猫がそのまま昆布を食べたとしても大丈夫でしょうか?猫は昆布を食べれるのですが、食べ過ぎはヨウ素過剰症や腎臓病・尿路結石の原因になり危険です。またおしゃぶり昆布やとろろ昆布、出汁等の加工品も食べれるのか気になりますよね。この記事では猫と昆布について解説します。
この記事の目次
目次を閉じる猫は昆布を食べていい?上手な与え方や注意点も徹底解説!
出汁に使ったり、おでんの具に入っていてうまみのある昆布。
皆さん、猫は昆布を食べても大丈夫だと思いますか?
今回「MOFFME」では
- 猫は昆布を食べることができる!昆布の栄養や得られる効果について
- 昆布の上手な与え方は?あげる頻度や適切な量とは
- 昆布を食べる時の注意するべき点とは?ポイント3つ
について解説します。
猫は、昆布を食べても大丈夫なようです。
調理法によって色々な楽しみ方ができる食材ですが、猫にとって適切な量や与え方はどんな方法でしょうか。
与え方を間違えると、体調不良の原因になってしまうこともあります。
注意点などを良く調べてから与えるようにしましょう。
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猫は昆布を食べられる!含まれる栄養素やその効果も徹底解説!
昆布は日本食に欠かせない材料ですが、どんな栄養が含まれているかご存じですか。
また、猫が昆布を食べることで良い効果は生まれるのでしょうか。
ここでは
- 猫に昆布を与えても大丈夫!
- 猫が昆布を食べることのメリットはある?栄養素や効果
- 補足:とろろ昆布や出汁など昆布の加工品について
猫が昆布を食べるのは大丈夫!
猫が昆布というイメージはあまり結びつかないかもしれません。
しかし実は、猫が昆布を食べることは基本的に問題ありません。
昆布は豊富な栄養を含んでるため、猫への健康効果も期待できます。
キャットフードに昆布成分が入っていることもあるのです。
昆布のうまみは、猫にも人にも共通なのかもしれません。
それでも、多く摂取しすぎたり毎日のように与えてはダメです。
あくまでもトッピング程度に考え、適量を与えることが前提になります。
猫に昆布を与えるメリットは?含まれる栄養素やその効果を解説!
昆布には、海藻ならではの豊富な栄養素が含まれています。
猫にとって、昆布の栄養はプラスに働いてくれるのでしょうか。
ご存じの方も多いと思いますが、昆布には「食物繊維」を多く含んでいます。
海藻の食物繊維は水溶性で、便秘解消や良好な腸内環境の維持に役立ちます。
また、昆布にはカルシウムやカリウムを含む「ミネラル」が含有されています。
骨の形成を助けてくれるカルシウムや、体内の無駄な塩分を排出し血圧の上昇を抑えるカリウムは猫にもうれしい成分です。
あまり聞きなれない成分ですが、「ビタミンK」も昆布の代表的な昆布の成分です。
この成分の主な働きは血液の凝固ですが、カルシウムやコラーゲンにも作用し体の強化にも一役買ってくれます。
最後は、昆布のうまみの素になっている「グルタミン酸」です。
グルタミン酸は利尿作用・血圧の上昇を抑えるなどカリウムと似た効果が得られます。
実はこのグルタミン酸は、昆布のぬめりの素でもあります。
補足:とろろ昆布や出汁等、昆布の加工品も猫は食べられる?
料理の出汁やとろろ昆布などの加工品に多く使われている昆布ですが、加工品は猫に与えてもよいのでしょうか。
猫に与える時の基本は、素材そのものであればOKということです。
そのため、ダメなものと良いものを見分ける時は昆布以外のものが入っているかどうかで判断しましょう。
出汁は無塩の物であれば大丈夫ですが、市販のものはほとんどが添加物を入れているので自宅で煮だして使うと良いでしょう。
とろろ昆布に関しては、成分表示を見てはちみつが入っている場合は注意です。
はちみつには、ボツリヌス菌という中毒を起こす可能性のある菌が含まれていることあるためです。
中毒を起こさないためにも、とろろ昆布は与えないほうが無難でしょう。
猫に昆布はどうやって与える?上手な与え方、頻度・量を解説!
人間用に調理するとき昆布は色々な使い方をされます。
猫が昆布を安全に食べやすいのはどんな調理法でしょうか。
ここからは
- 昆布を猫にあげる時の方法は?いつものフードにトッピング
- 猫にとって適切な昆布の量や頻度はどれくらい?
についてご紹介していきます。
昆布はうまみもあって、栄養もある頼もしい食材です。
猫によって好き嫌いはあるかもしれませんが、好んで食べてくれるようであればチャレンジしてみると良いかもしれません。
猫の上手な昆布の与え方とは?フードにトッピングしよう!
