鶏肉は犬にとっても栄養がありますが、もちろん注意して頂くこともいくつかあります。
今回「MOFFME」では
- 犬は鶏肉を食べても大丈夫!栄養素や与えるメリットは?
- 毎日鶏肉を食べても大丈夫?適切な量を犬の大きさごとに解説!
- 鶏肉を与える際に注意すべき点とは
- どの部位ならば大丈夫?骨や皮も食べられる?
について徹底解説していきます。
またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください!
犬は鶏肉を食べても大丈夫!栄養素や与えるメリットは?
モデル:ルーク
たくさんの人から愛される鶏肉は栄養価が高いため、犬も食べることができるのでしょうか?
鶏肉は犬も食べることが可能です。しかし、鶏肉は犬にとってどのような栄養があるか気になりますよね。
こちらの項目では
- 犬に鶏肉を与えても大丈夫!
- 鶏肉に含まれる栄養分
- 低カロリーで健康・筋肉の維持にも最適!
犬に鶏肉を与えても大丈夫!
シチューやお鍋、そぼろ丼など、たくさんの料理に大活躍する鶏肉。そんな鶏肉は犬も食べることが出来るのでしょうか?
健康で鶏肉アレルギーなどを持たない犬であれば、鶏肉を食べることが出来ます。
鶏肉は高たんぱく質でヘルシーなお肉なので、ドッグフードの原料や犬用のおやつとしても扱われています。
そのため、比較的に安心して与えて問題がない食材と言えます。
鶏肉に含まれる栄養分
犬に鶏肉を与えることにより、どのようなメリットがあるのでしょうか?
- たんぱく質
- 必須アミノ酸
- ビタミンA
- イミダペプチド
- ナイアシン
低カロリーで健康・筋肉の維持にも最適!
肉食に近い雑食性である犬はたんぱく質がとても大事なエネルギー源となります。
たんぱく質は被毛や皮膚などの健康維持、筋肉の維持する働きがあります。そのため、シニア犬やパピー犬、成犬の犬など、どの犬にとってもたんぱく質は必要な栄養源となります。
また、鶏肉は部位によりますが、他の肉と比較すると低カロリーの食材です。もも肉や皮は脂質が多いため、主にむね肉かささみを与えるようにしましょう。
比較表をご参考ください。
部位 | 脂質(g) |
---|---|
ささみ | 0.8 |
むね肉 | 5.6 |
もも肉 | 14.2 |
皮 | 48.1 |
鶏肉の中で圧倒的に脂質が少ない部位はささみとなります。もし、スーパーにささみが無ければむね肉でも良いかと思われます。
牛と豚を犬に与えても問題はありませんが、脂質が多かったりするので、肥満に繋がりやすくなるため、頻繁に与えることは避けた方が良いでしょう。
毎日鶏肉を食べても大丈夫?適切な量を犬の大きさごとに解説!
モデル:ルーク
犬にとって鶏肉はとても栄養価の高い食材であることが分かりましたが、どのようにして鶏肉を与えればいいのでしょうか?
間違った鶏肉の与え方は逆効果になり、体に悪影響が起こる可能性があります。
そのため、この項目では
- 犬が毎日鶏肉を食べても大丈夫?
- 1日の鶏肉の適量は?食べ過ぎはよくない!
- 鶏肉を使ったおすすめレシピを紹介!
についてご紹介します。
犬が毎日鶏肉を食べても大丈夫?
鶏肉は高たんぱく質であるため、毎日食べて問題はありませんが、犬の主食がドッグフードであれば、鶏肉を毎日食べる必要はありません。
何故なら、総合栄養食表記のあるドッグフードは栄養がバランスよく入っており、犬に必要なたんぱく質も十分に含まれているからです。
犬の主食がドッグフードではなく手作りご飯であれば、鶏肉を毎日入れて問題はありませんが、量には気を付ける必要があります。
犬にとって健康的なバランスの良い比率の食事は、専門家によって見解が異なるものの、肉や魚の動物性タンパク質50%、野菜類や果物、その他の原材料で50%程度です。
この比率を目安に鶏肉を与えてみてはいかがでしょうか。
1日の鶏肉の適量は?食べ過ぎはよくない!
