内容をまとめると
- 猫がアロエを食べるのは危険!
- アロエには毒性がある物質が含まれ、猫が食べるのは危険
- 猫がアロエを誤食した際は、すぐに動物病院を受診する
- ただしアロエが含まれる猫用グッズは使っても大丈夫!
- ペット保険の一括比較サービスを一度利用してみるのがおすすめ
猫が匂いにつられてアロエヨーグルトを食べたり、観葉植物のアロエを齧ったりした事はありますか?便秘に下剤として。皮膚病に有効?皮と葉液に危険な毒があり下痢などの中毒症状が出たりアレルギーにも注意です。一方で口内炎や炎症に果肉は有効。猫とアロエの謎を徹底解明!
この記事の目次
目次を閉じる猫にアロエを与えても大丈夫?使い方と危険性を解説!
アロエは肌の乾燥や火傷などに効くと言われていて、健康食品やダイエット食品などにも使われています。私達人間にとってアロエは万能な植物と言えるでしょう。
猫を飼われている飼い主の方の中には、猫にアロエを与えて見ようかと考えた事がある人はいるのではないでしょうか?
そこで今回「MOFFME」では、
- 猫にアロエは使い方次第?まずは3つの危険性を解説!
- アロエの皮と葉液を除いた果肉は安全?5つのポイントを徹底解説
- 補足:猫が匂いにつられてアロエヨーグルトを食べてしまった!
- 補足:猫が観葉植物のアロエをかじってしまった!
- まとめ:猫にアロエの生の皮と葉液は与えない方が良い!
猫にアロエは使い方次第?まずは3つの危険性を解説!
猫にアロエをどのように使うのかによって、猫には様々な危険性があります。与え方や使い方によって、猫に害を与えてしまう事になりかねません。
ここでは猫にとって何が危険なのか、アロエの3つの危険性を例に、お伝えしていきます。
この項では、
- 皮と葉に含まれる樹液(葉液)が危険!
- 葉液に含まれるバルバロインは下剤!中毒の可能性も
- 体温低下や下痢、腎臓に悪影響!血尿や死の危険性がある
①:皮と葉に含まれる樹液(葉液)が危険!
アロエなどの多肉植物には、皮と葉に含まれている樹液(葉液)の「バーバロイン」という成分が含まれています。
この成分を猫が口にしてしまうと、下痢などの症状を引き起こしてしまいます。酷い場合は猫が肝炎を起こしてしまう可能性があり、猫にとってはとても危険です。
この部分は、決して猫が食べる事の無いようにしなければなりません。
観葉植物として人気のアロエ等の多肉植物ですが、猫が触らないように置く場所には気をつけるようにしましょう。
②:葉液に含まれるバルバロインは下剤!中毒の可能性も
アロエに含まれている成分は他にも、バルバロインという成分があります。
このバルバロインという成分は下剤作用があり、猫がこの成分を体内に入れると、当然ながら、下痢をしてしまいます。
また、バルバロインは猫が食べてしまうと中毒症状を引き起こしてしまう事があり、嘔吐やふらつき、重症な場合は呼吸困難などを起こします。
万が一、猫がアロエを口にしてしまい、いつもと様子が少しでも違ったら、動物病院を受診しましょう。
③:体温低下や下痢、腎臓に悪影響!血尿や死の危険性がある
自宅で育ている人も多いアロエですが、意図せず猫がアロエを食べてしまったというケースは珍しくありません。
猫がアロエを食べて重篤な症状の場合、体温の低下や下痢、肝臓に悪影響を及ぼし、血尿が出たり、最悪死に至る危険もあります。
よだれを垂らして意識が朦朧としている事もあり、万が一アロエを食べてしまった時は、飼い主は猫の少しの変化も見逃さないよう、注意してみてあげて下さい。
何より、手の届く場所に猫にとって危険な物は置いておかないのが賢明でしょう。
アロエの皮と葉液を除いた果肉は安全?5つのポイントを徹底解説
ここまで、猫にとってアロエが危険だという事をお伝えしてきましたが、全てが危険なわけではありません、
治療や健康で注目されているアロエは、猫でも効果の期待できる成分が、ちゃんと含まれています。私達人間と同じ様に、猫にとってもアロエは役に立てる事もあるのです。
次にこの項では、
- 口内炎・肝機能・免疫力UPにアロエベラジュースが良い?
- 火傷などの炎症に果肉をすり潰して塗ると良い?
- 猫用アロエ入りシャンプーがある?殺菌作用に期待
- アロエ入り猫砂がある?消臭作用あり
- アロエ入りキャットフード?殺菌作用・毒素の中和
①:口内炎・肝機能・免疫力UPにアロエベラジュースが良い?
口内炎ができてしまった猫や、肝機能が弱ってしまって居る猫には、動物病院でアロエベラジュースを勧められた飼い主の方もいるのでは無いでしょうか?
