内容をまとめると
- 犬がグリーンピースを食べても大丈夫!
- グリーンピースには、タンパク質や亜鉛、ビタミン類等の栄養が豊富に含まれる
- 犬にグリーンピースを与える際は、必ず茹でるようにする
- また食べ過ぎは消化不良の原因になるので要注意!
- ペット保険の一括比較サービスを一度利用してみるのがおすすめ
犬にグリーンピースは大丈夫!水分、亜鉛、炭水化物、食物繊維、タンパク質、ビタミン類と沢山の栄養があります。中毒成分はないですがアレルギー、糖質脂質の取りすぎや消化が悪いので茹でる事とあげすぎに注意しないと嘔吐下痢に。この記事では犬とグリーンピースを徹底解説!
この記事の目次
目次を閉じる犬はグリーンピースを食べられる?効果や注意点を解説
グリーンピースは、年齢問わず好き嫌いが別れる食べ物の一つですよね。
ただ、見た目も可愛らしく鮮やかな色をしているため、さまざまな料理に頻繁に使われています。
栄養も豊富なので、できれば愛犬にも食べさせたいと考えている方も多いかと思いますが、どうなのでしょうか?
犬とグリーンピースについて興味がある方のために、今回「MOFFME」では、
- グリーンピースは食べれる?含まれる7つの栄養素
- グリーンピースの与え方と適切な量
- 愛犬にグリーンピースをあげる際に気を付けてほしい4つのポイント
犬にグリーンピースは大丈夫!特徴的な7つの栄養素とは
まず、グリーンピースは犬でも安心して食べれる野菜です。そのため、愛犬が苦手でなければ与えても問題ありませんよ。
今では、ドライ・ウェット両方のドッグフードに使われていたりするので、見たことがある方もいるのではないでしょうか?
グリーンピースはコロっとした可愛らしい見た目に反して、いろいろな成分が含まれています。
例えば、
- 水分
- 炭水化物
- たんぱく質
- 食物繊維
- 亜鉛
- ビタミン類
- カリウム
①:水分が豊富!
グリーンピースの水分量は100gあたり76~77%とされています。
パサパサしている、粉っぽいという印象を持たれがちなグリーンピースですが、実際は水分量の多い野菜です。
えんどう豆の中でも水分が多く含まれているので、水分量が多い方が良い場合はグリーンピースを選んでみてください。
補給とまではいかなくても、大切な水分をグリーンピースから摂取することができますよ。
水を飲む量が少ない子などには、ドッグフードにトッピングしてあげると良いでしょう。
②:炭水化物が豊富!
三大栄養素のひとつである炭水化物も、グリーンピースには豊富に含まれています。
炭水化物は不要だとする考えもあるようですが、全く必要ないということはありません。
むしろ活動する際のエネルギー源となるため、毎日元気に過ごしていくには必要不可欠と言える栄養素でしょう。
ただし、犬が必要とする炭水化物の量は人間に比べると少ないです。
過剰摂取すると肥満に繋がり、あらゆる病気のきっかけを作ることになってしまいます。
ひとつひとつが小さいからと侮らずに、摂取量には十分注意してくださいね。
③:タンパク質が豊富!
④:食物繊維が豊富!
犬は食物繊維を摂り過ぎると消化不良を起こすことがあります。
しかし、全く食物繊維を摂らずにいると便秘などになりやすくなるため、ある程度は摂取しておいた方が良いです。
グリーンピースに含まれているのは、不溶性食物繊維という水に溶けないタイプの食物繊維です。
腸内環境を改善し、便の量が少なければかさ増しをしてくれるので、便秘予防や解消に役立ちますよ。
食物繊維というと整腸作用をイメージすることがありますが、大腸ガンの予防にもなると言われています。
⑤:亜鉛が豊富!
血液内のビタミンAを運んだり免疫力を高めたり、新陳代謝を活性化させるために必要なのが亜鉛です。
正常な味覚を維持するためにも欠かせない栄養ですし、美しい被毛、そして皮膚の状態を保つためにも使われています。
亜鉛も健康で美しい体を維持するために必要不可欠な栄養素ですが、体内で作り出すことができません。
亜鉛が不足すると発育不良などの心配も出てきますので、適正量をしっかり摂取していく必要があります。
⑥:ビタミン類が豊富!