高たんぱく質でヘルシーな鶏肉も犬の個体差によって与える量は変わってきます。食べ過ぎは消化不良を起こしたり、下痢や嘔吐の原因となります。
そのため、犬の個体差にあった量を与えるようにしましょう。
超小型犬(4㎏未満)
マルチーズやチワワ、ヨークシャテリアなどの犬種となります。
こちらは1日、50g程度を目安に与えるようにしましょう。
小型犬(10㎏以下)
柴犬や、ミニチュアダックスフンド、パグなどの犬種となります。
こちらは1日、150g程度を目安に与えるようにしましょう。
中型犬(25㎏未満)
フレンチブルドッグやブルドッグ、ボーダーコリーなどの犬種となります。
こちらは1日、250g程度を目安に与えるようにしましょう。
大型犬(25㎏以上)
レトリーバーやドーベルマン、ボクサーなどの犬種となります。
こちらは1日、500g程度を目安に与えるようにしましょう。
犬の食事では肉類を50%を与えることが理想的であります。以上に記載した適量はあくまで参考として頂き、自身の犬にあった量を与えるようにしてください。
鶏肉を使ったおすすめレシピを紹介!
鶏肉を使ったレシピをいくつかご紹介します。
①ピラフ風チキンご飯(150g)
材料
- 鶏むね肉 30g
- にんじん 10g
- ピーマン・マッシュルーム 各5g
- ご飯 100g
- 無塩バター 5g
作り方
- 鶏肉は1㎝角又は犬の口にあったサイズに切る。
- にんじん、ピーマン、マッシュルームはみじん切りにする。
- フライパンに火をかけて熱し、1と2を入れて炒める。
- 全体に火が通ったらご飯とバターを加えてよく炒める。
材料
- 手羽元 300g
作り方
- 鍋に手羽元と水1.5Lを入れて中火にかける。鶏の骨は縦に裂けて危険ですので、与える時は手羽元の骨は与えないようにしましょう。
- 沸騰したらあくを取り、弱火で20分煮込む。
- ざる等でこしたら出来上がり。
- チキンブイヨン風スープ 120ml
- 鶏肉 30g
- かぶ・にんじん・かぼちゃ・じゃがいも・さつまいも 各10g
- かぶの葉 3g
- かぶの葉以外の野菜と鶏肉を1㎝角又は犬の口にあったサイズに切る。
- かぶの葉は細かく刻む。
- 鍋にかぶの葉以外の材料とチキンブイヨン風スープを入れて中火にかける。
- 沸騰したら、途中であくを取り、かぶの葉を入れて弱火で5分、火が通るまで煮込む。
鶏肉を与える際に注意すべき点とは
モデル:ルーク
犬の適切な鶏肉の量や鶏肉を使ったレシピを紹介しましたが、鶏肉には更に注意する点がいくつかあります。
飼い主様が鶏肉に対して間違った鶏肉の与え方をすると、体調不良になる可能性があります。
そのため、この項目では、
- 生はダメ!大腸菌やサルモネラ菌、カンピロバクターの危険!
- アレルギー持ちや腎臓に問題のある子には気を付けて
- フライドチキン等、人間用の加工食品は与えてはダメ!
- 骨は絶対ダメ!必ず取り除きましょう!
について詳しくご紹介します。
①:生はダメ!大腸菌やサルモネラ菌、カンピロバクターの危険!
鶏肉を犬に与える場合は、茹でるなど必ず火を通してから与えるようにしてください。
決して生で与えてはいけません。
生の鶏肉には大腸菌やサルモネラ菌、カンピロバクターと言った菌が付着している恐れがあります。生で食べた場合、感染症にかかり、下痢や嘔吐など体に悪影響が起こります。
特にカンピロバクターは高確率で生の鶏肉に潜んでいるため注意しましょう。
鶏肉に限った話ではありませんが、牛や豚を与える場合も必ず加熱してください。菌は熱で滅菌することが可能です。鶏肉の中心部を75°で1分以上加熱すれば死滅ができます。
また、腐った鶏肉も与えないでください。
②:アレルギー持ちや腎臓に問題のある子には気を付けて
初めて鶏肉を与える場合は、少量の鶏肉を与えて様子を見るようにしましょう。また、鶏肉のアレルギーを持つ犬には鶏肉を控えるようにしてください。
鶏肉のアレルギーが発生した場合、下痢や嘔吐、目の充血や皮膚をかくといった症状が現れます。
鶏のアレルギーは先天性と後天性があるため、油断しないよう注意深く犬を観察してください。
また、鶏肉のささみやむね肉にはリンと呼ばれる成分が含まれています。
リンを過剰摂取すると尿毒症や腎不全などに繋がるため、腎臓の病気を患う犬には鶏肉を与えないようにしてください。
そのため、腎臓の病気を患う犬に鶏肉を与えたい場合は、動物病院へ必ず相談しましょう。
③:フライドチキン等、人間用の加工食品は与えてはダメ!
