猫はポカリを飲んでも大丈夫?ポカリの効果や注意点を徹底解説のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. 猫がポカリを飲むのは一応大丈夫!
  2. ポカリを与えるのは、熱中症等で水分補給が必要な場合だけにしよう
  3. ポカリの与え過ぎは塩分過多等の原因になるので注意が必要
  4. 猫用ポカリも市販されているので、そちらを与えるのもおすすめ
  5. MOFFMEのペット保険一括比較サービスを一度利用してみるのもおすすめ

人間が夏場など熱いときに飲んでいるポカリは猫に与えても大丈夫なのかどうかを説明。猫にポカリを与えても基本的には問題はありませんが、人間用であれば塩分・糖分が多く、希釈してから与える必要があります。猫用ポカリを与えてあげるのがベターです。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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猫ってポカリを飲んでも大丈夫なの?

夏などの気温の高い日はもちろん、運動中の水分補給としてもポカリスエットは便利ですよね。


主に人間用の飲み物として作られているポカリスエットですが、有害物質は含まれていないので、与え方を間違えなければ猫でも飲むことができます。


ただ、塩分や糖分が多いことは確かです。しかし、猫の状況などによってはメリットとなることもあります。


そこで今回「MOFFME」では、知っておくともしもの時に役に立つ

  • ポカリを飲ませる2つのタイミング
  • 猫にポカリを飲ませる際の3つの注意点
  • 猫用ポカリを与えたい時の方法
についてひとつずつ詳しく解説していきます。

ポカリスエットは、いつでも好きな時に好きなだけ飲めるわけではありません。

気軽に与えられるものではないですが、緊急時には助けになってくれるのでこの機会に覚えておきましょう。

またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください!

猫にポカリをあげる2つのタイミング

上記で少し紹介したように、ポカリやアクエリアスといったスポーツドリンクには、猫にとって有害となる物質は含まれていません。


しかし、ポカリやアクエリアスなどの飲み物は、何か特別な事情がない限りは飲ませない方が良いでしょう。


例えば、

  • 下痢をして水分が減ってしまっている
  • 熱中症が疑われる、または熱中症になる恐れがある
といった体調を崩している、もしくは予防目的の時です。

なぜこのようなタイミングであれば飲ませても良いのかは、これから詳しく解説していくので今後の参考にしてみてくださいね。

①:猫が下痢で水分補給が必要なとき

下痢や嘔吐をすると、思っている以上に水分が奪われてしまいます。


同時に電解質も失われてしまうので、水分と電解質の補給をするためにポカリは有効と言われています。


ただ、そのまま飲ませてしまうと塩分や糖分の摂取量が多くなります。


過剰摂取に気を付けながら水分補給をするために、飲ませる時は必ず薄めるようにしてくださいね。


また、自分から飲むことができない場合は、スポイトを使って飲ませてあげましょう。


一気に流し込むことはせず、少しずつ猫の様子を確認しながらあげるのがポイントです。


下痢や嘔吐があまりにも酷い、脱水の可能性がある場合は、ポカリを飲ませた後にすぐ動物病院へ連れて行ってください。

②:猫が熱中症の疑い・予防が必要なとき

室内飼いの猫は、夏は冷房の効いた部屋にいるから熱中症になることは無いと思っている飼い主もいます。


しかし、肥満や短頭猫、子猫、または高齢猫などの場合は熱中症になりやすいため、冷房が点いているからといって油断はできません。


もし熱中症の疑いがあったり、熱中症になりそうな時は様子を見つつポカリを与えてみると良いでしょう。


与え方は上記で紹介した方法と同じです。


ただ、下痢や嘔吐の時もそうですが、与える際は常温で飲ませるようにしましょう。


冷たい飲み物は胃や腸へ刺激を与えてしまいます。


その結果、お腹を壊してしまう恐れがあるため、暑いからといって冷えたポカリを与えるないようにしてください。

猫にポカリを与える際の注意点とは?3つのポイントを徹底解説!

ポカリを飲ませる前に注意してほしいのは、

  • 猫が腎臓病にかかっていないか
  • 薬を服用していないか
  • 人間用のポカリを与える時は必ず薄める
といったことです。

基本的には猫でもポカリを飲むことはできますが、どんな猫でも無条件で飲めるわけではありません。

猫の体に大きな影響を与えてしまう恐れもあるため、「大丈夫だろう」と軽く見たり油断したりしないようにしましょう。

詳しくはこれから解説していくので、しっかり確認してくださいね。

①:腎臓病は患っていないか?

腎不全などの腎臓病を患っている猫にポカリを与えるのは適切とは言えません。


確かに、腎臓病は脱水症状を引き起こす可能性がある病気です。


そのため、脱水の予防にポカリはうってつけかもしれませんが、そもそも人間用に作られたポカリは電解質のバランスも人間に合わせています。


猫と人間では電解質のバランスが異なるので、安易に与えてしまうと症状を悪化させてしまう危険性があります。


さらに、ポカリに含まれる塩分や糖分は、腎不全を患う猫にとって悪影響となります。


どうしても、という時はまず獣医師に相談して問題ないか確認を取るようにしてください。

②:投薬中の薬はないか?