ビタミンはCやEなどの種類がありますが、多くのビタミン類をグリーンピースから摂取することができます。
中でも含まれている量が多いと言われているのがビタミンB1ですね。
主に糖質を使ってエネルギーを作り出してくれています。
食欲の低下や疲れの解消にも役立つ栄養素なので、人間はもちろんですが犬にとっても重要で大切な存在と言えるでしょう。
ビタミンB1が属しているビタミンB群は、グリーンピースから全て摂取できるため食べておいて損はない野菜です。
⑦:カリウムが豊富!
水分の調整から筋肉、心臓の働きの調節までしてくれる、生命活動になくてはならない存在ですね。
また、摂り過ぎたナトリウムを体の外に排出する際にもカリウムが使われています。
犬にとってカリウムは重要な栄養の一つで、ミネラルの中で一番体内に多くある栄養素とも言われています。
過剰摂取は病気に繋がる恐れがありますが、適量であれば愛犬の健康を守ることができます。
毎日の食事から程よく補えるようにしていきましょう。
グリーンピースを上手に与える方法と量を解説!
グリーンピースに含まれる栄養や効果が分かったところで次は、愛犬にグリーンピースをあげる際の上手な与え方について見ていきましょう。
解説していく内容は、
- 中毒成分はないためご飯にトッピングしてもOK!
- 妊娠中や妊娠予定の子でも食べることができる
- きちんと潰せばミックスベジタブルを与えても良い
- 愛犬にグリーンピースをあげる時の適正量
中毒成分はない!安心してご飯のトッピングに使える!
グリーンピースには中毒となりうる成分は含まれていません。そのため、安心してご飯に混ぜて与えることができますよ。
食べさせる時はご飯に混ぜたりトッピングする以外にも、手作りのケーキやおやつに混ぜるのもおすすめです。
もちろん、グリーンピース単体で食べても問題ないので、ご褒美に与えるのも良いでしょう。
特に初めて食べる場合は、好き嫌いが分からないため、食べられるか判断するためにグリーンピースだけで食べさせてみると良いですよ。
葉酸も多く含んでいる!妊娠予定の愛犬にも
人間でもそうですが、犬も妊娠中や妊娠を予定している場合は、食べ物や栄養素に気を付ける必要があります。
食べない方が良い食べ物が多くある中で、グリーンピースは妊娠中、または妊娠予定の子でも安心して食べられる野菜です。
グリーンピースには胎児の成長に必要な葉酸が多く含まれており、しっかり摂取することで奇形率を減らすことができると言われています。
貧血の予防にも役立つとされているため、健康な犬はもちろん妊娠中の子にも機会ができた時は少し食べさせてみてくださいね。
ミックスベジタブルでも良い!消化を良くする為に潰して
ちょっとした付け合わせなどいろいろな料理に使えるミックスベジタブルは、犬でも食べることができます。
とうもろこしやにんじんも入っているため、グリーンピース以外の栄養も一緒に摂れてとても便利ですよ。
ただ、とうもろこしには薄皮が付いており、そのまま食べてしまうと綺麗に形が残ったまま便として排出されてしまうことがあります。
きちんと栄養を吸収し消化できるように、面倒でも薄皮を取って潰してから与えてくださいね。
犬にグリーンピースをあげる際の適切な量とは?
ウェットフードなどに入っているグリーンピースも食べたことがない犬には、安全のために2粒程度から始めてみましょう。
犬によって好き嫌いや体が示す反応には違いがあります。あまり好きではない場合は、無理して与えないようにしてくださいね。
特に問題なく美味しそうに食べている、食べ慣れている子であっても、5粒~10粒程度に抑えましょう。
体重やサイズによってある程度調節が必要ですが、決して与え過ぎないようにしっかり管理することが大切です。
犬にグリーンピースをあげる時の4つの注意点とは?
実際にグリーンピースを与える前に、ここで注意点を確認していきましょう。
気を付けてほしいことは以下の4つです。
- グリーンピースは必ず茹でてから与える!
