犬がご飯に明太子・たらこを食べたとしても大丈夫でしょうか?犬が明太子を食べた場合、アレルギーや塩分過多等になる恐れがあるので危険です。また犬が明太子を誤食した場合の対処法も気になりますよね。この記事では犬と明太子・たらこについて詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬は明太子・たらこを食べていい?誤食の対処法も徹底解説!
明太子やたらこを食卓に並べると、魚卵の香りにつられて犬がクンクンと匂いを嗅ぎにきたり、興味を示すことはありませんか?
お酒のおつまみやご飯のお供、明太子パスタに、明太子フランスパンと活躍している明太子ですが、犬に与えてしまうと体調を崩す可能性が高い食品となります。
今回の「MOFFME」では、犬が明太子を食べる危険性を紹介します。
内容は、
- 塩分過多の危険性
- 香辛料等の刺激物には注意
- プリン体が多く、特にダルメシアンは危険
- 魚卵アレルギーの可能性
- 誤飲時の対処法
- 加工食品にも要注意
明太子を食べさせることは、犬にとって何のメリットもありません。興味本位などで食べさせることは絶対に止めて下さい。
またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください!
犬が明太子を食べるのはダメ!4つの危険性を徹底解説!
ご飯のお供の代表格でもある明太子ですが、犬には食べさせてはいけない食品になります。
飼い主の「食べさせるとどんな反応を見せるのか」といった好奇心や誤飲の結果、愛犬が苦しむことになります。
何故食べさせてはいけないのか、4つの理由に分けて説明していきます。
ここからの内容は以下になります。
- 塩分量が多く、塩分過多になる恐れがある
- 唐辛子などの香辛料には注意
- プリン体が多く、特にダルメシアンには注意が必要
- 魚卵アレルギーの可能性
①:塩分量が多く、食べ過ぎは塩分過多になる恐れがある
塩漬けされており、塩分がとても高い食品です。たらこの塩分量は100gで4.6g、明太子では5.6gあります。
個体差はあるものの、大体10㎏の犬で1日に必要となる塩分量は、1.2g程度となります。
必要な塩分量を摂取することは大切ですが、与え過ぎてしまうと深刻な病気になることもあります。
最も気を付けなければならない病気は心臓病です。
過剰に摂取した塩分を薄めるため、たくさんの水分を飲みます。その結果、体内の水分量が増えていき体を巡る血液の量も増えます。
増えた血液をうまく循環させるために心臓が頑張りすぎて、負担がかかり心臓が疲れてしまいます。
1度心臓が悪くなると、完治はなかなか難しく、最後まで治療を継続する必要があります。
②:唐辛子等、犬が食べてはダメな香辛料が含まれている
唐辛子が使用されている辛子明太子にも注意が必要です。唐辛子の他にも、マスタードやわさびといった刺激の強いものは、胃腸に負担をかけることになります。
誤飲してしまうと、下痢や嘔吐などの消化器症状や食欲がなくなってしまう、という症状が現れます。
激しい嘔吐や下痢が続いてしまうと、脱水状態になります。
脱水状態が悪化してしまうと、命の危険も考えられるため、動物病院を受診する必要があります。
本体であれば、皮膚を摘まむとすぐに元に戻ります。しかし、脱水状態になっている場合には、元に戻るまでに時間がかかります。
また、呼吸が荒くなるなどの様子も見られます。
このような症状が見られた場合には、直ぐに動物病院を受診して下さい。
③:プリン体が多く、ダルメシアンは特に注意!