人間が病気にかかるとポカリに薬を混ぜて飲んだり、薬を飲む前後にポカリを飲もうとする人がいますよね。


一見問題なさそうに思える飲み方ですが、薬の種類によっては効きが悪くなる可能性があります。


猫の薬も人間と同じように何かしらのデメリットがある可能性も考えられるので、薬を服用している場合は避けた方が安心です。


緊急時に飲ませたいという場合は、事前に獣医師に相談しておきましょう。


前もって飲めるかを確認しておけば、もしもの時に手間取ることなく対応できるようになります。

③:人間用のポカリであれば希釈してから

人間用のポカリを与える場合、2種類の方法があります。


大人用のポカリの与え方

私たちが普段飲んでいるポカリを与える際は、必ず水で2~3倍程度に薄めるようにしてください。


塩分や糖分の心配もあるので、忘れないようにしましょう。


また、ポカリはペットボトルだけではなく、粉末タイプも販売されていますよね。


粉末タイプを使う時も、通常の2~3倍程度まで薄めてから与えることをおすすめします。


赤ちゃん用ポカリの与え方

赤ちゃん用ポカリである「ビーンスタークポカリスエット」は、赤ちゃんの体に合わせて作られています。


成分のバランスにも違いがあり、味もかなり薄くなっているので、赤ちゃん用であれば薄めずに飲ませることができますよ。


赤ちゃん用も粉末タイプがありますし、薄める必要がないので手間もかかりません。


ただ、赤ちゃん用も大人用と同じように、緊急時以外は飲ませないようにしてくださいね。

猫用ポカリを与えたいときはどうしたらいい?

緊急時とはいえ人間用のポカリを飲ませることに抵抗があるなら、ペット用のポカリに似た商品が販売されているのでそちらをおすすめします。


ペットの体に合わせて作られているので、人間用のポカリを与えるよりも安心して与えることができますよ。


ただ、ペット用のポカリは咄嗟の時に用意できないことがあります。


急な時でも慌てないようにするために、

  • ペット用のポカリや経口補水液はどこで買えるのか
  • ポカリがない時でも安心できる猫用ポカリの作り方
について紹介していきます。

覚えておけばもしもの時も冷静に行動できるはずです。今後のために一緒に見ていきましょう。

①:ペットショップやネットで販売されているものを購入

猫用ポカリや経口補水液は、ペットショップやホームセンターのペットコーナーでも購入ができます。


ただ、お店によっては売られていない可能性もあるので、一度お店に行って確認しておくと良いでしょう。


すぐに買いに行ける距離にお店がない場合はネット通販を利用するのもおすすめです。


ネット通販だと咄嗟に用意できるわけではありませんが、お店に売られてなくても気軽に買うことができます。


家に猫用ポカリや経口補水液がないという方は、この機会に購入してみてはいかがでしょうか?

②:猫用ポカリレシピを参考に手作りして与える

人間用のポカリに抵抗があったり、猫用ポカリがないという時は手作りするという方法もあります。


作り方はとても簡単なので、いざという時のために覚えておくことをおすすめします。


必要なもの

  • 水:1リットル
  • はちみつ:大さじ1杯
  • 自然塩:小さじ1杯

猫用ポカリの作り方

水にはちみつと自然塩を入れてよく混ぜるだけです。

ペットボトルのミネラルウォーターであれば容器を用意する必要もなくなるので、さらに作りやすくなります。

ただ、ミネラルウォーターは硬水ではなく軟水を選ぶようにしましょう。

また、保存の期間は3日程度となっているので、飼っている頭数に合わせて作る量を調節することをおすすめします。

調節する場合は、水の量に合わせてはちみつや自然塩の量も変えてくださいね。

MOFFMEのペット保険一括比較サービスを利用するのもおすすめ

近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較サービスを行っております。


ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!

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まとめ:猫にポカリを与えるのは緊急時だけ!

ポカリは猫でも飲めるのかについて解説しましたがいかがでしたか?


今回の記事では、

  • 下痢や熱中症などで脱水状態になっている時に与える
  • 腎臓病や病気で薬を服用している猫には与えない
  • 飲ませる時は2~3倍に薄めてから
  • 猫用ポカリや経口補水液も売られている
  • 材料があれば猫用ポカリを手作りできる
について知ることができましたね。

健康に問題がなく、元気であれば飲ませる必要はないですしおすすめもできません。

しかし、緊急時は別です。

ただ、人間用の飲み物を与えることにどうしても抵抗がある、不安だという場合は一度獣医師に相談してみると良いでしょう。

獣医師からのお墨付きがもらえれば安心できますし、他にアドバイスが貰えることもあります。

下痢や熱中症などによる脱水はいつ起こるか分からないので、今のうちにしっかり覚えて準備できるものは事前に用意しておきましょう。

MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!