- 消化に良くないため与える際はひと手間加えてから
- 炭水化物や糖質が多く、カロリーは高め!食べ過ぎには気を付けよう
- 初めて食べる子は特にアレルギー症状に注意
①:生はダメ!必ず茹でてからあげよう
グリーンピースを生で与えてはいけません。
理由は、生の状態だとトリプシン・インヒビターという成分が含まれているためです。
通常であれば膵臓から消化酵素が分泌され、食べたものを消化してくれます。
しかし、トリプシン・インヒビターを摂取してしまうと消化酵素の働きを邪魔してくるため、正常に消化できずお腹を壊してしまいます。
きちんと加熱すれば不活性化することができるので、必ず柔らかくなるまで茹でるようにしてくださいね。
②:消化があまり良くない!下痢や嘔吐の可能性も
グリーンピースには薄皮が付いているため、粒のまま与えるのは消化に良くありません。
よく噛まずに飲み込むと喉を詰まらせたり、嘔吐をすることもあるのできちんと薄皮を取り除くようにしましょう。
フォークや指で潰すだけでも良いですし、すり潰して与えるという方法もおすすめです。
また、グリーンピースには上記にある7つの栄養素でも紹介したように、食物繊維が豊富に含まれています。
適正量であればお腹に良い栄養ですが、摂り過ぎは下痢や嘔吐の原因になります。
愛犬が辛い思いをしてしまうので、処理と与える量はしっかりと守るようにしてくださいね。
③:食べ過ぎに注意!炭水化物・糖質・脂質が多い
グリーンピースに含まれる炭水化物や糖質、脂質は他の野菜と比べても多いです。
そのため、カロリーも1粒あたり約1kcalと高めになっています。
小ぶりなので油断してしまうかもしれませんが、与え過ぎは肥満に繋がる恐れが十分にあります。
どれも大切な栄養ですが、どんなものも過剰摂取は逆効果です。
例え欲しがっても適正量を守り、愛犬が食べ過ぎないように注意しましょう。
④:アレルギーに注意しよう!
愛犬がグリーンピースに対してアレルギーの反応を見せた時は、すぐに与えるのを中止しましょう。
どんな症状がアレルギー症状なのか分からない場合は胃かを参考にしてください。
- 下痢
- 嘔吐
- 目の充血
- 発疹
- 口の周りや皮膚などの痒み
- 発熱
- 脱毛
補足:冷凍・缶詰・生どれが一番効率よく栄養素を摂取できる?
グリーンピースは生の状態だったり、冷凍、缶詰で販売されています。
どれも同じグリーンピースですが、選ぶものによって栄養価に違いがあります。
できるだけ多くの栄養を摂取してほしい場合は、冷凍のグリーンピースがおすすめです。
缶詰だと熱に弱いビタミンCや水に溶けてしまうような栄養素が流れ出てしまいます。
生の状態だとしても缶詰と同じように一度茹でる必要があるため、欲しい栄養素があまり摂取できない場合があります。
対して冷凍の場合は、ビタミンCなら生よりも約1.4倍、葉酸なら約1.3倍多く含まれています。
缶詰と比較しても、葉酸は約10倍多いですし、ビタミンCに至っては失われているため摂取できません。
そこまで大きな差ではないかもしれませんが、なるべく多く摂取してほしいのであれば、ぜひ注目してみてください。
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しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。
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まとめ:犬はグリンピースを食べても大丈夫!
今回の記事で犬でもグリーンピースの与え方を守れば、安心して食べられることが分かりましたね。
では、最後におさらいとして解説した内容をまとめましょう。
- グリーンピースにはビタミン類やたんぱく質、亜鉛などが豊富に含まれている
- 妊娠中、または妊娠を予定している犬でも安心して食べられる
- ミックスベジタブルは他の野菜の栄養も一緒に摂れて便利
- グリーンピースは必ず茹でて薄皮を取ってから与える!
- 肥満防止のため食べ過ぎには注意
- アレルギー症状が出た時は与えるのを中止する
- 効率的に栄養を摂取してほしいなら冷凍のグリーンピースを選ぼう