市販されている味付きの柔らかい昆布は、塩分が高く猫に与えることができません。
では、自宅で猫に昆布をあげる時はどういった与え方が適切なのでしょうか。
まず、昆布は乾燥状態で売っていることが多いため柔らかくしましょう。
硬い乾燥昆布をそのまま与えると、口内や消化器を傷つけてしまい危険です。
また、大きい形で売られているため柔らかくした後に細かく刻んであげると食べやすくなります。
切り昆布という、細かくて便利なものもあるので無塩であれば活用しましょう。
細かくした昆布はいつものフードにトッピングしてもOKですし、そのまま少量与えても大丈夫です。
手作りのフードであれば、出汁で煮てあげてもおいしく食べることができます。
猫に昆布を与える際の適切な頻度、適量はどれくらい?
猫にとっても体に良い栄養がたくさん入っていると聞くと、ついついたくさん与えたくなってしまうかもしれません。
しかし、ちゃんと健康効果を得るためには適切な量を与えることがとても重要です。
昆布の食物繊維やカリウムは摂りすぎると悪影響にもなり得る成分です。
機能が低下しているリスクのある、幼猫や老猫などには無理に与えないほうが安全です。
健康な成猫では、一日に一つまみ程度の少量をトッピングか出汁でも一日に一食に抑えましょう。
また、昆布の出汁で手作りフードを作ってあげる場合にはささみなどの害のない食材で作るように注意が必要です。
他の食材を煮た後の出汁を使うと、ネコに有害な食材が含まれていることもあるのでおすすめできません。
猫に昆布を与える際の注意点は?3つのポイントを徹底解説!
昆布は猫でも安全に食べることが可能な食材ですが、注意したほうが良い点もあります。
ここからは
- 初めて昆布を与える時は注意!アレルギーによる下痢など
- 過剰摂取はNG!消化不良や甲状腺異常の原因になることも
- 昆布の塩分に注意!味付けをしたものは与えてはダメ
①:初めて与える際は、念の為下痢等のアレルギー症状に注意!
昆布は、中毒もなくアレルギーの確立も比較的低いです。
しかし、初めての食材を口にする場合は念のためアレルギー症状が出てこないか観察する必要があります。
アレルギーに対する対策としては、最初に与える時は一口からにすること。
また食べた後はしばらく様子をみておき、症状がみられた時にはすぐに病院に行けるように準備しておくことがあります。
昆布でアレルギーを起こした場合に起こる症状は、下痢や嘔吐などですので注意しておきましょう。
②:食べ過ぎ注意!消化不良や甲状腺異常等になる恐れがある!
先ほどもご紹介した通り、昆布には豊富な食物繊維が含まれています。
先ほどもご紹介した通り、食物繊維は便秘解消などに役立ちます。
その一方で、食べ過ぎると消化不良や下痢の原因にもなります。
また、昆布には「ヨウ素」という成分が海藻の中でも特に豊富に含有されています。
ヨウ素は普段、体の代謝を助ける働きをしている重要な栄養素です。
しかし過剰に摂取してしまったり、逆に体からなくなってしまうと状況は変わります。
甲状腺に異常がおき、深刻な病気の原因になりますので摂りすぎは危険なのです。
食物繊維も、ヨウ素も、適度な量を摂取すれば問題のない成分です。
くれぐれも、食べ過ぎには気を付けて与え方を考えるようにしましょう。
③:塩分過多に注意!体に悪いので、与える際は味付けしてはダメ
とろろ昆布などの加工品について先ほどご紹介しましたが、佃煮や煮物などその他の加工品はどうでしょうか。
佃煮や煮物などは人間用に調味してあり、塩分も高くなります。
そのため、猫が食べると過剰に塩分を摂取することになってしまいます。
塩分の過剰摂取は、猫の腎臓に負担をかけてしまい尿路結石や腎臓病を起こしてしまいます。
昆布自体にも多少の塩分が含まれていますので、与える際には味付けをせず少量を食べさせるようにしましょう。
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まとめ:猫が昆布を食べるのは大丈夫!ただし食べ過ぎには注意!
今回の記事で、猫が昆布を食べても大丈夫ということがわかり、猫に与えることも増えそうです。
しかし猫が昆布を好きかどうかはそれぞれですので、無理に与える必要はありません。
この記事では
- 猫は昆布を食べても大丈夫!昆布の栄養素や効果を解説
- 猫に昆布を与えるときの適量や頻度について
- 昆布を与える時に注意することは?ポイント3つ