猫は青魚をくわえているイメージがありますよね?そんな青魚の代表格のさんま(秋刀魚)は刺身・塩焼き・缶詰とどれもおいしいですが、実際に猫は食べられるのでしょうか?今回は猫にさんまを与えるメリットや与え方を解説します。注意すべき点も多いので熟読必須です!
この記事の目次
目次を閉じる猫はさんまを食べても大丈夫?注意点もメリットもたくさん!
秋になるととってもおいしいのがさんまですよね。
今回「MOFFME」ではそんなさんまと猫というテーマでお話ししていこうと思います。
- さんまは食べても大丈夫なのか?摂取できる栄養素なども解説
- さんまの適切な与え方や量を紹介
- 与える際の注意点もしっかり守ろう
猫はさんまを食べても大丈夫!さんまは栄養豊富!
脂が乗っていておいしいさんまですが猫に与えても大丈夫な食材なのか気になるところですよね。
この章では以下の内容でお話ししていきましょう。
- さんまは本当にあげても大丈夫なのか
- 与えることによってどのような栄養素を摂取することができるのか
- 摂取した栄養素によって得られる効果とは
猫はさんまを食べることができる!
人間でも大好きな人が多いさんまですが、猫に与えても大丈夫なのでしょうか?
結論から言うと、与え方を間違えなければあげても大丈夫な食材と言えるでしょう。
さんまにはたくさんの栄養素が含まれており、普段のフードからは摂取できないような栄養素も含まれています。
そのため、たまに与える分には栄養の補填になって良いのではないでしょうか。
さんまの栄養素や効果は?
さんまは与えても大丈夫な食材であることがわかりました。
では、どのような栄養素が含まれていて、どのような効果を発揮してくれるのかを紹介していこうと思います。
さんまは青魚の一種です。
青魚には必須脂肪酸と言われるEPAやDHAといった栄養素が豊富に含まれています。
これらの栄養素はサンプリメントにもなっているくらい嬉しい効果を発揮してくれるものだと言われています。
血液をきれいにしてくれたり、血栓の予防につながると言われています。
また、脳を活性化し、認知症などの予防にも効果的だと言われている栄養素なのです。
しかし、過剰摂取は肥満などの病気につながる可能性があるので注意が必要です。
その他にもカルシウムやビタミン類、タンパク質も豊富に含まれています。
カルシウムは骨の健康維持に役に立つと言われていますが、この効果以外にも精神の安定にも効果を発揮してくれると言われているのです。
怒りっぽかったり、イライラしていると感じたらカルシウムを摂取させてあげると良いかもしれませんね。
ビタミンは体の健康を維持する上で欠かせない栄養素です。
また、タンパク質も体を構成する重要な成分ですので、良質なものを摂取することで健康を維持することができるようになるでしょう。
さんまの適切な与え方とは?与えても良い量も徹底解説!
さんまにはさまざまな栄養素が含まれており、嬉しい効果が期待できると言うことが理解していただけたのではないでしょうか。
では、ここからはどのようにして与えるべきなのかについて解説していこうと思います。
- さんまの鮮度には気をつけて!内臓は取り除くのがベスト
- お刺身などより火を通した方が安心
- 骨は取り除いてあげると安心
- どのくらいの量を与えるのが健康的なのか
①:新鮮なさんまを!内臓も取り除こう!
さまざまな栄養素を摂取できることから、実際にさんまをあげてみようかなと思った飼い主さんもいると思います。
そんな飼い主さんはさんまの鮮度には気を配るようにしてください。
日にちが経ってしまったさんまは鮮度が下がってしまい、健康を損なってしまう可能性があります。
また、猫に与える際には内臓も取り除くようにするのがおすすめです。
内臓にはさまざまな寄生虫などが潜んでいる可能性があります。
寄生虫を食べてしまったことによってお腹を壊したり、体調を崩してしまうこともあるのです。
さんまの鮮度は口先の色が黄色く鮮やかであるのかや、目が濁っていないなどで判断することができます。
②:生魚や刺身は避けてしっかりと過熱を!
さんまは鮮度が良いとお刺身で食べることもできますよね。
さんまのお刺身が大好きと言う人も多いかもしれません。
しかし、猫に与える際にはなるべく火を通してから与えるようにすると安心です。
さんまなどの青魚にはアニサキスと呼ばれている寄生虫が潜んでいることがあります。
内臓だけでなく身にも付いていることがあるので、生で食べることによって体の中に取り込んでしまう危険性があるのです。
どんなに注意していても、身についているかの見分けがつきにくい寄生虫ですので火を通して与えるようにしましょう。
③:骨は取り除いてあげよう!