プリン体が多く含まれています。プリン体といえば贅沢病とも呼ばれる痛風のイメージが強いですよね。
犬もプリン体をたくさん取ってしまうと、尿路結石になる可能性があります。
また、特に注意が必要なのがダルメシアンです。
尿酸は水に溶けにくいため、結晶化しやすく尿路結石になってしまいます。ダルメシアン以外の犬は、尿酸をアラントインと呼ばれる成分に変換してから体の外へと排出します。
アラントインに変換する理由は、尿酸を水に溶けやすくするためです。
しかし、ダルメシアンは人間と同じ仕組みで尿酸をそのまま体の外へ排出します。
何故ダルメシアンだけが尿酸をアラントインへ変換することが出来ないのかはわかっていませんが、発症のリスク高いので注意が必要です。
④:魚卵アレルギーの場合、嘔吐・下痢等の症状が出る恐れがある
魚卵にアレルギーを持つ人がいるように、犬にも魚卵にアレルギーを起こすことがあります。
食物アレルギーは食物過敏症とも呼ばれ、食べた物に対して過敏な反応を起こすことを指します。
主な症状は、消化器症状である下痢や嘔吐です。また、皮膚への炎症も見られます。
下痢の症状が良く見られますが、顔や足の先、尻尾や粘膜部分に皮膚炎が現れることもあります。
食物アレルギーは、犬種や年齢などに余り関係なく起こりますが、1歳未満で発症することが多いとも言われます。
しかし、1歳を過ぎているからと安心できるわけではありません。比較的多いのが1歳未満とされているだけなので、何歳でも愛犬がアレルギーを起こす可能性はあります。
アレルギー症状が現れた時には、アレルギー検査を行うことをお勧めします。
犬が明太子・たらこを食べてしまった!誤食の対処法を徹底解説!
どんなに気を付けていても、少し目を離したすきに好奇心で食べてしまうこともあります。
そんな時は、慌てずに行動することが大切となります。
ここからは
- 少量であればまずは様子を見る
- 異変があれば直ぐに動物病院を受診する
犬が明太子を食べた!少量ならまずは様子を見よう
少量を誤って食べてしまった場合は、焦らずに様子を見ましょう。食べた直後、急激に体調が悪くなることは少ないと思われます。
数時間経過し、特に異常がなければ一先ず安心です。
しかし、何日後かに急に体調が悪くなる可能性もあるため、放置はせず体調の変化には気を配る様にしましょう。
また、普段と何か違う点などがあれば、動物病院に連絡し指示を仰ぐか直接病院を受診するようにしましょう。
明太子を誤食して体調が悪い場合、すぐに動物病院を受診する!
体調が悪くなった場合は、直ぐに受診するようにしましょう。
気を付けて欲しいのは、勝手な判断で対処しないことです。誤飲したからと、口内に指を入れ無理に吐き出させるなどは止めましょう。
喉を傷つけたり、吐しゃ物で窒息する危険性があります。慌てずに行動し、獣医師の指示に従いましょう。
病院へ行く際は、「何をいつ頃どのくらいの量」誤飲してしまったのかを正確に伝えるようにして下さい。
また、診療費が不安で病院へ行くことに躊躇してしまわないように、ペット保険に入ることも検討してみてはいかかでしょうか。
他にも、時間外診察に対応してくれる病院などをいくつかメモしておくと、いざという時に役立ちます。
補足:明太子パンやおにぎり等、加工品も与えてはダメ!
総菜パンやおにぎりなどの加工食品も与えない様にして下さい。明太子の塩分やプリン体、アレルギーの危険性だけでなく加工食品に含まれる添加物の危険性もあります。
添加物は、保存料や着色料、防腐剤などのことです。これらの中には、発がん性があるものもあります。
また、加工食品はカロリーが高い物が多く、肥満にも繋がります。
適正体重以上に体重が増えてしまうと、糖尿病を発症したり関節に負担がかかり歩行が困難になったり、痛みが生じることがあります。
その結果、日常生活のレベルが大きく下がってしまい、犬にとって不自由な生活が続くことになります。
他にも、加工食品には中毒を起こす食材が使用されている場合もあるので注意が必要です。
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しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。
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まとめ:犬が明太子を食べるのはダメ!
今回は犬が明太子を食べる危険性について紹介しました。
主な内容は
- 塩分が多い為、塩分過多になる可能性があり、酷い場合には心臓病になってしまうこともある
- 唐辛子などの香辛料の刺激により、下痢や嘔吐を引き起こす
- プリン体が多く、尿路結石になることも考えられる
- 特にダルメシアンは尿路結石になりやすいので要注意
- 魚卵アレルギーにより、皮膚や粘膜の痒みと下痢や嘔吐などが起きることがある
- 少量の誤飲であれば様子を見て、何か普段と違う仕草、行動などがあれば動物病院を受診する
- 誤飲に異変がある時には、迷わず動物病院を受診する
- 明太子を使用したパンやおにぎりなどの加工食品も与えるのはNG
- 明太子やたらこの加工食品には塩分やプリン体以外にも、添加物が含まれていることもあるので注意する