内容をまとめると
- 猫に胡椒を与えてはいけない
- 消化管に大きな負担を与え死んでしまうことも
- 誤食してしまった場合、焦らず動物病院に連れて行く
- 猫の治療費用は全額自己負担になるため、万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ
猫が胡椒を食べるのは大丈夫でしょうか?猫が胡椒を食べた・舐めた場合、中毒症状が出る恐れがあり危険です。また胡椒以外にもわさびや唐辛子等の香辛料も害なので与えてはダメです。では猫が胡椒を食べた際の対処法も気になりますよね。この記事では猫と胡椒について解説します。
この記事の目次
目次を閉じる猫は胡椒を食べていい?猫に香辛料を与えて良いのか徹底解説!
料理にピリッとしたスパイシーな味付けがほしいとき、わたしたちは胡椒を使いますよね。
ネコちゃんはこの胡椒を、食べることができるのか気になる方もいることでしょう。
実は胡椒はネコちゃんにとって、非常に危険な食材!絶対に食べさせてはいけないのです。
そこで今回「MOFFME」では、猫が胡椒をなぜ食べられないのかを徹底解説します。
- 猫は胡椒を食べられない理由
- 胡椒の危険性や中毒症状
- 猫が胡椒を食べたときの対処法
- 胡椒を使ったネコ避けの方法について
猫が胡椒を食べるのはダメ!胡椒の危険性、中毒症状を解説!
スパイスの1種である胡椒を猫に与えては、絶対にいけません。
ここでは、猫が胡椒を食べられない理由を徹底解説します。
- 猫が胡椒を食べてはいけない理由
- 胡椒を猫が食べると現れる症状や中毒
- 胡椒以外の食べられない香辛料
猫が胡椒を食べるのは危険!胡椒の危険性を徹底解説!
胡椒を含むスパイス(香辛料)は、わたしたち人間にとっては魅力的な食材ですよね。
ピリッとした刺激が好きで、料理についついたくさん使ってしまう人も多いことでしょう。
人間にとって心地よい刺激をもつ胡椒ですが、その刺激は身体の小さな猫にとっては強すぎます。
猫が胡椒を食べると刺激がストレスになるだけではなく、内臓の炎症や疾患も引き起こされます。
特に体の小さな子猫が胡椒を食べると、中毒症状を起こして死んでしまうケースもあるのです。
刺激物である胡椒を猫は好みませんが、ソーセージなどの加工食品を食べてしまい中毒症状を引き起こす例もあります。
よって、胡椒を含む食品をネコちゃんがいる部屋で食べるのは避けた方が良いでしょう。
猫が胡椒を食べたらどうなる?中毒症状を詳しく紹介!
ネコがもし胡椒を食べてしまうと、消化管に非常に大きな負担がかかり以下のような症状が引き起こされます。
- 下痢
- 胃腸炎
- 内臓障害 など
補足:胡椒以外にわさびやタバスコ等の香辛料も食べちゃダメ?
そう思っている飼い主さんもいることでしょう。
わさびや唐辛子、タバスコなどの香辛料を猫に与えるのは、原則としてNGです。
猫が誤って香辛料を舐めてしまうと、以下のような症状が現れます。
- 嘔吐や下痢
- 貧血
- 血尿
- 不整脈
- 食欲不振
- 内臓障害
- 呼吸困難
- けいれん など
猫が胡椒を食べてしまった!誤食の対処法を徹底解説!
猫にとって胡椒はとても危険な食べ物ですが、食べてしまうとどうなるのでしょうか。
ここでは、猫が胡椒を食べた際の対処法を紹介します。
- 少量ならまずは様子を見よう
- 体調が悪ければ動物病院をすぐ受診しよう
猫が胡椒を食べてしまった!少量ならまずは様子を見よう
胡椒を食べてしまったネコちゃんが成猫で、食べた量が少量ならまずは落ち着いて様子を見ましょう。
具合が悪そうではなく、食欲や排泄などの状態が悪くないようならば動物病院に行かなくても済むこともあります。
しかし、胡椒を食べてから数時間後に、胃腸炎や嘔吐下痢などの症状が出るケースも珍しくありません。
誤食した日は必ずしっかり様子を見るようにし、異変が起きたらすぐに動物病院に連れていけるよう準備を整えておきましょう。
猫が胡椒を誤食した後、体調が悪ければすぐに動物病院を受診!
胡椒を誤って食べた猫の様子がおかしい場合や、食べた猫がシニアや子猫の場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。
その際には、以下の項目をメモしておくと診察がスムーズになります。
- 胡椒を食べた量や時間
- 食べた猫の内臓疾患の有無
- 症状の有無
- 症状があるならば、詳しい症状
補足:胡椒を使って猫よけができる?猫対策について徹底解説!
猫にとって胡椒は危険な食品ですが、これを利用すると野良猫を家に近寄らせない猫よけを作ることができます。
胡椒はそもそも猫の嫌いな食品のひとつであり、好んで食べるネコちゃんはほとんどいないからです。
ここでは、胡椒を使った猫よけについて徹底解説します。
- 胡椒を使って猫避けができるのは本当?
- 胡椒以外の猫避けの方法とは?猫対策について徹底解説!
胡椒を使って猫避けができるのは本当?
コショウ、カレー粉等の香辛料を好んで食べる猫はほとんどいません。
その理由は、香辛料に独特の刺激的なニオイがあるから。
人間にとっては非常に良い香りだと感じる香辛料ですが、これは猫にとっては非常に不快な香りだそうです。
人間でさえ強いと感じる胡椒のスパイシーな香りは、鼻の良い猫にとっては何倍も強く感じられています。
そのため、香辛料の香りがすると逃げていくネコちゃんは非常に多いのです。
猫よけに胡椒を使う際には、野良猫の内臓に害が及ばないよう少量を通り道やフンにまくのがおすすめ。
嫌いなニオイが自分の縄張りについていると、野良猫は逃げていく確率が高いです。
胡椒以外の猫避けの方法とは?猫対策について徹底解説!
胡椒以外の香辛料をまいても、猫よけをすることはできます。
特に刺激が強い唐辛子や、香りのしっかりしているカレー粉は猫の忌避剤としておすすめだといえるでしょう。
ほかにも、以下のようなものはまくと猫よけ効果が期待できます。
- 木酢液
- 食用の酢
- 米のとぎ汁
- コーヒーやお茶のカス
- にんにく
- 柑橘の皮
- ハーブ
- 重曹
- タバコの吸い殻
- 漂白剤 など
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まとめ:猫が胡椒を食べるのは危険!好きでも与えてはダメ!
いかがだったでしょうか。
この記事のまとめは、以下の通りです。
- 猫に胡椒はほんの少しでもNG
- もし食べてしまうと刺激による胃や腸の炎症が起こり、胃腸炎や下痢、内臓障害を引き起こす
- 香辛料全般は猫に与えてはいけない食品
- 健康な成猫で症状がない場合は、まず落ち着いて様子を見よう
- 症状がある場合や子猫、シニア猫の場合はすぐに動物病院へ
- 猫は胡椒の強い香りが嫌いなので、これを利用して猫よけができる