さんまにはたくさんの骨がありますよね。
猫に与える際には骨は取り除いてあげると良いです。
さんまなどの魚を食べ慣れている猫なら、骨を上手に避けて食べることができるかもしれません。
しかし、キャットフードなどを食べている猫の場合には骨ごと食べてしまう可能性が非常に高いです。
骨は喉に刺さることがあるので取り除いて与えるのがお勧めです。
猫に与えても良いさんまの量はどれくらい?
色々な栄養を摂取できるし、おいしいからたくさん与えて健康になって欲しいと考える飼い主さんもいるかもしれません。
しかし、さんまを大量に与えるのはあまり良くありません。
さんまは思ったよりも脂肪分が多く含まれているので肥満になってしまう可能性があります。
正しく与えるとしたら、おやつやご褒美として与えるくらいに留めておくのが上手な与え方です。
いくら栄養素がたくさん含まれているといっても適量を守らなければ、健康を損なってしまう危険性があるということです。
主食はキャットフードであることを忘れてはいけませんね。
さんまなどのお魚はたまに与えるからこそ、おいしさを実感することもできるのではないでしょうか。
猫にさんまを与えるときに気を付けるポイント
さんまを与える際には注意しなくてはいけないこともあります。
ここからはどんなことに注意すべきなのかについて紹介していきましょう。
- 味付けはしないようにする
- 与える量には十分に注意する
- アレルギーにも注意が必要
①:味付けはしない!塩焼きもNG
さんまを食べるときには醤油をかけたり、塩焼きにしたりと色々な調味料で味付けをすると思います。
しかし、猫に与える際には味付けはしないようにしましょう。
人間がおいしいと思うような味付けをすることによって塩分などの過剰摂取につながります。
塩分などの過剰摂取は内臓への負担を大きくし、病気のリスクを高めてしまう危険性があります。
味がないと美味しくなのでは?と思う飼い主さんもいるかもしれませんが、味付けはいらないと言うことを覚えておきましょう。
②:与えすぎはダメ!黄色脂肪症のリスクも
先ほども少し触れましたが、栄養素がたくさん含まれているならたくさん与えた方が健康に良いのでは?と思う飼い主さんもいるかもしれません。
しかし、いくら健康的な食材であっても大量に食べることによって健康を損なってしまうことがあります。
特にさんまの場合には必須脂肪酸と呼ばれる栄養素が豊富に含まれているため、大量に摂取することによって黄色脂肪症という病気につながる危険性があるのです。
黄色脂肪症は腹部のしこりや痛みを伴うこともあるので、猫を苦しめないためにも与える量には十分に注意が必要です。
どんなに栄養豊富な食材でも、適量を守ることが健康維持につながります。
③:アレルギーがないかしっかりと確認!
人間でも青魚アレルギーの人がいるように、猫の中にもアレルギーを発症する個体がいます。
初めて与える際にはアレルギーがどうかがわからないことがほとんどだと思いますので、少量から与えるようにしてください。
また、何かしらの異変があった場合にはアレルギーの可能性があるので、与えないようにすることが大切ですね。
ちなみに:大根おろしも大丈夫!猫型の大根おろしもかわいい!
さんまといえば、大根おろしと一緒に食べることでさっぱりと美味しく味わうことができますよね。
そんな大根おろしですが、こちらも猫に与えても大丈夫だと言われています。
大根はほとんどが水分でできているため、あまり水分を摂ってくれない猫にはおすすめの食材かもしれません。
大根からはビタミンCなどの栄養素も摂取できると言われています。
ただし、一つ注意しなくてはいけないのは甲状腺に疾患がある猫には与えないようにすることです。
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まとめ:気を付ければ猫にさんまを与えても大丈夫!
いかがでしたでしょうか?
今回は猫とさんまというテーマでお話ししていきました。
記事の内容を簡単にまとめると以下のようになります。
- さんまは与えても大丈夫だが、与える量には注意する
- 加熱して味付けはしないようにするのが大切
- 与えすぎは黄色脂肪症などの病気につながることもあるので注意
- アレルギーにも注意する