このアロエベラジュースは猫にとって有毒なバルバロインという成分が含まれていないジュースで猫には害はないのです。
猫に口内炎の治療目的で、このアロエベラジュースを飲ませたり、肝機能や免疫力向上の為に飲ませる事は、珍しくありません。
これらの症状で悩まれている方は、一度アロエベラジュースを検討して見るといいでしょう。
②:火傷などの炎症に果肉をすり潰して塗ると良い?
猫が手足を火傷してしまったり、皮膚が弱っている時などに、アロエの果肉をすりつぶして塗ってあげる事で、薬のような効果は期待できるでしょう。
ですが治療目的としては効果がありますが、前途でも述べた様に、アロエには猫にとって有毒な成分が含まれています。
猫に塗ってあげる時には、溶液は除いて果肉のみを塗る様にして下さい。また、猫が塗ったアロエを舐めてしまわないように、カラーやガーゼなどで対策する事が必要です。
③:猫用アロエ入りシャンプーがある?殺菌作用に期待
猫用のシャンプーには、アロエが含まれている商品もあります。アロエベラを使った自然な成分なので、猫の皮膚にも負担が少ないので人気があります。
また、アロエは殺菌作用もあるので、健康な皮膚を保ち低刺激で安心して使用できる事から、トリミングサロンでも多く取り扱われています。
皮膚がデリケートな猫や、毛並みや痒みが気になる猫には、一度アロエベラの猫用シャンプーを使ってみるのもいいかもしれませんね。
敏感肌の猫や、乾燥肌の猫には特にお勧めです。
④:アロエ入り猫砂がある?消臭作用あり
猫砂は色々な種類が販売されていますが、中にはアロエ入りの猫砂も販売されているのはご存知でしょうか?
砂にアロエ?と、驚かれる方もいるかもしれませんが、アロエは皮膚に塗るだけではなく、アロエには消臭効果があり、天然のアロエの成分によって猫の糞尿の匂いを軽減します。
匂い付きの砂もありますが、匂いが混ざって臭くなった、と言う話はよく耳にします。天然成分なので、そのような心配もありませんね。
気になる方は是非使ってみて下さい。
⑤:アロエ入りキャットフード?殺菌作用・毒素の中和
アロエを食べると猫にとっては危険だとお話をしましたが、アロエが含まれている猫用のキャットフードがあります。
猫用なので、猫が食べても安全な様に作られているので、バルバロインの成分は心配要りません。
アロエには、殺菌作用があり、猫の体内の毒素の中和や、癌を抑える作用、また、十二指腸潰瘍などにも効果があると言われています。
猫用に作られたフードであれば問題なくアロエは食べさせる事ができるので、是非お試しください。
補足1:猫が匂いにつられてアロエヨーグルトを食べてしまった!
アロエヨーグルトは、ダイエットや時間のない朝食などにも気軽に美味しく食べられる事から、普段から食べている人は多いのではないでしょうか?
ですが、万が一、猫が飼い主のアロエヨーグルトを食べてしまったら、飼い主の方は不安になりますよね。
ですが私達人間が食べているアロエヨーグルトの中には、猫にとって有毒な樹液は含まれていないので、中毒症状を引き起こす事はないでしょう。
ですが、アロエヨーグルトには、糖分が多く含まれており、猫の体には良くありません。糖分過多になり、肥満の原因や糖尿病になる恐れがあります。
猫用のアロエが含まれている食べ物もあるので、猫に意図的に人間用のアロエヨーグルトを食べさせるのは、やめましょう。
補足2:猫が観葉植物のアロエをかじってしまった!
万が一、猫がアロエをかじってしまった場合は、下痢や嘔吐などの中毒症状などが出る前に急いで動物病院へ連れて行って下さい。
様子を見て、症状が出始めるとすでに手遅れな場合があるからです。
アロエは猫にとって有毒であり、有毒成分が体に吸収されてしまう前に、病院で胃洗浄などを行う必要があります。
万が一、手遅れになってしまったら、命の危険もあるので、いち早く病院に連れて行く事が必要です。
また、アロエの葉には、鋭いトゲがあるので、口に含むと怪我をしてしまう恐れがあります。
飼い主が目を離した隙に、アロエをかじってしまう事もあるので、猫が届かない場所に置いておくか、布やケースなどを使って、猫が触らないようにするか等の工夫をしましょう。
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まとめ:猫にアロエの生の皮と葉液は与えない方が良い!
ここまで、アロエが猫にとって危険という事をお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか?
今回この記事では、
- 猫にアロエは使い方次第?まずは3つの危険性を解説!
- アロエの皮と葉液を除いた果肉は安全?5つのポイントを徹底解説
- 補足:猫が匂いにつられてアロエヨーグルトを食べてしまった!
- 補足:猫が観葉植物のアロエをかじってしまった!
- まとめ:猫にアロエの生の皮と葉液は与えない方が良い!