犬に鶏肉を与える場合、フライドチキンなど人間が食べる加工食品は絶対に与えてはいけません。
人間の加工食品には、塩や砂糖、香辛料などが味付けされています。そのため、人間用の加工食品を犬が食べた場合、塩分過多や肥満、病気などに繋がる可能性が高いです。
中にはナツメグやにんにく、玉ねぎなどの調味料が味付けされていることもあるため、中毒を起こし、犬の命に関わる可能性があります。
そのため、犬が人間用の加工食品を間違って食べてしまった場合は動物病院へ連れて行くようにしましょう。
④:骨は絶対ダメ!必ず取り除きましょう!
鶏の骨は、他の動物の骨と異なり縦に裂ける性質を持っています。
喉や器官を中心とした消化器官に刺さったりする危険性があるため、絶対に与えないようにしましょう。
どの部位ならば大丈夫?骨や皮も食べられる?
モデル;ルーク
健康な犬であれば鶏肉を食べても問題がないことが分かりましたが、鶏肉にはいろんな部位があります。
どの部位であれば犬は食べることが出来るのでしょうか?
そこでこの項目では
- 食べられる部位とは
- 皮は食べても大丈夫!ただし油はしっかり落とそう!
についてご紹介します。
犬がお家で美味しく安全に食べるためにも、参考して頂ければ幸いです。
食べられる部位とは
また、鶏の骨は犬に与えないようにしてください。
鶏の骨を食べると喉に刺さったり、内臓を傷つける恐れがあります。場合によっては腸で詰まって腸閉塞を患うこともあります。
その場合は手術となるため、普段から鶏の骨はあげないようにしましょう。
皮は食べても大丈夫!ただし油はしっかり落とそう!
犬は鶏肉の皮を食べることが出来ますが、皮には脂質や油が多く含まれています。カロリーはささみの5倍と言われています。
また、皮を犬に皮を与え続けると肥満や糖尿病、心疾患を患う可能性があります。
そのため、犬に皮を与えたい場合は、沸騰している鍋に鶏の皮を入れて油を落とすようにしてください。
皮を炒めた場合、油が鶏肉に浸み込むため、結果的に油やカロリーを落とすことができません。
お湯で火を通し、油をしっかり落とすことで皮のカロリーは少し減ります。ただし、それでも多く与えないよう注意してください。
または、皮を除いた鶏肉を与えても良いかと思われます。
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近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。
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しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。
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まとめ:適切に鶏肉を与えて愛犬と健康に過ごそう!
犬と鶏肉についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
今回の記事では
- 犬は鶏肉を食べることが出来る。
- 鶏肉にはたんぱく質や必須アミノ酸などの栄養が豊富。
- 鶏肉を与える際は茹でる・焼くなどで必ず加熱すること。生で与えると感染症を起こす可能性がある。
- 鶏肉はささみやむね肉が適している。
- 鶏肉の骨は刺さるため、与えないようにする。
- 人間が食べる鶏肉の加工品は、犬が食べてはいけない調味料が含まれていることがあるため、決して与えない。
について徹底解説しました。
私たちが普段食べている鶏肉ですが、犬に与える場合は注意することがたくさんあります。
鶏肉が大好きな犬は多いです。そのため、可愛い顔しておねだりすることが上手ですが、与えすぎに注意しましょう。鶏肉は適量で与えるよう心掛けてください。
愛犬と一緒に健康で楽しい毎日を送るために、鶏肉を使ったご飯を作ってみてはいかがですか?
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